ゼノブレイド3 新たなる未来 第1章感想 目前に転がっている命をかき集めて。

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今すぐやめろこのクソバカ野郎! この戦い、俺が預かる!

シティーの生き残り マシュー

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

ストーリーイベント

コロニー同士の戦い

メインキャラクター:マシュー

目標

 救える命を救う。

課題

 とあるケヴェスとアグヌスの戦場では両軍とも鉄巨神が擱座しており、しかもニコルとカギロイのたった2名だけを残して兵士も全滅していた。それでも両者は戦闘をやめようとしない。

解決

 兵士が2名だけならマシューひとりでも鎮圧することができた。兵士たちの自由意志を縛っている命の火時計もエイのモナドなら破壊可能。執政官として戦場を監視しているはずのメビウスについても、マシューとエイにはすでに何度か撃退経験があった。

メモ

エイ

 明らかにアルヴィースの関係者なアーツ、そしてあからさまにメビウス一派と窺える名前。しかも武器がモナド。ダメ押しで唯一六氏族の始祖の伝承に伝わっていない人物でもある。・・・と、凡そこの世のあらゆる伏線を一身に集めたかのようなヒロイン。
 ボクっ娘でもある。まさかアルヴィースをヒロインとして迎える日が訪れようとは。
 シェイカーエッジの使い手でもある。まさかシュルクとアルヴィースの間に娘が生まれる可能性世界が存在していようとは。

セントムニア地方

 本編では中央大海になっている地域。オリジンが眠る場所でもあるはず。時計の針が進みでもしたか。
 周縁地域全てにアクセス可能な立地であるため、この時代最大の係争地となっている様子。ケヴェスとアグネスに終わらない戦争をさせたいメビウスにとっては、火種を仕立てやすいメリット以上にパワーバランスを崩しかねないデメリットのほうが大きい土地じゃなかろうか。

日が高くなるまで野営

 野外活動では日没後の明かりや暖の確保、食料調達に結構なコストを要するため、常識的には日の出とともに起きるのがセオリーではある。
 ただ、地球の常識がアイオニオンでも通用するかはわからない。要は野営コストさえ安く済むならそこまで日中の活動時間を貴重に思わなくていいわけだから。瞳とブレイドがあるならまあ、原生生物の脅威以外は割とどうにでもなりそう。

 巷の予想よりも8ヶ月ほど早く配信された待望の最終DLC。誰がこの配信時期を予測できましょうか。
 なんかシュルクとかレックスとかアルヴィースとかが活躍するストーリーのようです。ゴールデンウイーク前でめっちゃ慌ただしくしていたので情報全然追いかけてないけどね! おかげで第1章をクリアした今ですら、今年一番楽しみだったゲームが配信されたんだという実感が湧きません。

 第1章はストーリー的にもシステム的にも全編丸ごとチュートリアルでした。伏線いっぱい!
 ここだけ遊んでも大したことはわかりませんし、大して語れることもないので、ちょっとだけ感想を書いたらさっそくプレイに戻り・・・、ああいや、寝なきゃ。(仕事休めたらいいのにー)

シティーもケヴェスもアグヌスもない

 「今すぐやめろこのクソバカ野郎! この戦い、俺が預かる!」

 本編でのゲルニカ・ヴァンダムを思いだす戦闘介入。

 遠目から刻印を見た感じ、ニコルもカギロイも10期でしょうか。
 凄惨で、しかも無意味な戦場でした。
 すなわちマシューの介入もはっきり言ってしまえば無意味なものでした。
 マシューが介入しようとしなかろうと、彼らはどうせ遠からず死ぬ運命だったんですから。(いやまあ、伝承では彼ら80歳まで生きるんですが)

 「素通りなんてできるかよ! まだ子どもだぞ。こんなのやめさせる。絶対に!」
 「戦いの背後にはメビウスがいる!」
 「ならそのメビウスをぶっ飛ばす!」
 「両軍だぞ!」
 「両方ともぶっ飛ばす!」

 マシューはどうにも直情的な人物のようです。

 私は理性的な主人公のほうが好きなタチなので、どちらかというとノアのほうが好みではあるのですが、まあ、どうせマシューのことも好きになるんでしょうね。あのゴンドウの御先祖様なんですから第一印象ほどバカでもないでしょうし。

 そしてゴンドウと同じく、どうやらモラリストでもあるようです。

 メビウスと接敵するという明らかなリスクを認識してなお、どっちにしろ間もなく死ぬであろうニコルとカギロイの命を救うという行為。
 彼にとってそれは、ほんのわずかな寝過ごしがシティーの生き残りの生死を分けてしまう現実のシビアさと地続きなのでしょう。

 同胞か赤の他人かという違いなんて大したことじゃない。
 メビウスか睡眠時間かという次元の異なる問題もあえて区別する意味はない。
 残り1年の命も50年生きられる命も、命は命。

 どちらにせよ彼の目に映るものはいつだって救えるはずの命であり、救えるのだから救うべきだと考える。その清々しいまでの単純さには、いっそある種の合理性すら感じられるのでした。

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