トロピカル~ジュ!プリキュア 第2話感想 今、自分にできることをめいっぱいやっているんだ。

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ちょっとそこの人間、逃げてないで戦いなさいよ! このまま黙ってやる気パワーを奪われるつもり!?

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「まなつとローラ! どっちのダイジが一番大事?」

活躍したひと

まなつ

 今話は入学初日と入学初日の部活オリエンテーションの日。憧れていた都会の学校生活を充実させられるかどうかが決まる大事な両日なので張りきっている一方、大切な友達のローラが学校よりもプリキュアのことを優先しろと言ってきて困ることになる。

ローラ

 プリキュアをあと3人探したいものの、人間に人魚の姿を見られると都合が悪いため、ひとりでは何もできずフラストレーションを溜めてしまう。あくまで現状のもどかしさにイライラしてワガママ言っているだけであって、まなつに友情を感じていないわけではない。

トロピカってたもの

まなつの夢

 都会の学校生活を楽しむこと。特に部活に興味津々。そのため入学直後の部活オリエンテーションをとても楽しみにしていた。
 一見ローラよりも近視眼的なものの見かたをしているようにも見えるが、実際に彼女が大事に思っているのはオリエンテーション自体ではなく今後3年間打ちこむことになる部活のほう。タイムスパン的にはローラの夢とさほど変わらない遠さの未来を見据えていることに注目。

ローラの夢

 残り3人いるはずのプリキュア候補を見つけること。もっというと、プリキュアにあとまわしの魔女をやっつけさせてグランオーシャンの女王になることが最終的な夢。
 プリキュアありきの展望で考えているため、自分の夢のためなのに、本人にできることはプリキュアを探すことくらいしかない。やたら落ち着きがないのはそのあたりの据わりの悪さが原因になっていると思われる。

さんご

 まなつと同じ学年ながら、第1話では気後れした様子なく堂々とコスメショップに入店していた少女。余裕のありそうなスマイルと合わせ、まなつには自分よりもずっとステキな子であるように見えていた。
 実際にはコスメショップはお母さんのお店だから馴染んでいただけであり、オシャレで良い子なのは本当だったものの、まなつから見た第一印象とはパーソナリティが若干異なっている。

うまくいかなかったこと

 まなつの部活をやりたい気持ちとローラのプリキュアを探したい気持ちが噛み合わず、結果的にお互いが邪魔しあう関係になってしまった。だからといってケンカしてせっかくの友情をご破算にするのも本意ではない。

やりきれたワケ

 まなつがこれからの学校生活と同じくらいローラとの友情も大事だと思い直し、両方ともめいっぱいがんばることを決めた。
 ローラのほうもヤラネーダから人々のやる気を取り返すことに自分のできることを見出し、心理的に少し余裕が生まれたものと思われる。

 ハンス・クリスチャン・アンデルセンが『人魚姫』のなかで描いた主人公・人魚姫は、ローラと違って物静かで思慮深いキャラクターでした。彼女は話に聞くばかりで自分では見たことがない人間の世界に強く憧れ、いつか自分の目で人間の世界を見たいと願いながら、自分のなかの夢みる思いをすくすくと育てていきました。
 ところが、実際に海の上まで行っていい年齢になって初めて人間の世界を冒険したその日、彼女が体験したのは、思うようにならない、もどかしい出来事でした。海上で船から投げ出された王子様を助けることはできたものの、肝心の王子様は気絶していて人魚姫が助けてくれたことを覚えてくれませんでした。
 それがどうしようもなく心残りとなって、人魚姫の人間の世界への憧れはますます強くなる一方。やがてもう一度人間の世界へ、今度は魔女の秘薬で両足を手に入れたうえで旅立つ決意を固めさせることになります。

 人魚姫以外の姉妹は一度人間の世界を見ただけで満足しちゃうんですよね。人魚姫と違って大したトラブルもなく、見たかったものをそのまま見ることができてしまったから。それっきり、彼女たちは「やっぱり生まれ育った故郷が一番だ」と考えるようになります。

 今話、まなつとローラが味わった思いは人魚姫と似ています。元々憧れていたものがあって、だけどその場に出向いただけでは意外にすんなりと叶えることができなくて、妨害されてしまう出来事もあって、自分ひとりの力じゃどうすることもできなくて、だからこそかえって憧れを強めてしまう。苦しいのがわかっていてなお諦められなくなってしまう。

