トロピカル~ジュ!プリキュア 第3話感想 ひとりが怖くて、ひとりが必要で、ひとりをためらわなくて。

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違うよ。人魚は悪者じゃないし、本当はすっごくかわいいんだよ!

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「自分を信じて! キュートいっぱい! キュアコーラル!」

活躍したひと

さんご

 周りに合わせることがクセになってしまっていた女の子。幼稚園のころひとりだけ違う色のチューリップを選んでしまったことをなんとなく収まり悪く感じ、それ以来自分の好みを主張する前に周りの意見を伺うようになってしまった。
 ・・・その割に、誰かを助けるためなら周りを顧みず自分だけの判断で単独行動も辞さない二面性を持っている。本人はまだ自覚していないだろうけれど。

まなつ

 行け行けゴーゴー、ゴーマイウェイでオンマイオウンな我らが主人公。周りに呆れられようが、付いてきてもらえなかろうが、ひたすら自分のやりたいことだけを貫きとおす。やりたいことがありすぎてたまに選びきれなくなるのが玉に瑕。
 ――さんごからはそういう子に見えているけれど、実際は人並みに不安を感じたり気後れしたりもする。自由にふるまえているように見えるのは、本人が努めて勇気とやる気をふりしぼっているから。

クラスメイトたち

 さんごとまなつが友達になった3人娘。ノリよく流行ものが大好きで、今話では多数派意見の象徴みたいな扱いで描写されている。ただ、徹底してまなつの言うことに合わせようとしないあたり、この子たちはこの子たちで頑とした信念を持っている気がしないでもない。

トロピカってたもの

「全部やりたい!」

 まなつのやる気ほとばしるワガママ。普通なら無理だと一蹴されて終わりだが、まなつは何を言われても諦めないし、さんごはその姿に憧れる。

自分の“かわいい”

 ローラ的にはいつでもどこでも誰が相手でも貫いて当然の概念。だって私かわいいし! だからさんごがかわいいと言ってくれるのは当然のことだし、だからこそさんごが周りに合わせようとして自分の気持ちを押し隠そうとするのは不愉快。
 人間と人魚の心が通じあえばプリキュアになるカギが現れるというけれど、肝心のローラがこういう性格なので、実質的にはワガママな子であることがプリキュアになるための第一条件になっている。

うまくいかなかったこと

 さんごは昔から自分の好きなものを主張するのが苦手だった。
 本当はさんごが自分を貫こうが周りに合わせようが、誰も気にしないのだが、だからこそさんごに自分を主張することを促してくれる人も現れなかった。

やりきれたワケ

 結局のところ、まなつがさんごのために何か働きかけてくれたわけではない。ただ個人的なワガママをひけらかしていただけ。
 さんご自身が彼女を見て憧れ、自分で自分を変えたいと願って一歩踏み出した。

 第1話でのさんごはちょっと大人びた感じの都会っ子。
 第2話では人当たりいいけれど取りたてて特別なところがなさそうに見える普通の子。
 そんな流れからの今回第3話。

 そういうことか!

 例年だったら紫色というより黄色のプリキュアになっていそうな子でしたね。
 プリキュアにおいて、自分に自信がない子は大抵黄色くなります。例外は『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアハニーくらいのものじゃなかろうか。不安を抱えながら自分らしくあろうと精一杯もがくからこそ、彼女たちはあざとかわいくなるんです。あとやたら頑固なのも黄色に共通する特徴ですね。自信ないくせに自分の芯だけは絶対に曲げないのが黄色。
 紫色は本質的に能天気。赤色は外面と内面の自己矛盾に苦しんでいて、青色は得意分野と苦手分野の落差が極端。

 涼村さんごはそういう黄色イズムの直系みたいな子です。
 自分に自信がない。口ではそう言っているけれど、やっていることを細かく見ていくととてもそうとは思えない。意外とアグレッシブ。失敗を恐れているくせに、無意識にいつも勇気ある行動をしている。そんなすごい自分の姿に、何故だか自分だけが目をそらしている。だから自身が身につかない。

