私たちは活動7年ネンネン目に入ったわけですが、7年ネン目は、VTuberとしてもアーティスチョとしても成長する1年にしたいと思ってます!
お前本当に成長キスウーワんのか!! ・・・あーん! 江戸に語彙力置いてきちゃったー!
前フリ
最後の一言を書きたいがためだけの記事なのでちょっとダルめです。
まりなす6周年記念ライブ『KAMIUMI』において、
燈舞りんは『NAGUSAMI』と題して、富める者を骨の髄まで啜り尽くす強かな魔性を歌い、
鈴鳴すばるは『IZANAI』と題して、先人たちも己すらも朽ち果てる道行く修羅を歌いました。
両者に共通するのはなりふり構わぬ覚悟。
どうして2人がこれほどに凄惨な思いを抱かなければならないのか。
ライブの終幕を、新曲『KAMIUMI』が綴じます。
KAMIUMI
1st verse
Cut Cut Cut やり直し
物語は不毛な製作現場の一幕から始まります。
さあご開帳 見せ場も濡れ場もないシークエンス
揺り籠 チープでショートなエンドロール
いつか見た焼き増しのプロット シナリオはコピペ AIかい?
今つくられているのはクソみたいな駄作。
山も谷もなく退屈で、どこかで見たような展開、誰にでも書ける安っぽい物語。
きっと、まるで揺り籠に揺られるがごとく、観ているだけで健やかな眠りに誘われる作品となることでしょう。
祭り 祀り 崇め 奉り 良いも 悪いも 神様のおかげ
監督 主演 プロデューサー 神の思し召し
そんな製作現場の中心にいるのは監督、主演、プロデューサー。いずれも業界で神と崇められている人たち。
そんなカミサマどもが、クソな駄作のためにゴミなリテイクを量産しています。
だというのに。なまじあいつらカミサマなので、下っ端はクソをクソとも言えずに唯々諾々と従うしかないのです。
そんな神なら殺して神産み 輪廻転生 極楽浄土さ
楯突けよ 愚者ならば 今こそクランクインだろ
いいえ。
お前は何のためにここに来た?
己のクリエイティビティをかたちにするためだろう?
カミサマがクソしかひり出さないなら、下っ端だろうがなんだろうが、お前がカミサマに成り代わればいいじゃないか。
神様だって死ぬことくらいあります。
たとえば日本の国土をつくり、数多の神々を産んだ偉大なる地母神イザナミは、悪しき火神カグツチを産んだために女陰を焼かれて死にました。
クソでゴミなカミサマしかいないというなら、そいつらはさっさと舞台上から蹴落とすべきでしょう。
クソ駄作はさっさと終わらせるべきです。だって尺がもったいない。
今こそあなたの才能を世界に知らしめるとき。
カミサマを廃した自由な舞台の上で、さあ、いざ。
つまんねえや たまんねえや 雑魚いムービー 鬼が嗤う
恐ろしや うらめしや これで終わり? NO NO Let’s TAKE2
・・・なんて。そう簡単にはいかないものですね。
あなたの処女作は世間からクソザコ評価を突きつけられてしまいました。
世の中の連中は見る目がないんです。カミサマって看板ごときに惑わされて、今まであんなクソ駄作どもにキャッキャしていたくらいなんですから。
しゃーない。切り替えていこう。
2nd verse
権利 論理 真理 義理不義理 良いも 悪いも 神様のおかげ
監督 主演 プロデューサー 神の思し召し
いざ自分が陣頭指揮を務めるようになると、嫌が応にも理解させられることがあります。
しがらみの多さ。横槍の多さ。
どんな業界でも成功者になるためにはそれなりの数の人員を率い、それなりの数の同業者と折衝して、それなりに大勢の人々とうまくやっていかなければなりません。
自分の上にカミサマがいたときは気付くことがありませんでした。知る必要もありませんでした。
だって、あいつらが全部やってくれていたから。
そんな神なら殺して神産み 因果応報 叫喚地獄さ
助けろよ 聖者なら 今からインターバルだろ
つくづくクソみたいな世の中です。
せっかくあなたがカミサマを追い出して自由な製作環境を手に入れたのに、それでも自由なクリエイティビティなんてやらせてくれないんですから。
母神を焼き殺した火神カグツチは、妻を殺され憎悪に駆られた父神イザナギの手で首をはねられ死にました。
因果応報。神殺しの先にあるのは別の神殺しでしかないわけです。
助けろよ。お前らカミサマなんだろう?