 なんというか、第2話にしてエラい難しい物語をやっていますね。
 まなつは部活のオリエンテーションに参加したい。ローラは残りのプリキュアを探したい。言っていることはお互い割と目先の話なんですが、まなつがオリエンテーションを大事に思っているのは今後の学校生活を憧れていたとおりの楽しいものにするため、ローラがプリキュア探しを大事に思っているのはあとまわしの魔女をやっつけて次期女王になるためです。本当に大事なのは目先にあるものそのものではなく、もっと遠くにある憧れを叶えること。ふたりとも、その憧れを叶えるために今を充実させようとしています。
 だからこそ、どちらも自分の都合を後まわしになんてしていられない! ちょっとしたすれ違いですら譲りあうことができず、どうしてもお互い寛容になれなくなってしまいます。
 遠いんです、憧れが。
 叶っていないんです、やりたかったことが。
 その焦りが、もどかしさが、ふたりからどんどん余裕を奪っていきます。でも、だからこそふたりの心はますますトロピカっていく。

 「ローラもちょっとやってみる? ――ほら! どう?勇気が湧いてこない? 『トロピカるぞー!』って感じで!」
 「『トロピカる』って何?」
 「『トロピカるぞー!』っていうのはね、常夏の太陽みたいにキラキラ眩しい幸せな気持ちが、胸の奥からこう、ぶわーっ!って湧きあがってくるような感じ!」
(第1話)

 まなつの言うトロピカってる思いは不安な気持ちと表裏一体です。不安を感じるからこそトロピカりたいと思うし、トロピカれば不安をはねのける勇気が湧いてくる。
 王子様を助けて以降、もう一度人間の世界へ旅立つ決意を固めるまで、人魚姫の心は荒れに荒れました。でも、だからこそ、満たされない思いを諦めずに持ちつづけていたからこそ、彼女は様々な困難を乗り越え、人魚の身でありながら人間の王子様と暮らすという幸せな夢を叶えることができたんです。――たとえその後が悲恋で終わる運命であったとしても。
 憧れが叶わないもどかしさ、何も後まわしにできない余裕のなさは、果たして悪いばかりの思いなんでしょうか?

 (しまった。今回語りたかったこと、ここまででだいたい全部語り尽くしてしまった)

憧れの学校生活

 「今日は入学式なんだ! えへへ。私の夢は、都会の学校に通って、でもって放課後は楽しく部活!」

 「これから部活オリエンテーションなの。もう少し我慢して。そう! 新入生の前でいろんな部活がパフォーマンスするんだよ。中学に入ったら部活は何にするか、すっごく楽しみにしてたんだから!」

 離島とかの小さい学校って部活の選択肢が無いんですよね。私の地元は離島じゃないけれどド田舎で、山奥に生徒数10人未満の分校がいくつかあったんですが、そこでは部活動が1~2つだけ、しかも部員数確保のため全員強制加入だったそうです。だいたい野球か卓球。小さい学校だと部活指導できる先生も限られるので仕方ないですね。(※ 野球できるのかって? できないですよ? キャッチボールとノックばかりやってたらしいです)
 私は一応本校に通っていたんですが、そちらにしたってけっして大きい学校だったわけじゃなく、部活の選択肢はさほど多くありませんでした。スポーツなんてやりたくないのに文化部が存在しませんでした。もちろんこちらも全員強制加入。放課後が常に憂鬱でしたね。文化部があるもっと大きい学校に憧れたものですよ。

 「では、さっそく順番に自己紹介を」
 「はい!」
 「じゃあ一番うしろのあなたから」
 「やったあ! 夏海まなつです! 南乃島からあおぞら市に来たばかりです。中学に入ったら部活をめいっぱい楽しみたいです。友達もたくさんつくって、思いっきりトロピカりたいと思います!!」

 前話のコスメショップでの件に引きつづき、今話もイマイチ楽しい体験にありつけていないまなつ。オリエンテーションもほとんど離席してばかりになっちゃいましたしね。都会ってムズカシイ。

 「鈴村さんごです。オシャレとコスメが大好きです。よろしくお願いします」

 そんなまなつと対照的に、だいたいどんなことも順調にこなしてみせるさんご。そんな彼女のことをまなつはあっという間に好きになりました。

 「さんごは――。あ、さんごって呼んでもいいよね!?」

 「でもさんごってすごいよね。あんなステキなお店にひとりで入れちゃうんだもん!」

 さんごはまなつにできないことが当然のようにできてしまう、すごい子。彼女のようになりたいと思います。友達になって、もっと近くで見て学んで、いつか彼女にあやかってみたいと思います。

