キミとアイドルプリキュア 第31話感想 キミがいてくれるから、私こそがセンター。

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なくすなよ、その絆。

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「アイドルプリキュアのセンター!?」

大きな出来事

メインキャラクター:うた

目標

 アイドルプリキュアのセンターを決める。

課題

 これまでなんとなくうたがセンターを務めてきたが、こころが言うには、アイドルグループのセンターはグループの顔となる、意外に重要なものらしい。
 そうであるなら、ファンからアンケートを取ってみたり、しばらくみんなでローテーションしてみたりして、一度客観的に考えてみるべきだとうたは思う。

解決

 実際のところなんとなく話題に上がっただけで、メンバーみんな、うたこそがセンターにふさわしいと思っていたようだ。
 先輩アイドルのカイトも「センターはひとりではできない」と言っていた。うたはみんなとの絆を大切に思っている。ならばみんなからの信頼を正面から受け止め、自分がセンターに立つべきだと思った。

バトル

 ポップコーン散らばし男を素体としたポップコーン型ダークランダー。

苦戦

 ダークランダーそのものには苦戦しなかったが、流れ弾がまだ観客のいる映画館に飛んでしまったり、センター決めが決まっていなくてうたがうろたえたりした。

勝利

 前話でうたを仲間と認めたメロロンをはじめ、全員がうたを支えながら戦ってくれたおかげで、うたも自信を持って最先鋒に飛び出すことができた。

ピックアップ

動画アップリ

 「そういえば言い伝えで、写ってる人みんなに許可を取らないとメロー!」

 そんなルールだったのか・・・。ふわっとしたことしか言わないピカリーネ様と違って、読書家の情報整理力は頼りになるー。

センター争い

 相変わらずのアイドルっぽいこととりあえず全部やっておきたいガールズ。
 あえて現実的に考えるなら、現行のセンターが多数派にならないアンケート結果はよっぽどのことだと思う。

 個人的にはあんまり気にしたことがない(どうせフォーメーションダンス中に目まぐるしく変わるし、曲目ごとにも変わるし)が、広告戦略的には大事なことらしい。
 なお、フォーメーションがアシンメトリーになることは実際にはそれなりによくあること。配置を調整すればそこまで違和感は出ない。

映画

 なんか最近また炎上案件が多発しているようですし、オッサンオバサンどもはちゃんと風呂に入って洗濯もしたうえで、子どもたちの邪魔にならない常識的な鑑賞姿勢を心がけましょう。
 本来求められているのはたったそれだけの当たり前のことです。当たり前のことすらできない人がいるから当たりが強くなるんです。良い子のお父さんお母さんがたは、私たちなんかよりずっとはるかに周りへの配慮を徹底しています。

ロケ弁

 どうやらキュアズキューンとキュアキッスは炭水化物抜きダイエット中のようだ。

ハートガーデン

 なんか急に生えたバトルフィールド生成技。いわゆる採石場、あるいはデリシャスフィールド。キュアキッスの能力に今さら疑問を持ってはいけない。
 バトルシーンに“人の心の闇と直接戦う”という新しい要素が追加されたから、“誰かの大切なものが破壊されてしまう”的なシチュエーションを描く必要がなくなったのかもしれない。

回転演出

 実写と違ってアニメは手作業で1コマずつ描く必要があるため、パターン流用ができない回転カメラは避けられがちな演出のひとつ。
 映画制作で3Dモデルを使い倒したことで何か技術蓄積ができたんだろうか? コマ送りしてみても画の破綻がまったく見られない。

 今日はプリキュア以外にどうしてもリアルタイムで見たいVTuberのイベントが昼夜2公演もあって、明らかに時間が足りなかったので、生まれてはじめてポモドーロ・テクニックなるものを導入してみました。(今さら・・・?)
 集中力というか、緊張感が持続して割といい感じです。間に挟まる5分休憩を何に使ったらいいのかわからなくて持て余しますが、考えてみれば普段はちょっとトイレに行ったり資料を検索したりするついでに余計な脱線をしてしまいがちだったので、そういうのを5分の間に詰め込んでやればメリハリがつきますね。

