トライアングルストラテジー プレイ日記その4 おかしい・・・。どうしてMORALが伸びているんだ・・・?

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・・・もう屈しない。理不尽にただ従うのは逃げ。沈黙は認めているのと同じことだ――。黙りなさい! あなたたちには、二度と屈しない!

フレデリカ・エスフロスト

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

ユニットの使用感その4

エザナ

 天候操作ができるユニット。まあいるだろうとは思っていた。
 火を消したり矢そらししたりが主目的になると思われるが、加入直後のバトルで燃焼地形が思っていた以上にこちら有利に機能することが発覚したり、強風状態での矢の命中率減衰が思ったほどじゃなかったりして、使いどころに悩むユニット。むしろ雨マップを強引に晴れにして燃焼を狙っていけばいいのか?
 雷魔法は高威力なうえ強力なバッドステータスの麻痺も狙えるので、天候操作を使いこなせなくてもそれなりに利用価値はある。

ミロ

 第2話の平和式典でお前絶対モブじゃねえだろって存在感を放っていたハイサンドのスパイ。プレイアブルだが正式に仲間になったわけではない。
 敵の後背に浸透する係。アンナよりよっぽど暗殺者。通常の移動に加えて移動力5&障害物無視&即行動可のムーンジャンプが使えるため、たいがいどこにでも行ける。しかも物理攻撃魔法攻撃どっちも使えるため、瀕死になって一歩下がった敵兵や間接攻撃で弱らせたヒーラーなどにトドメを刺すのにうってつけ。一見地味かもしれないが、この手のゲームでは敵の数を着実に減らせるユニットの価値は高い。ただし防御力は後衛並みなので深追いは禁物。

第11話『陽の下で行われる虐げ』

 汚職に手を染めていた聖ハイサンド大教国のソルスレイが粛清され、空いた七聖人のポストにセレノアを推薦する打診がありました。ただし、前大戦でウォルホート領が領民として吸収していたローゼル族難民の引き渡しが交換条件とのこと。
 打診を受けるか、ローゼル族を守るかでルート分岐。

 これまでハイサンドに貢献した覚えがなさすぎて警戒心しか湧かない打診ですが、それ抜きにしても受けるわけにはいかない案件ですね。

 領主にとって領民は替えのきかない財産です。土地というのは自然のまま放ったらかしにしていても何の生産性も無いもので、開拓民が入植してくれて初めて税収を得られるようになります。現代人の感覚で例えるなら、村落ひとつひとつが中小企業のようなものといえるでしょう。領主はそれらに下請として企業価値を下支えしてもらっている大企業。
 領地運営において、領民ほど大事なものはありません。歴史においてはローゼル族のような事情がなくとも領地間の農民の移動を禁止する地域が少なからずあったほどです。
 人口はパワーです。人は畑では採れない一方で、人こそが金のなる木と言って過言ではありません。『シヴィライゼーション』シリーズでせっかく高級資源の多い地域に建国したのに思うように人口を伸ばせず何度国を滅ぼしてしまったことか・・・!

 ましてローゼル族は見るからに豊かとはいえない山あいの地域を開拓し、30年間も落ちぶれることなく村落を経営してみせた優秀な一族です。これまで彼らから受け取ってきた税収で何人の兵士を養えたことでしょうか。そしてこれからも。

 けっして人道的な観点から保護するべきと考えるのではありません。領主として、領地の生産基盤を守るために私は選択します。
 むしろ人道の側面から判断するのであれば、私は七聖人のポストを得てハイサンドの塩湖にいるローゼル族を救済しようと考えたことでしょう。(そんな国家事業、外様が任せてもらえるとも思えませんでしたが)

第13話『いざ、待ち望みたる時』

 なんやかんやで聖ハイサンド大教国と同盟を結ぶことに成功し、いよいよグリンブルクの王都へ進軍するウォルホート家。魔力結晶エルフリックという戦術級兵器の供与を受け、これを使ってどのような作戦を採用するか検討することになります。