 見た感じ、この子まなつが思っているほど何でもできる子じゃないっぽいですけどね。ある程度器用で社交的ではありますが、いうほど飛び抜けたところはない普通の子って印象です。(※ 次話のサブタイトルもそんな感じですし!)
 だけどまなつはそんなことには気づきません。憧れていた学校生活の象徴みたいなこの子を一発で好きになって、学校にいる間じゅうべったりひっついて過ごそうとします。

 「ごめん、ちょっと寄り道してた。友達の家がコスメショップだったの! あ! 鈴村さんごちゃんっていってね、すっごくオシャレでかわいい子!」
 「・・・その子、プリキュアになれそう?」
 「わかんないけど、なんか見てて癒やされる感じ。だってすっごくかわいいんだもん!」

 語彙力。

 「誰と話してるの? まなつちゃん」

 「どうかしたの? ・・・ローラ?」

 ですが、せっかく憧れの具現化みたいな友達ができて、これからの学校生活の成否を占う部活オリエンテーションに参加しようとするまなつの“今”を、ローラがなにかにつけ邪魔してくるわけですよ。

 「あ~~~! もう! こんなときに!!」

他人任せ

 「とにかくここでがんばって、プリキュアを見つけて、女王様に気に入られて、――次期女王になるって私の夢を叶えるの!」

 ものすっごい自己中心的な夢を語るローラは、それでも不思議とキラキラして見えました。

 「――そんなこと言わずに、伝説の戦士・プリキュアになったんだからカッコよく世界の危機を救っちゃおうよ」
 「ローラは救わないの?」
 「はあ? だって私、人魚だもん。人魚はプリキュアになれないの」

 がんばるっていってもローラがやる予定のことはプリキュア探しまでです。そこから先はプリキュア任せ。ローラはそれが当然だと思っています。
 人にはできることとできないことがあるものです。人魚は陸上で生活できませんし、プリキュアにもなれません。故郷はあとまわしの魔女に惨敗しました。戦うなんてムリムリ。世界を救えるのはプリキュアだけ。人魚にできるのはプリキュアを探すことまで。だから仕方ない。仕方ないから、人魚にできることだけやるのは当然のこと。役割分担です。
 そのくせ最後に得られる予定の名誉は自分のものにできると思っているあたり大した子ですね。

 本当に心から、彼女はこれですでに自分にできる最善を尽くしているつもりでいます。
 だからこそ、悪気のひとかけらもなく、こんなどうしようもないワガママを夢みる瞳で堂々と語ることができるんです。

 「勝手にポットから出ちゃダメって言ってるのに!」
 「だって、ポットのなかじゃ周りがよく見えないし。私にはまだ他のプリキュアたちを見つけるっていう使命があるから」
 「だからって、ここは学校なんだよ。見つかって大騒ぎになったらプリキュア探しどころじゃなくなっちゃうよ」
 「まなつは呑気すぎ。もっとプリキュアとしての自覚を持ってもらわないと」
 「自覚とか知らないし。あんな騒ぎを起こしておいて何勝手なこと言ってるの?」
 「勝手なのはまなつのほうじゃない。世界がピンチってときに部活とかしてる場合?」
 「私にだって大事なことがあるの! ローラなんてもう知らない!」
 「わかった。もういい。他のプリキュア見つけてくるから!」

 “まなつが”理不尽なことを言ってきます。“ローラは”せっかく正しいことをしようとしているのに、正論を言っているのに、(個人的には女王になることが目的とはいえ)女王様から授かった大切な使命を果たすためまなつにも協力してほしいってずっとお願いしているのに、それでもまなつはローラの思うとおりに動いてくれません。自分のワガママばかり通そうとしてきます。
 まなつはプリキュアなのに。まなつにはローラにできないことができるはずなのに。
 それなのに、部活だなんだと身勝手な理由ばかり並べて、“まなつは”自分にできることをやろうとしない。“ローラは”今の時点でもう自分にできるベストを尽くしているのに!

 くやしい話です。
 自分はがんばりたいと思っているのに周りがサボってばかり。
 周りもがんばってくれないと自分の夢は叶えられないのに。
 ローラのやる気を、まなつはそんなにもムダにしてやりたいと考えているんでしょうか?

