プリキュアオールスターズショーを観てきました。

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ちなみに普段から写真を撮る習慣がないのもあって画像はありません。

 プリキュアオールスターズが近所にやってくるという噂を聞いたので、片道4時間ほど車を転がして会いに行ってきました。
 会場は遊園地。こういった施設に入るのは15年ぶりでしょうか、20年ぶりでしょうか。地元じゃこんな近所にまともな遊園地なんてありませんでしたからね。あまりに縁遠い施設なので全く躊躇なく「大人一枚」と言い切ることができました。イオンシネマズでプリキュア映画のチケットを買うより難易度低かったかもしれません。

 中に入ると子どもの群れ、かしましい歓声。そこかしこで縦横無尽に駆け回っているので、歩くときはいつもより足元に気を配らないと大変です。日常生活でここまで子どもの人口密度が高いのってそうそう経験できません。
 ・・・やっぱり子どもっていいなあ。眺めているだけでたいへんほのぼのするので、ゲート前広場で30分くらいぼんやりつっ立っていました。完全に不審者。なんてことをしていたら実際胡乱げに私を観察している幼児が一人。子どもを観察するとき、子どももまたこちらを観察しているのだ。

 ショーの開演までまだ時間があったので、せっかくなので少しアトラクションを。大人ひとりで園内をうろうろするなんて目立って仕方ない・・・と思いきや案外お一人様がたくさんいました。うち半数はでっかいカメラを持ち歩いていたので十中八九ご同輩ですね。
 絶叫系ガン無視して入ったのはミラーハウス。Yes! プリキュア5をはじめアニメの舞台として鉄板のシチュエーションですが、自分で体験したことがなかったのでこの機会に。「こんなの簡単だぜ!」って自信満々の顔で突撃していった男の子が途中で引き返してきたのが最高に可愛かったです。(性格悪い) ちなみに私は6回行き止まりとスタート地点を往復しました。
 とりあえずわかったことは、狭くて曲がり角だらけなので走るのは無理ってことと、姿見と違って離れて眺めるので鏡が汚れていようがヒビ入っていようが案外自分の姿が映るまで気付かないってことでしょうか。面白かったです。狭い通路を20分くらいうろうろしていたので子どもたちにはご迷惑をおかけしました。

 ショーの会場で真っ先に目を引いたのはプリチュームでドレスアップした子どもたちの姿。映画館でもちらほら見かけましたが、こういう場だと結構着たがる子が多いんですね。キラキラしたサテン生地とビビッドな配色のおかげですっごく場が華やぎます。
 特に可愛らしかったのはキュアスカーレットとキュアフェリーチェ。スカーレットの赤と王冠は元が大人びたデザインの割に、子どもが着ても不思議とよく似合いますね。キュアフェリーチェはあの不思議配色のスカートが反則。黄色い髪飾りも明るい印象を醸し出していて最高です。(注:あんまりヨソ様の子をじろじろ見てはいけません)
 前説では子どもたち向けの注意の他に、カメラ撮影についても一言。撮影はいいけどネットにアップするな、とのこと。一昔前はフラッシュ焚くなって注意が基本でしたが、環境の変化によって色々と変わるものですね。

 開演前BGMとして延々リピートしてた『Dokkin◇魔法つかいプリキュア!』のボリュームがひときわ大きくなったらショーの開幕。そのまま1曲目をキュアミラクルとキュアマジカルが踊ると、2曲目はなんと今年の映画歌曲の『あなたがいるから』。確かにオールスターズ入場曲としてこれほどスムーズな曲もありませんね。観客席の子どもたちの熱気最高潮。来年以降も何かしらの機会にこういう曲をつくってくれないかな。
 ちなみに出演メンバーは初代~スマイルまでのピンクプリキュア(ブラック家族)とドキドキチームハピネスチャージチームプリンセスチーム、それからキュアミラクルとキュアマジカル。さすがにキュアフェリーチェはいませんでした。チームメンバーが揃っているとキャラどうしの絡みが見られて楽しいのですが、紹介がチーム単位になってしまうのがちょっぴりもったいないですね。
 小さな子どもたちでもそれぞれひいきのプリキュアがいるらしく、各々好きなプリキュアの名前を呼んでいたのがまた可愛らしかったです。私の前の席の子はどうやらキュアマーメイド一筋のもよう。『あなたがいるから』の間中大興奮でした。
 以降は私だいたいキュアハートばかり目で追いかけていたのであんまり語れないのですが、やはりピンクプリキュアは総じて練度が高くてかっこよかったですね。動きがキビキビしているのはもちろんのこと、何をしていても身体は基本的に観客側に向いているとか、舞台奥側のあまり注目されない位置で踊っていても気を抜かないとか、舞台俳優としての意識が高く感じられました。特にキュアブラックとキュアハート、キュアミラクルはほんとかっこよかった。

 幕間とか写真撮影とかでは各キャラクター割と好き勝手に動き回っているのですが、あれ相当アドリブ度高いんでしょうね。だいたい動きの奔放さがダンスの練度に比例していました。というか遊びすぎて集合に手間取るシーンも多々ありましたし。台本があるならあそこまで非合理な動きにはならないでしょう。
 一番面白い動きをしていたのはキュアドリーム。あの手この手で最前列からアピールしてくれるんですが、微妙に次の段取りと噛み合わず、居場所を失って最後尾へ。それからまた最前列でアピールして、また孤立して最後尾へ帰るのパターン。なんかもうドリームのキャラがどうこうというより中の人の性格としか。たぶんあの人スーツアクターしてないときでも楽しい人だと思います。
 一番キャラらしいムーブだったのはキュアトゥインクルでしょうか。というかあのキャラが便利すぎる。どれだけ奔放に動き回っても許される愛嬌がありますからね。キュアメロディと一緒になって髪の毛をぶん回していたのには笑わされました。
 あとキュアダイヤモンド。キュアハートは暇さえあれば舞台を広く使って全方位の客席にアピールしまくっているのですが、気がつくといつの間にかダイヤモンドが隣に立っているんですよね。キュアロゼッタやキュアソードはたいがいハートと離れた位置にいるのに、ダイヤモンドは絶対にハートの隣。何このツバメぶり。そりゃネットでレズ扱いされるわ。健気かわいい。

 上演時間はだいたい30分程度のコンパクトな舞台でした。もっと大きなハコなら1時間のもっと豪華なバージョンもあるんですっけ? 大変うらやましいことですが、でもまあこの舞台でも結構な満足感がありました。魔法つかいプリキュア! の生視聴を諦めて且つ往復8時間も使った甲斐があるというものです。
 なんといってもキュアハートが想像を超えてかっこよくて可愛かったですしね。

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