トロピカル~ジュ!プリキュア 第6話感想 太陽と呼ぶにはまだ小さな灯火かもしれないけれど。

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今行かなきゃ誰かに買われちゃうかもしれない! 私は今、一番大事なことをやる!

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「今はじまる! その名は、トロピカる部!」

活躍したひと

まなつ

 やりたいことが多すぎて自分で部活を創設するに至った行動力の塊。何でもやりたいけれど、実は何もかもやりたいってわけではない。意外にもやる内容自体にはさほどこだわっていない。とにかく常に自分が一番やりたいと思うことに取り組んでいたいという奔放さが彼女の本質。

ローラ

 今回微妙にしこりを残した子。プリキュア勧誘が終わっていよいよ今自分にできることがなくなった。あおぞら中学校の生徒ではないので部員にもなれず、ご丁寧にもこういうときに限って魔女のしもべの出撃がなかったのでバトルですらできることがなかった。

トロピカってたもの

せつりつ会ぎ

 それ自体が割と楽しかったりするもの。またの名を性癖大暴露集会。
 ちなみに世界のメロンパンといえば、メキシコでコンチャ(貝)と呼ばれて親しまれていたり、ドイツでシュトロイゼルクーヘン(そぼろケーキ)という名で大きく焼いたパンを切り分けて売っていたり、台湾では香港パイナップルパンとして焼きたてに厚切りバターを挟んで食べるスタイルが人気だったりします。

ペンギンのペンちゃん

 部室小屋に死蔵されていたでっかい瀬戸物。実はタイムカプセル代わりにOG4人組のロケットペンダントが隠されていた。
 だから生徒に倉庫整理丸投げして大丈夫かって言ったじゃないですかー! ところでリサイクルセンターはあくまで資源ゴミを集積・再分別するための施設であって、持ち込まれたものを民間商店に払い出すようなことは通常やらないと思います。ゴミとして回収したものを勝手に市場流通させたら絶対トラブルになるので。

うまくいかなかったこと

 新しく創設する部活動の趣旨が曖昧すぎて、なかなか生徒会長に受理してもらえなかった。

やりきれたワケ

 趣旨自体は曖昧なまま、やりたいという気持ちを明確にした結果、生徒会長を納得させられるだけの筋の通ったスピーチができた。

 「4人そろって! トロピカル~ジュ!プリキュア!」

 チームとしての名乗り口上が過去一番にシンプルだった『トロピカル~ジュ!プリキュア』。
 ポージングもあの絶妙にアホっぽかった劇場版をほぼそのまま正式採用。「今日も元気だ! トロピカル~ジュ!プリキュア!」(『とびこめ!コラボダンスパーティ!』)じゃなくなっただけ多少はIQ高くなったのが救い。

 ・・・「救い」って言いかたは違いますね。
 この口上のシンプルさ、何を目指しているのかはっきりしない曖昧さこそがいいんです。
 今日も元気だからどうした? 4人そろったから何だ? その先にあるべき答えは行動で示します。シニカルに言い換えるなら“今考えているところです”。

 「いつまでもこんなことをやっていてもムダね。期限を切りましょう。明日の放課後、帰りのチャイムが鳴るまでにまともな部活内容を決めて提出しなさい。間に合わなければ新しい部活をつくることは却下します」

 結局、生徒会長からのオーダーに応えることはできませんでした。
 これ以前からも真面目に検討を重ねてはいたものの、まなつは最後まで具体的な回答を示すことができませんでした。わざわざ新しい部活を創設してまで具体的にやりたいことなんて、まなつの胸のうちにすら、実は無かったのでした。
 まなつたちは基本的に「迷って足を止めてしまうくらいならとりあえず一歩踏み出してみよう!」ってノリで動いているので、行動を始めた時点ではまだ明確な答えを持っているわけがないんですよね。

 生徒会長を納得させなければなりません。

 どうして?

 新しい部活をつくりたいからです。

 どうして?

 部活を通してどうしてもやりたいことがあるからです。

 それが答えなんじゃないの?

 いいえ。まなつが部活をやりたがっていたのは、単に部活そのものに憧れがあったというだけの理由です。

 だったら新しい部活じゃなくてもいいんじゃない?

