HUGっと!プリキュア 第45話感想 小さな小さなプレゼント。

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プレゼントはもうもらいました。でも、もう一回――HUG。

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(主観的)あらすじ

 サンタさんが風邪をひいてしまったようです。トナカイさんも風邪をひいてしまったそうです。このままではクリスマスができません。めちょっく!
 というわけで、みんなでサンタさんのお手伝いをすることにしました。
 ラッピングのデザインはお絵かき上手なはなの得意分野。他のみんなもめいめいにプレゼントの準備をして、乗り物はドクター・トラウムがメカトナカイを用意してくれました。実際にプレゼントを配るお仕事ははなとえみるが受け持ちます。

 ひょうきん者のドクター・トラウムが今日に限ってサンタさんに丁寧な挨拶をしています。最初は訝しんでいたルールーでしたが、彼の様子を観察するにつれて、その思いに気付いてしまいました。
 ルールーはドクター・トラウムに自分の気持ちを伝えるため、以前食べてとてもおいしかった「ママの復活カレー」に挑戦してみることにしました。このレシピは別の料理に失敗したはなのお母さんがとっさにアレンジしてできたものです。ルールーもそれに倣い、失敗を恐れず精一杯の気持ちを込めて料理します。

 プレゼントを配るはなとえみるは、夜になっても眠れずひとりで泣いている女の子と出会いました。
 はなは事情を聞いてみます。両親が仕事で家にいなくてさびしいんだそうです。でも、ひとりで泣いているということはずっとさびしい気持ちを我慢していたということ。はなたちはそのがんばりを褒めて、クリスマスに家族で遊べるオモチャをプレゼントしてあげるのでした。
 サンタさんのプレゼントは無事みんなのところに届き、街中にアスパワワが溢れます。

 一方、自分の若さが失われることを恐れていたジェロスはいよいよ追い詰められていました。彼女は我が身をオシマイダーに変えてしまうアイテムを使ってまでパワーアップし、プリキュアに襲いかかります。
 望んでいた未来を見込めず、チヤホヤされることも少なくなり、長年連れ添ってきた部下たちにも離れられて絶望していた彼女に対峙したのは――、そのかつての部下たちでした。
 彼らはクライアス社を退職してからもジェロスのことを案じていました。ジェロスの元から離れていったのは彼女を見限ったからではなく、自分たちの側が彼女にふさわしくないと思ったから。けれどこれからは歳を取ってもずっと一緒にいることを誓います。そうすることこそが彼らの本意でした。

 ドクター・トラウムも、ルールーも、ジェロスの部下たちも、もちろんはなも、みんなそれぞれ自分にできることを一生懸命がんばりました。その結果、今年のクリスマスは最高に幸せな一日にできたのでした。

 『賢者の贈りもの』という、とても有名な短編小説があります。
 とある貧しい夫婦のクリスマスのお話。妻は夫が大切にしている懐中時計用のチェーンを買うために、自慢の長髪を切ってお金に換えました。夫は妻の美しい髪をとかす櫛を買うために、祖父から受け継いだ懐中時計を質入れしました。あとに残ったのは吊す時計のないチェーンと、とかす髪のない櫛だけ。けれどふたりは幸せでした。
 プリキュアは自己犠牲こそ好みませんが、今話の物語の根底にある精神はこの小説とよく似ていると思います。
 誰もが誰かのために、自分にできる精一杯のことをがんばりました。その結果、みんなで幸せになることができました。何をもらえたから嬉しい、というわけではなく、プレゼントにどれほどの思いを込めてもらえたのか。それが何より重要な問題だから。

 未来には歌がなく、クリスマスやハロウィンなどの風習も廃れ、ハリハリ族は住んでいた土地を追われ・・・。どうやら未来は私たちが想像するよりはるかに荒廃しきっているようです。ジョージ・クライが時間停止こそ万人の幸福であると考えるのもむべなるかな。
 けれど。それでもです。プリキュアが戦うのはそんな壮大な大義のためではありません。
 「地球のため。みんなのため。それもいいけど忘れちゃいけないことあるんじゃないの?」(『ふたりはプリキュア』エンディングテーマ『ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!』)
 プリキュアは日常を守るヒーローです。自分たちの日常を守るために世界を脅かす巨悪と戦い、そしてみんなの幸せを勝ち取ってきました。みんなを幸せにするのに大義なんて必要ありませんでした。
 プリキュアの物語に寄りそう思いはいつだって、小さな幸せのための小さな努力。その積み重ね。

