ゼノブレイドクロス Definitive Edition プレイ日記その1 第5章 調査率12.67%

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あなたもしかして――、自分の身体がB.B.だという記憶までなくしていたの?

エルマ

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

 まだどんな感じでブログ記事を書いていくか決めないまま、漫然とわーい!たのしー!やってたので、いい感じのスクショがほとんど撮れていませんでした。
 次回からはもうちょっと見栄えのいい記事にできると思います。(うっかりプレイに夢中にならなければ)

NLAの聖女

 私、ミルストレアはブレイド隊員のなかでもコンパニオンと呼ばれるユニオンを選び、働くことにしました。
 だって、なんか楽そうだったから。

 最初の任務は天然真珠を探すこと。プロポーズに使いたい市民がいるんだとか。
 でも、考えてみるとこれが意外になかなかの難題。なにせここ、地球じゃないですから。
 時間をかけて探せば、そりゃあアコヤガイに似た貝もいつか見つかるかもしれません。そもそも効率や品質を度外視するなら大抵どんな貝でも真珠はできるわけで。あくまで地球ならそうだった、って話ですけどね。
 でも、地球人類はまだ惑星ミラに降り立ったばかり。私以外のブレイド隊員もまだまだ周辺環境のことは知らないことだらけなんだってこと、すっかり忘れていました。

 困った私がふと耳にしたのは、“NLAの聖女”と呼ばれる人の噂。

 「なるほど。天然真珠を10個探しているのですね。それならちょうど使えそうな真珠のネックレスがあるので、さしあげます」

 教会前でいつも市民の悩み相談を受け付けているらしいコンパニオンの同僚は、まるでそうするのが当たり前であるかのように、お父さんの形見のネックレスを私に譲ってくれました。
 すごい人もいるものだな、と思いました。もし私が彼女の立場だったとしたら――、・・・うーん。私も同じことをするかもしれない。たぶん、そうする理由は全然違うんだろうけど。

 それにしても、すごい人だかりです。

 毎日これだけ人が集まるなら、この人この仕事だけで丸一日終わってしまうんじゃなかろうか。試しに聞いてみると、どうも深夜まで相談を聞いてあげることもあるそうで。マジか。予想を超えてた。
 これならパトロールなんかしなくてもコンパニオンの仕事ができるじゃん! 楽そうでいいなー。――なんて思っていたけど、さすがにそれはちょっと嫌かもしれません。

 それにまあ、そもそもこれだけ慕われてるのって、この人が立派な人だからなんでしょうしね。
 私じゃたぶん、どんなに猫をかぶってみたところでこんなに集められないと思う。集まる前に見透かされると思う。「お前、楽したいだけだろ」って。
 そういうところ、この人は私と違って本当に人ができてるんだろうだなあって思うわけです。

 ただ、街の外での戦闘行為には慣れてないそうで。ちょっと厄介そうなノポン族の相談者さんに原生生物退治を強要されて困っていたので、手伝ってあげました。
 正直、これ幸い。任務を横取りしたような気分でした。いちいち困っている人を探しに行かなくても仕事をしたことになるって、やっぱり楽だ。

 「まだ助けて貰ったこと、全部お返しできてないと思います。お願いします。しばらく私とご一緒してはくれませんでしょうか」

 私としてはそのくらいの気持ちだったというのに、NLAの聖女――ヒメリさんはこちらが申し訳なくなるくらい感激してくれたみたいで。
 まあ、そもそも同じコンパニオン同士なんだから一緒に同じ任務につくのも全然構わないとは思うんだけど、でも、それにしても――。

 この人、なんでちょっと手伝ってあげたくらいのことでこんなに感激しているんだろう?

飛竜乗雲のスコッチ

 「そこのお前さん! 俺が奢ってやるから一緒に飲んだくれようぜ」

 夜のNLAをブラブラしていたら突然変なおっさんに呼び止められました。
 タダ酒だそうです。

 ぶっちゃけ、パトロール中のつもりでした。ひとつ任務が片付いたから次の仕事でも探そうかと。

 でもま、いっか。

 うぇーい!って応じたら、うぇーい!ってお店のなかに引きずり込まれて、うぇーい!うぇーい!ってやってたら、なんかいつの間にか最初に入ったお店とは違うお店に酒瓶転がしていました。
 ついでに朝になっていました。

 「よし。じゃあそろそろ本番行くか!」

 名前も知らない赤ら顔のおっさんが言います。

 何? まだ飲み足りないの?