 いいえ。やりたいことがいっぱいありすぎてひとつに決めることができませんでした。

 その割に読書だのゲームだのコスメだの、具体的な活動内容を絞り込んだ案も検討していたよね?

 それは、生徒会長を納得させるために必要なことだったから。

 どうして? どうして、生徒会長を納得させなきゃいけないの?

 ――手段が目的化してしまうその前に、思考がループしてしまうその前に、今一度、自分が本当は何を望んでいるのか整理してみましょう。
 とりあえず行動を起こしてみることは大切だけれど、行動するなら何も考えなくていいってわけじゃない。

Twinkle, twinkle little star,

 「あやふやなんかじゃありません! 一度しかない今を楽しむ部活です」

 「何が楽しいか、そのとき何が大事かって、人それぞれだから書類には書けません」

 「生徒会長にもきっとあるはずです。今一番大事って思うことが。胸の奥からこう、ぶわーって湧きあがってくる、真夏のキラキラした太陽みたいな気持ち! だから、部活の名前は『トロピカる部』です!」

 部活の内容を具体的にしろとオーダーされたまなつが最後にやっと出した答えは、結局具体性のカケラもないものでした。

 生徒会長はイジワルです。最初の申請書に「部活名:これから決めます! / 活動内容:学校生活をとにかく楽しくする部!」(第5話)とか書いてくる時点で具体的な活動趣旨なんか本人の頭のなかにすら存在していないってわかりきっているのに、それを具体的に書けといわれても。
 イジワルで、お人好しな人です。普通はこんな申請してくるのなんて校内に溜まり場がほしいだけの連中と相場が決まっているんですから、猶予なんて与えないでバッサリ却下していいくらいなのに。
 なのにまなつに「もう一度マジメに考えろ」と言ってくる。元より存在しないであろう活動趣旨を、きちんと存在させてからまた来いと言ってくる。

 どうして?

 たぶん、まなつたちがそれなりに真剣だというのが見てとれたからなんでしょうね。
 自分たちで部室候補場所を探し出して、学校からの使用許可ももらって、何日もかけて掃除して、ついでに顧問の先生も捕まえて。そういう本気さが窺える行動力を評価してのことなんだと思います。

 そこまで真剣に部活に取り組もうとしている子が、どうして活動内容だけここまでふわふわしているのか。
 そりゃあツッコミ入れたくもなります。他人事ながら興味が湧きます。

 ほんと、どうして?

 「それでは、これから部活の内容を何にするかみんなで話しあいたいと思います!」
 「そこをまだ決めてなかったのか」
 「だから、それをみんなで話しあって決めるんですよ」
 「何か楽しいことをしたいよね」
 「そうそう。毎日放課後みんなで何かやって、すっごく楽しいのがいい!」

 当初まなつの頭のなかにあったのはたったこれだけのことでした。
 とりあえずみんなで楽しく活動したい。活動内容自体はぶっちゃけ何でもいい。最初に生徒会に提出した申請内容がマジで計画の全てでした。
 そりゃあ却下されて当然です。そんなのどこか適当な既存の部活に入っても同じことができる。単に部室がほしいだけとかでもなければ、わざわざ手間暇かけて、学校や生徒会も巻き込んで、創部する合理性が1ミリたりとも見当たらない。

 でも、まなつだってすでに既存の部活に入ることを検討してはいたんです。そのうえで新しい部活をつくろうと決めたんです。
 つまり、既存の部活じゃどうしてもダメだったんです。
 ――つまり、何かあるはずなんです。まなつのなかに、どうしても新しい部活じゃなければならない合理性が。本人がうまく自覚できていなかったとしても。

 たとえばローラは今メロンパンにハマってる。なぜならグランオーシャンでは食べたことのないおいしさだったから。
 行動したからには相応の理由があるはずです。
 さんごは友達に本音を言えない自分を変えたくてプリキュアになりました。みのりはファンタジーを捨てた自分を撤回したくてプリキュアになりました。あすかは他人をもう一度信じられる自分になりたくてプリキュアになりました。
 行動には、特に大きな決断には、相応の理由が絶対に伴うはずです。無いとは言わせない。そこを思考放棄させるわけにはいかない。行動を後まわしにしないつもりなら、考えることだって後まわしになんかさせない。

