世界最大級のバーチャルアイドルフェス「Life Like a Live!」を紹介する。

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 本当はえるすりーオリジナル曲を紹介するために書きはじめた記事なんですが、「有料イベントだから名前だけ知ってても中身を見たことない人もいるよなあ」とか考えていたら、なんかいつの間にか前置きだけでバカみたいな文量になっていたので分離しました。
 こちらの記事ではえるすりーの過去公演それぞれのざっくりした説明と、常連出演者のこれまたざっくりした紹介をしています。

↓オリジナル曲のまとめはこっち↓

 「Life Like a Live!」通称えるすりーは年に2回程度オンラインで開催される、VTuberの音楽ライブイベントです。
 歌って踊れるステージアイドル系の人気VTuberをプロダクションの枠を越えて50人前後集め、毎回全て演目が異なる各2~3時間の公演を3日間かけて5回行います。合計10時間を軽く越える大ボリュームはVTuberの音楽イベントとして他に例がありません。
 このイベントでしか聞くことのできないオリジナル曲が10曲以上制作されているほか、趣向を凝らしたステージ演出や、大規模イベントならではのコラボステージなど、独自の魅力がこれでもかと詰め込まれています。

 出演するVTuberのファンはもちろん、アイドルソングが好きな人や、アニメテイストなビジュアルのステージイベントに興味がある人、ストリーマー活動以外のVTuberの姿を見てみたい人などに強くオススメします。
 公式YouTubeチャンネルには過去公演冒頭部分の無料アーカイブも残っているので、まずはそちらをチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

↓公式X↓

↓公式YouTubeチャンネル↓

えるすりーの歴史を辿る

Life Like a Live!

日程2020年9月20日~22日 全5公演
出演者数69名
新オリジナル曲『Life Like a Live!』
『Blue Hearts』
『Love Bullet』
『カオス DE フルコース』
『Chain the World』

 主催はエイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社とAVALONの連名。当時バーチャルエイベックス社はまだ設立前でした。(意外とAVALONの名前のほうが古かったんですね)

 元はもっと小規模の合同リアルライブイベントとしてスタートした企画だったそうです。奏天まひろの活動休止や新型コロナウィルス蔓延など諸般の事情で開催時期がズレこむうち、オンラインの超大型ライブイベントという今の形式に生まれ変わりました。
 大型イベントを標榜していただけに、ニコニコ動画,SPWN,SHOWROOM,ミクチャ,ビリビリ動画と5つもの配信プラットフォームでの配信が決まり、さらに各プラットフォームごとに独自のサイドステージが企画されるなど、たいへん熱の入った内容でした。

 出演者を見てみるとまりなす(仮)(現まりなす),GEMS COMPANY,えのぐ,Palette Project,ReVdol!の5グループが少し別格の扱いで、複数回ステージに上がったり、シャッフルユニットに選抜されたりしています。これは当初企画がこの5グループの合同ライブだったことに由来します。
 他にVALIS,アイドル部(現.LIVE),あにまーれブイアパ(ともに現ななしいんく),イノナカミュージック(現ホロライブ),にじさんじ,Microphone soul spinnersRabbyTwins(ともに言霊少女プロジェクト),Avatar2.0 Project,日本烈島,温泉むすめ,HACHI,天使リリエル,月宮雫,ユイF-022が参加。
 さらにサプライズでLiLYPSEが電撃デビューしました。

 オープニングとエンディングで『Life Like a Live!』を合唱する(今回のみ上記5グループだけステージに登場)、グループ横断的に編成されたシャッフルユニットがえるすりーオリジナル曲を歌うなど、基本的なフォーマットはそのまま現在に引き継がれています。

Life Like a Live!2

日程2021年9月17日~20日 全5公演
出演者数58名
新オリジナル曲

 主催は同年8月に設立されたばかりのバーチャルエイベックス株式会社とAVALONの連名。以後、現在に至るまでこの体制を継続しています。
 配信プラットフォームはエイベックス・テクノロジーズ株式会社が前年10月にサービスを開始した「Z-aN」に集約されました。

 初出演のメンバーはRe:AcT,けものフレンズ Vぷろじぇくと,朝ノ姉妹,白雪みしろ,徳井V青空,南條夢路,キミノミヤ,AVALON研修生及びオーディション勢。
 AVALON研修生として当時正式デビュー前の夢瞳カナウも参加しています。

