わんだふるぷりきゅあ! 第49話感想 あなたの声を聞かせてくれるまで。

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「わぉーん!」って聞こえたら「わぉーん!」って返事したいし、昴が泣いてたらぎゅーってしたいの! 一緒にワンダフルになろ!

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「あなたの声」

大きな出来事1

メインキャラクター:昴

目標

 自分の望みを叶える。

課題

 オオカミたちに代わって人間への復讐を果たすという、昴の望みが完遂されることはない。そもそもどこまでやれば彼らが満足してくれるのか昴には知りようがないからだ。ザクロに至っては復讐自体をやめてほしいとさえ言ってくる。しかし、それでは昴自身が納得できない。
 だから、昴はいっそガオウに直接聞こうと考えた。ニコダイヤの力でガオウを蘇生させたらいいのだと。
 だが、ニコダイヤの力をもってしても死んだ動物は蘇らないものらしい。

解決

 ガオウが蘇らないことを知って行き所がなくなってしまった昴の心。そんな昴のもつれた心の向かう先を、こむぎが解き明かしてくれた。
 要するに昴の個人としての願いは、ただガオウと語りあいたいというところにあったのだ。

大きな出来事2

メインキャラクター:こむぎ

目標

 昴と友達になる。

課題

 昴は動物たちみんなに好かれる優しい人で、絶滅してしまったオオカミたちを率いる孤独な群長だ。こむぎは昴と友達になりたい。
 だけど、昴はガオウが蘇らないことを知って深く絶望し、悲しみに我を忘れてしまっている。昴と友達になるためにはまず彼を正気に戻さなければならない。

解決

 最初に昴の遠吠えを聞いたときから違和感があった。夢で聞いた、仲間を呼ぶオオカミのあの遠吠えは、別の声だった気がする。臨死体験を経てこむぎのその違和感は確信へと変わる。夢で聞いた声の正体は、昴ではなくガオウだった。

 こむぎが昴の心の深いところにまで踏み込むと、昴もまたガオウに会いたがっていることがわかった。ガオウと話したがっていることがわかった。
 だったら、その願いを叶えてあげるだけだ。

 ガオウは死んだあともずっと昴に呼びかけてくれていた。もし昴のほうからもガオウと語りあいたいと願ったなら、奇跡くらい起こるだろう。

バトル

苦戦

 ニコダイヤの力をもってしてもガオウを蘇らせることができないと知った昴は、ニコダイヤの力を吸収して巨大な化物へと姿を変えた。特に目的もなくただ泣きわめき、暴れている。

勝利

 ニコダイヤの欠片の力で変身した大福と悟の力を借りて化物の内部に侵入すると、そこには今まで以上にオオカミに近い姿に変貌した昴がいた。
 問題はどうすれば昴の心を鎮めてあげられるかだったが、そこはガオウからの伝言が助けになった。

ピックアップ

鏡石

 第1話で鏡石がこむぎの願いを叶えたとき、一瞬だけ鏡のようにこむぎの姿を映していた。
 今話で大福をプリキュアに変身させたときも同じ。
 それから、昴がガオウを蘇らせようとしたときも。

「俺の願いはただひとつ。ガオウを蘇らせること」

 いや、初めて聞いたが?
 そんな取ってつけたような話、今さら真に受けるわけねーだろ。

 「俺の望みは仲間の無念を晴らすこと。それまで立ち止まることはない」(第47話)

昴の最期

 ガオウの命を奪った凶弾は昴に狙いを定めていた。
 また、ザクロが言うには「ガオウ様を失って群れは散り散りになり、私たちオオカミは追い詰められていった。でも昴は私たちを守るため最後まで戦いつづけてくれたんだ」とのこと。
 オオカミ狩りのためなら人間を殺すことも厭わない末期的な敵対感情を前に、意志を曲げず最後まで戦いつづけたのだから、まあ、昴もオオカミたちと一緒に殺されたのだろう。

自傷ダメージ

 いくらガオウの死に様に重なったとはいえ、こむぎを昏倒させてしまっただけでクリティカルが入るような豆腐メンタルでよく「人間どもを滅ぼす」とか言えたな!?