花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき。

 「君は僕を求めていない」
 救いを求めて差し出された手を、ジョージ・クライは笑って捨て置きました。

 「理想の王国。そこでは皆が心穏やかに微笑みを絶やさない、花が咲き乱れる美しい国」
 「新たな苦しみがなければ皆笑顔でいられるだろう? だから、時間を止めよう。皆が笑顔のまま暮らせるように、ともに終わらぬ永遠を」
(第23話)
 彼の理想としている世界は誰もが心かき乱されず、穏やかに暮らせるというもの。凪いだ幸福。
 「Little by little, little by little. 誰も来ない。私のもとからみんな去っていく。Why? なぜ戻ってこないの? 私から美しさが失われているから? 時とともに私の能力が、輝かしい私が曇っていく」
 「Go away.誰も戻らない。輝け輝けと言われて女として精一杯輝いた結果がこのザマ。こんな世界ぶっ壊れればいい」
(第34話)
 対してジェロスの求めている理想は、常に誰かの賞賛によって承認欲求を満たしてもらえる環境。

 ジョージ・クライの事業に協力して永遠の若さを維持できたなら、とりあえず賞賛を受けるための前提条件はクリアできるかもしれません。けれどその世界には肝心の“他人”がいません。みんな時間を止められているので、誰もジェロスの若さを褒めそやしてくれないでしょう。
 「理想の王国・・・。I want you to teach me.そこにたどり着けば私のheartにも安らぎが?」
 ありません。
 これ以上誰かが周囲から離れていくことはなくなるでしょうが、代わりに周りの誰も彼女の承認欲求を満たしてくれなくなります。

 「社長。私の部下・ジンジンとタクミのことなんですが――、そろそろクビにしようかと。ミスばかりの部下はこのジェロスにふさわしくありません」(第31話)
 かつて、腹心だった部下たちを捨てました。
 無能な彼らをいつまでも従えていたら自分の評価までもが下げられてしまいかねなかったからです。

 ジェロスは未来を恐れていました。時間が過ぎ去るほどに自分の武器である若さが刻々と失われていき、誰にもチヤホヤされなくなるからです。
 恐れていました。いつか自分を認めてくれる人がいなくなってしまうことを。

 干渉される恐れをなくすことで凪いだ幸せを得ようとするジョージ・クライの思想とは、そもそも真逆の方向を向いていました。

風も吹くなり。雲も光るなり。

 「私、なんかすっごい幸せだ!」
 はなにとって、今年は最高のクリスマスになりました。
 「パパ! ママ! 私サンタさんに会ったの!」
 「うーん、いい感じ! バブリーで!」
 「ノリノリクリスマスっしょ!」
 「5分以上盛りあがること間違いなし!」
 「こういうクリスマスも悪くないね。オシャレだろ」
 「めっちゃイケてる!」
 「メリークリスマス、お父さん」
 「愛しているよ、ルールー」

 たくさんの笑顔と出会えたからです。

 「なるほど。サンタさんはみんなにプレゼントを配ってくれる優しい人なんですね」
 クリスマスといえば一番のお楽しみはなんといってもクリスマスプレゼント。良い子のところにはサンタさんからのプレゼントが届くといいます。
 でも、サンタさんはいったいどうしてプレゼントをくれるんでしょうね。良い子のためのご褒美? でもそんなことをしてサンタさんに何の得が?
 今話においてその理由は単に「優しい人」だからと説明されます。

 「ちょっと早くなっちゃうけど、クリスマスプレゼント」
 そしてプレゼントをくれるのは必ずしもサンタさんだけとは限りません。お父さんやお母さんもプレゼントをくれることがあります。(そして不思議なことにそういう家にはサンタさんが来ないこともあります)
 どうしてプレゼントをくれるんでしょうね。こちらについてもサンタさんと同様、深い意図が語られることはありません。
 「台本に監督からのアドバイスを書き留めるとき使ってたの。さあやにあげる」
 たとえばさあやのお母さんは自分の大切な持ち物を娘にプレゼントしてくれました。
 「さあやが女優として、登場人物の心を理解しようとがんばった経験は、きっと医者になったときにも役立つはずよ。きっとさあやは患者さんの心に寄りそえるお医者さんになれるわ」
 それも、とびきりのエールをプレゼントに込めて。
 いったいどうしてこれほどの優しさを、しかも何の見返りも求めずに贈ってくれるのでしょうか。
 (※ 話の流れとは関係ないんですが、ここで女優として培ったさあやの知恵が医者になっても生きると言及されたことが個人的に嬉しかったです)

 「・・・というわけで、サンタ見習いとしてよろしくお願いします」
 「うむ。皆で子どもたちに夢を届けよう」
 「がんばります」

 いつものおちゃらけた言動からすると少々似合わないことに、ドクター・トラウムはサンタさんに対して丁寧な挨拶をしました。
 ルールーには意外でした。だって、これはドクター・トラウム側には明らかに得のないことです。むしろメカトナカイまで提供していて、これまでの彼の言動から考えてももう少し居丈高になってよさそうなものなのに。いったいどうしてこんなにやる気なんでしょうか。
 「しっかし驚いたわ。あんたが子どもたちの笑顔のためにがんばるとは」
 「私はそこまでできた大人ではない。たったひとりのためなのだよ。その子の笑顔を見たいという夢」

