
でも、ツバサくんなら作戦に気付いてくれると思ってた。

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「気まずい二人!? ツバサとあげは」
大きな出来事
メインキャラクター:ツバサ
目標
ピクニックを通してあげはの人となりに対する不快感を解消する。
課題
いつも飄々としていて、何でもお見通しみたいにしているくせに、ツバサに次々無理難題を押しつけては無駄骨を折らせようとしてくるあげは。ツバサには彼女が自分をからかって遊んでいるとしか思えなかった。
解決
あげはは最初から答えを見通しているわけではない。人より少し考えが柔軟で、少し行動力があるからそう見えることが多いだけ。ツバサへの態度もけっしてからかっているのではなく、問題解決のため本気で頼りにしているからこそだった。
それを理解したツバサは、あげはへの評価を「自分を困らせて遊ぶ人」から「自分に期待しすぎな困った人」へと改めた。
バトル
苦戦
人質に取られたあげはとエルちゃんを盾にされ、ツバサが満足に戦えなくなった。
勝利
ツバサが助けてくれることを信じたあげはが命の保証もない空中でランボーグの拘束から脱出。ツバサはその期待にみごと応えることができ、救出に成功した。
ピックアップ
ピヨちゃん
運転初心者にあるまじきゴッツいアメ車ということで車ヲタの間で話題沸騰だった、あげはの愛車のこと。車体色が黄色だからピヨちゃんなんだと思われる。びゅんびゅんできゃわわー。
ソラ吾郎
らそ山のイメージキャラクター。らそ山クエストを全てクリアするとサンバイザーやぬいぐるみなどの非売品グッズがもらえる。プニバード族に似ている気がする。
なぜかエルちゃんが一目見た瞬間から大興奮していた。キミまさかそういう理由でツバサをナイトにしたのか。
「かくれているきれいなものは?」
らそ山クエストの一環として、ロープウェイからお花畑を見下ろすと虹色の翼に見えるという趣向があった。しかし、ロープウェイに乗ったあげはが実際に見たものは・・・というダブルミーニングな演出。
なるほど。あげはにとってツバサは期待に応えてくれる人なんだな。それでパートナーになるんだな。
・・・と、得心したところで、ふと“Answerer”という名前の剣のことを思いだしました。(厨二病)
アンサラー。原語での銘をフラガラッハ(Fragarach)。ケルト神話における万能の英雄神・ルーが帯刀している剣です。
この剣は抜くべきときが来るとひとりでに鞘から抜け、投げれば敵を貫いて手元に返ってきて、斬りつければどんな鎧もどんな鎖も斬り裂き、しかもこの剣でつけられた傷は絶対に癒えることがないといいます。
だから“Answerer”。所有者の期待のことごとくに完璧に応えるからこそ、この剣は「応える者」と呼ばれるわけですね。昔の人の厨二病レベルはしみじみ高い。”Fragarach”ってケルト語で「窮極の応答」って意味らしいですよ。
あげはにとってツバサはまさにこのアンサラーです。
ただ思いを同じくする同志というだけじゃない。ただ誠実なだけの少年というわけでもない。ちゃんとした実行力を持ち、期待を向ければ向けるだけ成果を出してくれる、頼りがいのあるパートナー。
そういう人物像として出会う必要があるからこそ、あげはとツバサの面識をつくる前に、一旦ツバサがナイトとして目覚める必要があったんですね。あげはから見て彼がこのうえなくヒーローらしく見えるように。
裏を返せば、あげはの自己評価が「アイディアだけあっても実行できなきゃ意味ないじゃん!」といった具合になるように。
なんとなく、なにかがムカつく相手
「・・・その『少年』っていうのやめてください」
(正規メンバーとしては)シリーズ初の男の子プリキュアという注目のされかたはしていますが、ツバサ自身は自分の性別について特に思うところがありません。本当にただたまたま男の子がプリキュアになっただけです。
そんなツバサが、どうしてか「少年」というあだ名がどうしても気になってしかたない様子です。
いったい何故? 具体的な理由ははっきりとは語られません。背景事情を鑑みても彼が自分が男性であること、あるいは子どもであることにコンプレックスを抱いている事実はないわけで、少なくとも「少年」という呼び名そのものが気に触っているのではないと推測されます。