自傷ダメージ2

 動物たちの願いを叶えてくれるニコダイヤを抱えて「死にたい」と願ってしまったら、そりゃこういうことになる。
 というか、かつて鏡石が争乱を起こしてしまったことといい、ニコ様自身は話がわかる性格なのにどうしてニコダイヤの力だけこんなお役所仕事的なのか。

「こむぎ! わんだふるごー!」

 第22話でアジリティ競技の体験をした際、こむぎといろはで話しあって決めたコマンドのひとつ。「わんだふるごー!」は“スタート”という意味。

なけなしの理性

 昴が四つ足のオオカミの姿に変貌しているのは、同じオオカミになってガオウと話をしてみたかったという願望の表れだろう。そのくせ目元だけ人間の姿を保っている中途半端な状態ということは、心のどこかに「願ったところで人とオオカミが言葉を交わせるはずがない」という諦めの気持ちがあるのだと思われる。

 お前、そんなんだから夢枕でガオウに会えなかったんだよ。

 話数的にいろは主役回になるのはありえないってタイミングでこのサブタイトルですからね・・・。今話はもう、それが全て。

 なお、その肝心なこむぎといろはの関係性においてものすごく大事なシーンが今回あったわけですが、私が後先考えずこむぎと昴の間で起きたことばかりつらつら書きまくってしまったせいでうまく文章にまとめることができませんでした。次話でやります。(最終回だけど情報量うまいことまとめきれるかな!?)

自己欺瞞

 「昴。あなたの時間にも限りがあります。そのニコダイヤの輝きが失われれば――」
 「俺はどうなってもいい!! 願いが、願いが叶わないというのなら――!」

 結局、自分に残された時間が少ないとわかっていたからこそ、急にガオウを蘇生させたいなんて言いだしたんでしょうね。
 人間を滅ぼすといっても対象はアニマルタウン内だけ。それも殺すことはできずに昏睡止まり。そもそもこの山のオオカミたちを絶滅させたのは100年前の人たちであって、今の人々に報復したところで何の意味もない。

 昴がやったことはこの世界に何の変化ももたらしません。アニマルタウンが復興したら、その時点で全ては忘れ去られてしまうでしょう。
 蘇ったばかりの昴を怒りに駆り立てた、あの平和な笑い声は、今も、そしてこれからも止むことがないでしょう。

 だから、ガオウを蘇らせたいなんて言ったわけです。
 人間の手で理不尽に殺された親友の命を取り戻せたなら、何の意味もなくただただ人間と動物たちに迷惑をかけたばかりの自分の凶行にも、少しは意義が残るから。

 キツいことを言っています。
 こんなふうに、誰も彼も、自分自身も、大切な人すらも幸せになんかできないから、他人の憎しみのために行動するのは愚かなんです。
 どうか、自分のために行動してください。
 怒るなら自分のために怒ってください。
 誰かを憎むときは自分が理不尽を被ったときだけにしてください。
 そうでなければ、どこで矛を収めたらいいか自分でもわからなくなるから。

 「ガオウ。今こそ俺たちの望みを叶えよう」

 「我」って言ってみなよ、「我」って。
 第39話のハロウィンまでは“ガオウ”を演じるときは「我」、中の人の個人的な心情を話すときは「俺」って、一人称をいちいち使い分けていたでしょうに。
 もしこれが本当にガオウも望んでいたことだと自分で信じられるなら、もう一度“ガオウ”になりきって、“ガオウ”の言葉として代弁してみなさいよ。

 第47話の新年以降、ずっと一人称を「俺」にしていましたね。

 「俺の望みは仲間の無念を晴らすこと。それまで立ち止まることはない」(第47話)

 “ガオウ”を必死に止めようとするザクロ相手に、昴自身の言葉として人間たちへの復讐を誓っていましたね。

 そんな誠実なあなたが、まさか本気で「自分はガオウの望みをよく理解できている」なんて自分自身をだましきること、不可能でしょうに。

 「ガオウが蘇らないというのなら、俺がガオウの無念を晴らすまで! 人間たちに報いを――!」

 違いますよね。
 それは前話までのあなたがしようとしていたこと。
 ガオウの意思表明を待つまでもなく、ガオウの意志をいちいち確認せず、ガオウをあわれに思ったあなたが勝手に代行しようとして、結局優しいあなたには自力で完遂しきれなかった無意味な凶行。

 ガオウを蘇らせて、ガオウの復讐の意志を錦の旗にすれば、今度こそ完遂できるとでも思っていましたか?
 それすらも違いますよね。
 だって、生前のガオウは、人間の身勝手さに怒りをたぎらせるあなたを隣でそっとなだめてくれていましたもんね。
 あなたは、ガオウがこんな愚かな復讐なんて望むはずないと、最初からわかっていたはずです。

 ねえ、昴。
 あなたはいったい誰のために復讐しなければいけないと思っていたんですか?