駄作しかつくれないクソみたいなカミサマでも、業界を渡り歩くのは上手かったわけで、だからこそカミサマってチヤホヤされていたんじゃないか。
悲しいや 悔しいや ネガキャン PV 神の業
恐ろしや うらめしや これで終わり? Oh Yes Gameover
カミサマを廃して独立したあなたの評価は散々なものでした。
リハ気分かよと逐一詰められ、ネガキャンの嵐、PVももちろんダダ下がり。はいはい、オワコン。
せっかく他人のクソ駄作に足を引っぱられる日々が終わったというのに、あなたは昔を懐かしまずにはいられないでしょう。
昔はよかった。
自分にスポットライトが当たるチャンスが無い代わりに、良いも悪いも全部カミサマが肩代わりしてくれていたんですから。
泣きたくなる気持ちをこらえて自分がいる場所を改めて見渡してみれば、そこは誰もいなくなった舞台上。
誰かに注目を集めるための無数のライトが、ぽっかりと無人の空間を無為に照らしています。
昔はよかった?
本当によかった?
本当に、あれでよかった?
何度も繰り返し 変わらないのは
お前が神になってないから
Last verse
虚ろな神なら殺して神産み 輪廻転生 極楽浄土さ
始めろよ 聖者なら 今こそクランクインだろ
改めて思います。
あのカミサマどもはクソでした。クソ駄作しかひり出せないウンコ製造機でした。
あんな虚無作品に携わって限りある人生をムダに浪費するくらいなら、やはり神殺しをして正解でした。
今になって思えばあいつらにも多少は尊敬できる部分があったかもしれません。
だけど、脚光を浴びるべきはやはりあなたでした。
だって、あなたはそのためにこの世界に飛び込んできたんです。
あなたはそのために生きてきたんです。
あなたはそのために生まれてきたんです。
自分のクリエイティビティがぶっ叩かれるのを恐れて、クソ駄作のチョイ役に甘んじて惰性でメシを食うためでは断じてなかったはずです。
新生児に殺された地母神イザナミの死体からは新たにたくさんの神々が産まれました。
母殺しの咎で殺された火神カグツチの血しぶきからもたくさんの神々が産まれました。
子殺しの罪を雪いだ父神イザナギの体からも、やはりたくさんの神々が産まれました。
そうして新たに産まれたなかには雷神タケミカヅチや、太陽神アマテラス、月神ツクヨミなど著名な神々も含まれています。
天網恢恢疎にして漏らさず。
センスガバガバで見る目がない、だけどカミサマのことをカミサマとして確かに見出していた世間の魑魅魍魎どもよ、さあさご覧じろ。
今はまだカミサマの看板を持たない無名の木っ端の、だけど魂を込めた新作がここにある。
つまんねえや たまんねえや ハッピーエンド 鬼が嗤う
恐ろしや うらめしや これで終わり? NO NO Neverending
今すぐ評価されろとは言いません。
ニチアサの特撮やアニメじゃないんですから、ちょっとどん底から這い上がったくらいで、そんなご都合主義的に軽く一発逆転できるはずもなし。
ハッピーエンドは未だ遠く。
来年の話よりも、もしかしたら遠く。
だけど、あなたはまだ諦めなくていいはずだ。
袖摺り合うも他生の縁さ
揺り籠発の リッチでロングなエンドロール
・・・とまあ、思いっきり私の勝手な解釈で意味もなくケンカ腰に語ると、この歌のストーリーはこうなる感じです。
そして、ロックで下剋上推奨なこの歌詞を、こともあろうに、まりなすの“プロデューサー”であるUMAFFが書いているわけですよ。
祈りを込めて。
神産みのきっかけをつくって死ぬ旧いクソカミサマから、これから生まれ苦しむ新たなザコカミサマへ。
それでもこの縁があなたにとって実りあるものでありますように、と。
あの人、つくづくニチアサマインドに脳を侵食されてるよねー。
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