そうなのよ。ちゃんとした学長まで来ていただいてさ。ふざけた連中とやってんだよ。
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↓月額500円で様々なコンテンツを楽しめる私立ガリベン大学↓
まず、この番組って何?
初回だけ番組について簡単な解説をします。
テレビ朝日系で毎週土曜18時30分から放送されている『謎解き戦士!ガリベンガーV』は、毎週その道の権威である研究者(※ たまにジャーナリストや芸人も)が講師を務め、人間とバーチャルYouTuberを相手にやたら骨太な知識を教え込む番組です。
前身となる深夜番組『超人女子戦士ガリベンガーV』は過去3年半、全137回もの放送を行ってきました。
見るからに特異な存在であるバーチャルYouTuberを、ややこしい設定も奇妙な見た目もガン無視して一個のタレントとして扱ったことが好評を博し、バーチャルYouTuberファンからもたまたまテレビで見つけた人からも幅広い支持を集めています。
今回夕方の時間帯に昇格するにあたって、生身の出演者枠が2人分増えました。
VTuberって何?
バーチャルYouTuber、略してVTuberは、アニメ調な見た目のキャラクターを人間がリアルタイムに動かすキャラクターコンテンツです。
あくまでキャラクターを演じるコンテンツなので演者とは違う人格であることが大前提なのですが、多くは台本を持たずほとんど全てをアドリブで演じるため演者の個性が強く表れるという、なかなかに矛盾したコンテンツです。どのくらいの塩梅でバランスを取るかはそのバーチャルYouTuber次第。
その名のとおり当初はYouTuber的な活動から始まりましたが、活躍の場が広がるにつれて、現在ではゲーム実況等をメインに行う配信者、テレビなどでマルチに活躍するタレント、本格的な歌手活動を行う歌い手、ステージ上でダンスなどを披露するアイドルなど、様々な活動方針をとるようになりました。
以下で所属プロダクションを記述しているのは、プロダクションごとに大まかな活動方針が分かれているためです。
ガリベンガー
電脳少女シロ
「為になるなあ」
所属プロダクション:どっとライブ
番組出演回数:レギュラー
白上フブキ
「洗っちゃってましたー」
所属プロダクション:ホロライブ
番組出演回数::2回目(再放送・前後編等除く)
黄花はてな
「毎日ポケモン捕まえてる!」
はじめまして🌼
— 黄花はてな (@oukahatena) October 15, 2022
テレビ朝日新人Vチューバー
バーチャル高校生の🌼黄花(おうか)はてな🌼です!
はてなは知らないことがたくさん!
みんなと楽しく学びながら成長していきたいな🌴
あとね!ファンの方々といっぱいお話もしたい💭
はてなのこと末長くよろしくね🌈✨🌼#黄花はてな #ガリベンガーV pic.twitter.com/AzyUIweaUD
所属プロダクション:テレビ朝日
番組出演回数:1回目(再放送・前後編等除く)
菊池桃子
「かわいい! かわいい! かわいい! かわいいです!」
女優(『人生の楽園』ナレーション)
番組出演回数:1回目(再放送・前後編等除く)
カズレーザー
「信じられないぐらい真面目な番組なんですね」
お笑いコンビ メイプル超合金 のボケ担当
番組出演回数:1回目(再放送・前後編等除く)
特別講師&教官
江口文陽
東京農業大学 学長(林学博士)
著書:『きのこをまいにち食べて健康になる』(2018年,キクロス出版)
番組出演回数:1回目(再放送・前後編等除く)
小峠英二
お笑いコンビ バイきんぐ のツッコミ担当
番組出演回数:レギュラー
驚きのキノコパワーを徹底解明!
