名探偵プリキュア! 第14話感想 このステキな奇跡が明日に続きますように。

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そのバッジには思いが詰まってる。困っている人の力になりたいって、強い思い!

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「ポチタン、はじめてのおでかけ!」

大きな出来事1

メインキャラクター:ポチタン

目標

 カバンのふりをしてあんなたちと一緒に学校に行くことができなくなった。寂しいし、迷惑をかけてしまって悲しい。何か違うかたちであんなたちの役に立ちたい。
 ちょうどロンドンから大事な手紙が届いたから、あんなたちに届けてあげようと思う。

課題

 ひとりでお出かけするのは初めてだ。寄り道したり犬に吠えられたりしているうち、迷子になってしまった。

 また、一方そのころ怪盗団ファントムも手紙の存在を察知し、狙っていた。

結末

【失敗】

 手紙はキュアアルカナ・シャドウに盗まれてしまった。
 幸い、そもそも持ち出す手紙を間違えていたため事なきを得たが、いずれにせよ目標は達成できなかった。

心の変化

【ポジティブ】

 あんなたちは仕方ないと言って許してくれた。
 迷子になった怪我の功名でれいと友達にもなれた。

大きな出来事2

メインキャラクター:れい

目標

 生徒会長のバッジを受け継いで以来、何があっても生徒の力になると心に決めている。

課題

 成績優秀かつ規則に厳しい性格のため、生徒たちから敬遠されてしまっている。もっと頼ってほしい。

結末

【成功】

 図書館の子どもたちに絵本を読み聞かせて喜んでもらうことができた。
 ポチタン、あんな、みくると友達になることができた。

心の変化

【ポジティブ】

 もともとあんなやみくるは他の生徒と違って、れいと距離を取ろうとする様子がなかった。
 絵本の読み聞かせで子どもたちやポチタンと仲よくなれた成功体験を踏まえ、勇気を出して自分から一歩踏み出すことで、あんなたちとも友達になることができた。

バトル

 生徒会長のバッジを素体としたハンニンダー、およびキュアアルカナ・シャドウとの三つ巴。

苦戦

 キュアアルカナ・シャドウとのバトルには対抗できるようになってきたが、そこにハンニンダーの横槍が入るとさすがに不意を突かれてしまう。

勝利

 生徒会長の思いの篭もったバッジを取り戻したい一心でハンニンダーの攻撃をはねのけた。

ピックアップ

生徒会長のバッジ

 四つ葉のクローバーの花言葉は「幸運」「私のものになって」「私を思って」など。
 このデザインは校章とも理事長のバッジともまた別のものだから、過去の生徒会長が相応の願いを込めてオリジナルでデザインしたものと思われる。歴代生徒会長もれいと同じことで悩んでいたのかもしれない。

手紙

 さりげなく本物のロンドンからの手紙が右上に見切れている。
 ジェット先輩が手紙を置いたときは明らかに机より高い位置に手を伸ばしていたから、当初は本の上に置いていたはずのものが自然に落ちてこの位置関係になったのだろう。ポチタンが間違えてしまったのも仕方ないね!

バラとマリーゴールド

 赤いバラの花言葉は「I love you」「情熱」「ロマンス」など。
 マリーゴールドの花言葉は「健康」「予言」「絶望」など。
 まあ、今話に関しては花言葉に特段意味はないだろう。単に香りの強い花としてバラが出てきたものと思われる。

 完全に余談だが、バラはコスモスやサルビアなどと違って定期的に世話をしなければうまく咲いてくれない。これが植わっているということは、近所にバラ好きのボランティア団体がいるのかもしれない。
 マリーゴールドはバラにつく害虫を遠ざけるコンパニオンプランツ。これが一緒に植えられていることを見ても、バラについて一定の知識がある人が管理していることがわかる。