 天を貫く塔のてっぺんがステージで、幕間ではカメラがこの塔の根本から上層へ向かっていく演出がなされました。これが、なにせ3日間5公演という大ボリュームのライブイベント、何度も何度も見せられる塔、特に根本に生えていた巨大パイナップルの存在感が視聴者の脳に焼きつくという珍事が発生しました。「親の顔より見たパイン」などと揶揄されつつ、なんだかんだで愛されていたものです。

 シャッフルユニット企画(今回は「ドリームユニット」と称していました)についてえのぐが不参加を表明。代わりにVALISが参入し、以後しばらくavex AVALON,GEMS COMPANY,Palette Project,VALISの4団体から選抜される体制が続きます。

ミニえるすりー! inブイアワ2021

日程2021年12月29日 全1公演
出演者数12名
新オリジナル曲

 えるすりーと同じくバーチャルエイベックス社が主催する大型音楽イベント「Virtual Music Award 2021(ブイアワ)」の関連企画として開催。ブイアワの配信プラットフォームがミクチャだったため、このイベントもミクチャで配信されました。

 このあたりからえるすりーが年2回の定期イベントとして定着しはじめます。

 出演者はお馴染みまりなす,GEMS COMPANY,Palette Project,VALISと、えるすりー初出演の奏みみ。奏みみはこの時点でえるすりー3への出演も決まっていました。
 まりなすの奏天まひろがプリズムスタイルの衣装(新3Dモデル)に袖を通した貴重なステージのひとつでもあります。

Life Like a Live!3

日程2022年3月25日~27日 全3公演
+28日配信のシークレットライブ1公演
出演者数49名
共通アクセサリえるすりーバッジ
新オリジナル曲『Supreme!』
『Bitter Sweet ラプソディー』
『One Step』
『乙女ピーカンDAYS!』

 「3」と書いて“トリニティ”と読みます。

 初出演はアルリール,デジモちゃん,東雲めぐ,天神子兎音,虹河ラキ,ミライアカリなど。
 テレビアニメ『パリピ孔明』のプロモーションで当時3Dモデルでの活動をしていた歌い手の96猫も参戦しました。

 全3公演(+1)という比較的コンパクトな催しでしたが、新しいオリジナル曲を4曲制作、オープニング参加者にイベント専用のバッジを支給、2Dモデル含めVTuber全体に広く参加を公募した「1000人POLYFULL!大作戦」決行など、企画の密度を高める意欲的な試みがいくつもなされました。
 シャッフルユニット企画も今回「相思相愛ユニット」と称し、出演者たちに共演希望者のアンケートを取ってお互い希望が一致した者同士で組む特別な方式に。
 さらにはプレミアチケット購入者だけが視聴できるシークレットライブまでありました。

Life Like a Live!4

日程2022年9月23日~25日 全5公演
出演者数55名
モチーフ不思議の国
イラストレーターみんたろう
新オリジナル曲

 今回からイベント全体にモチーフが設定され、さらにモチーフに沿った全出演者の描き下ろしイラストが描かれるようになりました。イラストは↑にあるメインビジュアルの他、配信内での出演者紹介やグッズなど様々な場面で使用されます。

 さらにストーリー展開が開始。以後、各公演のオープニングとエンディング、一部幕間でビジュアルノベル調のセリフパートが演じられるようになります。
 どうやらLiLYPSEやまりなすと世界設定を共有しているようです。なんか怪しい黒幕が小難しい言いまわしで意味深なことを語るシーンがちょくちょく出てきますが、彼らはただアイドルたちの輝きを高めたいだけなのであんまり身構えなくていいです。ファンを楽しませたいと願う純真なアイドルたちのアタマオカシイやりとりを楽しみましょう。

 初出演はバンダイナムコが運営する電音部,でんぱ組.inc脱退後にVTuberデビューした根本凪,テレビアニメ『パリピ孔明』より3D virtual 英子など。正式デビューを果たした夢瞳カナウもさっそくオリジナル曲を引っさげて参戦しました。
 また、今回から.LIVEの出演枠が大幅に増加。以後毎回、ほとんどの公演に1~3人ずつ出演するようになりました。