先生によると、日本人は1日平均16.9gほどのキノコを食べるんだそうです。シイタケでもエノキでもスーパーで売っているキノコは基本1パックあたり100gですから、週に1パック強食べている計算ですね。自分で料理している人なら納得できる数字だと思います。
というわけで、今回の授業はキノコの、特に栄養面での話題がメイン。これまでタンカーだのバイオミミクリーだのウンチ化石だのを扱ってきたガリベンガーVらしからぬ主婦向け情報番組みたいなテーマですが、たまにはこういうのもいいでしょう。番組後半ではしっかり濃い目にキノコの生態なんかも語られましたしね。
第1章 マイタケパワーを逃さない裏ワザ
「ちなみに、マイタケの名前の由来ってわかりますか?」
これに対して電脳少女シロの回答。
「初めて食べた人間の感想から名前が付いたんだと思います。『もぐもぐ。こいつはまいったー・・・、け』」
はい。バーチャルYouTuberの発言は基本ツッコミ待ちです。彼女たちの多くはYouTubeなど大勢の視聴者からリアルタイムにコメントをもらえる環境で活動しているため、視聴者にとってコメントしやすい言動が身に染みついているんですね。完全に職業病です。私たちのガワで慣れましょう。
ちなみに先生が用意してきた答えは以下。
「初めてマイタケを見た人がうれしさのあまり舞い踊った、といったような説がひとつありますね」
あくまで諸説あるうちのひとつです。ただ、雪国まいたけ社が1980年代に人工栽培品を市場流通させるまでこのキノコは非常に稀少で、しかも食味がよく珍重されていたのは事実です。
先生の言うとおり一株ごとの大きさもインパクトありますね。たまに道の駅なんかで600gサイズくらいの天然ものがドンと売ってあるのを見かけます。正直小分けにしてほしい・・・。
① 調理するときに水洗いはNG
さて、マイタケは免疫細胞を活性化させる効果が強い食材なんだそうです。特に注目されているのがβ-グルカンという成分。水溶性食物繊維の一種です。マイタケの他にはオートミールなんかにも多く含まれていますね。
食物繊維なのでとりあえず腸の健康には良い他、コレステロールを下げる効果があるともいわれています。キノコ類に含まれるβ-グルカンは特別で、他にも免疫力を高める効果があるとかないとかいう研究があるらしいですが、そのあたりの言説は健康食品としてアピールされている成分の常でたいへんややこしいことになっているので話半分にしておくのが吉かと思います。
ひとつ確かなのは、β-グルカンは水溶性食物繊維なのでマイタケを水洗いすると流れ出る恐れがあるということですね。実際どのくらいの割合が流失するのかはわかりませんが。
キノコ類全般、そもそも水洗いすると香り成分が飛ぶので濡れたふきんで拭く程度に留めるべきとはよくいわれています。
② 安いお肉と一緒に炒めるとマイタケの酵素で柔らか食感に!
マイタケには蛋白質分解酵素が含まれているというのも有名な話ですね。パイナップルより分解力が強く、スーパーで買える食材としてはおそらく最も強力だろうという話です。
酵素なので加熱調理すると失活してしまうんですが、マイタケの酵素は強力なのでお肉と一緒に炒める程度の使いかたでもそれなりに効果があるんだとか。もちろん面倒じゃなければ生のマイタケを浸した調味液で数時間漬け込んだほうが柔らかくなります。
ちなみに、これがパイナップルで漬け込むのだと芳香がお肉に移っちゃって使い道が限定されちゃうんですが、マイタケの場合はそういうことがないので使いやすいという点も強みですね。
第2章 シイタケパワーをUPさせる裏ワザ
冒頭「日本人が1番好きなキノコは?」とかいう円グラフが出てきましたが、これはマクロミル社という市場調査会社が提供しているデータのようです。しれっとこういうのが出てくるあたり番組予算がしっかり増えてますね。
まあそんなことはどうでもいいとして、日本人が好きなキノコといえばやはりシイタケ。干しシイタケにするとグアニル酸たっぷり! 昔は主にお寺で重宝されていました。ほら、精進料理は動物性蛋白質の旨味を使えなくてそのままだと味気ないので・・・。
最近はちょっとした副業としてシイタケ栽培が流行っているんだそうで、なかでも今はシイタケをより大きく、より肉厚に栽培するノウハウを巡って日夜熱い競争が繰りひろげられているんだとか。たしかに最近道の駅とかで売ってるシイタケって全体的に肉厚なんですよね。私たちの知らない世界がそこにあるようです。
① 調理する前に日光浴させる
② 小魚などと一緒に食べるとカルシウムを効率よくとれる!