 「そもそもまなつは何がやりたいんだ?」

 だから今日は、考える日です。

 どうして? と。

 今日はまなつが自分自身に問い直す日です。
 幸福なことに、そんな個人的なことに生徒会長が付きあってくれます。ローラやさんご、みのり、あすかたちも膝突きあわせて一緒に考えてくれます。

 そうして真剣に考えぬいて出した答えであれば、たとえ具体性皆無だろうと何だろうと、その後のあなたのありかたを決定づける指針になる。
 つまずき転んだときも道に迷ったときも、それでも進むべき道をいつも照らしてくれる、サザンクロスになってくれる。
 きっとあなたの自信を長く支えてくれる。

 だから今日は、考えてみましょう。

When the blazing sun is gone,

 「私は? プリキュアも無事に全員そろったことだし、私もその部活ってのに参加してあげないこともないわよ」

 ぶっちゃけこうなってしまうと、プリキュアがあとまわしの魔女を倒すまでもう何もやることがないローラ。
 今彼女にできることといえばせいぜいヤラネーダからやる気パワーを取り戻すことくらいですが、今回は魔女の部下が出てこなかったせいでその仕事すら取り上げられてしまいました。もはや「プリキュアのことも忘れないでよ」と何かにつけ小言のようにつぶやきつづけることしかできません。

 「・・・なんかつまんない。私の活躍は?」

 こういうことになるから、事前に何のために行動するのか自分なりに整理しておくことが大切なんですよね。

 ローラはグランオーシャンの次期女王になりたくてやる気を出していました。
 4人のプリキュアを探し、彼女たちにあとまわしの魔女を倒させることで、その夢は叶えられるはずでした。
 つまり、ローラが自分の力で関与できることはプリキュアを探すところまで。それ以上は何もできることがありません。
 人魚は人前に姿を見せることができず、陸上の移動にも不便を強いられるので、いくら暇になったからって何か新しいことを始めるのも困難。楽といえば楽ですが、せっかく誰より強くみなぎらせていたやる気は今後1年くらいろくに発散することもできず持てあますこと確定です。

 もっと早く気付くべきでした。
 自分が何をやりたくて、何ができるのか、事前に整理して考えられていたなら、こうなることは簡単に予想できる話でした。

 「却下。あおぞら中学生徒会として、そんなあやふやなもの認めるわけにはいきません」

 生徒会長がまなつに言った言葉はローラにも刺さるものです。

 女王になりたい? それは結構。
 そのために何をやる? プリキュアを探すだけ? それが終わったあとは何をするつもり? プリキュアにあとまわしの魔女を倒させるつもりなら、夢が叶うまで相当な空き時間ができることは明らか。そのあいだ何をして過ごすかの計画はある?

 だから、あやふやなままじゃダメなんです。
 いくらやる気があっても、いつか足を止めざるをえなくなる日が来てしまうから。
 誰の邪魔も入らなくてもひとりでにやる気がスポイルされてしまうから。
 無力感に苛まれ、いつか自信すらも失ってしまうから。

 あなたが雑な計画のまま行動しつづけたところで必ずしも誰かに迷惑をかけてしまうとは限らないけれど、少なくともあなた自身はいつかその雑な計画のせいで自分を不幸にしてしまう。