 “夢”をテーマにしてストーリーが進み、これに連動してステージ上でも(事前に各出演者からアンケートを取った)夢が実現するという演出がなされました。
 空を飛んだり、小さくなったり、ロボットに乗ったり、空からお金が降ってきたりと、ステージ演出のダイナミックさは歴代で一番かもしれません。

 なお、今回のシャッフルユニット企画はえるすりー1のユニットを再結成するニュアンスが強かったからか、久しぶりにえのぐからの参加がありました。

Life Like a Live!5

日程2023年3月17日~19日 全5公演
出演者数53名
モチーフカジノ
イラストレーターみんたろう
新オリジナル曲

 初出演は前回ストーリーパートにだけ登場していたアイデス,ほんの2週間前に3Dモデルを発表したばかりの藍月なくるなど。後にブイアワなどバーチャルエイベックス社関連イベントに度々出演することになる、夕月ティアもオーディション枠で参戦しました。

 モチーフがカジノということで描き下ろしイラストはバニーガール姿。ただし当時けものフレンズ Vぷろじぇくとは原作イメージをものすごく大切にしていたため、ウサ耳をつけないという特別な配慮がなされました。

 ネオンで彩られたバブリーな背景に、ルーレット型のステージ、各出演者のパフォーマンスの最後には大量のコインが空から降ってくるという絢爛な演出も。ストーリー的にはアイドルたちが誇りを賭けてさらなる高みを目指す――、という話だったはずですが、それはそれとしてお金の魔力に溺れてしまう出演者も何人かいました。

Life Like a Live!6

サブタイトルデビルズナイトメア
日程2023年11月10日~12日 全5公演
出演者数54名
モチーフ悪魔
共通アクセサリ悪魔の翼+角のカチューシャ
イラストレーターみんたろう
新オリジナル曲『いーう゛ぃるらう゛ぁ♡』

 公式webサイトには意外と言及が無いのですが、今回からサブタイトルが設定されるようになりました。実はこだわっているのアイデスだけなのかもしれない。
 また、今回からパフォーマンス中の出演者に共通アクセサリが配布されるようになりました。

 初出演は15歳の後藤真希ぶいごま,テレビ朝日の番組連動型グループめたしっぷ,同年4月にデビューしたばかりの巫てんりなど。

 モチーフが“悪魔”ということで、怪しい雰囲気だったり破壊的だったり、少しセクシーだったりといった選曲が多く歌われました。
 トークの時間も取らず、声枯れ果てるまで『Defiant Deadman Dance』を連続4回も熱唱した第4公演のえのぐのステージは今でも語り草です。

 今回初めてシャッフルユニットに.LIVEやRe:AcTからの選抜がありました。
 以後、シャッフルユニット企画は所属グループにこだわらず全出演者から選抜されるようになります。

 また、今回初の試みとしてステージに可動式ギミックが用意され、歌う曲に合わせてステージの雰囲気がガラッと変わるようになりました。

Life Like a Live!7

サブタイトルセブンスヘブン
日程2024年3月22日~24日 全5公演
出演者数53名
モチーフ天界,ホワイトデーなど
共通アクセサリ天使の羽根+輪っか
イラストレーターみんたろう
新オリジナル曲『Heaventh Chord』

 プロダクション単位での初参加は無いのですが、えるすりー1以来ご無沙汰だったななしいんくから多数の初出演者が出たり、白雪みしろや徳井V青空といった懐かしの顔ぶれが再参戦したりしました。
 また、これまでRe:AcTからは何故か頭身の低い出演者しか出ておらず、「えるすりースタッフはロリコンなのではないか?」という噂がささやかれていたのですが、今回稀羽すう等の出演が決まったことで無事誤解は解かれました。たぶん。

 モチーフの“天界”にちなんだスカイブルーのステージはたくさんのステンドグラスに彩られていて非常に美しく、出演者からも視聴者からも大好評でした。

Life Like a Live!8

サブタイトルエンドレスサマー
日程2024年9月6日~9日 全5公演
出演者数52名
モチーフサマーリゾート
共通アクセサリマーメイドの耳ヒレ+水鉄砲(+各人の衣装に合わせてブレスレットやアンクレット)
イラストレーター姫咲ゆずる
新オリジナル曲『エンドレスサマー』

 描き下ろしイラストが立ち絵ではなくなったことに伴い、キービジュアルは久しぶりに各出演者の3Dモデルに戻りました。
 今回ストーリー要素は薄くなり、代わりに各公演前はシャッフルユニットによる案内と一言ボイス付き出演者紹介に刷新。いつも暗躍していたプロフェッサーの姿が見えないと思いきや・・・?