「きゃー! かわいいー! もちもちできゃわわー! わお! 今のってどうやったの? お邪魔してます! 私、聖あげは。はじめまして! ちゃんと話すのは初めてだよね。こないだの活躍見たよ。ましろんからもいろいろ聞いてる。てか、鳥でも朝弱かったりするの? ねえ、あとでもう一度鳥になるのやって見せて! よろしく、少年! おっはよー! 今日はみんなでお出かけ! 山行こう、山! イエーイ!」
というか、まあ、何にムカついているのかは明らかですね。小難しく考えるまでもなく。
起き抜けにこのバカテンションを浴びせられたら誰だって不機嫌にもなります。
こっちからの質問も要望もガン無視で、向こうのやりたいことばかり強引に押しつけてくる相手。それがツバサから見たあげはの第一印象でした。
逆をいえば、ツバサがあげはを嫌う理由もこのただ一点。
ただただウザい。とにかくウザい。
「少年」呼びに反発するのはつまり、あげはという人物そのものを不快に感じていることのささやかな表明なのでした。かわいいなこの子。
「少年。荷物重くない?」
「・・・大丈夫です! ボクはプリンセス・エルのナイト。これくらいの荷物なんともありません!」
「ありがとう。でも、大変になったら言ってね」
紫色のチューリップの花言葉は「高貴さ」。自らの立場にふさわしい気位の高さを持つことです。

本来、あげはの人となりはけっしてツバサと相性が悪くありません。
エルちゃんのナイトを自負する誇り高いツバサに対し、あげはは相手のあるがままを尊重できる人。幼いころのましろに敬服の念を抱いたように、あげはという人は相手との年齢差や関係性にこだわることなく、純粋にその人そのものを見てくれます。
最悪すぎた第一印象さえどうにかなれば仲よくなれそうなものですが――。
「わかっていたなら先に言ってくださいよ!」
「アスレチック、関係なかったじゃないですか!」
「そっちはコースから外れちゃいますよ! 謎解きは!?」
いろいろと間が悪いことに、今日はツバサから見てあげはの印象が悪くなることばかり起きてしまうのです。
あげはがちょっと大人なお姉さんみたいな雰囲気を醸しているから余計にそう感じてしまうんでしょうか。いちいち先回りされているような、本当は最初から答えがわかっているくせにわざと自分に問題を解かせているような、そういう年下として侮られている印象をひしひしと感じるのです。
「少年」って、もしかしてそういう意味?
もしかして年長者アピールされてた?
「むうー・・・! もういいです。ボクはこっちを探します!」
ラベンダーの花言葉のひとつに「疑惑」というものがあります。普通なら芳しく清潔に感じる花の香りも、虫の居所が悪いときに強く香りすぎると逆に怪しく思ってしまうことがあるのです。

あちゃー・・・。
「あげはちゃんとエルちゃんは? 一緒だったんじゃ・・・?」 「それは――。ボク、ああいう強引な人ってちょっと苦手です」
すっかり機嫌を損ねてしまったツバサ。あげはの印象はもう最低のどん底です。
「あげはちゃん、わかってくれると思ったんじゃないかな。ツバサくんのこと信じてたから。――ちょっと強引なところもあるけど、エルちゃんを思う気持ちはツバサくんもあげはちゃんも同じだよ」
「あげはさん、そんなツバサくんなら言葉にしなくても気付いてくれると思ったのかもしれませんね」
けれど、一旦ツバサの主観から視点を移してましろとソラに語らせたなら、あのあげはという人はどうやらツバサが思っているような人ではない様子。
黄色いチューリップの花言葉は「報われぬ恋」。
あの人が自分に向けていた思いが、本当は自分に全然伝わっていなかっただけなのかもしれないと、このときツバサは思い至ります。

今話、物語自体はツバサ視点で進行していますが、中心に据えて描かれているものはむしろあげはの思いです。
プリキュアのメイン視聴者層から見るとちょっとお姉さんなあげは。彼らにとって、自分より少し大人な人の気持ちを理解するのはちょっと難しいことかもしれませんが、それを比較的年齢の近いツバサの目線を借りて想像してみようというのが今話の趣旨になります。
なんとなく、なにかがムカつくお姉さんでした。
こっちのことを子ども扱いしているような印象がありました。
大人ってそういうところがあります。
お父さんやお母さん、親戚のおじさんおばさん、学校や保育園の先生。年長者にからかわれた経験のない子どもは、おそらくまずいないことでしょう。彼らは本当に楽しそうに子どもをイジりたおします。
そして、大人というのは賢いものです。
少なくとも小さな子どもよりは。 子どもにとって大人はいつも正しいもので、大抵最初から正解を知っているもので、よく子どもに問題を解かせようとするけど自分で全部やったほうが本当はずっと早くて。