「最近ちょっと私、骨にヒビが入ったことがあって。もう完治してるんですけど・・・」
そんな骨粗鬆症リスクにお悩みの菊池さんにもお勧めなのがシイタケだと先生は言います。シイタケにはカルシウムの吸収効率を促進させるビタミンDの、そのまた素になるエスゴステリンという成分が豊富に含まれているからです。
そして肝心のエスゴステリンをビタミンDに変える方法はというと、それはシイタケを日光に当てること。ビタミンDというのは日光浴によって生成される栄養素なんですね。
猫などが縁側でよくお昼寝しているのもこのビタミンDを生成するためだといわれています。シイタケだけじゃなく動物の皮膚もビタミンDを生成できるんです。
なお、人間も日光浴でビタミンDを生成できます。だいたい週に2回、30分程度日光を浴びれば必要なビタミンDを生成できるんだとか。意外とお手軽。あんまり日光を浴びる習慣がないデスクワーカーさんは自分の代わりにシイタケに日光浴してもらえばいい感じ、ということになりますね。
第3章 キノコの驚き生態&キノコ狩りガイド
「キノコは植物ではなくて、菌類・菌界のなかに属しているっていうのが正解なんですね。進化的に見ていくと菌類は植物より動物に近いというふうな関係に見なされることがあるんですね。それは何故なのかというと、キノコなどの菌類は枯れた葉っぱや落ち葉なんかの有機物を分解して自分の体をつくりあげていく性質を持っているからですね」
このあたりすごくガリベンガーVっぽい話題ですね。
要するに、植物は土中の窒素やリンなどの無機物を吸収し光合成することで有機物を生産しているのに対し、菌類はその反対で有機物を吸収して無機物に分解しているということですね。なるほど、確かに動物だ。
まあ人間の場合は有機物を食べるけれどもウンコも有機物なんですけどね。へへへ。
それからキノコの本体はどこにある?という話題も出ました。
これは3年前のマツタケの謎回でも少し触れていましたね。キノコ自体は子実体と呼ばれる、あくまで胞子をバラまくためにある器官であって、本体とも呼べる菌糸体自体は土中に広く張り巡らされています。マツタケが生える土は輪っか状に白くなるという話でしたが、アレのことですね。
キノコって1ヶ所にポコポコ何本もまとまって生えがちですけど、それもそのはず、同じ本体から生えた親指人差し指中指・・・みたいな関係だったんですね。なるほどなー。
毒キノコの話題の一環でスギヒラタケという名前が挙がりました。
昔から食用としてよく知られていたキノコなんですが、2004年にいきなり59人もの中毒症例が確認され、うち17人が死亡したという事件が起きました。しかも発生地域は9県にもまたがる広範囲となっており、ある日スギヒラタケが一斉に突然変異したという説は考えにくいところ。すっごいミステリーな話ですね。未だ原因ははっきりとしていません。
ただ、ひとつの仮説としてこういうのがあります。
この集団食中毒事件が発生した前年、改正感染症法という法律が公布されました。この法律では急性脳炎の症状を示す患者が見つかったら全て都道府県へ報告することが義務づけられていたんですが、この急性脳炎というのがずばりスギヒラタケの食中毒症状と一致していたんです。
つまりこうです。スギヒラタケは食用だと勘違いされていただけで元々毒キノコだった。食べた人のうち一定割合に古来から急性脳炎の症状は出ていたはずなのだが、食用だという誤解が広まっていたため医学的な検証は充分に行われず、長らく発症との因果関係が見逃されていた。たまたま新法のおかげで症例の全国的な統計データが得られ、その発生原因としてスギヒラタケが浮かび上がってきた、と。
「ただ、やはり古い図鑑で食べられるキノコであっても、新しい図鑑ではちょっと違うよって部分もあるわけですから、その時代時代に合った、あるいは最新情報をもとにキノコを食べていただきたい」
いやはや、真実というのは想像している以上に目に見えにくいものなのかもしれませんね。
コメント
ほぼゴールデン帯への進出!おめでたいですねー
番組の根幹は変わってないようでしたがやはり枠自体の時間が短いこと、CMの回数も多かったこと(それ自体はいいこと)、出演者も増えたのでそれぞれフォーカスすることが減って少し存在感が薄くて寂しさを感じました。
とは言っても慣れ親しんだ千本ノック形式も最初からその形だったわけでもなく、いい感じの着地点を見つけて欲しいなーと思いました。
感想文を書く時間がつくれそうな放送時間帯になったので、番組を応援する気持ちを込めて更新を再開することにしました。よろしくお願いします。
今回あまり目立たなかった出演者がいたのは人数の問題ではないんじゃかな、とは思いましたね。私としては。等分に出番をつくろうという編集意図は感じられなかったので、単純に面白いやりとりを抽出したら自然ああなったって感じだと思います。
キャストもスタッフも失敗を怖れずどんどん前のめりに挑戦してくれたら、一視聴者としてはもっと見応えのある番組が見られるんじゃないかとこっそり期待しています。
生徒役に人間が増えたこと自体はたくさん可能性を感じられてすごく好き。