 第1話のさんごはどこか大人びていました。自分の家のショップにいて心に余裕があったからでしょう。
 第2話のさんごは一転して際立った特徴のなさそうな印象に変わりました。友達と一緒にいたからでしょう。
 そして第3話のさんごはまた違った一面を見せてきました。
 そのいずれもがさんごらしさを物語る多面性で、それらを同時に両立できないのもまたさんごらしさ。

 「私、まなつちゃんがうらやましい。いつも自分が一番好きなことを迷わずにできるでしょう」
 「さんごは違うの?」
 「うん」

 賢しらに自分はちゃんと自己分析できてます、みたいな顔すんな。

 「これあげる」
 「え、いいの?」
 「うん。どうぞ。妹ちゃんと仲よくね」

 普段自分が当たり前みたいな顔してどれだけとんでもないことをしているのか、もう一度振りかえってみろ。

私の聖域

 「さんご。このリップ、並べておいてくれる? 春の新作なの」
 「はーい。わあ! かわいい!」

 今話の物語の流れ的にあんまり必要性を感じられなかったアバン。
 これ、何のために挿入されたシーンなんでしょう?

 たぶん、こんな調子で素直にかわいいものをかわいいと言える姿こそが、ありのままのさんごなんでしょうね。
 本人は幼稚園での出来事がトラウマになって、そういう主張が苦手になってしまったと言っていましたが、友達のいないところでなら今もこういう一面が残っているわけですね。

 「うーん・・・。決められない。島にいるときから部活楽しみにしてたのに。決められなーい! だって全部やりたいんだもん!! ――さんごは何にする?」
 「えっ。私は・・・」

 ちょっとしたお喋りですら言いよどんでしまいます。まなつとは違う理由で部活を決められません。

 「迷ってるならテニスはどう?」
 「うん。テニスいいよね」

 それもあり。

 「手芸部は?」
 「わあ。いいね、手芸部」

 それもあり。

 「手づくりお菓子部というのもあるよ。部活紹介でこんなんもらってしまいました!」
 「わあー! かわいい!」

 それもあり。

 そっか。じゃあ、さんごは何にする?

 ――決められない。

 「でもなー。ダンス部もバレー部も体操部も合唱部もあれもこれも! 全部やりたーい!!」

 さんごが部活を決められないのは、まなつとは違った理由です。
 でも、まなつと反対にやりたい部活がないから、というわけでもありません。
 たぶんやりたいことはあるはずです。あとはいくつかある候補から友達がいるところを選べばいいだけ。最初にある程度の選択肢さえ用意しておけば、周りの選択を加味して消去法で候補を絞ることができます。
 周りに合わせたい。
 だけど、どうやら友達もみんなそれぞれ入りたい部活が違っているようです。

 じゃあ、さんごは何にする?

 求められているのは自分だけの意見。
 まなつがうらやましい。やりたいことが多すぎるのも大変そうだけど、きっと彼女は自分で決めた部活を後悔しない。
 まなつが不思議。友達関係なしにあれもこれもって、たくさん選べばそれだけ自分“ひとり”になってしまうリスクが高まるのに、彼女は怖くないんだろうか。

 「幼稚園のときにね、みんなでチューリップの球根を植えたことがあって、好きな色を選べたの。それで私は紫が一番かわいいと思ったんだけど、紫を選んだのは私だけだったの。みんなは気にしてなかったけど、『私もピンクにすればよかった』って、すごく後悔した」

 私は怖かった。
 たとえ、自分以外の誰も気にしていなかったとしても。

 じゃあ、さんごは何にする?

