
※ このツールは、キャラクター分析システム『C-FACS』を構成するツールの1つです。ツール群全体の目的や利用規約については上記リンクの記事を参照してください。
エピソードトラッカーとは?
(以下、C-FACS全体の記事で書いたものと同じ概要説明です)
エピソードトラッカーは、物語の特定のエピソードに焦点を当て、登場人物の心の変化を記録・分析するためのツールです。
だいたい、ひとつの小さな事件についての顛末やアニメ1話分くらいの文量が、分析対象としてちょうどいいスケールになります。
「客観的な出来事」が、どのように「主観的な心の変化」を引き起こしたのか。
この因果関係を解き明かすことで、物語の「点」における変化を正確に捉えます。
このブログの一部のアニメ感想記事冒頭でやっている、メインキャラクター視点でのあらすじ整理を発展させたものです。
主な使いみち
- エピソードの記録・分析:そのエピソードで誰の心がどう動いたのかを、キャラクター視点で深く理解できます。(※ アニメ感想文などを書くお供に)
- 長期的な成長分析の土台作り:記録を蓄積し、キャラクターごとに時系列で並べ直すことで、物語全体における成長の軌跡(アーク)を俯瞰できます。これは「アークチャート」を作成する際の、強力な基礎資料となります。
応用的な使いかたとして、自分の作品を書く準備段階で、キャラクターごとに描きたい成長とそのために必要なイベントをこのフォーマットでリストアップすれば、プロット設計の役に立つかもしれません。(私自身はまだ試したことがないけど)
エピソードトラッカーの仕組みと書きかた
全体構造
- 【分析対象キャラクター】このエピソードで、最も心が大きく揺れ動いたのは誰か。
- 【目標】エピソード開始時点で、このキャラクターが達成しようとしていた具体的な目的は何か。
- 【課題】目標の達成を阻んだ、最大の障害は何か。
- 【結末】目標は最終的に達成されたか、失敗したか。
- 【心の変化】一連の出来事を経て、キャラクターの心にどのような変化が起きたか。
- 【キーキャラクター】心の変化の直接的な引き金となった人物は誰か。
作成ルールと手順
エピソードトラッカーは次の3ステップで作成します。
- 【分析対象キャラクター】を決める
- 【目標】→【課題】→【結末】という「出来事の流れ」を整理する
- 出来事がもたらした【心の変化】と、そのきっかけとなった【キーキャラクター】を記述する
各設問の詳しい解説
使いかたのヒント
- 1エピソード単位で作成:ひとつの小さな事件についての顛末やアニメ1話分など、ある程度コンパクトにまとまった出来事を1単位として記録します。
- 変化した人物全員が対象:1つのエピソードで複数人の心が動いた場合、それぞれの視点で複数のトラッカーを作成します。同じ出来事でも、誰の視点から見るかで全く意味が変わってくる面白さがあります。
- 記録の粒度はご自由に:各項目を簡潔な一文でまとめるか、詳細に記述するかは目的次第です。後から見返すことを考えれば、なるべく短くまとめるのがオススメです。
作例
※ 作例1(『ぐらんぶる Season 2』第2話)
主人公:栞
「私は北原 栞。中学3年生で牡羊座のAB型。実家は古い旅館を営んでいる。ここでひとつ告白しておきたい。実のところ、私は別に兄が好きでも何でもない」
目標
兄に旅館を継がせるため、間違いが起こる前に連れ帰る。
課題
栞は両親に気を使って旅館の娘らしい服装や言葉遣いを心がけているが、実のところ旅館を継ぐ気は無い。
兄である伊織に旅館を押しつけたいが、現在実家を離れている兄は放っておいたら大学生活をエンジョイしているうち、あちらに根を下ろしてしまいそうだ。
結末
【失敗】
伊織は旅館を継ぐことを頑なに拒んでおり、栞は兄を連れ帰ることができなかった。
強硬手段を取ることも考えていたが、兄と話しているうち、そういう気はなくなった。
心の変化
【ポジティブ】
1泊2日で滞在した伊織の下宿先は正直言って楽しかった。
特にダイビング体験は誰とも言葉でのやりとりに気を使わなくていい時間が貴重に感じられて、心地よかった。また、ニブいと思っていた兄も実は自分が旅館を継ぎたくないことを察してくれていることを知って、少し肩の荷が軽くなった気分だった。
キーキャラクター
伊織
ニブくてだらしのないクソ兄貴。放っておいたら千紗あたりと過ちを犯して婿入りしてしまいそうな危うさがある。
ただ、意外と本心は察してくれるし、大事なところでちゃんと正面から向きあってくれる、頼れるお兄ちゃんでもある。