請求書

 内訳が9行あるうえ、数量が2桁になっている項目が複数あるわけだが、1ヶ月でお菓子どんだけ食べているんだ。

無力者たち

 「はなまる発見! ポチタンの足跡だよ! ――あれ? 足跡が消えてる」
 「ポチタン、飛べるから」
 「そっか・・・」

 今話は力なき者たちの物語。

 目の前にある問題を一度に解決できるような名推理が展開されるわけではありません。
 地道に足跡を辿り、目撃証言を集め、名前を呼びながら探しまわることで、ようやくポチタンを発見します。

 何をしたいか、何をするべきかは最初からわかっています。
 問題は、わかっているのにできないこと。純粋な力不足。

 どうしたらいいのかわからないのではありません。
 やるべきことは明白で、それでもできないから困っているんです。
 だから、この問題を解決するには、どんなに難しそうに見えたとしても、それでも一歩ずつ歩みつづけるしかないのです。

 「それ、許可は取ってますか? カバンは学校指定のものだけ。許可のないものを持ってくるのは違反です。それが学校の決まりです」

 突如ポチタンの身に降りかかった試練。
 あんなたちと一緒に学校に通えなくなってしまいました。

 そもそもポチタンがどうして学校に着いて行きたがっていたかといえば、理由はこれ。

 「名探偵プリキュアには、それを支えるおとも妖精がいる。名探偵の身近にある者となり、いつも傍で見守る存在。――ポチタンは、がんばってなろうとしているのか。アンサーとミスティックのおとも妖精に」(第6話)

 おとも妖精であるために。

 いつも身近にいて、あんなとみくるを支えてあげたい。その一心でした。
 妖精に自ら戦う力はありません。ポチタンの場合はさらに、ジェット先輩みたいに事務所の切り盛りができるわけでも、発明のような特殊な技能もありません。ときどきしか発揮できない奇跡の力だけが頼みの綱。それでも、あんなたちの力になりたいのです。

 要は小さな子どもがやたらお母さんのお手伝いをしたがるのと同じ心理ですね。
 自分が無力であることの自覚と、大切な人の役に立ちたいと思う気持ちは両立します。

 あんなたちの役に立ちたい。おとも妖精でありたい。
 けれど今回、校則違反というどうしようもない問題に直面し、“身近にいる”という、役に立つための前提条件から剥奪されてしまうことになりました。

 ちなみに、ポチタンのこの気持ちはあんなたちに共有されません。今話通して少しも理解されることがありません。

 「『1999年7の月。私は大王となり、世界を嘘で覆う』――。ウソノワールにそう言われてすごく不安になったけど、ポチタン見てると元気が出るね!」
 「7月までまだ時間あるし、それまでに対策を練ろう」
 「そうだね。ポチタンに負けないように私たちもがんばろう!」

 あんなたちからすると、ポチタンはすでに充分役に立っているからです。
 かわいいところとか、言葉をたくさん覚えてえらいところとか。それが励みになるだけでも、すでにポチタンがいてくれてよかったと思えています。

 ただ、当然ながらポチタン自身はそれで納得できるわけがないわけで。

 だからポチタンは、冷静に考えたら少し待つだけでみんなで読めるはずだった手紙を、わざわざあんなたちのところに届けたいと思ったのです。
 少しでも役に立ちたくて。

 「これは代々生徒会長に受け継がれてきたバッジです。これをつけたときに決めたんです。何があっても、生徒の力になるって」

 一方。金田れいもポチタンと同じことに悩んでいました。

 本当はみんなに頼りに来てほしいんです。
 けれどみんなに規則を守らせることも大事。そのせいで厳しい人だと思われてしまうのは不本意ですが、誰かがやらなければいけないことです。みんなの力になりたいれいが、その貧乏クジを引く必要がありました。
 でもその結果、彼女の一番の願いである「何があっても生徒の力になる」は実行しにくくなってしまいました。

 「生徒会長の金田れいさん。私立まことみらい学園の理事長の孫娘」
 「成績は常にトップで、頼りになる会長だって評判だよ」
 「でも、すごすぎて近寄りがたいんだよね。校則や決まりごとにすごく厳しいし」
 「そうそう。私、生徒会長を見るとつい逃げちゃう」

