徒然チルドレン 第9話の感想兼カップルまとめ

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 鯉でつくった味噌汁のことを「こいこく」というそうです。
 こい、こく・・・。すみません、なんでもありません。(ネタ切れ)

難聴系ヒロインペア

「高野だよ――」
「え? 今、菅原くん・・・」

菅原卓郎(赤髪ショート) × 高野千鶴(栗色ツインおさげ)
+ 吉永倫子(ココア色髪デコ出しスタイル)・・・元・当て馬

関係性:思いを伝えたい人と伝わらない人
チグハグ要因:自分が恋愛対象になりうると考えてもいない

 決して耳が悪いわけではないのですが、この娘の言動は明らかに難聴系ラブコメ主人公のソレ。とにかくどうがんばっても好意が伝わらないセメント女子に精一杯好意を伝えようとする男子という構図がほほえましいペアです。とはいえ涓滴岩をも穿つ。セメント女子にも最近やっと変化が表れはじめました。逆に今度は菅原くんの方がセラミック気味に。
 難聴系ヒロインとしての魅力大爆発な高野さんにばかり目がいきがちですが、菅原くんの健気さも注目すべき点だと思います。少年向けラブコメ作品らしく男子側にやたらとヘタレ(と朴念仁)が多いこのアニメですが、そのなかで彼は初期から積極的に告白に挑んでいます。・・・がんばりすぎて達観しちゃったけれど。
 吉永さんはせっかくラブコメ友人枠的に超おいしい立ち位置にいるんだから、もっとガッツンガッツン目立てばいいのにー。

 そういえばこのエピソードでも菅原くんがんばってたっけ。いえ、あの子いつでもだいたいがんばっているんですが。
 前話で攻守逆転しての、さてリスタート。高野さん、順調にかつての菅原くんルートを辿っていますね。がんばれー。思わせぶりな彼の言動に振り回されるがいい。向こうは天然で言ってるわけじゃないのでまだマシさ。高野さんってば何故だか菅原くん以上に間が悪いけれど。でも菅原くんと同じでちゃんと自分の気持ちを伝えようとしているところ、YESだと思います。
 「無意識に高野の水着姿を目で追ってしまう」 私はその隣の、縦ロールのくせに絵的に全く主張してこない縦ロールという奇跡の縦ロールに釘付けです。

恋に恋する両片思いペア

噛んだ! ヤバイ恥ずかしい!」
「か、神田?

高瀬春彦(黒髪ショート) × 神田沙希(茶髪ボブ)

関係性:すれちがい片思い同士
チグハグ要因:自己完結型恋愛観

 見た目もフツー。性格もフツー。ラブコメとしてのシチュエーションもド定番。ラブコメオムニバスたる本作を象徴するかのようなペアです。
 お互い相手の気持ちはわかっているのに何故か恋人関係になれない。片方が踏ん切りをつけようとすればもう片方がすかさずインターセプト。全ての原因はやたらと「告白」という儀式にこだわりすぎていることにあります。たぶんふたりとも恋愛そのものへの憧れが強いんでしょうね。かわいいカップルです。

 こちらもタイトル通りの「ふりだし」。でもこのふたりの場合、ぶっちゃけスタート地点で延々足踏みしてただけだと思うの。というか高瀬くん、せっかく香取劇場のテコ入れまで受けたのにどうしてキミが受け身なの。
 しかしまあ、この「友達に戻ろう」という約束、実際言葉通りの結果になったのを私は見たことがありません。これに成功した豪の者は果たして実在するのでしょうか。なぁなぁで元ザヤに戻るか知らないうちに完全に切れてるかの2択しかない気がする。
 ところで最後の乙女チック神田さんかわいい。

誤解畳みかけペア

「今日はしてくれないのかなあ」「自分から行ってみようかなあ」「また剛田くんからしてくれないかなあ」「今日公園誰もいないね」「私たちふたりきりだね」「ふたりきりだと思い出しちゃうね」「むしろ剛田くんは? やりなおしたいなあとか」「なんか眠くなってきちゃったなー」「ここでちょっと寝ていい?」「よいしょ」

剛田武(あずき色日本男児) × 上根綾香(群青色ゆるふわおさげ)

関係性:両思いカップル(暴走気味)
チグハグ要因:お互い思ったことを中途半端にしか言葉にしないこと

 精神的に安定している剛田くんの方がチグハグ主要因になっているという不思議なペア。上根さんも言うべきことを最後まで言わないメンドクサガールではあるけど、あれだけ押せ押せされたら普通は察せると思うんだ。ニブチンめ!
 内気な割にやたら強かという上根さんの生っぽさが同性視聴者に好かれるのかちょっと心配なところ。剛田くんの朴訥さは完璧にファンタジー入っているのでたぶん両性ともに好かれるはず。

 タイトルこそ「もう一度」ですが、前2カップルと違ってリスタート感がないのはさすがの貫禄。いえまあ剛田くんはちゃんとふりだしに戻ってるので、9割9分上根さんが上根さんであるがゆえなのですが。
 この流れから強引に膝枕に持っていける上根さんマジスゲーよ! 「よいしょ」じゃねーよ! なんでこのズ太さで内気ガール気取れるんだよ! いやもうホント尊敬します。今度ひげそりを贈呈させていただきたい。たまにはその心臓に生えた毛を剃ってみてもいいと思うの。そろそろふっさふさだと思うの。

お姉さん弄び系ペア

「ちょ! さっそくふざけてるじゃないか」
「違うのよ。私だって恥ずかしいの。・・・じゃあ、言うね」

古屋純(緑髪坊ちゃん刈り風) × 皆川由紀(赤髪ストレートロング)
+ 古屋ほたる(三つ編み)・・・小姑

関係性:からかう側とからかわれる側
チグハグ要因:からかわれすぎて素直になれない

 同い年なのにちょっぴりオネショタ風。強烈な個性みなぎる皆川さんがぐいぐいリードしていくペアです。ただし、ほたるちゃん参戦以後はイジりのターゲットが専らほたるちゃんに。似たもの兄妹ですね。オネ・・・ロリ?
 このペアがうまくいくかどうかの鍵は古屋くんが握っています。皆川さんは賢いくせに、相手に素直になってもらえないのをわかっていながらついついからかってしまう難儀な子です。そんな彼女を受け入れてあげられるかどうかだけが恋人関係に至る唯一の障害になります。他に障害があってもハイスペック皆川さんが全部クリアしちゃうし。
 ちなみにほたるちゃんああ見えて1個下です。

 演劇の練習みたいな。漠然としたイメージはあってもなかなか思うような表現ってできないものなんですよね。芝居のセリフ然り、「好き」の一言然り。
 このあたりでぼちぼち皆川さんの底が見えてきます。この子ってばホント難儀な子。からかって遊んでいるように見えて、その実ただ自分の気持ちを素直に表現できないでいるだけなんです。だからこそこのカップルは純くんが一歩踏み込めるかどうかにかかっているんです。それは皆川さんにはどうしてもできないことだから。だから、がんばれ。
 ちなみにほたるちゃんに関しては本当に楽しくからかって遊んでいるだけだと思いますのでご安心を。

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