ゼノブレイドクロス Definitive Edition プレイ日記 キャラメイク編

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リン君は13歳で自分の技術を生かして働いているのか。偉いな。健気だな。

ナギ長官

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

記事の方針について

 3章終わったらとりあえず黒鋼の大陸の西海岸を押さえに行きました。

 それはさておき。

 WiiU版プレイ済みです。

 このゲームがすごくボリューミーなことは知っていますし、そもそも私が個人的に日曜日(と月曜日)はアニメの感想を書くのに手一杯でゲームをする時間が取れないので、たぶん普通にプレイするだけでもクリアはとっくに旬が過ぎた時期までかかると思います。

 なので、今回は他のブログの人はあんまり書かないタイプの記事を書いていこうと思います。
 脳内ロールプレイのリプレイみたいな感じ。
 主人公の視点から、ゲーム中のイベントを体験したときの心情とか、原生生物や秘境を見たときに感じたこととかを、ちょっとした小説風味で書いていこうかと。『ドラゴンクエスト3』でやったみたいな感じですね。明らかに需要が無いやつ。楽しいのは私だけかもしれない。

 メインストーリーの全てには言及しません。飛ばし飛ばしでいきます。次回からしてそもそもいきなり4章か5章の終了後にする予定です。
 このゲーム、メインストーリーよりサブクエストのほうが物語として面白いので、そっちメインで語りたいですしね。

 ちなみに私が今使っているSwitch、実は本体裏にヒビが入るほどバッテリーパンパン状態でして。もし故障したら途中で更新が止まる可能性があります。発売日に買ったやつですからね。しゃーなし。

主人公のキャラクター設定

名前

ミルストレア

 本名ではない。
 目覚めてすぐエルマに名前を聞かれて、唯一思いだせたのがこれだっただけ。子どものころ自作マンガの主人公につけた名前だったと記憶している。
 何故、よりにもよってそんなしょうもないものだけ覚えていたのかは自分でもよくわからない。

 ちなみに何の伏線でもない。

容姿

 スキンケアをろくにしたことがなく、ソバカスまみれ。化粧っ気もない。
 そのくせ髪にだけムダにファンキーなメッシュを入れている。
 誰もが一目見た瞬間「よくわからん人だ」と思うだろう。

性格

 極度の面倒くさがり。

 本当はダラダラと何も考えずに生きていたかったが、頼まれごとを断るのも面倒くさいと感じる性分なため、ナギ長官からの圧にあっさり屈してブレイド隊に加わった。その後も与えられた任務にはいちいち抵抗せず素直に取り組むため、結果的に勤勉な働きぶりを見せている。
 自分の感性はどこかおかしいという自覚があり、そのせいで周囲を変な空気にしたくないからという理由で、意識して常にトンチキな言動ばかりするよう心がけている。木を隠すなら森のなかってわけ。その発想からすでにあたまおかしい。

性格設定詳細

 長いうえ大抵の人は興味を持ちにくい話だと思うので折りたたみます。
 この主人公のパーソナリティを設計するにあたって、私がどういう手順でものを考えたのかが書いてあります。

 フォーマットはプリキュアシリーズの感想文とかで毎年やってる「キャラクター考察レポート」の最新版です。年始にちまちまつくっていました。
 これまでのものから並びとか項目とか色々変えてみたのですが、肝心の解説記事をまだ書いていません。もともと私以外には需要が無いのよね、これ。そのうちやる気が出たときに書きます。

 興味があるという奇特な人はとりあえず前バージョンの記事を読んでみてください。考えかた自体はそう大きく変わっていません。

A【最終的に目指すことになる理想】(B+C+a1+a2)

 自分を大切にできる人。

 ミルストレアは自分のことが嫌いだ。自分の命なんてとことんまで安く叩き売っていいものだと考えている。
 それにも関わらず彼女が今生きているのは、ひとえに自分が死ぬと悲しむ人たちがいるからだ。
 誰にも干渉されたくないと思っている。
 しかし、ミルストレアの命を今も繋ぎ止めているのは、その誰かの余計なおせっかいのおかげだ。

 自分に興味を持てない代わりに、自分以外の誰かの幸せのため働くことにやりがいを感じている彼女だからこそ、その誰かからの干渉を拒絶しつづけることは現実的に不可能。
 ミルストレアはいつか自分が生きつづけることを許すしかない。自分が生きていてこそ、その手で多くの人々を助けてあげられるのだから。

a1【尊敬もしくは軽蔑している人】(b1+b2+c1+c2)

 ヒメリ・アランジをうらやましく思う。

 同じコンパニオンのヒメリのところには毎日たくさんの人が悩みの相談をしに詰めかけている。ああなれたら楽だろうな、とミルストレアは思う。いちいちパトロールなんてしなくても、向こうから自動的にやるべき任務が集まってくるのだから。

 ただ、自分では絶対にあんなふうになれないだろうという自覚もある。あれはヒメリの人柄のたまものだ。赤の他人のため誠心誠意に心を砕ける彼女だからこそ、多くの人に慕われるのだ。
 自分はそんなことのためには努力できない。あんなことをするくらいなら、ダルくても自分の足でNLAをまわって困っている市民を探したほうがマシだ。
 自分ではやりたいとも思えないことのために努力しているからこそ、ミルストレアはヒメリを強く尊敬している。

a2【自分の好きなところ】(b3+b4+c3+c4)