 ねえ、昴。
 あなたはいったい何のために、ガオウを蘇らせたいと願ったんですか?

 「オオカミさんもお願いあったら、鏡石にするといいよ」
 「俺の願いは――」(第39話)

 鏡石は、あなたの本当の願いごとを確かに聞き入れてくれました。

遠くにいる友達へ呼びかける声

 「ガオウ! どこだ!? 返事をしてくれ、ガオウ! ワォーン! ワォーン!」

 「・・・うん?」

 昴のものだという遠吠えを聞いて、こむぎは首を傾げます。

 知らない声でした。

 ずっと勘違いしていました。
 夢で聞いたあの遠吠えの主は、きっとガオウだと。

 「ねえ、こっちにおいでよ! 一緒に遊ぼうよ! 何かお願い事があるなら鏡石にお願いしなよ! おーい! おーい!!」(第23話)

 だって、あの声はすごくさびしそうな響きに聞こえたから。

 「・・・絶滅? ・・・いない? 誰もいなくなっちゃったの? 一緒に遊ぶ子も?」(第23話)

 だって、夢のことをみんなに話してみたら、オオカミの仲間はみんないなくなっちゃったって言われたから。

 「私たちは住み処を追われて数を減らし、そして絶滅した。絶滅したのはあんたたち人間のせいなんだよ!」(第29話)

 蘇ったオオカミたちはみんな人間のことを怒っていて、人間も、人間と仲よくする動物も、友達になんかなれっこないって言っていて、だけどすごくさびしそうで。

 「そうそう、遠吠え! 遠くにいる友達への呼びかけなんだよね? だから私、オオカミになったんだ。『わぉーん!』って聞こえたら、『わぉーん!』って返事するの!」(第39話)

 だから夢で聞いたあの声は、きっとガオウなんだって。ずっと思いこんでいました。
 仲間を失って、さびしくて、だけど人間を憎まずにはいられなくて、だけどやっぱりさびしくて、いるはずのない仲間を探している――。

 ガオウの正体は人間の昴で、昴もオオカミのみんながいなくなっちゃって、やっぱりさびしそうで。だったら夢で聞いたあの声も、きっと昴のだったんだって、思いこんでいて。

 違いました。

 全然、違っていました。

 「やっぱり! 昴の声と違うと思ったワン!」

 声の主は本物のガオウ。
 遠吠えを上げていたのは自分がさびしいからじゃなくて、昴のため。
 さびしい思いをしているだろう昴を探して、本当は自分が傍に行ってあげたかった。
 だけど昴から遠吠えが返ってこなかったから、昴が今どこにいるかのわからなかった。
 代わりにこむぎが気付いて、遠吠えで返してくれた。
 だからガオウはここに来た。こむぎに頼んで、昴を見つけてもらうために。

 「いいよ! こむぎもそうしたいって思ってたし、任せてワン!」

 こむぎは犬で、ガオウはオオカミです。
 こむぎはオオカミにはなれません。だけど、どうやらこむぎもオオカミの仲間にはなれるようです。
 犬のこむぎと人間のいろはが友達になれたみたいに。

 たった3匹だけで現世に蘇ってしまった、昴、トラメ、ザクロ。
 だけどそのうち、トラメとザクロはこむぎのことを仲間として認めてくれました。今、ガオウも昴を任せられる仲間として認めてくれました。
 あとちょっとです。
 あと、昴とさえ友達になれたら、さびしいオオカミはいなくなる。
 オオカミたちみんな、こむぎの友達になってくれる!