 学校のみんな、れいが頼りになる人らしいってことはわかってくれているんです。
 なのに、実際には誰も頼りに来てくれない。遠巻きに眺めているだけ。
 れいが本当はもっと気軽に頼りに来てほしいと思っていることなんて、誰も気づいてくれません。

 ポチタンもれいも、自分にできることを探して、自分のやるべきことのために精一杯努力しています。
 なのに、様々な理由によりそれがうまくできずにいます。
 根本的には自分の力不足。いろいろぎこちないせいで周りからの理解も足りていません。目標達成のためのスタートラインに立てているかどうかからしてまず怪しい。

 さて、どうしたらいいでしょうか?

一歩の勇気

 「迷子になってしまったまるちゃんはとても心細くて、泣きたくなりました。『さびしいよう。怖いよう。誰かおうちへ、ママのところに連れていてよう』。大きな声で泣いてしまおうかと思ったときに、1羽の小鳥さんが飛んできて言いました。『ちゅんちゅん。一緒に遊ぼう』。まるちゃんは嬉しくなって言いました。『いいよ。遊ぼう!』『あっ、おうちだ! ママ、ただいま』」

 天恵。

 れいが読んだ絵本の主人公であるまるちゃんは、自力で迷子を解決できたわけではありません。それでいて、小鳥が家を見つけてくれたわけでもありません。
 この物語のなかで、まるちゃんはただ小鳥という友達と出会って元気になり、遊んでいるうちに帰るべき家を見つけています。

 ポチタンもまさにその物語のあらすじをなぞります。

 あんなたちに手紙を届けようとして迷子になり、泣きそうになりながら街をさまよい、れいと出会って友達になり、そうしているうちにあんなたちに見つけてもらえました。

 まさしく天恵としか言いようがない物語。誰かの名推理ではなく、機転でもなく、笑う門には福来たる、特に理由もなくなんとなく解決策のほうからこっちに来てくれたのです。

 実はれいもそうでした。

 「生徒会長さん。おはようございます! ・・・ええと、どうかしました?」
 「少し驚いてしまったの。進んで私にあいさつしてくれる人は珍しいので。みんな注意されたくないでしょうから」

 規則に厳しいから、というよりも無愛想すぎて本当の人となりを見せられていないだけ、とかツッコんではいけない。

 あんなとみくるは善良な生徒でした。
 校則違反を指摘されたら素直に過ちを正し、指摘したれいを恨むこともありません。
 それどころか、他の生徒たちと違ってれいにフラットに接し、必要以上に距離を取ろうとはしませんでした。

 れいに好感を持ったから他の子と違う態度になったわけではありません。
 純粋に、たまたまあんなたちがそういう子だっただけです。

 「静かに。図書館ではそれが決まりです」
 「えー。だって」「つまんないんだもん」

 こちらの子どもたちもまことみらい中学校の生徒たちとは少し違う反応。
 何が違うって、自分たちが困っていることを正直に打ち明けてくれています。

 れいの態度は中学校でのものと変わりありません。見ようによっては威圧的にすら感じられる仏頂面。
 これを相手に言い返せるこの子たちはなかなか度胸がありますね。あるいは見た目以上に切実に退屈を持てあましていたか。

 ともあれ、子どもたちが“相談”してくれたからこそ、れいは「絵本を読んであげる」というスマートな解決策を提案することができました。
 中学校ではやりたくてもできなかった対応です。なにせ、みんな怖がるばかりで誰も頼りに来てくれないので。

 「『まるちゃん、お帰りなさい。シチューがあるわよ』 おうちに帰ったまるちゃんは、出会った友達のことを嬉しそうにお話しました」

 この、たまたま降って湧いた貴重な機会は、れいにとって大きな成功体験となりました。

 そうとも。機会さえあれば、やっぱり自分は誰かの役に立てるんだ。
 今まではきっかけがなかっただけで、「生徒の力になりたい」というこれまでの自分の思いそのものは、けっして間違いじゃなかったんだ。