店長
千紗の父親でダイビングショップ・グランブルーの店長。
栞が相手を気づかい本音を隠しがちな賢しい子だということを鋭く見抜き、大自然の中で頭をからっぽにできる、ダイビング体験を勧めてくれた。
【分析対象キャラクター】
このエピソードで、最も心が大きく揺れ動いたのは誰か。
他のツールと異なり、エピソードトラッカーは「誰を分析するか」をエピソードの内容から判断するところから始まります。
アークチャートやコアメソッドはキャラクター分析ツールなのでどのキャラクターを対象にするのか自分で決めますが、このエピソードトラッカーはエピソードの内容を見て分析対象キャラクターを決めます。
対象者を選ぶときのポイント
- 「変化」を基準に選ぶ:価値観が変わる、新たな決意を固めるなど、「その後も影響が残りそうな内面の変化」があった人物を選んでください。一時的な感情の昂りや、元々の信念に基づいた行動は対象外にしたほうがいいです。
- 複数人いてもOK:該当者が複数いる場合は、その全員を対象としてください。
- 初登場回を分析するのもアリ:心の変化がなくても、初登場エピソードでそのキャラクターの初期状態を記録しておくと後々全体を俯瞰するときに便利です。(ツール本来の趣旨とは少しズレるのでAIには減点評価されてしまいますがご容赦)
【目標】
エピソード開始時点で、このキャラクターが達成しようとしていた具体的な目的は何か。
明確な目標が語られていない場合は、「この事件がどういうかたちで解決するのが、このキャラクターにとって望ましいか?」と考えてみましょう。
【課題】
【目標】の達成を阻んだ、最大の障害は何か。
ライバルの動向や周囲の非協力といった外的要因だけでなく、自分自身の恐怖心や葛藤など内的要因も障害に含まれます。
【結末】
【目標】は最終的に【達成】されたか、【失敗】したか。
まず、【達成】されたか【失敗】だったかを判定してください。
【課題】を乗り越えられたかを基準に考えるとわかりやすいででしょう。状況が変わり、目標達成の必要がなくなった場合なども【失敗】に含まれます。
判定後、なぜその結末に至ったのか、直接的な原因を簡潔に記述してください。
【心の変化】
一連の出来事を経て、キャラクターの心にどのような変化が起きたか。
このツールの最重要項目です。他の設問も全てはこれを分析するために用意されているようなものです。
まず、その変化が【ポジティブ】か【ネガティブ】かを判定してください。
これは本人が満足しているかどうかではなく、客観的に見て精神的に健全な方向へ進んでいるか、不健全な方向へ向かっているかで判断します。
- ポジティブ:精神的な成熟、視野の広がり、他者へのより深い信頼など。
- ネガティブ:視野狭窄、自己否定、他者不信、身を持ち崩す破滅的な思考など。
判定後、なぜ、どのように心が変化したのかを簡潔に記述してください。
【キーキャラクター】
【心の変化】の直接的な引き金となった人物は誰か。
まず、心の変化のきっかけとなった重要人物を1〜3名挙げてください。
次に、それぞれがどのように影響を与えたかを解説してください。
ちなみに、この設問の対象を(モノや概念を含めず)人物に限定しているのは、後で物語全体のエピソードトラッカーを俯瞰するとき、キャラクター同士の関係性の変化が追いやすくなるからです。
生成AIと連携するためのプロンプト集
小説の本文などの【資料をもとにエピソードトラッカーを作成するプロンプト】と、評価用として【エピソードトラッカーの論理整合性を評価するプロンプト】と【エピソードトラッカーを原作と比較し妥当性を評価するプロンプト】、合計3種類を用意しました。
論理的な文章を書くのが上手いGeminiに記述させたものなので、もしかしたら私が書いた上記解説文よりこっちのほうが人間にとっても読みやすいかもしれません。
いずれも提示する資料や評価対象エピソードトラッカーを挿入する欄はプロンプト末尾にあります。
資料をもとにエピソードトラッカーを作成するプロンプト
物語の本文など、まとまった資料をAIに読み込ませることで、そのエピソードで心の変化が大きかった人物を自動で特定し、エピソードトラッカーを生成させます。
# 【資料をもとにエピソードトラッカーを作成するプロンプト】
## 1. 参照情報:エピソードトラッカー定義書
本プロンプトで用いる「エピソードトラッカー」の定義、原則、設問について解説します。