 その言葉が、自分自身の思いを話さなきゃいけなくなることが、何より怖い。
 “ひとり”になりたくないから。
 それが今の涼村さんご。

 いいえ。

 アバンでは何も気負わず素直に自分の感じたところを話すことができていました。
 相手がお母さんだから?
 いつもお手伝いしているお母さんのお店だから?

 いいえ。

 「――どうしよう。はぐれちゃった」

 お母さんのお店にいなくても、さんごには自分の感じたところを素直に話せる瞬間がありました。

 「・・・人魚? ――かわいい」

 誰もいないところ。
 自分と人魚しか見ている人がいないところ。
 誰の意見を聞くこともできなくて、誰の意見も聞く必要がないところ。

 そういうところでなら、さんごは安心して自分の思ったことを素直に言うことができました。
 “ひとり”だからこそ。

 私の聖域。

 肝心なのは、絶対に誰かに守ってもらえる場所だって保障されていることじゃなくて、誰も自分の意見なんて聞いていないと確信できること。
 私だけがいる空間。私という存在が他の誰からも切り離されている瞬間。

 「――人魚、かわいかったな」

「無理」

 「でもなー。ダンス部もバレー部も体操部も合唱部もあれもこれも! 全部やりたーい!!」
 「それは無理」

 まなつのバカげたワガママはその都度友達に否定されます。
 さんごがひとりだけ違う意見を持つことを恐れているのはまさにこのせい。

 別に誰もまなつの言うことを拒絶しているわけではありません。だって誰にも迷惑かかってませんし。
 別に誰もまなつの言うことを批判しているわけではありません。どうせ最終的には自己責任の範疇ですし。

 幼稚園のときのさんごと同じです。
 友達は誰もまなつを攻撃しているわけではありません。まなつが変なことを言っているだけなら彼女たちにはどうでもいいことだからです。それで何か迷惑を被るわけでも、余計な問題に巻き込まれるわけでもありません。
 ある意味では関係のない他人の話。だから拒絶も批判もしません。
 ただ、否定するだけです。その考えかたはおかしいと。無理だと。自分たちの考えかたとは違うと。
 敵意も害意も悪意もなく、単純な事実として、彼女たちは自分たちとそれ以外とを切り分けているだけです。

 さんごは、そういうふうに周りから自分だけが切り離されてしまうことを極端に恐れていました。

 「――なんであんなこと言っちゃったんだろ」

 どうしてそれを恐れているのかはまだ語られていません。さんご自身、恐れている理由をうまく言語化できていません。そこに向きあっていくのはおそらく今後1年かけてのこと。

 ただ、なんとなく誰もが共感できることではあるんじゃないでしょうか。
 実際イヤですよね。自分だけが周りと違ったことをしている状況。別に誰から笑われていなくても、誰にも邪魔されていなくても、なんとなく胃が痛くなることではありますよね。

 その漠然とした不快感の理由、今話ではとりあえずひとつだけ示唆されました。

 「そういえばさ、モンスターが現れた現場に人魚がいたんだって」
 「え。人魚がモンスターを操ってるとか?」
 「悪者じゃん、それ」
 「こわーい」

 “自分と関係ない存在”を、人は理解しようとしません。興味を持ちません。
 そして、そういった理解不能な(そもそも理解する気がない)相手に対して、人は次第に恐怖心を持つものです。
 初めのうちは敵意も害意も悪意もなかったかもしれません。大した理由もなく切り分けただけのつもりだったかもしれません。
 ですが、それら敵意は害意は悪意は、“自分と関係ない”と認識しているうち、なんとなく、自然と醸成されていくものです。

 さんごはそういうふうに“自分と関係ない存在”を無関係のまま捨て置くことをしない子でもありました。

 「これあげる」
 「え、いいの?」
 「うん。どうぞ。妹ちゃんと仲よくね」

 「あの、これ落としましたよ!」
 「まあ。ありがとう」

 無償の善意というものは存在しません。
 たとえ善意を受け取る側が何のコストを支払っていなかったとしても、その場合は善意を与える側が何かしら負担しています。『ヒーリングっどプリキュア』の花寺のどかがまさにそれで苦しんでいたように。