 さて。

 あなたがれいの立場だったとしたら、次にどんな行動を取りますか?
 うさぎ転げた木の根っこ、今回たまたま得られた偶然がいつかまた起きることを期待し、次の機会に備えて守株しつづけますか?
 それだって別に悪い選択じゃないと思います(私はね)が、少なくともれいは違う選択をしました。

 「れい!」
 「『れいさん』だよ、ポチタン」
 「いいよ、れいで。あなたたちにもそう呼んでほしい。敬語もいらない」

 ここが今話で一番大事なところ。

 れいは一歩踏み出しました。
 けっして分の悪い賭けではありません。あんなとみくるがいい子だってことはすでにわかっています。自分を変な目で見ていないことも。こういう言いかたをすれば、彼女たちならきっと友達になってくれることでしょう。

 逆を言えば、れいはこのくらい分のいい場面でも、自分からは行動してこなかったんでしょう。
 そういう積み重ねがあるからこそ、今の彼女の学校での評価があります。

 「悩んでるだけじゃ始まらないよ! 『一歩踏み出せば答えはついてくる。一歩の勇気が答えになる』だよ!」(第1話)

 かつて、あんなのこの一言がみくるを大きく変えたことがありました。

 実際のところみくるは初対面のあんなにあれこれ世話を焼いてあげて、服まで買ってあげるような、行動力も優しさもあるすごい子だったわけですが、本人の自己評価はけっしてそんなに高いものではありませんでした。
 彼女があんなと背中を預けあえる、強くて頼もしい子になれたのは、あのとき、あの一言をきっかけにして、一歩踏み出すことができたからです。

 かつて、れいは無力な子でした。

 「どんなときでも生徒の力になりたい」という気高い志を持ちながら、実際にはそれを実践する機会に恵まれず、手助けしてあげたかった生徒たちからはいたずらに怖がられるばかり。
 自分自身がやりたいと思ったはずのことひとつ、自力ではいつまで待てども実現できない、力なき子でした。

 機会に恵まれなかったのは、まあ、天運もあるでしょう。
 けれど人事を尽くして天命を待つ、ともいいます。彼女は今回、偶然に恵まれたことに満足しませんでした。次へと繋げに行きました。
 その小さな勇気。

 達成感に満ちた彼女のこの笑顔こそが、今話の核心です。

 なお、そういうストーリーならポチタンのほうにも何か一歩踏み出すエピソードがあってほしいところですが、特段そういうのは描かれることがありません。
 まあね。ポチタンまだ幼児ですし、そもそも自己評価と違って実際にはあんなたちにすごく頼られていますしね。あえて描くまでもなく、私たち視聴者から見てもあんなたちと良い関係を築けていることは明らかです。

 そこらへんを端的に表現する意味でも、異様に勇ましくてカッコいいプリキュア・アンサーはなまるソードの新バンクがあるんでしょう。

 かくして、涙決壊寸前だった迷子たちは、幸せの青い鳥と出会い、笑顔を取り戻すとともに、偶然にも問題解決の機会を得ました。
 この得がたい友人との出会いを、彼女たちは誇らしげにママに話します。
 明日も、これからも、今日のステキな奇跡を長く続けられますように、と。誓いを込めて。

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    コメント

    1. ピンク より:

      今の今まで先生が何も言ってないであろう辺り、そもそもそこまで厳しい校則かという疑問はありますが……
      そういや携帯電話みたいな使い方してるプリキットボイスメモも特例扱いなんですかね。1999年当時より今のスマホの方が、よっぽど子供が不用意に持ち歩くと危ないでしょうに、寛容な世の中になってるらしい不思議。

      ポチタンが手紙を間違えてることには全然気づきませんでした。
      ほんと油断ならないアニメです。

      • 疲ぃ より:

         教員より生徒のほうが校則に厳しいのは中学校あるあるですねえ。
         れいの場合は特に、悪い生徒を咎めたいわけではなく、むしろ叱られないように先回りして綱紀粛正しているっぽいので、先生がたより過敏になっていたんでしょう。なにせ「許可は取っていますか?」ですもん。“自分は怒ってないけど先生がどう思うかはわからない”って心配がよく表れています。

         学校への携帯電話の持ち込みは当時結構な議論になっていたはずです。家族との連絡手段として持たせたい気持ちもよくわかるから校内では先生に預ける、みたいな譲歩から始まって、街中の公衆電話の減少に伴って認めざるをえなくなった流れと記憶しています。
         テレホンカードも廃止になって、学校に公衆電話を設置したところで使うには小銭を持ち込まなきゃいけなくなっちゃいましたしね。

         手紙はまあ、他に複数届いている描写があの一瞬のカットにしか無かったので、気づけというほうに無理が。

    2. 東堂伊豆守 より:

      「HUGっと!プリキュア」や「ヒーリングっどプリキュア」に於いて、「プリキュアが手を出すべきではない禁忌」という意味合いで出されてきた“プリキュアの剣”。
      「わんだふるぷりきゅあ!」でもキュアニャミーの爪攻撃に同様の意味合いを持たせていて―――とにかくプリキュアシリーズに於いては“斬撃”を「相手の生存そのものを否定する行為」の象徴として扱い、それを「プリキュアが忌避すべき振る舞い・価値観」としてアピールする傾向が強かったのは確かなんですよ。
      で、本作「名探偵プリキュア!」で今回(非常に唐突に)お出しされた斬撃「アンサーはなまるソード」。
      どうにも気になるのが、フィニッシュで「刀身が砕け散る」エフェクトを採用している点で、果たして本作スタッフがどこまで「斬撃に打って出るプリキュア」を肯定的に扱うつもりなのか今一つはっきりしないんですよね……。
      さらに、キュアアンサーの“先輩”にあたるキュアアルカナ・シャドウの得物が“杖”で、よりディフェンシブで「相手の生存は否定しない」姿勢を「主人公に対するアンチテーゼ」を担う人物に採らせているのも引っ掛かるポイントだったりします。
      まあ、キュアニャミーも「主人公組に対するアンチテーゼ」という位置付けで登場したキャラクターでしたが、あちらは「克服すべき課題を抱える」キャラクターという方向性がかなり明確だったのに対して、本作のキュアアルカナ・シャドウは逆に「主人公が克服すべき課題を突き付ける」役割を担っている方向性を強く感じさせ……やっぱりキュアアンサーの斬撃を(少なくとも全面的には)肯定しない、というのが東堂いづみの基本姿勢のように見えてしまうんですけど……はてさて。

      • 疲ぃ より:

         たぶん一番の理由は、女児向けオモチャは硬くて脆い(デザイン重視で透明樹脂を多用する)からだと思いますよ。あの業界、『セーラームーン』の時代からそのあたりはずっと苦労してきたようで。
         プリキュアシリーズで剣モチーフでいったら『Yes!プリキュア5GoGo!』のキュアフルーレが先でしたが、あれも映画以外では剣戟に使わないよう配慮されていましたし。
         キュアアルカナロッドは珍しく劇中で振りまわして戦う武器ですが、オモチャ版はやたら短くリデザインされていて、子供が振りまわせないようになっていますし。
         今回も刀身はあくまでエネルギー体であって、プリキットミラールーペで斬りつけないようにしてありますし。それにしたって(できる範囲で)全力で趣味に走ったな!って印象ですが。

         たしかに『わんだふるぷりきゅあ!』や、あと『HUGっと!プリキュア』で主人公が斬撃を問題視する展開はありましたが、そのロジックは都度説明されてきました。
         むしろ逆に『ヒーリングっどプリキュア』が凄惨な絶滅闘争に挑むことになったとき特段の自己弁護が無かった(最終話で軽く警鐘を鳴らした程度)ので、シリーズとして敵を傷つけることに過剰な忌避感を持つ思想は無いんだろう、と私は思っています。

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