### 1.1. 概要と目的
このツールは、物語の特定エピソードに焦点を当て、登場人物の心象変化の核心を捉える分析フレームワークです。**「客観的な出来事の連鎖(目標→課題→結末)」が、いかにして「主観的な心の変化」を引き起こしたか、その因果関係を解明する**ことを目的とします。この分析は、より高次の分析ツールである「アークチャート」の基礎データを構築する役割も担います。
### 1.2. 対象と注意点
* **対象:** エピソード内での出来事を経て、価値観、目標、他者への認識などに、その後も影響が残るような内面的な変化を経験した登場人物。
* **対象外:** 一時的な感情の昂りや、既存の価値観に基づく行動のみで、内面的な変化が見られない人物は分析対象としない。
* **注意点:** 分析スコープは対象エピソード内に限定する。物語全体の文脈は背景として考慮しつつも、結論はエピソード内の出来事にのみ基づくこと。
### 1.3. 分析の原則
**原則:出来事が心の変化を引き起こす**
分析の目的は、【目標】→【課題】→【結末】という客観的出来事が、どのように【心の変化】という主観的変容を引き起こしたか、その因果関係を明らかにすることです。各項目はこの因果関係を論理的に説明する必要があります。
### 1.4. 設問一覧と詳細定義
* **目標:** エピソード開始時点で、分析対象者が達成しようとしていた具体的な目的や願望。
* **課題:** 目標達成を阻む最大の障害。外的要因(敵、状況)と内的要因(恐怖、葛藤)の両方を含む。
* **結末:** 目標の【達成/失敗】という明確な結果と、その直接的な原因。
* **心の変化:** エピソードを通じて分析対象者の精神性に生じた具体的な変化。「変化前」の精神状態と「変化後」の精神状態を対比させる形で記述する。
* **キーキャラクター:** 分析対象者の「心の変化」の引き金や触媒となった人物。
## 2. あなたの役割
あなたは「エピソードトラッカー定義書」を完全に理解した物語分析の専門家です。提示された資料を精密に読み解き、**心象変化の大きかった登場人物**のエピソードトラッカーを作成してください。
## 3. 分析の進め方
1. **資料の読解:** 提示資料を全て読み、登場人物の言動、心理描写、物語の展開を完全に把握します。
2. **候補者の選定:** 内面的な変化が描かれた登場人物を、変化の大きい順に最大3名までリストアップします。
3. **変化度の評価:** 各候補者の心象変化の大きさを、以下の評価指標に基づき【大・中・小・なし】で評価し、「なぜその評価になるのか」という論理的な理由を簡潔に記述します。
* **【大】:** 価値観や世界観が覆る、人生の目標が変わるなど、キャラクターの根幹に関わる不可逆的な変化。
* **【中】:** 特定の人物や物事への認識が大きく変わる、新たな決意を固めるなど、行動原理に明確な影響を与える変化。
* **【小】:** 一時的な感情の昂りや、既存の価値観が再確認される程度の軽微な変化。
* **【なし】:** 内面的な変化が特に描かれていない。
4. **分析対象の確定:** 評価が**【大】または【中】の人物全員**を分析対象とします。該当者がいなければ報告して処理を終了してください。
5. **エピソードトラッカー作成:** 分析対象者それぞれについて、後続のルールと出力形式に従い、エピソードトラッカーを作成します。
## 4. 出力に関する重要ルール
* **原作準拠:** 提示資料と矛盾しないよう分析します。
* **論理的一貫性:** 「心の変化」が出来事から必然的に導かれることを論理的に説明します。
* **不明項目の扱い:** 資料に情報がなく、推測も困難な項目は「不明(理由:該当する記述なし)」と記述します。
* **推測度の表示:** 回答の確からしさを、以下の基準で必ず表示します。
* **確実:** 資料内で本人が明言している、または地の文で断定的に記述されている。
* **推測度 少**: 資料内の複数の行動やセリフから、ほぼ一意の合理的な解釈が導き出せる。
* **推測度 中**: 断片的な情報を繋ぎ合わせる必要があり、別の解釈の余地も残されている。
* **推測度 多**: 直接的な根拠が乏しく、全体的な傾向から類推した大胆な仮説。
* **選定理由の明記:** なぜその人物が分析対象に選ばれたのか、評価プロセスを明確に記述します。