 そう思って私はまたうぇーい!って気勢を上げたわけですが、それで今度連れていかれたのはなんかすっごい遠いところ。NLAの外。しかも周り365度全方位、原生生物の群れでした。

 詐欺だ。

 もう必死になってスナイパーライフルをぶちかましました。死ぬかと思ったらまだおかわりがあって、ぎりぎり持ちこたえたと思ったら次に連れていかれて、もういくらなんでも限界だってなったところで、さっきまでよりもっと大きいやつらが来ました。差し入れは弾倉だけ。「必死」ってどういう意味だか知ってます?

 日が沈んでまた昇って、全部片付いたあとでさすがに一言文句を言ってやったのですが、おっさんはどこ吹く風。
 それよりも私のことをいたく気に入ったようで、また一緒にやろうぜってベシベシ肩を叩いてきました。

 うーん、まあ。次もタダ酒飲ませてくれるなら。

第5章 マ・ノンの民

 今回の任務は忘却の渓谷まで行くそうです。

 私はコンパニオン所属ですが、同時にエルマチームの一員でもあるので、ときどきこうやってNLAの外での任務にも就くことがあります。ヒメリさんとかに比べて戦闘慣れしているのはそういう理由です。
 ちなみにエルマさんはテスタメント所属、リンさんはアームズ所属。タツはよくわかんない。イリーナさんのチームなんかは全員インターセプターらしいんですけど、エルマさん、とにかく自主性とか自分の意志とかが大好きな人なので、うちは同じチームでも所属ユニオンがバラバラです。
 チームに所属して、ユニオンにも所属して、あとスコードっていうのにも所属して――。縦割りが好きすぎませんか、弊社。小学校か?
 
 任務の内容はUFO探し。謎の宇宙船みたいなのがグロウスに攻撃されているのが観測されたらしくって、一度調査してみようという話になったみたい。グロウスっていうのは私たち地球人にとっても敵対関係にある異星人のこと。敵の敵は味方理論、あわよくばこの惑星ミラに味方を増やせるかもって話ね。

 「ボクたちはマ・ノン人ヨ。見てのとおり文化的で高い知性を持っているから、グロウスに狙われているんだヨ」

 実際会ってみると件のUFOの人たち、これがまたいかにもって感じで宇宙人らしい宇宙人。見た目はちょっと面白いけど、なんか普通に言葉が通じてるから大丈夫そう。
 エルマさんとか上の偉い人たちがいい感じに仲よくするんじゃないかな。知らんけど。

 それは偉い人が考えればいいことです。
 私としてはむしろ目の前の任務のほうが気になります。

 なんか、グロウスのプロテクターに対してライフル弾の抜けが悪い気がするんです。前回の交戦で地球人の主兵装が金属弾だってことがバレて、対策されてるのかもしれない。グラナダ・GGのビームライフルを持ってくればよかった。
 しかたない。ぶっつけ本番だけど、接近戦を試してみるか。普段使わないからテキトーに拾い物を持ち歩いているだけだけど、これちょうどグラナダ製っぽいし。

 前に接近戦をしてみたときはエルマとリンに怒られました。命を粗末にするなって。
 敵にまっすぐ突っ込んでいったほうが早く終わると思ったんだけど、見ているほうは生きた心地がしなかったらしい。
 じゃあ、今度はとにかく走って、走って、ジャベリンを振る時間の3倍くらいひたすら走りまわって、敵に狙いをつけさせなければいい。私のこの体、なんか知らないけどすごい鍛えられていて、全然疲れないし。
 スピードスター。フラッシュカウントフラッシュカウント、アークホーン。フラッシュカウントフラッシュカウントフラッシュカウント。

 「しまった――!」

 意外と調子いい感じだなあ、と気がゆるみはじめたあたりで。ふと、視界の端でタツに敵の砲口が向いているのに気がつきました。

 でも、いけると思ったんです。私、自分で思っていたより走れるみたいだし。

 まあ、ぶっつけ本番がそう何回もうまくいくわけはなくて、なんとかタツを守れた代償に、私の左腕がどっか飛んでいっちゃいました。成果としては差し引き上々ってところでしょうね。

 「神経サーキットへのフィードバック、遮断します! ――痛みは? 生体循環液が漏れ出ている。とにかく応急処置をします。エルマさん! NLAのB.B.メンテナンスセンターに連絡をお願いします! タイプ085のB.B.上腕スペアと、輸液の準備を!」

 リンさんがまた何か難しいことを言って大騒ぎしていましたが、意味は相変わらずよくわかりませんでした。
 痛くて、体が興奮してて、だけど頭は疲れてて、眠たくて。ずっと目は開きっぱなしなのに、色々ショッキングなものが見えているはずなのに、なんだか、何の情報も入ってきませんでした。

 とりあえず。

 私、ロボットだったみたいです。

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