 サンタさんは優しいからプレゼントをくれるんだといいます。けれど、ドクター・トラウムの場合はそこまで大それたことをしているつもりはないんだそうです。ただ、ルールーに喜んでもらうため。たったそれだけのために、結果的にこんな大それたことをしているというのです。
 不思議ですよね。
 やってることは結局、すごく優しいことじゃないですか。サンタさんと同じくらいに。

 クリスマスイブの夜は大人たちみんなが優しくなります。まるでサンタさんになったかのように。
 子どもたちにステキなプレゼントをくれて、そして見返りを求めません。
 プレゼントを開けて大はしゃぎしている子どもたちを見守って、自分も嬉しそうに微笑むんです。

生きてゐる幸福は、あなたも知ってゐる。私もよく知ってゐる。

 「ルールー。ちょっとだけ素直になってみませんか」
 どうして大人たちはクリスマスイブの夜、優しくなるんでしょうか?
 実は、自分でもやってみればすぐにわかることだったりします。
 「ママの復活カレー、食べてほしい人がいるんです」
 その気持ちはサンタさんも、大人も、子どもですらも、誰もが当たり前に持っているものでした。

 はなたちは今日、たくさんサンタさんのお手伝いをしました。
 何の見返りもないのに。別にサンタさんから助けを求められたわけですらないのに。自分たちの方から名乗り出て、一生懸命がんばりました。
 「ふふ。喜んでくれるかな」
 「笑顔になってくれたらいいですね」

 単純に、楽しかったからです。誰かを笑顔にすることが。

 フレフレみんな、フレフレ私。
 はなたちが口癖のように語り、そして実践してきたフレフレは、いつもふたつセットでした。
 みんなにがんばってほしいといつも思っていました。それと同じくらい自分もがんばりたいといつも思っていました。
 というか、そのふたつの目的はどちらも同じものでした。輝く未来を目指したい。そのためには自分だけががんばっても、みんなにだけがんばらせても、それだけではダメでした。未来においてどこかに笑っていない人がいたら、それだけで未来の輝きがくすんでしまうように思えたからです。
 「わかりやすう言うたら時間が止まってしまうんや。誕生日もクリスマスもお正月も来いひんちゅうこっちゃ。そして――はぐたんも大きなられへんのや」(第2話)
 自分が笑顔になることも、他の誰かを笑顔にすることも、同じくらい価値のあることでした。そのための努力はいつだって、とても楽しいものでした。

 「おいしくなあれ、おいしくなあれ」
 「君はパパとママが大好きなんだね。がんばってて偉いね。よしよし。いい子、いい子」

 誰かのために心を込めてつくる料理。あるいはサンタさんの仕事のお手伝い。誰かを笑顔にできることって、自分まで笑顔になれることでした。

 「パパ! ママ! 私サンタさんに会ったの!」
 「うーん、いい感じ! バブリーで!」
 「ノリノリクリスマスっしょ!」
 「5分以上盛りあがること間違いなし!」
 「こういうクリスマスも悪くないね。オシャレだろ」
 「めっちゃイケてる!」
 「メリークリスマス、お父さん」
 「愛しているよ、ルールー」

 みんなが誰かの笑顔のためにがんばって、自分もみんなの笑顔のためにがんばって・・・。今日はそういうステキな関係性に気付くことができました。

 「私、なんかすっごい幸せだ!」
 だから、今年は最高のクリスマスでした。

花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かれど、

 「あんたたちは知らないのよ。どれだけがんばってもかわいがられるのは若いうちだけってこと! 歳を取るたび世界が色あせていく・・・。そんな未来、猛・オシマイダー!!」
 ジェロスは自分を認めてくれる人がいなくなってしまう未来を恐れていました。

 ならば、だからこそ時間を止めようとするのは間違っています。
 彼女の幸福は他人との関係性のなかにあるからです。誰かに賞賛してもらえるように努力し、そして賞賛されることでまた努力したいと思える活力を得る・・・。この愚かな女性は、誰かの笑顔を見ることにこそ幸せを感じていたんですから。

 「私、いつか絶対この国のトップになるわ。そしたら毎日フレンチよ!」
 彼女は努力家でした。
 「冷えてきたな。きちんと暖かくしてるかなあ」
 「あの人、冷え性なのに薄着だから」