その思い込みを取りはらいましょう。
「うん。こっちに来る途中で閃いちゃった。タヌキのイラストがあったから『た』の文字を抜いて、“アスレチック”だなって。ほら、私もちゃんと謎解きしてるでしょ」
「アスレチックをクリアすれば道は開ける! がんばれ、少年!」
あの人は、もしかしたら、本当に誠実に、ずっと自分と同じ目線で問題に取り組んでいてくれていたのかもしれない。
ラベンダーの花言葉は「献身」、そして「期待」。
「あれ乗ろう! いいからいいから、少年。早く早く! ほら、行くよ!」
本当は最初の印象ほどムカつく人じゃなくて、年下だからって侮る人でもなかったとしたら――。あの人は、本当は――。
シロツメクサの花言葉は「私を思って」。

君ならきっとうまくできるから。
「あー、びっくりした。ありがとう!」
「いくらなんでも無茶しすぎですよ!」
「あはは・・・。でも、ツバサくんなら作戦に気付いてくれると思ってた。にゃはは」
あげはは頭が回る子です。
今、何をするべきか。ここには誰がいて、それぞれどういうふうに動けばいいのか。何をどう解決すれば目的を達成できるのか。そういったことを俯瞰的に考えることが得意です。
「どこかで金属バットでも拾って戦えばワンチャン? いや、無理! ああもう、何かいい手は――!」(第4話)
「・・・中止! ごめん! 正直、私の作戦に無理があった。もっと別の――」(第9話)
だからこそ日々痛感することになる自分の無力。
あげはの知っているましろはすごい子です。それに負けないくらいソラもすごい子です。あげはにできなくても、このふたりにならできることがたくさんあります。
ツバサもすごい子。あの日ヨヨお婆ちゃんにエルちゃんを守ると約束したのはあげはなのに、実際に救いだしてみせたのはツバサでした。本人にはまだわかってもらえていないようですが、あげはが彼を強く信頼しているのは、だからです。
あげはは知っています。
ツバサという子は、あげはにできないことを代わりにやってみせてくれる、ヒーロー。
「離せー!! ・・・って、本当に離されても困るんだけどね」
自分たちを人質にとったランボーグはロープウェイを伝って空中を移動中。
あげはにできることの範囲でこの危機を脱する冴えたアイディアは、残念ながら何も思い浮かびません。
けれど、はっとします。ここにはツバサがいるじゃないか。だったら自分にできることの範囲だけで考える必要はない。だって、あの子ならできるんだから。あの子ならやってくれるんだから。自分なんかと違って。
頼ればいい。
頼っていい。
頼れる。
今日一日一緒に歩いてみて、改めてすごい子だと思いました。
タヌキを知らなくても謎を解けていたし、不安そうな顔をしながらもアスレチックを踏破して見せた。知らないうちに不愉快な思いをさせてしまっていたのに、それでも付きあってくれていた。
素直で、優しくて、生真面目で、勇気もあって。
あんなに怒らせてしまったのに、それでも、追いかけてきてくれた。
「かくれているきれいなものは?」

あのときロープウェイのゴンドラからきれいなものを探して、見つけてしまいました。
きっとどんなものより輝かしい宝物。
虹色の翼よりももっときれいだった、あのときのツバサの真剣な表情。
ああ、この子は応えてくれる人なんだ。
「どうして、わかったんですか? ボクが山頂を目指してくるって」
「・・・ふふ。ロープウェイから見えたよ」
「ええっ!?」
「走るの速いんだねえ」
見たよ。信じてる。
この子は期待してあげれば一生懸命応えてくれる子なんだって、頭のいいあげははもう気付いています。
コメント
今日は4人ぐるみでピクニックに行く話でした
(前略)思ってるかもしれませんね
というセリフにはシックリ着ました!!☆☆♬
これは2017年から2018年の春休みに開催される甲子園に向けての時期、北信越地区は3チーム出られるワケですが、秋の決勝は石川県勢が揃って進出しました
だから21世紀枠の北信越地区代表推薦は石川県勢が1番難しいかもしれませんね
と高校野球サイトの掲示板に書き込んだこともあります
そういう意味では私の経験談的に感慨深いセリフでもありますね
>で、プリキュアとは完全に無関係なことで言いたい雑談は
岡山龍谷がある地域の一品香という中華料理店で、ニラレバを注文しました
すると汁が程良い甘辛さというのは収穫でしたね!!☆☆♬
だから足りなかったのは再び旨味を感じることと、シックリ来るスパイスの有無でした!!