 ローラがそうであるように、急にできることが無くなったからといって、その場で全く新しいことを始めるのは案外難しいもの。

 「たしかに読書もいいけど、でもトロピカるのとはなんか違うかな」

 やる気はあれど、静かに座って本を読むということが性に合わない子はどうしても存在します。

 「これって女王様というより、いつものローラじゃ?」

 自分事の見通しすらろくに立てられない子の考えることなんてツメが甘くて当たり前。

 「あの。たしかに楽しいけど、学校でゲームはダメだと思う」

 「校内でのお化粧は校則によって禁止されています」

 周りの都合で制限されてしまうものごとも当然ながらたくさんあります。

 これまでは思いつきの行き当たりばったりだけでも割とうまくできていました。けれど毎回そう都合よく進むとは限りません。

 だから考えなきゃいけない。
 考えがまとまるまで行動するなとはいいません。まなつの行動力があってこそ、自力で部室その他の手配をしてみせたからこそ、生徒会長もまなつの創部計画に付きあってくれているわけですし。
 ただ、行動ありきであっても考える頭を休めるなというだけ。
 いつかやる気だけではどうにもならない問題にぶち当たるそのときまでに間に合えばいい。行動しながらでも考えつづけろ。自分が何をやりたくて行動しているのか。何ができれば目的を果たせるのか。目的のために今何ができるのか。これから何ができるのか。
 考えておくべきです。計画しておくべきです。

 誰のためでもない、自分のために。

As you bright and tiny spark,

 「そっか。わかった! 私たちの部活、何をやるかが。――今、一番大事なことをやる部だよ!」

 字面は目先のことしか考えていない刹那的な考えかたのようで、けれど実際のところ、タイムカプセルという将来を見据えた行動をした先輩たちを見てたどり着いたはずのその答え。

 どうしてタイムカプセルを見て「今、一番大事なことをやる」という発想が出てきたの?

 まなつが考えるより先に行動する性格なのはもはや誰もが知るところです。
 だからこそ聞かせてほしい。考えに考え抜いた今、一周回って結局まず行動することに重きを置いた、その理由を。

 新しい部活を創設するには、まず生徒会長を納得させなければなりません。
 生徒会長は具体的な活動内容の提出を求めています。
 それに対してまなつが出した答えが、「今、一番大事なことをやる」。

 どうして?

 「あやふやなんかじゃありません! 一度しかない今を楽しむ部活です。卒業生の先輩たちがペンちゃんのなかに宝物を入れたみたいに、ステキなことをいっぱい考えて、学校のみんなも一緒に楽しめたらいいなって」

 刹那的な考えかたのように見えて、ずいぶんと遠いところまで見据えて語っています。先輩たちのタイムカプセルが開封されたのは隠してから10年も後のこと。まなつはそんな長スパンすらひっくるめて「今」と表現しています。

 “今”タイムカプセルを隠したら、10年後きっと楽しいことになる。眠らせていた想い出話は時間を超越して再び花開く。
 ううん。タイムカプセルを隠す“今”そのものも楽しいかもしれない。10年後に再会する瞬間を思い描いて、ウキウキしながら宝物を用意すると思う。
 10年後の未来と今この瞬間。両方とも楽しむために必要な行動ができるのは、一度しかない“今”だけ。

 そういう“今”を思う楽しさを、生徒会長に問われたことへの回答とします。

 どうして?

 「何が楽しいか、そのとき何が大事かって、人それぞれだから書類には書けません」

 具体的な活動内容を説明できない時点で、それは既存の部活でも同じことができると言われてもしかたありません。別に生徒会長にそういう指摘をされたわけではありませんが、具体的な活動内容を求められているということはイコールそういうことです。まなつも当然そういう要素まで視野に入れたうえで答えを出しました。

 今を最大限に楽しむためには、むしろ特定の活動内容に縛られるわけにはいかない、と。

 まなつの語る“今”は、言葉面と裏腹に長期的な視野で考えられています。いつでも楽しまなきゃいけない。楽しむための準備をするときも、用意したものを実際に楽しむ当日も、両方楽しくなくちゃいけない。
 両方楽しみたいと思っている。いつでも楽しみたいと思っている。いつも、いつでも、どの瞬間も、全部“今”として楽しむつもり。

 人によって楽しめることはそれぞれ違う。それは未来の自分ですら同じこと。今日の私は明日の私が考えることを知ることができない。私は私が今後体験する全ての“今”を予測することができない。
 だから、たとえ部活を創設するために必要だと言われても、活動内容を具体的にすることはできません。

 どうして?

