おいしい恋のおいしいとこだけ。
ザッピング型エッセンシャルラブコメディの開演です。
※ 元記事があまりにも深夜テンションだったので全面的にリニューアルしました。
基本的にこのアニメの原作はラブコメの一番甘酸っぱい場面しか描写しません。泳ぎを止めたら死んじゃうマグロみたいな作風なので、今後も次から次へと新しいカップルがてんこもり登場していきます。
私みたいに人の名前を覚えるのが苦手な人は確実に脳ミソこねこねオーバーフローしちゃうことでしょう。
でもこのアニメ面白いの! 多少苦労してでも楽しみたいの!
そんなわけで、顔と名前を覚えずともなんとか各キャラクターを把握できるよう特徴をまとめてみたいと思います。
要はカップル単位で覚えればいいんです。それだけで一人ひとりを覚えるよりかは把握すべき項目数が半減です。省エネです。エコです。幸いこのアニメ、基本的にはカップル単位で話が進行しますし。
・・・たまに複数カップル入り交じってバラで進行するエピソードもある? ああ、私そういうときは素直に諦めてますので。あらかじめご了承ください。
恋に恋する両片思いペア
「でも、それじゃコイツの告白を横取りすることに・・・」
「あ、明日はちゃんと好きっていうから!」
高瀬春彦(黒髪ショート) × 神田沙希(茶髪ボブ)
関係性:すれちがい片思い同士
チグハグ要因:自己完結型恋愛観
見た目もフツー。性格もフツー。ラブコメとしてのシチュエーションもド定番。ラブコメオムニバスたる本作を象徴するかのようなペアです。
お互い相手の気持ちはわかっているのに何故か恋人関係になれない。片方が踏ん切りをつけようとすればもう片方がすかさずインターセプト。全ての原因はやたらと「告白」という儀式にこだわりすぎていることにあります。たぶんふたりとも恋愛そのものへの憧れが強いんでしょうね。かわいいカップルです。
好きな子が完全に気持ちを言っちゃっていることに気づいていながらどうしてくっつこうとしないのか。高瀬くん心の中で神田さんにツッコミまくりですが、ハタから見ている私としてはキミにこそ全力でツッコミたいところですよ。気持ちは大いにわかるけれども!
ちなみに神田さんは緊張のせいでしおらしくなっていますが、素は元気系です。校舎裏にたどり着くまでにすっ転んじゃうのが本来の彼女。もっとも、主役回では緊張しっぱなしなので結局いつもしおらしいのですが。
お姉さん弄び系ペア
「まんざらでもないのね!」
「ほんと嫌い!」
古屋純(緑髪坊ちゃん刈り風) × 皆川由紀(赤髪ストレートロング)
関係性:からかう側とからかわれる側
チグハグ要因:からかわれすぎて素直になれない
同い年なのにちょっぴりオネショタ風。強烈な個性みなぎる皆川さんがぐいぐいリードしていくペアです。
・・・と、見せかけて、実はこのペアがうまくいくかどうかの鍵は古屋くんが握っています。皆川さんは賢いくせに、相手に素直になってもらえないのをわかっていながらついついからかってしまう難儀な子です。そんな彼女を受け入れてあげられるかどうかだけが恋人関係に至る唯一の障害になります。他に障害があってもハイスペック皆川さんが全部クリアしちゃうし。
素直になれない気持ちを無理矢理こじ開けられる快感、いいですよねえ。事実はたぶん逆なんですが。しかも皆川さん、頭は回るし気づかいもできるしの割と完全無欠系。安心して振り回されることができます。いいですよねえ。
ちなみに第1話の範囲ではまだあんまり発揮されませんが、古屋くんの方も何気に誠実な好青年です。見ていて安心できるという意味では随一のペアだと思います。
テレビで「処女」だの「誰とでも寝てる」だの言うなや。
鬼畜眼鏡&流され乙女ペア
「今回だけは大目に見よう。僕にキスしてくれたらね」
「は!? 別に怖くねーし!」
赤木正文(黒髪眼鏡) × 梶亮子(脱色ロング)
関係性:支配する側とされる側
チグハグ要因:要求がいちいち率直すぎて戸惑ってしまう
テンプレ生徒会長キャラとテンプレ不良キャラです。シチュエーションもこの組み合わせのテンプレ。今後も全く期待を裏切りません。このアニメにおいてテンプレは褒め言葉(のはず)。
赤木の梶さんへの態度は完全に固定されているので、梶さんがどこまで相手の要求に応えられるかがこのペアのお話の核になります。何気にふたりとも思いやり深く献身的なのでチグハグ感はあまりありません。
赤木がよくわからない無敵キャラなのは仕様です。梶さんがキャンキャン吠えるだけのヘタレなのも仕様です。生徒会長とは、不良とは、そういうものです。そういうものだからいいんです。
基本的に赤木がイケイケ押せ押せなうえ劣情に正直。梶さんは梶さんで完全にされるがままなので、割と頻繁にエロス方面に突き進んじゃいがち。ええ、今話だけでなく今後ともです。
テレビで高校生がタバコ吸うなや。チャック下ろすなや。
遠距離恋愛ペア
「泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな! ・・・泣かないでぇ」
「今夜で最後だ。出てく前にもう一回聞きてえ。言わねえなら俺から言うぞ」
湯川秀樹(暗緑色髪 / 目つき悪い) × 笹原さつき(ピンク髪ミッキーヘア)
関係性:卒業した先輩と後に残された後輩
チグハグ要因:特になし
氷点下ツンデレと姦し系アホの子のペア。物語開始以前からしっかり関係性を育んできたのでキャラ属性に似合わずツーカーです。なのに明確な恋人同士になれたのは遠距離恋愛前夜。ほろニガ。
遠距離恋愛という都合上、実は第1話以後カップルとしてのエピソードはめったにありません。別のかたちでいい感じの活躍をはじめます。
まさか第1話トリを務めるとは。あんなロマンチックに演出されると原作既読でも改めてキュンキュンしますね。
実は笹原さん、原作で私が一番好きなキャラです。次回は第1話での印象とは裏腹のものすごくカッコイイキャラクターとして活躍しますのでご期待ください。
湯川さんもカッコイイ男性ですよね。少女漫画によく出てくるタイプ。(アニメでそこまでやるかはわかりませんが)再登場時は大学生なのでより大人びた印象に。
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