――俺の負けだ。お前はTUEEEE。俺なんかよりずっとな。・・・あばよ。
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ひろがるスカイ!プリキュア 第12話感想 みんなと一緒の修業の成果。
――俺の負けだ。お前はTUEEEE。俺なんかよりずっとな。・・・あばよ。
「ツエェェェ! キュアスカイ対カバトン!!」
大きな出来事1
メインキャラクター:ソラ
目標
一騎打ちを挑んできたカバトンに勝つ。
課題
ずる賢いカバトンがあえて騙し討ちなしの一騎打ちを挑んできたということは、それだけ隠し球に自信があるということ。こちらも相応の準備をしなければならない。
解決
ましろたちや山のヌシの協力を得て、ソラは充分な修業をすることができた。また、決闘当日もましろたちに応援されて力が湧きあがった。
大きな出来事2
メインキャラクター:ソラ
目標
アンダーグ帝国に粛清されるカバトンを救出する。
課題
カバトンはエルちゃんを狙う敵であり、しかもこれまで何度も卑怯な手を使ってきた信用ならない相手である。彼のためにソラが危険を冒す理由は無いように思われた。
解決
カバトンが卑怯な手を使ってでも自分の強さを誇ることにこだわっていたのは、弱者を虐げるアンダーグ帝国において我が身を守るためでもあった。
その是非はさておき、カバトンのこれまでにも理由があったことを知ったソラは、うまく言語化できない自分の信念に基づいて、彼を救出するために行動した。
バトル
苦戦
自分自身をランボーグっぽくするというカバトンの秘策は強力で、純粋な力勝負では勝てる見込みがないように思われた。
また、一対一の勝負に負けたカバトンは卑怯にも約束を違え、エルちゃんを捕らえようと再び襲いかかった。
勝利
ましろたちの応援を受けたソラはカバトンに正面から立ち向かえるくらい強い力を発揮することができた。
カバトンが約束を違えたときもましろたちがサポートしてくれたことで、無事にエルちゃんを守り抜くことができた。
『カバトン~本当の強さを~』
カバトン カバトン
強さだけがすべてだと信じてたけど それは違ったんだね
カバトン カバトン
プリキュアと出会って 本当の強さを感じたんだねカバトン カバトン
自分の命を賭けてプリンセス・エルを奪おうとしたけど
カバトン カバトン
キュアスカイに救われて 心に虹が架かったんだねカバトン カバトン
悪役から味方になって ソラシド市でおでん屋さんになったね
カバトン カバトン
夢を持って頑張って みんなに笑顔を届けるんだねカバトン カバトン
君は立派なヒーローだよ ひろがる世界へ飛び出そうよ
カバトン カバトン
君は素敵な仲間だよ プリキュアと一緒に冒険しようよ
Bing AIに『ひろがるスカイ!プリキュア』の基本情報と評判、カバトンのキャラクター性を確認させたうえで、なおかつ今作のテーマ性を踏まえ、叙情的なカバトン応援歌を書けというオーダーを出したらこんな歌詞ができあがりました。やっとチャットAIとのコミュニケーションが少しは理解できた気がするー。
それにしてもBing AIはリアルタイム検索しているだけあって最新情報に強いですね。こういう悪ふざけみたいな使いかたをするぶんにはChatGPTより優秀です。
なお、カバトンが何故かおでん屋を目指していることになっているのはAneひめ.netの記事を参考にしたせいのようです。
Aneひめ、知らないうちにプリキュアの各話あらすじ記事なんて出してたんですね。
ページソースを覗いてみると8時55分投稿とかいう狂った投稿時間になっているんですが、もしかして放送を見ながら実況みたいにリアルタイムで書いているんでしょうか。妙に画像が粗かったり、ところどころ表現が怪しかったりするのはそのせいか。はー、すっごい気合・・・。プロのライターの底力を見た・・・。
責任と独断と
「ソラちゃん。本当に大丈夫なの?」
「私が決めたことですから。この先エルちゃんをスカイランドに送り届けたとしても、カバトンに狙われているかぎり安心できません。これで決着をつけます」
このソラ賢いな。
「でも、あんなやつの言葉を信じてもいいんでしょうか?」
「カバトンの目はいつになく真剣でした」
「だったら奥の手と言ってたのもハッタリじゃないってことです。いったいどんな手を使ってくるか――」
ツバサはいつも賢いな。
今回、ソラはエルちゃんの後々を考え、カバトンからの一騎打ちの申し込みを受けることにしました。