 「生徒会長にもきっとあるはずです。今一番大事って思うことが。胸の奥からこう、ぶわーって湧きあがってくる、真夏のキラキラした太陽みたいな気持ち! だから、部活の名前は『トロピカる部』です!」

 生徒会長を納得させなければいけません。
 新しい部活の創設を認めさせるという短期的な目的のためではなく、今、自分がどれだけ真剣に“今”を考えているのか知ってもらうために。
 自分の行動力が、ただの思いつきではない、自分なりにしっかり考え抜いた思いによって裏打ちされていることを知ってもらうために。
 私が今まさに、「今、一番大事なことをやっている」んだと納得してもらうために。

 私が今まさに感じている高揚感を、生徒会長にも同じように感じてもらうために。

 どうして?

 「トロピカる部・・・」

 きっと、みんなで同じ気持ちを共有できたほうがもっと楽しくなれるから。

 そもそもまなつが部活に憧れていたのは、故郷の島では一緒に部活ができる同世代の子がいなかったからでした。
 今でもその思いは変わりません。友達みんなでがんばった部室の片付けや今回の設立会議は楽しいものでした。タイムカプセルを隠した先輩たちも友達同士楽しそうにしていました。

 だから、行動する。

 自分が“今”を楽しむために。
 みんなと“今”を楽しむために。
 生徒会長や、もっと他のたくさんの人たちとも、これから一緒に“今”を楽しめるようになるために。

 納得してほしい。支持してほしい。協力してほしい。仲間になってほしい。一緒に楽しんでほしい。今日も、明日も、明後日も、10年後も、未来も、ずっとずっと、“今”も。
 そういう明確な考えのもと、まなつは“今”、行動しつづけることを決めました。

 「何が大事かは自分で決める! 今大事なのは! 大事なのは――!!」(第1話)

 初めてプリキュアに変身したときは自分のなかに湧きあがる思いを最後まで言語化しきれなかった、最初に行動ありきの女の子。
 今日、彼女はみんなの協力のもと、今度こそ自分の身体を突き動かしている思いを言語化してみせました。

 ――次話はローラががんばる番ですかね? 今話の話の流れだと。

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    コメント

    1. 亀ちゃん より:

      今日のトロピカル~ジュプリキュアはキュアパパイアの「早くやっつけて」というセリフにシックリ着ました!!☆☆♬
      私は生まれながらの岡山県民で、岡山はテレビ東京系であるテレビせとうちが映ります!!
      それで遊戯王にて主人公の遊戯が「早くアイツをやっつけて」
      それに続くような形でフレッシュプリキュアではキュアピーチが「早く、アイツを倒して」
      とモジったセリフがあり、そして「早くやっつけて」とさらに続いたと思うと、土曜の午前中に放映歴があるアニメ的に感慨深いですね!!☆☆♬
      で、子供っぽい敵幹部のエルダに関してはゼルダやエルザを1文字だけマジカルチェンジした乙女敵幹部の名前だと私は思えます
      エルザは小学生向けのアイドルアニメ・アイカツスターズの最終章に登場するスーパー女子アイドルです!!
      ちなみにゼルダはリンクなどが主人公のゲームです
      それから前回では名字でまなつのことを呼び捨てしていた滝沢 あすかが今回になって下の名前で呼び捨てするようになったのは、夏海(なつうみ)とまなつではまなつの方が呼びかけやすいというのもあるでしょう
      その滝沢 あすかがまなつに落とし前を付けるシーンは、女子寮の寮長(キュアバドミントンギャンブラー)が2学年女子の後輩である将来のバドミントン部のエース候補であるキュアベースボールギャンブラーの同級生に対するお尻ペンペンを思い出すような感じでした
      さらにまなつがバドミントン部にも入りたいと言ったことで、女子寮の寮長はバドミントン部のキャプテンとして仮入部を歓迎することは間違いありません!!
      但し、女子寮の寮長のことは必ず名字で呼ぶことを絶対条件に、継続の権利を与えるところもありますが
      女子寮の寮長もバドミントンもやりたいといったまなつに対して
      「夏海(まなつ)がどれほどの実力があるバドミントンプレイヤーか楽しみだわ亀ちゃん」といいますから!!♪
      次回はくるるんが本格的にデビューする話ですね
      くるるんはかわいいルックスなことが多く本格的なデビューが楽しみでした!!☆☆♬
      プリキュアではキュアパパイアであるみのりちゃんを1番推していました

      >青森県といえば
      私はメイプルスタジアムが日本の高校野球が行われる野球場の中で、一二を争うほどシックリ着てトキメキも感じる野球場の名前なので、一度はその名前の野球場で高校野球の現地観戦をしてみたいですね!!