 さんごも負担することになりました。
 後者はわかりやすくまなつたちとはぐれるというかたちで。
 前者はせっかく友達と合わせるつもりで選んだフレーバーを自ら手放すかたちで。

 何気ないことのように見えて、さんごはすごいことをしています。
 普通の人はここまでの親切なんて実践できません。まして周りに合わせることを重く考えている人にとっては。
 2回親切にして、2回とも自分にとって重要な部分で負担を強いられているんです。普通は懲ります。道徳的にいくら正しい行いであろうと、普通は自分にとって失敗だったと考えて反省するものです。二度とやりたくなくなるものです。
 ですが、彼女は気にしません。

 どうして?

 わかりません。今話はまだそこまで深く語られていません。
 私の考察としては上でざっくり理由を書いちゃっていますが、これは劇中で語られた事実ではありません。

 ただひとつ言えることは、彼女は“自分の聖域”の外であっても、本当は自分の思いを表に出せる子だということです。

 女の子にアイスクリームを譲ったのは街なかでのことでした。
 女性の財布を拾って届けたのは水族館でのことでした。

 当然たくさんの人の目がありました。友達にも見られていました。
 だけどさんごは行動しました。
 あれだけ“ひとり”になることを恐れている彼女が、なのに、彼女くらいにしかできない大それたことをたったひとりで実行してみせました。
 周りを気にすることなく。友達と合わせられなくなることすら受け入れて。

 その勇気ある自分の一側面を、彼女はまだ自覚していません。

 「ねえ、ローラ。さんごってプリキュアに向いてると思わない? すごく優しいし、誰とでも仲よくなれちゃうし!」

 「ダメよ。トロピカルパクト光らなかったし、無理」

 「うん。私にはそんな勇気も自信もないから・・・」

ピンポイントバリア

 「キュアコーラル、かわいい!」
 「ありがとう。――危ない!」

 プリキュアへの変身を果たしたさんごが手に入れたのは×印の小さなバリア。ひとつの方向からの攻撃から身を守る、隔絶の力。

 周りから隔絶されることをいつも恐れていて、なのに周りから隔絶されてこそ素直な思いが言える、そして周りから隔絶されてしまうことを承知で行動できる。そんな不思議な思いを抱く子が手に入れた特別な力は、やはり隔絶でした。

 「違うよ。人魚は悪者じゃないし、本当はすっごくかわいいんだよ!」

 いつも従っていた友達の意見を自分のほうから否定しました。

 「私は――信じる! 私は逃げない!」

 「無理」と言われてしまったことに自分から踏み込みました。

 さんごらしくないことです。さんごらしいことです。さんごだからこそやるべきだったことです。
 結局のところ今のさんごは自分が“ひとり”になることに正面から向きあわなければ身動き取れない子です。
 さんごはひとりになることを恐れていて、ひとりになることを望んでいて、ひとりにならなければできないことができる子です。
 その矛盾まみれの人格は、“ひとり”になることから逃げていては――、“ひとり”であることに向きあって、“ひとり”であるとはどういうことか理解しようとしなければ、いかなる方向にも変わっていくことができないでしょう。自分自身への無理解は自分への敵意と害意と悪意を育みます。

 知っていきましょう、自分を信じるために。
 乗り越えましょう、自分を好きになるために。

 「わあ。これいい!」「かわいい!」「流行りそう!」
 「ホントだ。かわいい! ――でも、こっちのもかわいいと思う」

 あなたは“ひとり”であることを必要としていると同時に、“みんな”と一緒にいることも大切に思っている子です。その矛盾した2つを今後は両立していかなければなりません。
 難しいことを要求されています。バランス感覚ある、器用な立ち回りを要求されることになるでしょう。どちらに偏ってもあなたはあなたらしくなれません。