 初出演はソニーミュージック所属のVEE,バンダイナムコの『アイドルマスター』派生プロジェクトvα-liv,.LIVEの姉妹プロダクションぶいぱい,VTuberの歌姫で海といえばこの人エルセなど。
 オーディション枠含め14名と多くの初参加者を迎え、全体的にフレッシュな顔ぶれになりました。

 今回のステージはすぐ後ろに遊園地が見える海上の浮島と、魚群やサメの泳いでいる姿が見渡せる海中アクアリウムの2層構造。さらに今回は屋外ステージということで、昼公演と夜公演でそれぞれ印象がガラリと変化しました。
 出演者が手に持っている水鉄砲は実際に水が出る仕様。カメラに向けて発射するとレンズがずぶ濡れになることも。
 また、まりなすやLiLYPSEが得意とするパフォーマンス中の早着替えが今回からさらに高速化。これまでのように数秒間のオーラを発することなく、カメラが一瞬逸れた隙を突いて着替えを完了するようになりました。

 また、シャッフルユニット企画にえのぐの参加が決まりました。リバイバル的な企画だったえるすりー4を例外とするなら実に4年ぶりです。(えるすりー4から数えるなら2年ぶり)

えるすりーによく出演するグループの紹介

まりなす

 えるすりーの主催でもあるバーチャルエイベックス社が運営する、プロダクション「AVALON」所属のダンス&ボーカルユニット。
 90年代のavexを想起させるバリバリのクラブミュージックとダイナミックなダンスが売りです。非常に多くの3D衣装を持ち、ステージ上で目まぐるしく早着替えするパフォーマンスも持ち味のひとつ。

 不幸な出来事により元リーダーの奏天まひろと音葉なほが相次いで引退。現在は常識人と見せかけてぶりっ子の燈舞りんとクールでおバカな鈴鳴すばるの2人体制になっています。

 代表曲は『亜空の先へ』『WONDERLAND』など。

LiLYPSE

 同じくバーチャルエイベックス社の「AVALON」に所属する双子シンガー。えるすりー1で電撃的なデビューを飾りました。
 自身のライブでは歌とともにシリアスなストーリーが展開されていて、その状況によっては見た目と性格がガラッと変化することも。
 双子らしく完璧にユニゾンした歌とダンスが持ち味。曲の合間にしばしば語り(もしくは漫才)を挟んでくるところも人気の理由。シリアスな口上を述べたうえでしれっとネタ曲を歌いはじめることも多いので気をつけろ。特に第5公演。

 喋ってても黙っててもうるさいピンクの暁みかどがお姉さん。
 最近全方位にヤンデレムーブをかますようになった水色の暁おぼろが妹。

 代表曲は『反響∽波形Synchronicity』『金魚蒔絵の水飛沫』など。

AVALON

 上記2グループ以外に、毎年“年末に”干支モチーフの新衣装と新曲が増えるオタクに優しいギャル夢瞳カナウ、LiLYPSEのストーリーに深く関わる白衣の乙女殺しシンガーアイデス、2001年からタイムスリップしてきた15歳の後藤真希(本物)ぶいごまの3人が現在AVALON所属で活動しています。

 プロダクション名は「AVALON」が正式なようですが、それぞれ自己紹介のときは「avex AVALON 所属」と名乗っています。

 代表曲はそれぞれ『シャルゐぃDreams?』『つくろう』『LOVEマシーン』など。

GEMS COMPANY

 スクウェアエニックス社が運営するアイドルグループ。当初は運営元を伏せたうえで個別に活動していて、高品質な3Dモデルなど共通点を見出したファンから「うーたま族」などと呼ばれていました。
 ぴしっと息の揃った大人数のフォーメーションダンスは迫力があってカッコいいのですが、歌い終わるとすぐ芸人魂が騒ぎ出すところが玉に瑕。たぶんえるすりーで一番好き勝手暴れている一団。もっとやれ。

 現メンバーは星菜日向夏,奈日抽ねね,有栖川レイカ,水科葵,音羽雫,長谷みこと,赤羽ユキノ,一文字マヤ,小瀬戸らむの9名。全員それぞれの方向にキャラが濃くて紹介しようにもきりがないので省略。