      • 疲ぃ より:

         第1話での取ってつけたような顔出しときたら・・・逆に美味しかったですね。
         いつもなら妖精のお仕事だった役割を軒並み全部ローラが受け持っているので、ここからくるるんがどういう活躍をするのか全然予想つかないです。めっちゃ楽しみにしてます。
         みのり、いいですよね。あの能面女子がぱんぱかするって最初に知ったときの「よっしゃあ!!」感ときたらもう。本編ではまだまだ思ってたより理知的なキャラを気取っているので、いつかもうちょっとはっちゃけたところを見てみたいところ。まあ、完全に吹っ切れたら彼女の物語が終わるのですが。

         ちなみにメイプルスタジアムのある六戸町は津軽人にとって他県です。(※ エスニックジョーク)
         青森県の太平洋側地域はヘタすりゃ秋田県より遠いんです。公用語も違いますしね。こっちはかの有名な津軽弁、あっちはニャーニャーかわいこぶった南部弁。(※ エスニックジョーク)

    2. ピンク より:

      まさかとは思いますけど……ローラは「誰かのやる気パワーを奪われた方が活躍できるから良い」なんて言い出さないですよね?

      トロピカる部のある種適当さ加減は、一昔前に流行ってた学園ものアニメのノリを思い出しました。
      有名どころで例えると『涼宮ハルヒ』シリーズに出てくるSOS団とほぼ同じ状況なんですよね、今のまなつたち。
      変わりどころでは『日常』の囲碁サッカー部
      (金持ちの部長が遊ぶ場所欲しさで適当な名前の部を作ったところ、のちに劇中世界でそういう名前の意味不明な競技が実在することが判明)
      なんてのもありましたっけ。

      それにしてもみのりが最初に出した計画案、落とし所としてはかなり妥当なはずなんですけど。
      実際アクアポットのミニゲームはそんなノリですし。
      予算か何かの都合でしょうか。

      • 疲ぃ より:

         ローラが自分の望みのために犠牲を許容するようになったらいよいよ人魚姫コースですね。他人を犠牲にしようとするのは絶対まなつたちに諫められちゃうので、その次に犠牲にするのは自分自身になるはずです。美声をポイして2本の足をゲットです。プリキュアらしからぬことですが。

         深夜アニメの珍部活動のなかではSOS団が一番近いだろうなと私も思いました。発起人自身はいたって真剣なところとか。

        > みのりが最初に出した計画案がダメな理由
         メタ的には感想文でも書いたとおり、まなつに“今、一番やりたいこと”を真剣に考えさせるため、ですかね。
         現実の中学校でもたぶん却下されるんじゃないでしょうか。既存の部活が使っている設備や備品を借りることになるので日程調整が大変だったり、顧問の先生も全活動内容に精通しているわけがないので安全管理に責任を持てなかったり、それから1種目に絞って部活している他の生徒からすると不公平感があるので生徒会執行部が突き上げを食らったりと、とにかく管理者側の負担が大きくなるはずなので。

    3. 東堂伊豆守 より:

      公式サイトで「あとまわしの魔女たち」などと「ふぞろいの林檎たち」みたいな呼ばれ方をされている本作の敵役チーム。いっそ「アトまわし部」とか命名してあげたくなるような。
      このアトまわし部(仮)の皆さん、どうも行動原理は“現状維持”であるらしいんですよね。「あとまわしの魔女様の御要望にお応えする“フリ”をし続けている限り、現在の職場と衣食住が守られる」てな感覚でお仕事に勤しんでいる雰囲気。
      まあそんな“ささやかな幸せ”がいつまでも続くなどということはあり得ず、いずれ終焉(魔女様が「本気だす」とか)が訪れることは確かなんですがーーーーーーただその“Xデー”がやってくるまでは、とりあえず“幸せ”を保っていられる……という思いなんでしょうね。
      そうだとすると……実は「今が楽しけりゃいい。将来計画・ビジョンなんてクソくらえ」という発想を基盤に置いている点で、我らがトロピカる部と、敵である筈のアトまわし部は“似た者同士”ということになってくるのかもしれません。
      ところで、「将来計画・ビジョンの無い部活を承認する(=生徒会予算の支出を認める)ことは出来ません」という正論に、学校OGパワーで横槍入れてきた“汚れ役”春夏秋冬カルテットの皆さんなんですが、ひょっとすると「計画的な人生なんて当てにならないものよ。夏海まなつちゃんみたいに「今が一番」って行動様式の方が、結局は後悔が少なくて済むものなの。あなたも私達ぐらいの歳になれば分かるわ、白鳥さん」と、それとなーく示唆したかった(生徒会長という百合子の立場に配慮しつつ、遠回しにたしなめる)んかもしれんな……とか思ったりもするわけですが、さて。