 なお、書き上がりまでにタイマー2周分かかりました。つまり(小休憩含めて)だいたい4時間。しかも原稿を書いたあとスクショを集めたりWordPress上で編集したりする時間別途。
 間に昼の部のイベント配信を楽しんだとはいえ、4時間もかけておよそ7000字しか書けていません。・・・うーん。根本的に私の生産性が低い。

センター争い、参加者1名

 「もし、ウインクがセンターだったら――。キラッキランラン! キュンキュンなら――? キラッキランラン! うーん、どっちもキラッキランラン。・・・誰もが認めるセンターかあ」

 夜も眠れないくらい心にしこりができている割に、考えていることが妙に能天気なうた。

 メロロンがプリルン第一主義を譲るようになったぶん、(もともとそんなに、ではありましたが)こういう身内の問題に対する切迫感はさらに薄くなりました。
 でも、だったらどうして、今回うたはこんなにセンターというものにこだわっていたんでしょうか?

 「そうだ、プリルン。また勝手に動画アップリしたでしょ」

 「5人でステージできてうれしかったプリ。早く見てほしかったプリ」

 前々からファン1号として独自の推しごとを続けてきたプリルンが特にわかりやすいですね。アイドルプリキュアはメンバーそれぞれできることや得意なことが違い、当然それぞれグループに対する貢献のしかたも違っています。
 こころは豊富なアイドル知識で次々に新しい活動のアイディアを提案してくれますし、新しい挑戦に積極的なななもアイディアの実現に向けてみんなの背中を押してくれます。理知的なメロロンは説明をわかりやすく噛み砕くのが得意です。

 「センター。それは、アイドルグループのまんなかに立つ人のこと。センターはグループの顔であり看板。グループの印象を左右するといえます」

 うたはみんなそれぞれにアイドル活動をがんばって(楽しんで)いることを知っています。みんなそれぞれうたにはできないことができる、尊敬すべき仲間たちです。
 そう考えてみると、アイドルプリキュアの看板を背負って立つべきメンバーは他にいるかもしれないと思うのです。
 もちろんうただってアイドル活動をがんばって、楽しんでいます。うたにもうたにしかできないことはちゃんとあります。歌うこととか! 自分がセンターであることに不満はありません。これはけっして自己肯定感の欠如からくる遠慮ではありません。
 でも、それはたまたま、なんとなく。なんかそういう場の流れだっただけであって。他のメンバーやたくさんのファンたち、みんなのことを真に考えるなら、自分以外にセンターを務めてもらう可能性を検討してみてもいい気がするのです。

 ふわっとした悩み・・・、というか、悩みですらないちょっとした心のしこり。

 うたはみんなが大好きなだけなんです。みんなをリスペクトしているだけなんです。
 だから、もし自分がセンターに立ちたいという意見、あるいは誰かにセンターに立ってほしいというリクエストがあったなら、それを尊重してあげたい。

 「考えてみたんだけど、みんなセンターだなって。ウインクもキュンキュンもズキューンキッスもステキだもん! みんなはどう思う?」

 意外と出てこないけど。

 むしろ、話を振ってみたらみんな意外そうな顔をしていました。
 はて。どうして?

 「他人に聞くのもいいけど、センターはひとりではできない。近くにいる大事な人を見ないと。お互いを見れば、センターが誰かなんて自ずと見えてくるんじゃない?」

 カイトはこう言っていました。
 うたから見たみんなは、みんなそれぞれにすごい子です。一番なんて決められません。誰がセンターになったってきっとうまくいくし、きっとそれぞれ違った輝きのアイドルプリキュアになる。
 だから、誰がセンターになってもいいよね、とうたは思うのです。