 第1案はベネディクトが発案しました。旧テリオール領にあるダム湖を爆破し、王都を水攻めにする作戦です。
 アホか。前々から思っていたけど、この人搦め手を提案したがる割に後のことを考えないよね。ウォルホート家が公式な領地を得る前から仕官している根っからの武官だから仕方ないけど。
 今回の戦争は奪還戦です。戦地になるのは今後自分たちが治める予定の王都です。そんな場所に取り返しのつかない被害をもたらしてどうする。ロシア軍に占領されたからってウクライナ軍自らキエフに核ミサイルを撃ち込むようなものだぞ。
 それで戦争に勝っても利益はありません。生産性が低くなった地域を占領しても余計に財政を圧迫するだけです。論外。

 第2案はロラン王子の発案です。王族だけが知る秘密通路を使って少数精鋭で浸透し要人を暗殺したのち、ついでに軍艦を爆破して軍事力を削ぐ作戦。
 成功確率がきわめて低いことに目をつぶれば案外マトモな作戦です。幸いこれはストーリー主導のゲームなので、どんなに難しい作戦だろうと少なくとも戦術レベルでは失敗することがありえないわけですし。(※ メタ) ゲーマーはこういうときリアルに考えて無謀な選択肢に心惹かれるもの。
 もし成功してしまえたなら、民衆にはほとんど負担をかけず、聖ハイサンド大教国に余計な恩を売ることもなく、敵国の要人を確実に仕留められ、しかもわずか数日で戦争を終わらせられるというきわめて大きなメリットが得られます。

 第3案はフレデリカの発案。王城と都を繋ぐ大橋を爆破したうえで水軍を使って包囲し、兵糧攻めを図る作戦です。
 ホワイトホルム城は出島のように河にせり出しており、なおかつ3国のうち水軍が一番精強なのはエスフロスト公国軍です。そもそもの話、まともに包囲できるのかというところに疑問が残ります。大橋がライフラインを担っているのは確かでしょうが、河路を完全に封鎖できないかぎり相手方が遅滞戦術を選べる程度の補給は届いてしまう可能性があります。
 エスフロスト公国が大鐘砲とかいう戦術兵器の開発を進めているという情報も怖いところ。スヴァローグと同盟を結べていたならもう少し違っていたのかもしれませんが、聖ハイサンド大教国の女神の盾すらも破れるという大砲が万一間に合ってしまったら、もう包囲どころではなくなります。

 王都奪還にあたっての懸案事項は3つです。
 ひとつはロラン王子の妹姫コーデリアの身の安全。これは軍略や政治よりも人道的な側面が強いです。ただしコーデリア姫が独自にアヴローラ将軍を懐柔しているようなので、実はあんまり心配しなくてもいいかもしれません。
 ひとつは王都民からの支持を失うこと。ただでさえエスフロスト公国は善政を敷いていたので、今回政変を起こす側になるこちらは最大限慎重になるべきです。人に認められるには大義が必要ですが、大義だけで人の心を動かすことはできません。
 最後のひとつはエスフロストからの援軍が間に合ってしまうこと。特に大鐘砲。

 こう考えると、ロラン王子の第2案が一番優れているような気がします。第1案は論外として、第3案も時間がかかりすぎです。民衆への負担が少ないといっても長期間王都にハイサンド兵が駐留することになるんです。心穏やかにはいられないでしょう。援軍も怖いですし、できることなら速攻するのに越したことはありません。
 ・・・というわけで本当は第2案を採用したかったんですが、信念のパラメータが全然足りなくて説得できそうにありませんでした。結局第3案を採用することに。

 というか、第1案がBENEFIT、第2案がFREEDOM、第3案がMORALっておかしいよね!?
 私の感性だと第1案がFREEDOM、第2案がMORAL、第3案がBENEFITにしか思えなかったのに!

 ちなみに、このルートでは敵がオイルを撒いてくるんですが、いざそれで火をつけてみると敵CPUが炎上マスに入るのを恐れて極端に行軍を遅らせてしまうことが発覚しました。迂回すらせずその場待機するユニットもちらほら。ケモノかお前ら。
 留まるならともかく通過するだけなら大したダメージにならないので、こちらの行軍にはさほど支障なし。もっと早くから活用していればよかったです。
 ・・・といっても、アイテムのオイルは1回1マスにしか撒けないので、効果とターン消費がなかなか見合わないのよね。たぶんどこかにオイル撒きアビリティ持ちがひとりくらいいるとは思うんですが、今回加入してくれるかな・・・?

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