      • 疲ぃ より:

         “必ずしも今すぐやる必要はない”っていうのがポイントですよね。その部分での考えかたの違いが今作の対立軸になっている感じです。
         まなつならそれでもやります。今すぐやります。彼女はやりたいことをやる子ですが、その一方でやりたくないことをやらない子ではありませんから。目の前にあるタスクを見えてる端から全部片付けようとするタイプ。

         『高機動幻想ガンパレード・マーチ』ってゲームで指摘があった話なんですけど、他人より多く成果を出す人って単純に活動量が多いんですよ。
         普通の人ならほどほどの成果が出た時点で満足してサボったりルーチンワーク化しちゃうところ、“優れた”人は仕事のために際限なく時間と労力を注ぎこめるんです。だから成果が多くなる。ゲーマーが操作しているプレイヤーキャラなんかこれが顕著で、なにせ苦痛も不満も感じずゲームクリアだけ目指しているもんですから、平然と活動限界まで働きつづけますし、当然のように最高効率を目指して動きも洗練させていくんです。
         これをあえて誤謬含みで言い換えるなら、つまり“やる気”の違いって話になるわけですよ。

         まあ、凡人がそこまでやる気を出せないのは、仕事なんざ人生全体から見ればやるべきことのほんの一部分でしかないって事情があるんですけどね。
         ゲームのプレイヤーキャラ並みに一点集中で全身全霊の努力を注ぎ込めるような人なんて、ハタから見たら異常者です。成果は出るけど。まなつはどこまで行くつもりなんでしょうね。

    4. ハリース・みぃ より:

      前作、ヒープリが今生きていくことを大事にした話でしたが、最終的にはそれが未来に繋がっていくという話になっていったと思います。

      今作はそれがより具体的に「今、一番だいじなことをやる」ことによって未来に導かれていくという話になっているのかもしれません。「今」が未来まで含めていて視野が広がっていっている感じですね。

      やはり、プリキュアシリーズの一作目を観ていた子供が大人になり社会人になった「今」を意識しているように思いますね。

      • 疲ぃ より:

         『ヒーリングっどプリキュア』の花寺のどかは将来のビジョンを設けないまま、それでも戦いつづける意思を示しました。負けないこと、戦いつづけることを諦めないことによって、あえて今未来のことを考えずとも、結果的に彼女の戦いは現在から未来へと連続していくという論理構成でした。
         おっしゃるとおり“今”に視野を絞った考えかたになっていまして、だからこそ最終話では地球の未来を憂うサルローによって手痛い反論をぶつけられてしまいました。ハタから見ているぶんには取ってつけたような、しかも割と陳腐な問題提起ではありました。なのに、ある意味では未来のことを保留にしている立場ののどかではこれに前向きな答えを返すことができませんでした。

         代わりに答えを示したのは、意外にも、登場するだけ登場しておいて大した活躍をしたわけでもないキュアサマー。彼女が存在することそのものを未来の希望と位置づけて、サルローはテアティーヌ様の説得を受けることになります。

         次の世代のプリキュアが現れるということ自体に、のどかの戦いつづける意思が未来にまで継承されることが含意されていたんですよね。
         今話を経て、まなつはいよいよのどかの物語を完全に継承したといえるのかもしれません。まなつは“今”を大切に生きながらも、同時に彼女の言う「今」はすでに遠い未来にまでリーチしています。

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