 だから、あなたには小さな隔絶の力を。
 全てを受け入れるのではなく、全てを拒絶するのでもなく、周りとの関わりを維持したまま必要なところでだけ自分と他人とを切り離すためのピンポイントバリア。
 守られる方向が限定されているからこそ、このバリアは成長途中のあなたを万全に守りきることができるでしょう。

 「幼稚園のときにね、みんなでチューリップの球根を植えたことがあって、好きな色を選べたの。それで私は紫が一番かわいいと思ったんだけど、紫を選んだのは私だけだったの。みんなは気にしてなかったけど、『私もピンクにすればよかった』って、すごく後悔した」

 さんごの周りにある世界は無関心に満ちています。
 だからこそ優しくて、だからこそ辛い。

 「そんなことがあったんだ」

 我らが主人公・まなつは我が道を進む子です。友達といえど意外と深く干渉してきません。良くも悪くもドライです。割と深刻な打ち明け話をされても一言で済ませちゃいます。

 それでも、さんごは自分からまなつに憧れ、自分でまなつみたいになろうと決意しました。
 誰もさんごがプリキュアになれるだなんて言いませんでしたが、さんごはひとりでプリキュアになってみせました。
 周りがさんごに無関心であったとしても、さんごは周りに無関心ではありません。
 周りの誰もやろうとしなかったことを、さんごだけはみんなと一緒にやろうとするでしょう。

 それが、これからの涼村さんごです。

 「心の中にきらめく太陽を持った人間と私たち人魚の心が通じあったとき、カギが現れるでしょう」(第1話)

 そういえば、さんごがプリキュアになったということは、あのときさんごとローラの心が通じあっていたってことなんですよね。ハタから見ている分には全然そんな気がしませんでしたが。
 なんだかんだでローラの心に響くものがあったということなんでしょうね、さんごの「逃げない」という決意。ローラはあれで使命にひたむきな子ではありますもんね。

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    コメント

    1. ピンク より:

      【涼】村さんご、です。
      変換しづらいのでいっそ鈴村になってくれよとは思います(辞書登録をめんどがる人間)

      前回「なんでこの子は楽しくお喋りする場面に限って黙ってるんだ?」と薄々思ってましたが、なるほどそういう理由でしたか。
      たとえ場面を限定+自分に対してであっても、意見を持つことそのものを最初から否定するのは苦しいでしょう。
      心ってのは、誰にも止めようがないんですから。

      ところで、あとまわしの魔女は1話やOP映像を見る限り人魚で合ってますよね?
      今回お友達が言ってたこと、案外当たってましたが……さてプリキュアはどう対処しますやら。

      • 疲ぃ より:

         Ouch…修正しました。最初だけ公式サイト確認しながら書いたのでそこだけ合っていたという。

         社交的で快活なはずなのにどことなく大人しい印象を受けるんですよね。
         第2話で体育館に移動するときも友達2人が横並びなのにさんごだけ後ろにいましたし、あのあたりで「あれ?」って思いました。後ろにいると会話に交じりにくいんですよね、実際。その代わり口数少なくても気づかれにくくて楽なんですが。
         さんごの場合、周りに友達がいると同調することに意識が向きすぎて、本当は自己主張したいと思っていること自体自覚できなくなってしまうのがやっかいですね。

         あとまわしの魔女は・・・タコかも? 色合いとか模様とか。ディズニーの『リトル・マーメイド』でもタコでしたし。『人魚姫』の魔女って濁った水底に住んでいる設定なので、魚よりはタコのほうがしっくりくるんですよね。

    2. 東堂伊豆守 より:

      今作の主要メンバーは全員名字が“水”に関連しているという共通性がありますね。「夏“海”」「一之“瀬”」「“滝”“沢”」「ラメール(海)」……そして「鈴村」ではなく「“涼”村」(さんずいが入っている)、と。
      ……いやはやネーミングをひねり出すのも大変だ。
      さて、涼村さんご嬢の家業・コスメショップなんですが、この稼業は「流行の半歩先を行く」ことが重要で「流行を気にしない」のも「流行の後追いに回る」のもマズイ、という特性があるんですよね。
      そう考えると、さんご嬢が併せ持っている“独創性”と“協調性”をバランスよく積極的に発揮出来るようになればーーーーーー将来有望なコスメショップ後継者となれるかもしれず……。
      果たして、さんごに店の手伝いをさせている母上に娘を後継者として育て上げる腹積もりがあるのか否か……はわかりませんが、プリキュア作品定番「家業を継ぐか否かで一悶着」を今作でやるとすれば多分、涼村家の担当となるんだろうなぁとは思いますけど、さて。

      • 疲ぃ より:

         流行につきあう距離感っていうのは面白い着目点ですね。たしかにさんごに向いているかもしれません。
         家業を継ぐ話に発展するかはさておき、もし接客のお手伝いでもさせてもらえたなら実り多い経験になりそうですね。ああいうのってお客さんのセンスに同調するだけじゃなく、店員側からも積極的に提案していかなきゃいけませんし、なおさら。

    3. 亀ちゃん より:

      今日のトロピカル~ジュプリキュアは見終えた直後、涼村 さんごの(女子の)友達同級生の「まなつ、こっち,こっち~」というセリフには、本当にシックリ着ましたね!!☆☆♬
      その内容を事細かく解説すると、私は“プリキュアちゃんねる”という小学校の高学年以上などある程度は大人だからこそ見ることが許される大人のプリキュアファンためのプリキュアサイトにて、私がこれまで通り単なる遊び心で書いたプリキュアの自作小説が始まりと捉えています
      これは私が旧年中の春休みに開催された甲子園の出場校を決める話し合いの記念日で、私が作り上げたプリキュアでは女子寮の寮長(キュアバドミントンギャンブラー)がプリキュアでは1番の主役でスマイルのプリキュアも全員登場しますよ!!♪
      そして、広島市佐伯区(広島市西区の西隣のエリア)のお好み焼き屋(今現在は食べログが掲載保留中)にて、キュアアイドルギャンブラーが女子寮の寮長に
      「アッ、○○(=女子寮の)寮長。こっち,こっちー」
      と私がそのプリキュアちゃんねるに現に書き込んだことで、女児向けプリキュアではえれな(キュアソレイユ)がスタートゥインクルプリキュアの本編アニメにて
      「こっち、こっちー」
      と言ったことから女児向けプリキュアで今も尚続くことだと思えます!!
      だからこの時点でプリキュア的に感慨深いですのよね!!♪
      ですが、「○○(呼びかける相手の名前)。こっち、こっちー」は女児向けプリキュアでは、このトロピカル~ジュが初めてで間違いありません!!
      ですから、プリキュア的には今までにないほど感慨深いし、感無量でシックリ着たのが、女児向けでは今回が初めてですね!!☆☆♬
      これからも女児向けプリキュアでは涼村 さんごの友達同級生が「まなつ、こっち,こっち―」と言ったように、必ず呼びかける相手の主語を単刀直入にすることを第一声に「こっち,こっちー」とセリフをつなげるパターンが要望し続ける意味で楽しみです!!☆☆♬
      それからローラ・アポロドロース・ヒュギーヌス・ラメールもシックリ着たセリフを発したような気は今でもするんですが、仮面ライダーの時間になるとスッカリ忘れっちゃって、結局まだ思い出せないですね!!(汗)
      それでもレンタルした時のDVDでも、セリフを日本語で吹き替えてくれていると、
      「アッ、そういえばこれだった」
      というように思い出せることは間違いないです!!
      で、涼村 さんごは途中から独りデにまなつのことを呼び捨てするようになって、私個人としては面白みが…という感じなりましたね!!
      それでもプリキュアなどの小学生までの女児向けアニメでは呼び捨てするようになると、こっからずーっと定番なので、そういう私でもその内馴染めます!!(厳)
      とはいえ「○○ちゃん」と敬称を着ける方が面白かったのに…と思ってしまう自分自身も不動ですね!!