 いったいどうしてだろう?
 うたがステキなことを言っているはずなのに、みんなは何か違うことを思っていそうな様子なのは。

みんなのセンター

 「ウィーアー! キミとアイドルプリキュア!」
 「・・・って、あー! まだセンター決まってないのに!」

 うっかりまたセンターを取ってしまいました。
 センターって、もしかするとすっごい損なのかもしれません。後ろにいる4人が今どういう表情をしているのか見えないんですもん。

 なお、これもうたには知りえない話ですが、今日のダークランダーはつまづいてポップコーンを散らかしちゃった人の心の闇。すっごいくだらない。毎日どこかしらで誰かが生みだしていそうな、ありふれた心の闇。
 当人にとってはきっと真剣な嘆きなんでしょうが、周りからするとそんなのでウジウジされても困る。実際、そこまで苦戦するような強敵でもありませんでした。

 もっともそれは、なながバリアを張ってくれたり、メロロンが新技を披露してくれたりと、みんなが自分にしかできないことを率先してやってくれたおかげでもありますが。・・・いつものように。

 「センター? そんなこと気にしてる場合?」

 「やるね。さっきまでセンターがどうとか、アイドルごっこしてたのにさ」

 うたの、自分のなかでは真剣な悩みを、ジョギがくだらないものとして鼻で笑います。
 アイドルごっことは心外。たしかに仲間内でもみんなピンと来ていないみたいだったけど、考えれば考えるほど本当に難しい問題なんです。だって、みんな本当にすごい子ばっかりなんですから。
 センターをひとりだけ選ぶのって難しい。きっと誰が欠けても今のアイドルプリキュアじゃなくなるし、誰もがそれぞれ今のアイドルプリキュアらしさを担ってる。

 「アイドルごっこなんてしてない!」

 だから、そこだけは誰にも否定させてやらない。

 一方、ジョギの言葉にはななも腹を立てていました。

 だって、うたがあんなに真剣に考えていることをバカにするだなんて。
 うたは本当にすごい子で、いつもみんなのことを考えてくれている。今回だって、「自分がセンターをやりたい」とか「他にセンターを任せたい人がいる」とかじゃなくて、「みんなはどう思っているのかな?」ってところで答えを出せずにいる。そんなうたがいたから、自分たちもプリキュアになりたいって思った。
 支えたいって思う。あんなに一生懸命自分たちのために考えてくれているのを笑われたら、こっちだって怒りたくなる。

 「私たちはアイドルプリキュア。私たち5人で、世界中のキミを、もちろんあなたも、絶対キラッキランランにするから!」

 ・・・でも、口出しする必要なんてなかった。

 うたはちゃんと答えを出してくれている。ただ、仲間の気持ちをちょっと過剰に気にしすぎているだけで。

 「決まりね」
 「やっぱりセンターはキュアアイドルだよ」
 「というか、それ以外考えられないです」
 「私も。アイドルプリキュアになったきっかけはキュアアイドルだから。アイドルプリキュアといえばキュアアイドルだよ」

 うたが指針でした。うたが導き手でした。うたが、勇気でした。

 みんなそれぞれできることが違うかもしれない。
 みんなそれぞれにアイドルプリキュアを盛り上げているのかもしれない。
 でも、そんなバラバラのみんなが一ヶ所に集まってアイドル活動しているのは、うたがいたから。

 実力で5人を比べるなら、もしかしたらみんな拮抗しているのかもしれません。
 うたと同じ視点で考えたら、ななも、他のみんなも、同じように悩んだかもしれません。なかなかの難問です。

 でも。

 「でも1番大事なのは“誰もが認めるセンター”ということです」

 私たちは別に、うたのアイドルとしての力にだけ惹かれて集まってきたわけじゃない。

 「友達のななちゃんとこころも手伝ってくれてるんです! 『このお仕事はどう?』とかいろいろ一緒に考えてくれて。へへ。2人と一緒にいるととても楽しくて!」
 「いい友達だね」
 「はい! すっごく大好き! 一緒にいると毎日キラッキランラーン!!」(第11話)