いつものカバトンは卑怯な手ばかり使ってくる小悪党です。ソラ自身も何度か彼に騙されたことがあります。
エルちゃんの安全保障は絶対に必要なもの。けれど肝心のカバトンとの口約束を信用できるだけの材料がありません。(実際裏切られます) 強いて挙げるにしても彼の目が真剣だったという程度。
だからこれは「私が決めたこと」。
今回、ソラは一騎打ちを自分の独断として、全て自分ひとりの責任で片付けようとしました。
ましろたちに頼るつもりは初めからなかったのでしょう。肘はぴんと伸びて、両手に固く力が篭もります。かつてひとりで戦っていたとき、体の震えを押し隠しそうとしていた癖そのままに。
ソラは本来こういう子でした。周りにいる人に頼るということを知らない子でした。
「あの日、あの瞬間から、私はヒーローになるためのトレーニングを始めました。・・・自分で決めたことです。だから、自分で受け止めるしかないんです。『ひとりぼっちを怖れない。それがヒーロー』――。・・・でも、友達ができました。ワガママです。わかってます。でも、怖いんです! ましろさんが傷つくなんて、そんなの絶対イヤだ!」(第5話)
ソラは知っています。自分で決めたことがもたらす結果は自分で受け止めるしかないということを。むしろ、自分ひとりで受け止めきれなくなること、責任の所在が自分のコントロール下から離れてしまうということがどんなに恐ろしいことか、彼女は身に染みて理解しています。
ずっとひとりで戦うことを好んでいました。どんなに怖くても、自分のせいで誰かが傷つくよりははるかにマシ。あのときまではそういうふうに考えていました。そして、今回も。
今回に限ってカバトンを信用することにした根拠は自分の直感。
そんなものを信じてカバトンの申し入れを引き受けたのは自分の独断です。
もし見誤っていた場合はましろやツバサに余計な負担をかけてしまうことでしょう。そんなの、自分で自分を許せない。
「どんな手かはわかりませんが、それでも勝つのが――」
「ヒーロー、だよね」
「は? ましろさん・・・?」
「ツバサくん。心配なのは私も一緒だけど、こうなったらソラちゃんを応援しようよ。決戦までまだ3日もあるし、いい考えがあるんだ」
けれど、そんなソラの悪癖をましろは許しません。
だって、ましろはそのためにプリキュアになりました。誰かのためにひとりで戦うソラの気高さがどうしようもなく眩しくて、だけどそんなソラをひとりぼっちで戦わせるのがどうしても悔しくて。
その思いは“優しさ”っていうんだそうです。そして“誰にも負けない力”でもあるんだそうです。
「ダメだ。『友達』以外の言いかた見つからないや。『パートナー』とか『相棒』とか、そうじゃなくて、あなたは私の『友達』。あなたが心配だよ。助けたいよ。気持ちは同じ。それって、一緒に戦う理由にならないかな」(第5話)
ことこういう場面においてましろは誰にも負けたことがありません。
たとえ相手がソラ特有の強固な責任感であったとしても、それ以上の頑固さでもって絶対に譲りません。
そして、絶対に譲らないのだから、彼女の優しさは絶対に伝わるのです。
「私たちはこれぐらいのことしかできないけど、でも、だから全力で応援するね」
「ボクらだけじゃありません。あげはさんも、ヨヨさんも、プリンセスも応援してるみたいです」
「とても心強いです。みなさんのおかげで心の曇りが晴れました!」
かくして「私が決めたこと」は「みんなで一緒に取り組むこと」へと変わっていきます。いつものように。
約束と孤独と
「カバトン。あなたも約束は覚えていますね?」
「ああ。もし俺が負けたらプリンセスには手は出さねえ。まあ、負けるわけがねえがな」
その約束は守られませんでした。
「どうせ負けたら俺は始末されちまうんだからな・・・」
カバトンのこの約束にかけていた真剣さを見誤ったのではありません。
ソラの知りえないところで、カバトンが手段を選んでいられないほどに追い詰められていただけです。
「そんな約束忘れたのねん! どんな手を使っても、最後に勝ったやつがTUEEEEのねん!」
幸い、彼の卑怯はましろたちの活躍によって食い止められました。
一騎打ちに備えてしっかりと修業することができたのと同じように、応援を受けていつも以上のパワーを出せたのと同じように、今のソラはひとりで戦うよりみんなと戦ったほうがもっと強い。それを実感する一幕でした。