      >で、次回はみのりちゃんがキュアパパイアデビューし
      私はトロピカル~ジュプリキュアの第3話では、サマー&コーラルの1年コンビでヤラネーダを何とかする話を挟みそうな予感がしていました!!
      しかし実際にはそのみのりちゃんのプリキュアデビューが公表されました!!
      だから私個人としては次回予告の時、みのりちゃんのプリキュアデビューが完全決定した時の喜びが完全に隠されて、素直に喜べないまま今日のプリキュア本編が終わってしまいました!!
      それでも翌日になると、みのりちゃんのプリキュアデビューする第3話への喜びが初めて湧くかもしれませんね!!

      >話はズレますが
      私はいちプリキュアファンであると同時に高校野球ファンでもあります!!
      だからオイラのような高校野球ファンが(北海道)滝川西が旧年中の夏の北北海道大会で完全優勝!!もちろん1998年以来となる夏の甲子園再出場も内定したことを喜んで良いんだろうかと…私自身が喜びを噛み締めることに疑問めいたままその日を過ごしたことがありました!!
      それでもその翌日にはそれが素直に喜べることでしたし!!
      これを起承転結風に言うと、翌日にはみのりちゃんのプリキュアデビューが素直に喜べると言えること間違いなくなるような気がしますよ!!☆☆♫

      >で、次回は
      次回予告でも発表された通り、みのりちゃんのプリキュアデビューですね!!
      名前は名無しが主流の専ら大人のプリキュアファンのためのプリキュアサイトでも、ここにお邪魔する前に書き込んだ通り、
      楽しみです、ワクワクします!!☆☆♬
      ちなみにキュアパパイアのみのりちゃんは国数英理社など学科試験にはすごくメッポウ強いし、体育やスポーツの実技的なことは全然苦手でもない!いわゆる完全に東大女子タイププリキュアとにらみ続けています!!
      その反面、運動神経や体育やスポーツの実技的なことには全然センスもない。まるで女児向けのキュアホワイトソックスという異名が付くような、そのキュアホワイトソックスもお待ち兼ねのプリキュアが登場すると思うと、私までワクワクしちゃいます!!☆☆♬
      キュアホワイトソックス自身も国語が大の得意とする生まれながらの日本人東大女子タイププリキュアですが、体育やスポーツの実技的なことや運動神経にはセンスのセの字も全然ない大人向けのプリキュアです!!

      追伸
      お父様の親友がハンドルを握る車で連れて行ってもらった東かがわ近辺のうどん屋、源内(ゲンナイ)は雀の涙ほどあるカレーうどんの肉や、追加で盛る主役の具であるかしわ天が本当に美味かったですよ!!☆☆(^^♬

      • 疲ぃ より:

         『ふたりはプリキュア』第8話以降、オールドなプリキュアファンにとって名前呼びイベントは特別なものになっていますね。あれはリアルタイムだと2ヶ月も引っぱってからの名前呼びだったので感慨もひとしお。
         とはいえ、今回はさんごが内に秘めていた自分らしさを表に出す一環としての「まなつ」呼びなので、これもこれで良いものだと思いました。まなつなら呼び捨てにしても気にしない、むしろ喜んでくれるという信頼あってこそのことでもありますしね。

         プリキュアシリーズが最序盤に初変身回以外のエピソードを挟むのは、キャラクターを深掘りする以上に物語全体の作風を提示するのが目的って感じがあります。例年基本的には1話しか挟みません。次にまなつとさんごの関係を深掘りするのは、プリキュア4人が集まって、部活も立ち上げて、さらにその後でしょうね。

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