 あえていうなら従順なところ。

 街をパトロールしていてしみじみ思うことがある。自分には上官に歯向かおうという気持ちがなくてよかったなあと。同僚や一般市民に無闇にケンカを売ろうという血気盛んさがなくてよかったなあと。
 だって、絶対に面倒くさいことになる。解決するために暴力なり話しあいなりしたうえで、そのうえさらに禍根が残って、そうしてやっと得られるものはちょっとした尊厳だけ。割に合わない。

 譲れるものは全部譲っちゃえばいいのに。いざとなったら生きる権利すら譲ってもいいと心に決めておけば、みんなもっと気楽に、ふざけて生きていけるのに。

B【絶対に諦められないもの】(b1+b2+b3+b4)

 心の平穏。

 ミルストレアは見るからに気だるげな人間だが、その印象に反して仕事ぶりは勤勉そのものだ。誰よりも多くの任務をこなしている。
 彼女の怠惰は、惰眠を貪ったりプライベートの時間を長く確保したりという方向に向いていない。彼女はただ、何も考えずに生きていたい。与えられた任務をこなすぶんには自分の意志なんて必要ないから、むしろ忙しくしているほうが具合がいいのだ。
 ミルストレアが幸せを感じるのは誰かが喜んでいる姿を見たときだけだ。彼女は自分自身に関心が無い。自分以外の誰かにだけ、面倒くさがりながら、優しい感情を向けている。

b1【誰の役に立ちたいか】

 頼みごとをしてきた人たち。

 ミルストレアの本質は呆れるほどの怠惰さにある。彼女にはやりたいことが何もない。彼女には大切にしているこだわりがない。彼女にはこれだけは誰にも負けたくないという意地もない。
 彼女がブレイド隊員として働いているのは、ナギ長官に頼まれたからにすぎない。彼女は面倒くさがりだが、頼まれごとは断らない。拒否することすら面倒くさいと言わんばかりに。

b2【誰に支えられているか】

 エルマとリン。

 ミルストレアの勤務態度にはしばしば市民や同僚から苦言が寄せられるが、それに反してコンパニオンとしての業務評価はきわめて高い。別に有能なのではない。単に、ワーカホリック気味なエルマとリンの手前、サボろうにもサボれないでいるだけだ。
 もし2人と共同生活を送っていなかったら自分は極限まで堕落していただろう、とミルストレアは思う。

 なお、たったそれだけの理由でエルマたちと同等かそれ以上のタスクをこなしている異常さを、ミルストレア自身は認識していない。

b3【嬉しかった想い出】

 任務の報告をして感謝されると嬉しい。

 ミルストレアは人の笑顔を見ることが好きだ。誰かのためにがんばろうと思うこと自体がダルいだけであって。
 パトロールも別に嫌いではない。“任務である”という義務感なしでは自主的に働く気になれないだけであって。

b4【傷ついた記憶】

 唯一覚えていた記憶がくだらないものだったこと。

 目が覚めたとき、ミルストレアは自分の名前すら覚えていなかった。「ミルストレア」というのは子どものころマンガを描こうとして考えた主人公の名だ。そんなものの記憶が自分の名前よりも大事だったのかと、ミルストレアは過去の自分に心底呆れている。
 皮肉を込めて、自らその名で名乗ることにした。

 ちなみに、設定を考えるだけ考えて結局マンガは1ページも描かなかったというところまで覚えている。

C【努力する理由】(c1+c2+c3+c4)

 他人を拒絶するため。

 結局のところ、ミルストレアは他人に干渉されたくないのだ。だから咎められないように与えられた任務はとことんまでこなす。ケチをつけられたくないからパトロールして次の任務を探すことまでする。
 ミルストレアはおそらく人付き合いというものに向いていないのだろうが、一周まわってコンパニオンは天職だとすら思っている。なにせ、衆人環視のもと間違いなくやることをやっていると証明できるのだから。

 自動販売機のような存在でありたいと思う。
 いくら便利に使ってもらっても構わない。代わりに、自分という個体に興味を持たないでほしい。

c1【みんなに広めたい思い】(b2+b3)

 誰もが寛容であってほしい。

 ミルストレアは自分が「ある程度は」変人であるらしいことを承知している。不本意だけれど。
 わざと目立とうとしているつもりは一切ない。自分が変なことを言って変な目で見られるのは、むしろ変な目で見るほうが狭量なのだと思っている。みんな他人のことになんて興味を持たなきゃいいのに。
 心底そう思うから、異種族だろうと異星人だろうと、なんなら心なき機械が相手だろうと、地球人類と全く変わらない態度で接している。

c2【許せないと思うこと】(b1+b4)

