トライアングルストラテジー プレイ日記その5 BENEFITを追求するからこそ為政者はFREEDOMを求める。

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いいえ。あなたはノゼリアに武名を轟かせるウォルホート家の当主だ。グリンブルクやハイサンドの番犬ではないのです。あなたがまず守るべきは、このウォルホートと我らの旗だ。違いますか?

ベネディクト・パスカル

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

ユニットの使用感その5

コーデリア

 まさかの王妹加入。さすがにこの子が戦陣に参加してくるのは予想していなかった。
 リジェネを基軸にしたヒーラー。その代わり普通のヒールのTPコストは重め。回復量もジーラに劣る。
 リジェネを撒く仕事がある分ジーラより手持ち無沙汰になるシーンが少ないのが強み。毎ターン余すことなく稼働して自軍の勝利に貢献していける。馬車馬のように働けプリンセス。反面、いざというときのためにTPを溜めておく暇がないのが最大の難点。起用するならユリオとセットで使うべきか。

グローマ

 お婆ちゃんなのに速い! アーチボルトとは何だったのか・・・。(※ いや、なんだかんだで弱くはないけどね、あのお爺ちゃん)
 セレノアと同じく敵に張り付いて追撃を誘発させる係。敵ユニットをすり抜けることができるのでセレノアよりも背後を取りやすい。飛鷹撃と似たような間接攻撃アビリティを持っており、攻撃を優先するか追撃を優先するかの位置取りに悩む必要が無いのも大きな強み。ディレイ代わりの足止め付与まで持っている。完全にもうひとりのセレノアとして運用していける。

第15話『王の旗はひるがえり』

 セレノアの父親シモンの言葉(※ どうせ遺言)を聞きに行くか、汚職に手を染めている王党派貴族を粛清するか、ローゼル族の集落周辺で活動している盗賊を討伐するかの3択。

 これは迷いようもなく王党派貴族の粛清。
 一時は死亡したことになっていたロラン王子にウォルホート家以外の後ろ盾はなく、さらにロラン王子自身も強力なリーダーシップを取れる人柄ではないので、現政治体制にはウォルホート家として積極的に口出ししていくべきです。ぶっちゃけていうならロラン王子に国王としての器量は無いと思っています。

 せめて戴冠式はやっとけ。略式でいいからクラウンかぶって国民にお披露目するだけでもしとけ。少なくともそれで人柄くらいはわかってもらえるから。
 この人、何もしなくても民衆が自分の思考を理解してくれると勘違いしてる。生活水準も人生経験も教育環境も何もかもまるで違うんだから、伝えたい思いは相手にわかるかたちに翻訳してやらないと伝わらないのに。

 思えば、血の繋がった兄にすら自分の考えを理解してもらえない人物でした。

第17話『嘆きに心が動くならば』

 どうやらこれが最後のルート分岐のようです。

 私が考えるに、セレノアの為すべきことは領民の安寧の保障です。ウォルホート公爵家当主としてそれが最優先で果たすべき責任。
 従って、まずフレデリカの提案を選ぶことはありえません。少数民族に平等な権利を与えたい気持ちはありますが、だからこそ何もかも捨てて一部の民族にだけ肩入れしてやることはできません。
 ロラン王子の提案も却下です。戦争さえ起きなければそれだけでいいというものではありません。それだけでは民衆は幸せになれません。戦争は人を殺しますが、一方で平和も人を殺すんです。場合によっては戦争以上に凄惨に。

 ウォルホート家は塩鉄大戦終結後も領民のために様々な施策を布いて働いてきました。30年間、平和だったにもかかわらず。
 商業を奨励し、税制を見直し、治水し、土木し、保護が必要な民族には特別な配慮を行う。そういった諸々の結実が、今大戦前の豊かなウォルホート領でした。
 セレノアにはこの事業を続けていく責任があります。領民を愛する優しい人物だからこそ。彼らを愛し、彼らを守るためにこそ、セレノアはこれからも領主としての実権を保持しつづけなければなりません。
 ここでいう責任とは生まれによって自動的に縛られるような類いのものではありません。むしろ責任とは権利です。自分のやりたいことを為すために、できるようになるために、必要だから責任ある立場を求めるんです。

 だから、平和のためだとしても他国に統治権を委譲することだけは許しません。
 これまで私とセレノアはグリンブルク王朝を復権させるためにいくつもの決断を行ってきました。ウォルホート領はグリンブルク王国の傘下になければこれまでの統治体制を維持することができなかったからです。全ては、領民を守りたいがための戦いでした。
 今回の決断でセレノアは盟友のロラン王子と袂を分かつことになるでしょう。残念なことですがこれは必然です。だって、ロラン王子は国民を守る責任を捨てたのですから。国民を守ろうという意志を捨てたのですから。
 今、セレノアの手にはグリンブルク王家の後ろ盾なしでもウォルホート領民を守れるだけの力があります。それどころか、自家にあの豊かな直轄領があるわけですから、グリンブルク王国の国家体制を封建制から中央集権制へ転換する大事業すら可能になるでしょう。

 ・・・それにしても、道理で。
 だからセレノアには王家筋からの縁談がなかったんですね。

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