* **回答記述の原則:** 各「回答」は、単体で文脈がわかるよう、必要最小限の補足情報を含めた簡潔な文章で記述します。
* **変化の方向性の定義:** 「心の変化」の方向性を、キャラクターの長期的成長や精神の健全性という観点から、以下の基準で評価します。
* **【ポジティブ】:** 精神的な成熟、視野の拡大、自己肯定感の向上、他者への理解や信頼の深化、逆境を乗り越える強さの獲得など、キャラクターが人間的に成長したり、より健全な状態へ向かったりする変化。たとえ本人が苦痛を感じていても、それが成長の糧となっている場合はポジティブと評価します。
* **【ネガティブ】:** 精神的な後退や未熟化、視野の狭窄、自己否定や他者不信の深化、価値観の歪み、破滅的・自己破壊的な行動への傾倒など、キャラクターが人間的に損なわれたり、より不健全な状態へ向かったりする変化。たとえ本人が一時的な快楽を得て満足していても、それが破滅や精神的な堕落に繋がる場合はネガティブと評価します。
* **(判断の核心):** この変化は、キャラクターをより**自律的で、建設的で、他者と協調できる存在**へと導くか(ポジティブ)、それともより**依存的で、破壊的で、孤立した存在**へと導くか(ネガティブ)、という視点で最終判断します。
## 5. 出力形式
```markdown
## 分析対象者の選定
このエピソードで心象変化が大きかった登場人物は以下の通りです。
- **1位:[キャラクター名A]**
- **変化度評価:** [大/中/小]
- **理由:** [評価指標(大/中/小)に基づき、なぜこの評価になったかの根拠を簡潔に記述]
- **2位:[キャラクター名B]**
- **変化度評価:** [大/中/小]
- **理由:** [評価指標(大/中/小)に基づき、なぜこの評価になったかの根拠を簡潔に記述]
- **3位:[キャラクター名C]**
- **変化度評価:** [大/中/小]
- **理由:** [評価指標(大/中/小)に基づき、なぜこの評価になったかの根拠を簡潔に記述]
**【結論】**
上記評価に基づき、変化度が【大】または【中】であった **[キャラクター名A]、[キャラクター名B] 等**を分析対象とします。
---
## [キャラクター名A] - エピソードトラッカー
### 目標
**回答:** [主人公が目指していた、文脈がわかる具体的な目的]
**推測度:** [確実/少/中/多]
### 課題
**回答:** [目標達成を阻んだ、文脈がわかる具体的な障害]
**推測度:** [確実/少/中/多]
### 結末
**回答:** 【達成 / 失敗】 [結果と、そうなった直接的な原因を記述]
**推測度:** [確実/少/中/多]
### 心の変化
**方向性:** 【ポジティブ / ネガティブ】
**変化前:** [エピソード開始時点での、具体的な価値観や精神状態]
**変化後:** [エピソード終了時点での、具体的な新たな価値観や精神状態]
**推測度:** [確実/少/中/多]
### キーキャラクター
**人物名:** [該当する人物名。いなければ「なし」と記述]
**役割:** [心の変化に対して果たした、具体的な役割]
**推測度:** [確実/少/中/多]
### 総合解説
このセクションでは、上記エピソードトラッカーの結論に至った根拠と分析を、物語の因果関係に沿って詳細に解説します。
#### 1. 出来事の連鎖(目標→課題→結末)
[このエピソードにおける出来事の流れを解説します。「目標」を抱いていた主人公が、どのような「課題」に直面し、その結果どのような「結末」に至ったのか。各項目の判断根拠を、原作の描写を引用しつつ、時系列に沿って説明してください。]
#### 2. 心の変化のメカニズム
[この分析の核心です。「変化前」の状態にあった主人公が、「出来事の連鎖」を経験する中で何を考え、何を感じ、どのような内面の葛藤や発見を経て、「変化後」の状態へと至ったのか。その心理的な変容プロセスを、論理的に、そして共感的に解説してください。このプロセスの中に、「心の変化」の方向性(ポジティブ/ネガティブ)をそのように判断した理由も明確に含めること。]
#### 3. キーキャラクターの影響
[キーキャラクターが存在する場合、その人物が上記の「心の変化のメカニズム」において、具体的にどのようなタイミングで、どのような言動や存在感をもって主人公に影響を与えたのかを詳細に説明してください。]
---