 してきたことの善悪はさておき、自分を高く評価させるためならどんな苦労も厭わない人でした。
 ときには情事を利用してライバルを蹴落とし、ときには長く連れ添ってきた部下たちをもを切り捨て、ひたすら上へ上へと邁進していきました。
 「俺たちはあなたの笑顔が大好きなんだ!」
 ふたりの部下は、そんな彼女のことが好きでした。
 この人は褒めたら素直に喜んでくれるし、褒めるに値するだけの努力を行う人でもあったから。
 「メシなんてなんでもいいんです。3人一緒にいられれば」「楽しい気持ちは当社比2倍」「爺ちゃん婆ちゃんになってもずっと一緒にいましょう」
 美貌も損得も関係なく、純粋に応援したくなる人だったのでした。

 林芙美子という詩人がいました。
 幼いころから波瀾万丈な人生を送った女性なのですが、最初に賞賛を浴びた仕事を皮切りに、まるで取りつかれたように執筆業に没頭して・・・、ついに若くして体を壊して亡くなってしまいました。
 彼女は色紙を求められたとき好んで二行詩を書いたといいます。

花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かりき

 長らく原詩が不明で、彼女の生き様から様々な解釈がなされたそうですが、後にこの二行を含んだ未発表の詩が発見されることになりました。

風も吹くなり
雲も光るなり
生きてゐる幸福は
波間の鴎のごとく
漂渺とただよい

生きてゐる幸福は
あなたも知ってゐる
私も知ってゐる
花のいのちはみじかくて
苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり
雲も光るなり

――レファレンス協同データベース 「林芙美子の『花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かりき』という詩の出典と全文を知りたい。」

 花の生涯は短く、苦しいことばかりだけれど、そこにはそよぐ風がある。輝く雲もある。
 人生における幸福なんてどんなものかははっきりわからない。それでもここに幸福があることは、誰であっても知っている。

 「ジェロスさん」
 「これ、バイト先でもらったケーキです」
 「・・・売れ残りでしょ」
 「そんなの関係ないですよ」
 「うまいんですから、これ」
 「ふん。――仕方ないわね。今夜はパーティよ!」
 「かしこまり!」

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    コメント

    1. 東堂伊豆守 より:

      SECRET: 0
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      「賢者の贈り物」のお話の最後に「このあと滅茶苦茶×××した」というフレーズをくっつけると、一見台無しになるかと思いきや「幸せってそういうものだよね」と納得出来てしまったりする冬の日。皆様いかがお過ごしでしょうか。
      でも、それではジョージがパップルやジェロスと肌を合わせていたとき、彼の胸に去来していた想いは如何なるものであったのか……と考えると、本作がメインテーマとして掲げる"ハグ"が、無条件に賛美出来るものでもないダークさダーティさを垣間見させてきて、相変わらず本作は"物事の二面性"を描くことに執念を燃やすよなぁと戦慄してしまうんですが。
      そういえば「ほまれから告白を受けたハリーが、ほまれをこれ以上傷つけない為にあえて彼女の体に触れることを自制する」シーンなんかも、"ハグ"の価値を無条件には肯定しない、というこだわりを感じさせて、いやはや東堂いづみセンセイは実に執念深い。
      そして次回は遂に、「"ハグ"のダークさダーティさを未だ知らぬ少女」野乃はなに「未来をダークさダーティさからでしか見ることが出来ないオッサン」ジョージ・クライが"プロポーズ"するエピソードらしいんですが……。まさか「未来を救う為にはながジョージとの"政略結婚"に応じる」とかいう展開になる、とか?!
      まあ我らが東堂いづみセンセイが「何でもできる、何でもなれる」という謳い文句の中に「結婚できる。花嫁になれる」を含まないで済ますという不誠実な仕事をするとは思えない、んですが、とはいえ結婚(という制度)が持っていた自己犠牲的側面にまで踏み込むのか……?!何にせよ、来年1月の最終決戦はこれまで以上に(精神的に)ハードな展開となるのかもしれません。クワバラクワバラ……。

    2. 疲ぃ より:

      SECRET: 0
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      > このあと滅茶苦茶~
       一般的に恥じらうべきとされていることをあえて明け透けにする、というところに面白みがある冗談であって、愛する者同士が情交すること自体は何もおかしいことじゃありませんからね。(意味もなくマジレス)

       ジョージの情事はHUGっと!プリキュアにおける“HUG”としてそもそもカウントされるようなものなのか・・・?(意味もなくダジャレ)
       あの人パップルのこともジェロスのことも絶対何とも思ってないですよ。ジェロスなんて「君は僕を求めていない」ってことに気付いていながら素知らぬ顔で放置してましたし。
       HUGは心を通じあわせるための手段みたいなものとして描かれてますから、そもそも心を通わせる気がない、肉体だけの関係はHUGとはいわないのではないか、と考えますね。あー、でもパップルの側からしたら彼の心をこそ求めていたわけで、一方通行ながらHUGであったともいえるんですね。重いなー。

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