というワケで、今度その一品香に外食に行った時は、旨味を再び感じられることと、シックリ来る不思議なスパイスが効くようになっていることですね!!♫
ましろ、あんまり運動が得意じゃないのによくぞソラについていけたものです。優しい=諦めないという謎等式を編み出しただけのことはある。
・・・というか、5人でハイキングに行って2:3で分かれるってあんまりやらないよね!? ソラに単独行動させるわけにいかないってあげはの気持ちはわかるけれども。
とりあえず次回はそんな暇無さそうですが、今度は5人一緒に遊べる機会が来ることを願います。
『少年』呼びは、ツバサに対するあげはなりの敬意を表したもの(それこそ『プリンセス』と同じ意味合い)なのかなと思ったり。
今までのましろんに対する接し方を鑑みて、子供扱いしたわけじゃないのは薄々察してました。一周回ってちょっと失礼っぽい気はしますけど。
アスレチックのくだりで見事ツボりましたが、まあ大体そんなもんですよねw
というかキーワード集めたりしないのであれば、グッズと謎解きゲーム自体が最早関連性ない気が……看板やアスレチックが、山中の休憩所代わりってところでしょうか。
そういえば全然映ってなかったソラたちのコースはどんな感じだったのか、ちょっと気になります。
同じようなスタンプラリーで、スルーできることに気付いたクラスメイトを待たせてまでいちいちアスレチックに取り組んでいたのが私です。あのころの私はマジメでした。しかも運動がニガテでした。飽きて途中参加してきた子たちに一瞬で追い抜かれました。いろいろ迷惑をかけたものです。
たぶん、名前を知らない時点でインパクトある存在感を見せつけられた(第9話)から、「少年」という仮名のままあげはのなかで定着しちゃったんでしょうね。初対面のときちゃんと紹介されていたソラのことは普通に「ソラちゃん」呼びなあたりからして。そういう意味で、なるほど敬意。
周回遅れで、もうひとつ。
次回紹介の最後、本日の放送中の途中に出た、夕日をバックにトレーニングに励むソラ君。
昭和の、それこそ彼女たちの祖父母の学生時代のあの一連の青春ドラマをほうふつさせました。~当時私は生れて間もない頃です(汗汗)。
しかし、タイマン勝負に挑んだそら君とカバトン、最後は、カバトンさんをソラ君が救う形になって、ホッとしました。
さらばカバトンと言おう♪
になりかけたが、ならなくて、よかったかな。
~よかった。これで、プリキュア会に酒飲み仲間ができたぜ( ^ω^)・・・
大いなるへびのあし
↑のコメント、匿名で出してしまいましたが、私です(苦笑)。
こんなこと書かなくてもばれたかもしれませんが(汗汗)。
あの自信家のカバトンが、自分のほうが弱いかもしれないことを自覚して悲壮な覚悟で挑むというのがまたいいんですよね。
それにしてもカバトン、絶対力押しより策略のほうが向いていると思うんですが、あの自分の頭脳への徹底した不信っぷりは逆に何があったの・・・。
私からだと文章のクセ以前にそもそもIPアドレスが見えているので誰だか識別できるんですが、他の読者さんのことを考えるとできるだけ名前欄は入れたほうがいいかもしれませんね。