ハイラル大忘年会シリーズもいよいよ大トリ。
トリといえばゲームニュースの耳寄り情報チャンネルDLCパート2が来ていましたが、カッシーワの話題でプレゼントが焼きトリ肉*2とトリ肉*2というのはブラックジョークにもほどがありませんか、藤林ディレクター。
焼けた分は火山と砂漠の分ですよね?
4英傑がそれぞれに挑んだという神獣繰りの試練をすべて乗り越えた今、私の脳裏にはふと素朴な疑問がよぎります。
・・・なんでハイラルの勇者だけ全部受けなきゃならんの?(今さら)
もちろんゲーマーの私としては、そりゃゲームだからだよと納得することもできますが、もし同じ疑問をリンクにマジ顔で問われたらたぶん言葉に詰まります。
うん。もし問われたら「がんばれ。マジがんばれ」とだけ答えることにしよう。ゲームのヒーローというのはそういうものです。なんというかお得感的な何か言い知れぬナントカがあっただろ? あったんだよ。諦めろ。
そんなしょーもないことを考えながら挑んだ回生の祠地下の試練。そこで私とリンクの前に最後に立ち塞がった相手が、期せず私の疑問を氷解させてくれました。
「お見事でした。憂いはもはや微塵もありませぬ。貴方様こそが真の勇者。そしてこの古の傑作の持ち主となるべき御方」
いや、ハイラルの勇者に運命を与えるのは女神ハイリアであってだな。あなた方古代シーカー族はあくまでそのサポートとして名乗りを上げてくれた有志であってだな。あくまで祠の試練は女神ハイリアの名のもとに与えられるという名目があってだな。お前個人の憂いなんざクソ関係ねえというかだな。
・・・ひょっとしてこの試練、全部お前の趣味だろ。
アレか。極まったオタクが引退するとき、自分のグッズを仲間内で一番気の合うオタクに継がせるみたいなアレか。
リンクがんばれ。マジがんばれ。
なんか当の彼は燃料タンクにコハクをドカドカいれてガシガシ走らせてご満悦みたいだけれども。
乗り心地は馬の方が快適な気もするけど、馬じゃ山登りはできなかったもんなあ。
さて、カッシーワが歌う最後の英傑たちの詩は、なんてことはないありふれた想い出話。
ただみんなでなかよく写真を撮った。それだけのお話でした。
感想を書こうとするとすごく困る。ミファーのアプローチつくづく生っぽいなあとか、ダルケルとリンクあの性格だと女性陣の会話に混ざりにくそうだなあとか、一方のリーバルはなんでそんなナチュラルに女性陣の輪に混ざっていけるんだとか、というかリーバル少しずつじわじわそっぽ向くのヤメレとか、もはやリーバルツッコミ待ちだろメンドクサイやつだなとか、ゼルダ姫は表情硬いって指摘されるのにリンクはスルーされるあたり当時のこの子ホント難儀だなあとか、まあ、そのくらい。
ですが、ここまで追いかけてきた甲斐があったなと思えるほどには、すごく胸に沁みるお話でした。
そうとも。私たちは何のためにガノンを倒すのか。
世界中のありふれた日常を守るためです。それから、あの愛おしい姫君に何の気負いもなく笑ってもらうためです。
英傑たちが紡いだこのありふれた平穏が、どこにいても、誰の身にも、いつまでもいつまでも続きますようにと。
私たちと思いを同じくする英傑たちの祈りを改めて背負い、さあ、世界を救う冒険の旅(あるいはありふれたコイバナ)を続けましょう。
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