## [キャラクター名B] - エピソードトラッカー
(※以降、他の分析対象者について同様に記述)
```
▼▼▼【ここからユーザー記述欄】▼▼▼
## 6. 分析対象資料
(↓ここに、分析対象となる物語本文や補助資料を記載してください)
エピソードトラッカーの論理整合性を評価するプロンプト
あなたが作成したエピソードトラッカーがルールに準拠しているか、AIに評価してもらうためのプロンプトです。AIがキャラクター分析の壁打ち相手になってくれます。
分析元の資料を参照せず、ルールに準拠しているかどうかだけ判定するため、気軽に使うことができます。
# 【エピソードトラッカーの論理整合性を評価するプロンプト】
## 1. 参照情報:エピソードトラッカー定義書
本評価プロンプトで基準とする「エピソードトラッカー」の定義、原則、設問について解説します。
### 1.1. 概要と目的
このツールは、物語の特定エピソードに焦点を当て、登場人物の心象変化の核心を捉える分析フレームワークです。**「客観的な出来事の連鎖(目標→課題→結末)」が、いかにして「主観的な心の変化」を引き起こしたか、その因果関係を解明する**ことを目的とします。この分析は、より高次の分析ツールである「アークチャート」の基礎データを構築する役割も担います。
### 1.2. 対象と注意点
* **対象:** エピソード内での出来事を経て、価値観、目標、他者への認識などに、その後も影響が残るような内面的な変化を経験した登場人物。
* **対象外:** 一時的な感情の昂りや、既存の価値観に基づく行動のみで、内面的な変化が見られない人物は分析対象としない。
* **注意点:** 分析スコープは対象エピソード内に限定する。物語全体の文脈は背景として考慮しつつも、結論はエピソード内の出来事にのみ基づくこと。
### 1.3. 分析の原則
**原則:出来事が心の変化を引き起こす**
分析の目的は、【目標】→【課題】→【結末】という客観的出来事が、どのように【心の変化】という主観的変容を引き起こしたか、その因果関係を明らかにすることです。各項目はこの因果関係を論理的に説明する必要があります。
### 1.4. 設問一覧と詳細定義
* **目標:** エピソード開始時点で、分析対象者が達成しようとしていた具体的な目的や願望。
* **課題:** 目標達成を阻む最大の障害。外的要因(敵、状況)と内的要因(恐怖、葛藤)の両方を含む。
* **結末:** 目標の【達成/失敗】という明確な結果と、その直接的な原因。
* **心の変化:** エピソードを通じて分析対象者の精神性に生じた具体的な変化。「変化前」の精神状態と「変化後」の精神状態を対比させる形で記述する。
* **キーキャラクター:** 分析対象者の「心の変化」の引き金や触媒となった人物。
## 2. あなたの役割
あなたは、「エピソードトラッカー定義書」を完全に理解した物語分析の専門家兼、**厳密な論理監査官**です。あなたの任務は、物語の背景知識を一切持たない状態で、提示された分析データの記述内容のみに基づき、その論理整合性を評価することです。
**最重要**:あなたは物語の正解を知らないため、「本当にそうだったか」ではなく、「この記述だけで論理的に納得できるか」という観点のみで評価してください。
## 3. 評価の実行
後述の分析データのみを情報源とし、以下の評価基準と出力形式に従って、厳密な評価レポートを作成してください。
## 4. 評価基準
評価は**合計50点満点**で行います。
* **1. 出来事の連鎖の自己完結性 (20点):**
* 【目標】→【課題】→【結末】の3項目が、それ自体で矛盾なく成立しているか。
* 各記述が、読み手が外部情報を補わずに状況を理解できるほど具体的か。
* **2. 変化の因果関係の内部論理 (30点):**
* 【心の変化】が、提示された「出来事の連鎖」から論理的に導き出せるか。
* 「変化前」と「変化後」の対比は明確で、論理の飛躍がないか。
* 【キーキャラクター】の役割は、【心の変化】の引き金として説得力があるか。
## 5. 出力形式
```markdown
## エピソードトラッカー 論理整合性 評価レポート
### 総合評価
| 評価項目 | 配点 | 得点 |
|:---|:---:|:---:|
| **1. 出来事の連鎖の自己完結性** | 20点 | [XX]点 |
| **2. 変化の因果関係の内部論理** | 30点 | [YY]点 |