 以前、カイトはうたが友達を大切にしていることを高く評価していました。
 うたにとって「大事な人」といえばななたちのことです。それはもう、すっごく大好き。

 あのとき見出した、うたの夢。

 「私ね、夢見つけた! 大好きな、歌うこと。誰かにキラッキランランになってもらうこと。それをウインク、キュンキュン、3人で! アイドルプリキュアとしてやっていくこと! それが今の私の夢!!」(第11話)

 あの日クラヤミンダーが3体も現れて、最初はみんなで手分けしてやっつけようという意見が挙がりました。それでもみんな一緒に戦おうと提案したのがうた。
 だって、みんなと一緒にがんばるのが一番楽しいから。みんなだってそう思ってくれているはずだから。

 うたが夢を語って、それにななやこころが同意してくれたのは最高にキラッキランランな瞬間でした。

 自分の友達がいかにステキであるかを熱っぽく語るうたを見て、あの日もカイトはこう言っていましたね。

 「それってさ――、そこにあるかもよ。君の夢。夢はひとりで追うものとは限らない」(第11話)

 センターはひとりではできない。だって、センターってグループの顔であり看板だから。
 センターはこのグループでみんながやろうとしていることを象徴している。“アイドルプリキュア”とは何者なのかを象徴している。

 だから、自分以外のメンバーを大切に思うのなら思うほどに。
 みんなとひとつのことをやり遂げたいと思うのなら思うほどに。
 その夢をみんなが支持してくれるなら支持してくれるほどに。

 うたが、センターであるべき。

 「センター、決まったんだ」
 「はい。みんなで決めました。キュアアイドルがセンターだよって言ってもらえて、私、もっとがんばりたくて」
 「うん。君を認めてくれる仲間を大切にね」
 「はい!」

 カイトから見たキュアアイドルは、喫茶店でよく歌を歌っているうたという少女によく似ていました。
 アイドルとしてはいろいろ未熟ではあるけれど、仲間たちと固い絆で結ばれていて、そして大勢のファンたちとも強い絆をつないでいく。

 キュアアイドルこそがセンターであるべきだと、最初から思っていました。キュアアイドル以外がセンターに立つアイドルプリキュアを見て違和感を感じていました。
 だって、あの子こそがアイドルにとって一番大切な、絆というものの尊さを理解しているはずなんだから。

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    コメント

    1. ピンク より:

      カッティンたちの反応から察するに、アンケートは単なる推し活トークとして認識されちゃったんでしょうかw
      キュアアイドルが動画で宣伝したとかならともかく、うたが知り合いに聞いて回るというシチュエーション+劇中、プリキュア内で特に秀でた人気者がいる様子は感じられないですし。

      キュアキュンキュンやキュアズキューンは割と仲間を引っ張ってくれる子ですし、センターでも案外ありな気はしましたね。
      というかこころが詰まってたダブルセンターの件、ひろプリの後期エンディング映像がまさしく解決してるのでは……キュアスカイとキュアプリズムはシンメじゃないってのもあるでしょうけど。

      • 疲ぃ より:

         共通の趣味があるなら会話デッキとしてこれ以上強力なものもないですからね、アンケート。

         劇中ではグループとしての理念を象徴する存在、みたいなかたちで落ち着いたので、あれは“リーダー”というより“ボス”の概念に近いのかもしれません。

         『ひろがるスカイプリキュア』のはキュアマジェスティが途中参加した結果、アシンメトリーなフォーメーションになったやつですね。
         あれは特殊な経緯で例外的・・・とも思えるんですが、現実のアイドルグループも長く活動を続けていると一部メンバーが卒業したり追加メンバーを入れたりするので、実際のところよくあることなんですよね。AKB48みたいにそもそもステージ上のメンバーが流動的なこと前提ならともかく、普通のアイドルグループは人数が変わったからってフォーメーションをガラッと変えることはできないので、あんな感じで立ち位置を微調整して対応するものです。

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