 自分で判断するよう迫ってくる人は嫌い。

 ミルストレアは典型的な指示待ち人間だ。言われたことしかやりたくないし、任務を与えられたら与えられたで可能なかぎりルーチン化して前例主義で片付けようとする。
 とはいえ、コンパニオンは人間を相手にする仕事だからどうしても現場判断が要る場面はある。画一的な対応を嫌ってわざとイレギュラーな要求をしてくる人までいる。そういうとき、ミルストレアはひどくうろたえてしまう。
 正直なところ自分なりの答えを持っていないわけではないのだ。ギリギリまで答えたくないだけで。どうして「答えたくない」と思うのか、彼女は自分でもよくわかっていない。

c3【感性が鋭くはたらく対象】(b1+b3)

 自分のことを心配する人には反射的に距離を取ってしまう。

 好かれることは嫌いじゃない。自分がこなした任務で誰かが喜んでくれるのも素直に嬉しい。たまに褒めてもらえるとむず痒い気持ちになって、思わず笑顔をこぼしてしまう。
 ただ、心配されるのだけは嫌だ。自分の身体の内側をまさぐられているような気分になる。自分ですらよくわかっていない自分の内面を、きっと汚らしいものを伏せている自分の本性を、誰にも探られたくない。

c4【自分でやりたいこと】(b2+b4)

 自分にできることなら何でも。たとえ命がけでも。

 エルマのチームに入ってすぐのころ、きつく叱られたことがある。オーバードにトドメを刺すため、興奮している敵の正面にまっすぐ突っ込んでいったのだ。
 正直、今も反省していない。ミルストレアはいつも任務を簡単に終わらせることばかり考えている。面倒くさい仕事を今すぐ完遂できる方法が目の前にあるなら、自分の命なんて安いものだ。
 そういう考えを正直に説明したら、リンに泣かれた。

 どうやら自分のものの感じかたは一般的な人より少しズレているらしい。
 いちいち怒られたり泣かれたりするのはうっとうしい。いっそのこと、とミルストレアはそのときから道化を演じることにした。普段から奇矯な言動を繰り返していれば、どれが自分の本音なのかバレなくていい。

クラス

ドリフター→コマンド→ロングランサー→スタークルセイダー→?

 射程が長ければ自分は動かなくても戦えるだろう、という怠惰な理由でスナイパーライフルを手に取った。
 ただ、実際使ってみると撃つたび考えなければいけないことが多くて煩わしく、ジャベリンでの接近戦中心に転向しようかとも考えはじめている。

ユニオン

コンパニオン

 「自己判断」とか「現場判断」とかいう言葉がとにかく嫌いで、サバイバルしなくていい仕事を選んだ。なお、人間関係の煩雑さについては何も考えていなかった。
 面倒くさがりの割にNLA内のパトロールはマメに行っている。ケンカの仲裁などの治安維持業務より、どちらかといえば街の人の困りごとに耳を傾ける町のお巡りさん的な仕事のほうに熱心なようだ。

前章

 「私がいなければ、あんなことは起きずに今でも地球も人類も――」
 「何を言っているんだ、エルマ。君がいたからこそ地球種汎移民計画を実行に移すことができたんじゃないか――」

 見覚えのない星の、見覚えのない建物のなかで、見覚えのない人たちが、私には意味のわからない難しそうな会話を交わしていました。

 自分は地球から逃げてきた宇宙船のクルーで、ここは不時着した未開の惑星で、これからこの地で生きるために働いたり、こわーい原生生物と戦ったり、星じゅうに散らばった宇宙船の残骸を集めたりしなきゃならないらしい。
 会話の端々を拾って、なんとかそこまでなら辛うじて理解できて、まあ、そこまでしか理解できませんでした。

 <B.B.STORING UNIT OPERATION SYSTEM STARTING SETUP>

 目が覚める直前、網膜の裏に直接投影されたみたいに鮮明に見えた、あの夢はいったい何だったんでしょうか。
 記憶を失う前の私、意外とああいう頭よさげなモニタ映像を仕事にするようなエリートさんだったんでしょうか。

 別に今考えなきゃいけないようなことではないとは思います。
 正直、あんまり興味もありません。ううん。ぶっちゃけ1mmも興味ない。

 じゃあ、どうしてそんなものに思いを馳せているのかといえば――。

 「――ミルストレアさん? ・・・ミルストレアさん!」

 まだ13歳だという賢そうな瞳の少女が、誰もいなくなったブリーフィングルームで私の肩を揺すっていました。

 はい。寝ていました。
 寝オチです。
 だって、本当に何の話をしてるんだか全然わからなかったんだもの。

 あ。よだれ垂れてる。

 ニヘヘと笑ってごまかしました。

 とりあえず、今しばらくはそんな感じのキャラでいたいと思う。
 警戒されたくない。あと、期待もされたくない。
 私が“何者かである”とは、まだ誰にも思われたくない。
 だって、私自身、自分のことをどう取り扱っていいのかまだわからないのだから。

 希望としては――、そうだな。最終的には自動販売機くらいの存在になりたい。
 すぐ隣にいても無視されるくらいの薄ーい存在感で、必要とされるときだけ一瞬誰かと関わる。自分からは基本、何もしない。

 みんなにとって無害で便利な存在になりたいと、そう思っています。

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