 「魔女って、何のために人からやる気パワーを奪うなんてひどいことをするの?」
 「さあ? みんながやる気に溢れているのが嫌なんじゃない?」

 ああ、まったくもって意味がわからない!
 あとまわしの魔女の目的も、――まなつが考えていることも。

 まなつの“今”を邪魔しているのはローラかもしれません。

 だけど、ローラにしてみれば、ローラの“今”を邪魔しているのがまなつ。

 もしかしたらまなつにはローラががんばっているようには見えないかもしれません。
 ハタから見ている多くの視聴者もローラががんばっているようには見えないかもしれません。

 だって仕方ないじゃないですか。
 ローラにできることは限られているんですから。肝心なところは他人任せにするしかないんですから。
 それでも今自分にできることはちゃんとやっているんです。夢を叶えるためのやる気で誰にも負けているつもりはありません。どれもこれも自分の夢を叶えるためなんです。誰より本気でがんばってるに決まっているじゃないですか!

 仕方ないじゃないですか。ただ、できることが少ないだけなんですから。

 「誰か! 誰か、伝説の戦士・プリキュアはいないの? ちょっとそこの人間、逃げてないで戦いなさいよ! このまま黙ってやる気パワーを奪われるつもり!?」

 ・・・仕方ないじゃないですか。

今できること全部

 「私決めたの。後悔はしたくないから。ローラとずっと友達でいたいから。ローラのこと大事だから。――私、学校もめいっぱい楽しんで、プリキュアもめいっぱいやる!」

 まなつが憧れていたのは都会での学校生活。
 友達たくさんつくって、部活に入って、休みの日はオシャレなオープンカフェでランチ、電車に乗るときはカードをピッとタッチして、遊園地で絶叫マシーンに乗って、都会で流行ってるスイーツも食べて、かわいいコスメショップに行って、それからそれから――。

 やりたいことは明確でした。そのために今がんばらなきゃいけないことがたくさんありました。
 ひとりでコスメショップに入るのには勇気が足りませんでした。クラスでの自己紹介もスベりたおしました。楽しみだったオリエンテーションも結局ろくに聞けていません。
 憧れを叶えるためには自分はあまりにもヘッポコで、ダサくて失敗ばかりで不器用で、本当なら今自分がやるべきことだけに絞って力を注ぐべきなのかもしれません。憧れを本気で叶えたいなら、それ以外の余計なことは全部“あとまわし”にするべきなのかもしれません。

 違う!

 「だって私、人魚だもん。人魚はプリキュアになれないの」
 「私はなんでなれたんだろ?」
 「それは――、人間と人魚の心が通じあったからよ!」
 「私たちふたりのトロピカった熱い友情のおかげだね!」

 ローラは友達でした。
 まなつのやりたいことには友達をたくさんつくることも含まれていました。

 ローラはお母さんのリップを拾って届けてくれたステキな友達です。
 だけどローラはあおぞら中学校の生徒ではありません。
 ローラはまなつが青空市に引っ越してきて最初にできた友達です。
 だけどローラはよくわからないワガママばかり言ってまなつの学校生活を邪魔してきます。
 まなつの憧れていた学校生活を実現するためには、ローラとケンカ別れしてしまうのも“仕方ない”ことだったでしょうか?

 「プリキュア、プリキュアって、そればっか。私は楽しい学校生活を送りたいだけなのに。でも――。あんな最後になるなんて嫌だ!」

 ハートクルリングが輝きます。
 人間と人魚の心が通じあった証だという、大切なリングが。

 今、自分にできることがまだありました。
 今、あの子も同じことを思っているようです。
 だったら、何も仕方なくなんかない。

 「私の本気、見せてやる!」

 難しいかもしれない。また失敗するかもしれない。自分にはできないのかもしれない。
 それでも、やる気だけは誰にも負けているつもりがない。

 やる気があるならできることはある。
 だって、どれもこれも全部自分の憧れのためにがんばっていること。自分にできることなんて、むしろたくさんありすぎて困っていたくらい。
 本当は全部やりたい。
 “仕方ない”で諦めたくない。
 本当はできるはずのことに優先順位をつけて後まわしになんかしたくない。
 何も諦めたくない。

 本当は。
 もし願いが叶うなら。

 叶えるんだ。

 「今だよ、ローラ! 奪われたやる気を!」
 「・・・! オーライ! マーメイドアクアポット、サーチ! やる気パワーカムバック!」

 諦めない、負けない。
 無限のやる気がここにある。

 だから、できることはあるんだ。

 まだ学校生活とプリキュア活動を両立させる方法が見つかったわけではありません。
 どうしても他人任せにせざるをえない現状をひっくり返せたわけでもありません。
 ふたりのすれ違いを解消できたわけですらありません。
 そういう具体的な課題はきっとこれから先、新しい部活動を立ち上げたり、新しいプリキュアに出会ったりしながら、ひとつひとつ解決していくしかないこと。
 今回まなつとローラがしたことといえばひとつだけです。