| **合計** | 50点 | **[ZZ]点** |
**総評:**
[上記の採点結果を踏まえ、このエピソードトラッカーが、背景知識のない読み手に対してどれだけ自己完結した説得力を持っているかを簡潔に論評してください。]
---
### 採点の内訳と詳細コメント
#### 1. 出来事の連鎖の自己完結性 (XX / 20点)
- **評価コメント:** [この項目で加点/減点した理由を、「この記述だけでは~としか読み取れない」という外部情報のない視点から具体的に記述してください。]
#### 2. 変化の因果関係の内部論理 (YY / 30点)
- **評価コメント:** [出来事が心の変化に繋がるプロセスに論理的な飛躍や矛盾がないか、加点/減点した理由を具体的に記述してください。]
---
### 改善のための主要な指摘
[上記コメントの中から、この分析の論理的な強度を高めるために最も重要と思われる改善点を最大2つまで抽出し、箇条書きで簡潔に記述してください。]
```
▼▼▼【ここからユーザー記述欄】▼▼▼
## 6. 評価対象の分析データ
* **指示:** 以下の分析データのみを根拠として、論理整合性を評価してください。
(ここに、評価対象となるエピソードトラッカーの分析結果を貼り付けてください)
ちなみにGeminiはだいぶ甘めの採点、Claudeは少し厳しめの採点をしてくる傾向があります。
※ いずれも無料版の話
エピソードトラッカーを原作と比較し妥当性を評価するプロンプト
上のプロンプトに加え、原作と見比べて各設問への回答が妥当かどうか、解釈におかしいところがないかまで評価してくれるプロンプトです。
しつこいようですが、くれぐれも著作権法に抵触しない利用を心がけてください。
# 【エピソードトラッカーを原作と比較し妥当性を評価するプロンプト】
## 1. 参照情報:エピソードトラッカー定義書
本評価プロンプトで基準とする「エピソードトラッカー」の定義、原則、設問について解説します。
### 1.1. 概要と目的
このツールは、物語の特定エピソードに焦点を当て、登場人物の心象変化の核心を捉える分析フレームワークです。**「客観的な出来事の連鎖(目標→課題→結末)」が、いかにして「主観的な心の変化」を引き起こしたか、その因果関係を解明する**ことを目的とします。この分析は、より高次の分析ツールである「アークチャート」の基礎データを構築する役割も担います。
### 1.2. 対象と注意点
* **対象:** エピソード内での出来事を経て、価値観、目標、他者への認識などに、その後も影響が残るような内面的な変化を経験した登場人物。
* **対象外:** 一時的な感情の昂りや、既存の価値観に基づく行動のみで、内面的な変化が見られない人物は分析対象としない。
* **注意点:** 分析スコープは対象エピソード内に限定する。物語全体の文脈は背景として考慮しつつも、結論はエピソード内の出来事にのみ基づくこと。
### 1.3. 分析の原則
**原則:出来事が心の変化を引き起こす**
分析の目的は、【目標】→【課題】→【結末】という客観的出来事が、どのように【心の変化】という主観的変容を引き起こしたか、その因果関係を明らかにすることです。各項目はこの因果関係を論理的に説明する必要があります。
### 1.4. 設問一覧と詳細定義
* **目標:** エピソード開始時点で、分析対象者が達成しようとしていた具体的な目的や願望。
* **課題:** 目標達成を阻む最大の障害。外的要因(敵、状況)と内的要因(恐怖、葛藤)の両方を含む。
* **結末:** 目標の【達成/失敗】という明確な結果と、その直接的な原因。
* **心の変化:** エピソードを通じて分析対象者の精神性に生じた具体的な変化。「変化前」の精神状態と「変化後」の精神状態を対比させる形で記述する。
* **キーキャラクター:** 分析対象者の「心の変化」の引き金や触媒となった人物。
## 2. あなたの役割
あなたは、「エピソードトラッカー定義書」を完全に理解した物語分析の専門家兼査読者です。あなたの任務は、提示された「参照すべき原作」と「分析データ」を精読し、後述の評価基準に基づいて採点し、評価レポートを作成することです。
**重要:** 分析データに詳細な解説文は含まれません。あなたは、分析データと原作本文を直接比較し、その妥当性と因果関係の論理性を自ら見出して評価してください。
## 3. 評価の実行
与えられた全ての情報に基づき、以下の評価基準と出力形式に従って、厳密な評価レポートを作成してください。
