ゼノブレイド2 プレイ日記 第1話「出会い」

行こう、楽園へ! オレがホムラを連れていってやる!

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※ 注意:このブログは基本的にネタバレに配慮しません。
※ 掲げてあるセリフと画像がチグハグなことには何の意図もありません。

 せっかく予約開始日に予約して買ったのに、せっかく2ヶ月前からたっぷり有給取ってたのに、超手間のかかるお仕事の日程が1ヶ月半もずれ込んで全部ご破算。
 もう悲しくて悲しくて、いっそのこととイジけて先にゼルダの伝説DLCに手を出したら、師走の忙しなさも相まって、ひととおり終わるまで2週間かかりましたとさ。あっちはあっちで最高に楽しかったですけどネ。ああ、愛おしきゼルダ姫とリーバルに身もだえる日々!!

 というわけで、スタートがここまでずれ込んだならもう早解きしたい気持ちは捨てて、軽くプレイ日記でもつけながらじっくり時間をかけてこのゲームを味わいつくそうと思った次第。なんか思った以上に長いゲームのようなので(ゼノブレイドってどんなにのんびりプレイしても99時間で終わるゲームだと思っていたのに!)、最後までプレイ日記を続けられるかはちょっと自信ない感じですが。どうせこんなの読む人ほとんどいないだろうからへーきへーき。
 ちなみにこのプレイ日記は第1話から始まりますが、実は発売日直後に多少は触れていたので第3話の冒頭くらいまではプレイ済みです。せっかくだから最初からやり直すことにしました。

さて。

(主観的)あらすじ

 主人公・レックスは雲海の底に眠る遺物を大地に引き上げる“サルべージャー”を生業とする少年です。彼は人や物の死を疎み、争いがないといわれる天上の“楽園”に行くことを夢見ていました。
 ある日レックスはイーラと呼ばれる集団の依頼で引き上げた船の奥で眠りについていた少女・ホムラを目撃し、その場で依頼者に殺害されてしまいます。しかし彼はホムラの精神世界に迷い込み、“天の聖杯”という特別な存在である彼女の命を半分受け取る契約を結ぶのでした。
 楽園に行く――そんなホムラの願いを叶えることを約束して。

感想

 第1話「出会い」は、主に世界設定のざっくりした輪郭と主人公・レックスの人となりを描き出す説明回。
 今どきのアニメなら初回はだいたい勢いと雰囲気重視で、説明は2話とか3話あたりにぶん投げるのが主流になりましたが、ゲームだと最初からいきなり膨大な量の設定解説が飛び込んできて面食らいますね。まあゲームの場合は早々にプレイヤーと主人公で視野を共有しないといけないのでしゃーない。

 「天空に築かれた豊饒の大地。昼を夜に、雨を晴れにすることもできる理想郷」
 このあたりで「楽園」=ロストテクノロジーで管理されたバイオスフィアだろうなあ・・・とかいきなり思っちゃう私はかわいくないオタクですね。
 実際どういう設定なのかは見てからのお楽しみではあるものの、まあ、ただでさえゼノシリーズだしなあ・・・。
 とりあえずカニの爪がやたらおいしそうにつやつやしていたのでスクショ。よくできたメシの絵は無条件に人をワクワクさせてくれます。

 レックスの第一印象は・・・死を悼む心優しさと高潔な理想を持つ、青臭いクソガキって感じ。
 すごく危なっかしい子ですね。たぶんこれから色々と重たい失敗をしていくでしょうが、たぶんそのたびにどんどん好きになれそうなタイプ。

 とにかく全能感が強いんですよね。周りの大人たちにサルべージャーとしての腕を認められているからか、やたら高慢で自信家なところが鼻につきます。まだ若い・・・というか幼く見えるくらいなのに「オレは『商売が得意な』サルべージャーなんだ」とかなんとか、いきなり自分をポジティブ評価オンリーな枠にはめちゃって。
 女性に弱いところ。物欲に弱いところ。判断が軽いところ。世界の見かたが画一的なところ。それから、自分の抱く理想に弱いところ。ハタから見ていると第1話の短い描写だけでもこんなに危なっかしい部分が見えてくるんですが、それでなお自信たっぷりということは、たぶんこの子、自分の弱点にまだ向き合ってない感じですね。

 レックスからは若干、大人への不信感のようなものが見受けられます。その正体が何なのかはまだ明示されていませんが・・・、なんとなくこれは戦争嫌いから来ているように思えます。
 「サルべージャーをやってるとさ、いろんなものを拾うんだ。誰かが落としたもの。誰かが遺したもの――。どれもが一度は死んだもの達」
 「オレ達の暮らせる場所はどんどん減ってきている。オレ達もいずれ一度は死んだものになる。けど――あそこには楽園がある」

 ただでさえ人類の生存圏が狭まりつつあるこの世界で、その解決を図ろうともせず、むしろ人類同士で殺しあっている愚かさ。そのあたりが彼の大人への不信感の根本でしょうか。
 そしてそんな大人達を見下して、自分は違うんだ!と考えているところが、先の全能感にもつながっているように見えます。
 ・・・そんな彼だって、爺っちゃんや商会の大人達に見守られ、慈しまれて生きているというのに。
 なまじ理想が高潔であるばかりに、それが自分の高慢さの表れでもあるということになかなか気づけないんでしょうね。

 なんか我ながらビックリするくらい悪口を垂れ流していますが、彼は子どもとして見るならすごくステキで、魅力的な人物です。
 死者への思いやりがサルべージャーという稼業にも楽園への憧れにもつながっているあたりなんてブラボー! 色々と危なっかしい性格はともかく、思想面では素晴らしく良く内省されています。それこそ、実際大人顔負け。この子を育てた爺っちゃんは誇っていい。
 この子はすでに心のなかに一本、ひとつながりの軸を持っています。あとはままならない現実の中で揉まれて、それでも折られずに大切に磨き続けるだけでいい。

 「いいよ。行こう、楽園へ!」
 ぶっちゃけ彼がホムラの願いを聞き入れたのは単なる我欲です。自己本位です。彼の決断にはまだホムラへの思いやりのようなものはほとんど介在していません。出会ったばかりですしね。
 ただ自分の理想を叶えられる、楽園に行けるという、期せず手に入った切符に舞いあがっているだけです。
 けれど、まあ、今はまだそれでいいんじゃないかな。
 まだまだ青いところだらけのクソガキとはいえ、彼は実際子どもで、いくらでも成長できる余地を持っているんですから。何より、その高潔な理想はそんじょそこらにはない輝きを放っているんですから。

 うん。好きになれそうな主人公だ。

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