 「サルロー。あなたの言うこともわかるわ。私もいざというときが来たら人間を浄化する覚悟はあります。でも、人間に深く関わった者として言わせてもらうと、人間には未来を変える力もあると信じたいのです。――私には、さっきの見慣れぬプリキュアの存在が、その希望のように思えるのよ」(『ヒーリングっどプリキュア』第45話)

 “絶対に諦めない!”
 過去たくさんのプリキュアたちの間に連綿と引き継がれてきた気高い意志は、今日、まなつとローラのもとへと確かに継承されました。

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    コメント

    1. ピンク より:

      「随分酷いこと言う娘やなあ」と思ってましたが、たしかに現状ローラができることはとても少ないですね。
      壊滅状態に追い込まれた故郷を目視してますし。

      さんごは普通の女の子……なんですか?
      12歳くらいでコスメショップに(多分)客として出入りしてるというのは、どうも私の中だと「ちょっと不良っぽいのかな」になってしまうので。
      実在するプリティホリックの商品が子供でも扱えるコスメな以上、劇中もそういう設定&そもそもそれくらいが今時の常識なんでしょうけど。

      • ピンク より:

        追伸
        よく考えると、人間と人魚の心が云々、という女王様のお言葉だけなら「人魚はプリキュアになれない」って理屈は全く成立しないんですよね。
        現状女王様にきちんと確認する術が無さそう(あっても使う気がない?)なので、保留扱いになりますが。

      • 疲ぃ より:

         やる気のある子ってハタから見ている分には好感が湧くものだと思うんです。案外、それが野心であったとしても。
         『Go!プリンセスプリキュア』の4人なんかそれぞれの夢に向かってすっごいギラギラしていたのに、それが気にくわないという人はあんまり見かけませんでした。(※ 付いていけないって人はいましたが)
         そう考えると、ローラになんとなく不快な印象を感じるのは、どこか一般的なな“やる気のある子”のイメージから外れている部分があるせいだと思ったんですよね。

         で、考えてみると、それは本人のやる気の割に行動が伴ってないせいだろうなと。口では達者なことを言うけど結局他人任せかよ、みたいな気持ちを私も彼女に向けちゃっているんだなと。そう気付いた次第です。

         「心の中にきらめく太陽を持った人間と私たち人魚の心が通じあったとき、カギが現れる」と言われて人間側の指にカギが1つだけ現れたので、ローラが「人魚はプリキュアになれない」と理解するのも自然ではあるかと。
         もっと簡単な話、ローラが人間になっちゃえば手っ取り早いんですよ。おとぎ話によると人魚は人間になれるものなんですから。声奪われちゃうけど。

         小学生がお化粧するくらい今どきは普通みたいですねえ。たまにちゃおの付録にコスメセットが付いてきたりするようですし。小学生の読者モデルなんてのも珍しくなくなりましたしね。
         世代的なもので私も違和感を感じはしますが、そのあたりは親のしつけの裁量範囲内だとも考えています。さんごのお母さんがOK出しているなら私もOK。私自身は独身者なので、ウチのしつけに合わないアニメ!とか思うこともありませんしね。
         ・・・どっちかというと、(まなつ含め)アクセサリじゃらじゃらつけて学校に来ていることのほうが気になっていたり。一昔前だとカラーのヘアピンすらNGでしたよね。

    2. 亀ちゃん より:

      初めまして亀ちゃんです
      よろしくお願いします

      >今日のトロピカル~ジュプリキュア
      ローラ・アポロドロース・ヒュギーヌス・ラメールが「行きたい、行きたい」とダダをこねるシーンは2/3シックリ着て、戦士であるプリキュア的に感慨深かったですね!!☆☆♬
      それから誰かが「こうしてやる」と最後は「やる」で締めくくったのも、シックリ着て私がチェックしたことがある二次元の作品的に感慨深かったです!!☆☆♬
      さらにまなつもシックリ着たセリフを発しました!!☆☆♬
      結局、私個人としては合計5つほどシックリ着たセリフがあったような気がしますね
      で、主人公の担任がレディーなのはたぶん、Go!プリンセスプリキュアの春野 はるか(キュアフローラ)の時以来でしょう
      魔法つかいプリキュアでは男性の数学の先生がキュアミラクルのみらいの担任でしたし、そっから担任の先生が男の人なのは続いていましたから
      ちなみに桜川先生の担当教科は数学であると、これでまた私の要望は叶うということでしたが…
      で、次回は2人目・キュアコーラルの誕生ですね
      楽しみです、ワクワクします
      その後、第4話では1年コンビのプリキュアでヤラネーダを浄化する話を挟みそうな予感がします