## 4. 評価基準
評価は**合計100点満点**です。
### A. エピソードトラッカー自体の論理整合性 (50点)
* **A-1. 出来事の連鎖の自己完結性 (20点):**
* 【目標】→【課題】→【結末】の3項目が、それ自体で矛盾なく成立しているか。
* 各記述が、読み手が外部情報を補わずに状況を理解できるほど具体的か。
* **A-2. 変化の因果関係の内部論理 (30点):**
* 【心の変化】が、提示された「出来事の連鎖」から論理的に導き出せるか。
* 「変化前」と「変化後」の対比は明確で、論理の飛躍がないか。
* 【キーキャラクター】の役割は、【心の変化】の引き金として説得力があるか。
### B. 物語との整合性 (50点)
* **B-1. 各項目の事実的正確性 (30点):**
* **【目標】・【課題】・【結末】 (10点):** 3項目は、原作の核心的な出来事を正確に抽出しているか。
* **【心の変化】の変化前・変化後 (10点):** 2つの状態は、原作の心理描写や言動と一致しているか。
* **【キーキャラクター】 (10点):** 人物と役割は、原作における影響と一致しているか。
* **B-2. 解釈の深度と妥当性 (20点):**
* 「方向性」の評価は、原作の文脈と定義に照らして妥当か。
* 分析全体が、原作の核心を深くえぐり出し、説得力のある解釈を提示できているか。
## 5. 出力形式
```markdown
## エピソードトラッカー分析 妥当性評価レポート
### 総合評価
| 評価項目 | 配点 | 得点 |
|:---|:---:|:---:|
| **A. エピソードトラッカー自体の論理整合性** | 50点 | [XX]点 |
| **B. 物語との整合性** | 50点 | [YY]点 |
| **合計** | 100点 | **[ZZ]点** |
**総評:**
[上記の採点結果を踏まえ、このエピソードトラッカー分析の全体的な品質について、強みと弱みを簡潔に論評してください。]
---
### 採点の内訳と詳細コメント
#### A. エピソードトラッカー自体の論理整合性 (XX / 50点)
*この評価は、原作知識なしに、この分析単体で読んだ場合の説得力を評価します。*
- **A-1. 出来事の連鎖の自己完結性 ([得点] / 20点)**
- **評価コメント:** [この項目で加点/減点した理由を具体的に記述してください。]
- **A-2. 変化の因果関係の内部論理 ([得点] / 30点)**
- **評価コメント:** [この項目で加点/減点した理由を具体的に記述してください。]
#### B. 物語との整合性 (YY / 50点)
*この評価は、分析内容が原作本文とどれだけ正確に一致しているかを評価します。*
- **B-1. 各項目の事実的正確性 ([得点] / 30点)**
- **評価コメント:** [「【目標】・【課題】・【結末】」「【心の変化】の変化前/後」「【キーキャラクター】」の各項目について、原作との一致度を評価し、加点/減点した理由を具体的に記述してください。]
- **B-2. 解釈の深度と妥当性 ([得点] / 20点)**
- **評価コメント:** [「方向性」の妥当性や、分析全体が持つ解釈の深さについて評価し、加点/減点した理由を具体的に記述してください。]
---
### 改善のための主要な指摘
[上記コメントの中から、この分析の品質を向上させるために最も重要と思われる改善点を最大2つまで抽出し、箇条書きで簡潔に記述してください。]
```
▼▼▼【ここからユーザー記述欄】▼▼▼
## 6. 評価対象情報
* **指示:** 以下の情報のみを根拠とし、妥当性評価レポートを作成してください。
### 【情報A】参照すべき原作
(ここに、分析の根拠となった資料を貼り付けてください)
### 【情報B】評価対象の分析データ
(ここに、評価対象となるエピソードトラッカーの分析結果を貼り付けてください)
ちなみにGeminiはだいぶ甘めの採点、Claudeは少し厳しめの採点をしてくる傾向があります。
※ いずれも無料版の話




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