さて、そんなどこをどう見てもいいところ無しなカバトンを粛清するべく、恐ろしいアンダーグ帝国の魔の手が迫ります。
「ひっ! い、嫌だ! 負けるなんてぜってぇ嫌なのねん! アンダーグ帝国じゃYOEEEEやつに価値はねえ。だから俺は必死にTUEEEEやつになろうと・・・! ひいっ! 俺はまだ役に立ちます! どうか、どうかお許しを――!」
つらつらと情けない言葉を並べながら、それでいて助けてくれとだけは絶対に言わないカバトン。ワラにもすがりつきたい思いにありながら、それでもなお彼の頭には万が一にもプリキュアに助けてもらえるという可能性は思い浮かばないようでした。
どうりで約束を守らないわけです。だって、彼はこれまでも誰にも頼らずひとりで生きてきたわけですから。誰かの助けを当てにしないのなら、人と人とのつながりを必要としないのなら、誰かと約束を交わす意味も、当然、約束を守る価値だって無いのですから。
「お、応援だあ!? そんなの強さに関係ねえ!」
脇目も振らず力を得ることだけに邁進することで得られる強さというのは、もしかしたらあるのかもしれません。
周りにいる誰かとの関係性を築く時間があったら修業に打ち込んだほうがいい、そういう価値観もあるのかもしれません。
「ひとりぼっちを怖れない。それがヒーロー」。そんな信条を掲げていた孤高のヒーローが他を凌駕する力を示していた時期は、確かにありました。
腕は震えて、足はすくんで、それでも。どんな情けないところを見せたって、目の前の敵を倒すことさえできるならTUEEEEと言って差し支えなかったでしょうに。
彼女は、それでも、友達をつくったんです。
実際のところ、自分ひとりだけで生きるなんてことは可能なんでしょうか?
誰かと助けあう。友達と仲よくツルむ。そんな関係性以外に他者との接点は無いものなんでしょうか?
「うるせえ! そもそも全部お前が悪いのねん! プリンセス・エルをさらおうとしたあのとき、お前さえ邪魔しなけりゃ――! あれからやることなすことまるでうまくいかねえ! お前は俺の疫病神だ! お前さえ倒せば全部うまくいく! 俺と一対一で勝負しろ!」
結局、誰かと競うことになる。
結局、誰かを憎むことになる。
もしくは、誰かに憎まれることになる。
理不尽な話です。
かつてソラは友達が傷つくことに責任を負いかねて、ましろとの共闘を拒否したことがありました。
ですが、どうでしょうか。ソラの意志とは全く関係ないところで、ソラが全く想像していなかった相手が、自分の被った損はお前のせいだとわめき立てています。
もちろん自業自得、ツバサが言うように逆恨みもいいところです。ソラが責任を感じる義務は少しもありません。
それでも。それでもです。
カバトンのソラに対する言いがかりと、ソラがましろに感じていた責任感。このふたつにどういう違いがあるというのでしょうか?
どちらも相手がどう感じているのか考えない、一方的な気持ちの押しつけ。相手が認識していない義務を勝手にでっちあげていたひとりよがり。
ソラとカバトンとにいったいどんな違いがあったでしょうか?
「カバトン! 今、助けます!」
哀れに思ったわけではないでしょう。
同情したわけでもないでしょう。
ここで私が書いているような、自分と彼とを重ねて見る感覚を持ったわけでも、おそらくはないでしょう。
言語化不能な、自分でもよくわからない衝動に突き動かされて、ソラはカバトンを助ける決断をします。
ソラは知っています。
自分が、ひとりでいたままでは今ほど強くなれなかったであろうことを。
あなたが心配だよ。助けたいよ。一緒に戦いたいよ。その言葉、その背負えない重荷が、どんなに自分の心を軽くしてくれたものか。
「俺はお前の敵なのねん! な、なのになぜ――」
「わかりません! でも、こうすることが正しいと思ったからです!」
これは、だから、ただそれだけの思い。
今話、ソラはまた少し強くなれました。
みんなで山ごもりして、あげはには車を出してもらって、ツバサには山のヌシに会うべく口ききしてもらって、ましろがつくってくれたカレーをみんなでおいしく食べて。
それがすごく充実していて。
それがとっても楽しくて。
そして、きっとそのおかげで、ひとりで戦いに挑んだカバトンに勝つことができたんです。
だから。
こうすることがきっと、今のソラにとって正しいことだったのでしょう。
コメント
セーラームーンの無印を境に、この手の正義と悪を問わず、キャラクターが死んでしまうというパターンが封印されて味方もしくはそれに近い役どころになる、あるいは浄化するといったパターンが増えて久しいようです。