 代表曲は『ゴールデンスパイス』『ときめきドリームライン』など。

Palette Project

 ヒメヒナやぶいすぽっ!など著名VTuberグループを数多く抱えるBrave group社傘下で活動しているアイドルグループ。
 ふわふわぽわぽわした性格のメンバーが多く、持ち歌もアイドルアニメに出てきそうなキラキラした曲調が中心。アニメ好きと特に親和性が高いグループかもしれません。カッコいいけど、カッコいいというよりかわいい系。

 グループ内でさらにグループに分かれた活動もしており、「RouteHeart」として七海ロナ,藤宮コトハ「REGALILIA」として江波キョウカ,鬼多見アユム「Sputrip」として暁月クララ,常磐カナメ,香鳴ハノンが現行メンバー。
 さらに2024年から研究生として新たなメンバーも加入しました。

 代表曲は『ドリームインブルーム!』『君と歌いたい歌がある』など。

えのぐ

 当初所属していた岩本町芸能社の倒産に係り、現在はえのぐ合同会社としてメンバー自らプロデュースしているアイドルグループ。
 歌声も生き様もきわめてエネルギッシュで、「VRアイドル、バーチャルアイドルを誰でも知っている当たり前の存在にすること、その上で世界一のVRアイドルになること」を目標に、いくつもの逆境をはねのけて活動してきました。ファンの口癖「えのぐはいいぞ」は至るところでよく聞きます。

 現メンバーは青色担当鈴木あんず,赤色担当白藤環,緑色担当日向奈央の3人。それぞれ個性はあれど、熱血で負けず嫌いなのは全員共通。

 代表曲は『Defiant Deadman Dance』『BRAVER』など。

VALIS

 THINKR社が展開するインディーズレーベルKAMITSUBAKI STUDIO所属。同レーベルの共有世界観『神椿市建設中。』の一部でもあります。
 陶製ドールじみた怪しい化粧で「神出鬼没のバーチャルサーカス団」を標榜する彼女たちの魅力は、一糸乱れぬ完璧なダンスパフォーマンス。極めて身軽で、極めて整然と、極めて蠱惑的に観客を魅了します。

 現メンバーはCHINO,NEFFY,RARA,VITTEと休業中のMYUを加えた5人。ステージ上での怪奇浪漫的なイメージに反して、お喋りを始めると元気いっぱいです。

 代表曲は『残響ヴァンデラー』『革命バーチャルリアリティ』など。

.LIVE

 アップランド社が運営するプロダクション。VTuberの歴史上最古参の一角です。
 昔からテレビ業界と関係が深く、どちらかというとバラエティタレントやストリーマーとしての活動が中心ですが、えるすりーのような音楽イベントにも数多く出演しています。全ての所属タレントが3Dモデルでの活動経験豊富で、カメラ位置に合わせて見栄えよく立ち回ることや、何気ない仕草ひとつひとつまで魅せかたを意識したふるまいには一日の長があります。

 現メンバーは電脳少女シロ,もこ田めめめ,花京院ちえり,ヤマトイオリ,神楽すず,カルロ・ピノ,七星みりり,リクム,ルルン・ルルリカの9人。最古の男性VTuberばあちゃるもいますが、.LIVE所属なのか別枠なのか扱いはテキトー。

 代表曲は『星鏡』『叩ケ 叩ケ 手ェ叩ケ』など。
 ただし、えるすりーではカバー曲を歌うことのほうが多いです。

Re:AcT

 mikai社が運営するプロダクション。音楽系VTuber専門のプロダクションとして発足して以来、他のプロダクションに先んじて2018年ごろからライブイベント出演やオリジナルソング制作など意欲的に行っていました。その後何度か体制が変遷したものの、現在でも箱内外を巻きこんでの歌枠リレーなど音楽関係の活動に強みを持ちます。

 現在の所属タレントは19人。うち、えるすりー出演経験があるのは天川はの,月紫アリア,稀羽すう,九楽ライ,獅子神レオナ,夢川かなうの6人。

 全体曲に『Re:StarT』などがありますが、所属タレントの入れ替わりが激しいのもあって、なかなか歌われる機会がありません。
 えるすりーファンには月紫アリアの『あたし争奪戦トーナメント』や姫熊りぼんの『恋スル人魚姫』などが馴染み深いでしょうか。

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