      • 疲ぃ より:

         もっと言葉を選ばず感情をさらけ出していただいて大丈夫ですよ。
         このブログのコメント欄まで読んでくださるくらい“濃い”人たちなら、リアルに対面して読めないレベルで小っ恥ずかしい文面のほうがむしろ面白がってくれると思います。「どういうところがどうして自分のハートにキュンキュンきたのか」を、8割自分語りじゃねーか!ってくらい要らん話混ぜつつぶちまけるのがコツですね。

         ローラはワガママなところがかわいいですね。
         ワガママなのってつまり、自分じゃ消化しきれないくらいやる気を持て余しちゃってるってことでもあるので、ある意味まなつ以上にプリキュア的だと思います。今すぐ「やる」ができないから「やりたい」になっちゃうんですよね。

         担任の先生が男性か女性かというのは生徒にとってはすごい大事なところですよね。
         ジェンダーうんぬんであんまり性別の違いの話をしにくい世の中になっていますが、単純な話、やっぱり自分とどこかしら同じところがある相手のほうが話しやすいですし。
         教師の適性に男も女も無いはずですが、生徒目線だと男か女かが結局大事になっちゃいます。まなつたちは女の子なので、どちらかというと担任が女性のほうが物語に絡んできやすくなるでしょうか。

    3. 東堂伊豆守 より:

      一部で追加戦士に推す声が上がっているらしいクラス担任・桜川咲先生。どうもこの人には既視感を覚えるんですよねぇ。この“おしとやかメガネ教師”には。
      ーーーーーー今からちょうど10年前に劇場版が公開された社会現象級大ヒットアニメ「けいおん!」。その登場人物に山中さわ子という方がいらっしゃるんですよ。この人、学生時代にヘヴィメタルバンドをやっていたことを生徒達にひた隠しにしながら“品行方正おしとやか教師”を演じていたんですが、主人公達にその過去がバレてしまい「皆には秘密にしておくから軽音部の顧問になって」と脅されもとい頼まれ、渋々引き受けることになる…方でして。
      果たして我らが桜川咲先生は、夏海まなつ達の設立する○○○○○部の顧問に就任なされたりするのか?!さすがに過去をネタに脅迫されたりはしないでしょうが(当たり前…いや、ローラみたいな結構えげつないキャラが出てくる作品でもあるしまさか…)。
      ともかく……このところ昭和作品のオマージュ・パロディを積極的に取り込んでくるプリキュアシリーズですが、そろそろ平成作品オマージュに(プリキュア過去作品のセルフオマージュとは別に)踏み込んできてもおかしくはない感じはしますね。オマージュ=メイン視聴者の親世代へのアピール、と考えると。

      • 疲ぃ より:

         まなつのお母さんが“碧(あおい)”、さんごのお母さんが“みゆき”と、名前でセルフオマージュしている感はあるので、“咲”も顧問含めそれなりに活存在感ある役どころかもしれませんね。(※ 単に名前のバリエーションが枯渇しつつあるって事情もありそうですが)
         メタな話、担任と部活顧問を別キャラに分ける意味ってあんまりありませんしね。アニメだと別キャラにしている作品のほうが珍しいんじゃなかろうか。それこそ『けいおん!』のさわ子先生がそうであるように、TPOが変わればキャラクターに与えられるペルソナも当然変わるわけで、キャラ数を絞っても別にシチュエーションが狭まることにはなりませんから。むしろキャラの多面性を描けるおかげで魅力が増す効果もあり。

         具体的な作品指定のオマージュがあるかはさておき、世代ネタとしてのパロディはとっくに平成世代に移行してもよさそうではありますね。親世代が平成生まれですし。
         去年あったような劇画調の熱血主人公よりも、頬が尖った絵でセカイ系とかやったほうが意外と古さ演出として刺さるかもしれません。(※ 今やこれすら古いか。でも『けいおん!』くらいの時代まで若くするとキャラ造形が現代でも普通に通用しているので古さ演出として使えないのよね・・・。あの世代で雑にパロディやってパロディと理解してもらえるのって、ツンデレとかヤレヤレ系主人公とか現代兵器担いだ魔法少女くらいのものでは?)

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