それはともあれ、カバトンさんは、プリキュアには珍しく酒を飲むキャラクターですね。
昭和のアニメには、ちゃぶ台返しの酒飲みの、いろんな大人が出ていたように思いますが、日曜朝の子ども向けアニメで、酒飲みキャラは、ある意味新鮮かもしれません。
~もっとも、御意見番の私は酒飲みでして、プリキュアから「酔っ払いさん」等々言われるキャラクターになってニチアサを迎えて久しいですが、それはまあ、その(汗汗)。
しかし、居酒屋じゃなくて赤ちょうちんの屋台というのが、かぐや姫の歌の世界で、なかなか、乙でよろしおます。
とりあえず、カバトンさんと大酒大会をやってしまっては、ともども亡命先ソラシド市から追い出されかねないので、無茶は、せんときます(なんのこっちゃ)。
~プリキュア御意見番・二代目喝御大
最近は酒席でのトラブルが減ったこともあり、若い世代のアルコールに対するネガティブイメージが改善されつつあると聞いたことがあります。赤ちょうちんなんてものを出せるようになったのはそういう社会の変化が影響しているかもしれませんね。
それにしてもあのおでん屋台、なんで昼間っから営業してるんですかね。夕飯のおかずに買って帰る主婦とかがいるんでしょうか。
今日はカバトンとキュアスカイがサシでほとんど決着をつけようとする話でした
ましろがソラ・ハレワタールの変身前に、「ソラちゃん。頑張って」とエールを送ったのは、順序が違えどシックリ着ましたし、プリキュア的に感慨深いセリフとも言えますね
キュアホワイトソックスがたった1人で次々とウザイナーを浄化して行くふたりはプリキュアSplash Star風の自作小説では、第2話にて、キュアアイドルギャンブラーモドキがキュアベースボールギャンブラーモドキに対して
「頑張って キュアベースボールギャンブラー(の下の名前)」
とエールを通天閣の内部で送り込みました
その後で、チャンピオンに3年半本格連載されたギャンブルフィッシュの主人公も
「よろしく頼むさ。○○○(キュアホワイトソックスの下の名前)」
とエールを送り切ったのも懐かしいです
で、敵側に粛清されるというパターンは私の場合、レンジャー系において、2005年から2006年にかけてのマジレンジャーから始まったと思うと、7時30分から始まって9時までに終わるニチアサ的に感慨深いパターンと言えますね
マジレンジャーはキュアベースボールギャンブラーの場合、自分自身も純粋に好きで(21世紀生まれである)弟と一緒に毎回毎回楽しみに視ていたと振り返ります!!☆☆☆♬
★与方さん
私は鴨方(おかやま山陽高校がある地域)のドラゴンズファンなのです!!
おかやま山陽の高1の6月初旬から中旬にかけて岡山県紙である山陽新聞にて福留大暴れという記事を見つけてからその鴨方のドラゴンズファン一筋20年前後のおっさんでもあります!!
今年のドラゴンズVS阪神は元ナゴヤドームであるバンテリンドームにて、3回戦まではドラゴンズがお互いに点を取り合うと、そのドラゴンズが勝ち越しさせてもらいましたが、今現在の私の現職の会社には(すごくまともな)阪神ファンも復活したので、阪神の勝利もある意味楽しみと言えます
阪神がリーグ優勝及び日本一の暁には、関西にある阪神百貨店が安くなるというニュースもあるらしくて、その阪神がリーグ優勝及び日本一の暁であるアニバーサリーケーキの発売が、阪神西宮駅前の阪神百貨店のケーキ・カフェの専門店にあっても良いと思いますよ
これからもよろしくお願いします
>で、プリキュアとは無関係な雑談で言いたいことはもう一つあって
今日は岡山の近辺では愛媛県にて23日は双海(ふたみ)の日なのです!!☆☆♬
だからこそ愛媛県の双海町は伊予市に吸収合併されているワケですが、毎月23日は双海の日にちなんで愛媛県双海町特有のソフト(サーブアイス)クリームを50円前後の安売り発売もして、愛媛県の双海をPRして欲しいものですね!!☆☆♬
土曜が23日だと12月でもETCはまだ割引が効くので、なおさらです!!☆☆♬
余談ですが、明石でも二見の日が毎月23日にあってPRするのも有りだと思いますよ!!☆☆♬
今話のましろは地味なはたらきながら大金星でしたね。ソラ、本質的に職人気質というか自分のことは全部自分でやりたがるタイプなので、放っておくと万策尽きても独りで足掻きつづける危うさがあります。