 「昴! ・・・昴! わぉーん!!」

大好きな人がいつも言ってる言葉

 「優しさでは何もできない! 友を救うことさえ・・・!」

 昴は絶望しきっていました。
 神にも等しいニコダイヤの力を得てすら何もできない、自分のどうしようもない無力さを嘆いていました。

 彼にガオウの遠吠えは聞こえていませんでした。
 ずっとずっと、長い間呼びかけてくれていたはずなのに。
 ガオウは100年も前に死んだし、人間である自分にオオカミであるガオウの言葉はわからない。――その思い込みが、自分への不信が、昴の耳をずっと塞ぎつづけていました。

 こむぎも、今まで何度も何度も昴に呼びかけてきました。
 本人は絶対悪い人じゃないはずなのに、オオカミと人間の対立関係を持ちだしてきて、何故だか絶対に友達になってくれない不思議な人。
 こむぎが生まれるずっと前にも、ニコ様から説得はしていたそうです。こちらも何度も何度も。だけど、結局話を聞いてくれたことはないようです。

 こんなとき、どうしたらいいのでしょう?
 絶対に話を聞いてくれない人と、それでも、仲よくなれる方法。

 こむぎはすでに教わっていました。

 「私、オオカミやあなたたちのことちゃんと知らなかった。まだまだ知らないこといっぱいあると思う。だから教えてほしいの。――友達になりたいからだよ!」
 「またそれか。言っただろ、友達になんかなれるわけねえって」
 「そんなのやってみなきゃわからない!」(第30話)

 「『あなたの声を聞かせて』――。オイラはさ、たくさん遊んで、大嫌いだった人間とも友達になっちまって、もう思い残すことなんてねえんだ。フレンディ。ガオウ様のこと、頼むな」
 「・・・私の夢は世界中の動物と友達になることだから! だから、任せて!」(第45話)

 「あなたの声を聞かせて」。いろはがいつも言っていて、実践している言葉。
 こむぎ自身、仔犬のころ、いろはのそういう諦めない優しさに心解きほぐされたひとりでした。

 声を聞かせてくれるまで待ちつづけよう。
 諦めずに、ずっと構いつづけよう。
 怖がらないでいつも傍にいて。
 一緒に遊ぼうって、笑いつづけよう。

 ひとりの声じゃ届かないなら、みんなで声をかけてもいい。

 「あのね、昴。ガオウは昴のこと、全然怒ってないよ!」

 届くまで。
 昴が何か言葉を返してくれるまで。
 声をかけつづけるだけだ。

 「でたらめを言うな!」
 「でたらめじゃないよ! さっきガオウに会ったし!」
 「・・・ウソだ。ガオウはいない。俺が何度呼びかけても答えなかった!」

 あなたの声を、聞かせてもらえるまで。

 「昴! ――昴は、ガオウとお喋りしたいんだね!? わかるよ。私もいろはとお喋りしたかったから」

 だから、昴が最初に言葉を返してくれたのは、ガオウからの伝言に対して。

 きっとこむぎなんかよりもずっと昔から。
 もしかしたらニコ様よりもずっと頻繁に。
 あの優しいオオカミは、ずっと長いあいだ昴を心配して、昴からの返事を待って、遠吠えを上げつづけていたのでしょうから。

 「『わぉーん!!』 ・・・って、オオカミは鳴くんだよね。えっと、こういうの何ていうんだっけ?」
 「遠吠えだ」
 「そうそう、遠吠え! 遠くにいる友達への呼びかけなんだよね? だから私、オオカミになったんだ。『わぉーん!』って聞こえたら、『わぉーん!』って返事するの!」(第39話)

 だから、昴が声を聞かせてさえくれるのなら――、鏡石がその声を届けるべきところへ届けてくれたとしても、不思議なことではありません。

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    コメント

    1. 亀ちゃん より:

      今日は昴も元通りになって、最終決戦が最終回となったわんだふるぷりきゅあでした!!
      昴が「ガオウ。今こそ(以下省略)」は、2001年から2002年にかけてのガオレンジャーにて、ガオシルバーが生誕するとすかさず
      「ウラ。今日こそ決着をつけてやる!オラー!!」と言い出したのが私には印象的で、7時30分から始まって9時までに終わるニチアサ的に聴き応えがあるセリフでしたね!!☆☆♬
      さらに昴は「何故だ。何故(以下省略)」もやっぱり聴き応えがあるセリフでした!!☆☆♬
      私の経験談的にはチャンピオンから始まってプリキュアも登場する作品的に聴き応えがありますね!!☆☆♬
      で、次回はわんだふるぷりきゅあの最終回
      やっぱり明るい映像ばかりでしたが…
      それとわんだふるぷりきゅあの第二次エンディングもリアルタイムでは今日を以って最後となるでしょう
      となるとひろがるスカイプリキュアと同じように最終回のエンディングは第一次になるのでしょうか!???
      私はわんだふるぷりきゅあのエンディングはやっぱり第一次の方が強く気に入っています
      それでもわんだふるぷりきゅあの第二次エンディングもサビに入る前は本当に良い歌詞ばっかりで、気に入っているものです

      追伸
      今週の金曜は岡山公立高校園芸科OBの連れと一緒に広島県府中市出口町の首無地蔵菩薩に参拝し
      『今年もオイラがこの首無地蔵でお願いしたフェアな願い事が野球の必勝祈願も含めて1つでも多く叶いますように』
      とお願いし、こうなることをすごく強く願っています

      • 亀ちゃん より:

        前週の日曜のプリキュアでは昴が
        「ガオウ。今こそ(以下省略)」
        というように「呼びかける相手のキャラクターの名前。今(+日)こそ(以下省略)」というセリフに関しては、今までのプリキュアでは本編の放送の中で一度もなかったでしょうね!!(汗)
        となると
        「呼びかける相手の名前。今(+日)こそ(以下省略)」
        というセリフとは2001年から2002年にかけてのレンジャー系であるガオレンジャーが2001年中に放映された時、その手のセリフと初めて出会ったようなこの亀ちゃんにはどのように表現すると良いのか?
        これはもうやっぱり7時30分から始まって9時までに終わるニチアサ(番組)的にとしか言葉が出て来ないです!!(苦笑)
        まぁ、レンジャー系を絶対に抜きにすると
        プリキュアではアニメ本編で初めて出て来たような感じで、7時30分から始まって9時までに終わるニチアサ(番組)的に聴き応えがあるセリフ
        とでも表現すると絶対に良いのでしょうかね!??
        その一方で何故だ。何故(以下省略)に関しては、このように入力し始めてから遊戯王でも初代の時のアニメで同じようなセリフがあったことを思い出し、私個人としては土日に放映歴があるアニメ的にもある意味聴き応えがあると言えますが…
        何にしても私個人としては本編をここ2話連続で見た場合、やっぱりインターネット上にこの日のプリキュアの感想を書く時はセリフのことばかり語りたくなる話でした!!

      • 疲ぃ より:

        >「呼びかける相手のキャラクターの名前。今(+日)こそ(以下省略)」というセリフに関しては、今までのプリキュアでは本編の放送の中で一度もなかったでしょうね!!(汗)

         ためしにウチのブログで検索してみたら、『トロピカル~ジュ!プリキュア』第44話のバトラーのセリフに「魔女様。今日こそは――」というものがありました。
         別作品を引き合いに出して話をすると、聞き手がそちらの作品をよく知っていなければ意図が伝わらないので、基本的には多少拙くてもいいから自分の言葉で感動を語ったほうがいいでしょうね。
         私もたまに誰も知らないだろうなって作品から引用することがありますが、あれも自分が語りたいから語っているだけの純然たるオタク仕草ですし。
         ちなみに私は仮面ライダーも戦隊ヒーローも観ていません。

    2. ピンク より:

      散々ごちゃごちゃ言ってくれたスバルの望みを敢えて整理したら
      ……ガオウを蘇らせて、今度こそ外敵がいない世界で天寿を全うしてほしかった、ついでにお話もしたかったのかな? と。

      こうして書くと、本当にいろはとそんな大差無い人なのかもですね。

      • 疲ぃ より:

         本当に何の脈絡もなくガオウを蘇らせたいと言いだしたあたり、たぶん設定レベルで昴にとっても優先順位が低い話だったんじゃないかなあと。
         むしろ「ガオウともう一度話したかった(謝りたかった)・・・」という未練から連想して「ガオウを蘇生させれば全部叶うじゃん!」って発想につながっていたほうが(私は)納得できます。人間への復讐>ガオウと話したい>>>その他、みたいな。

         いろはの立ち位置はそれこそ現実に動物と会話できるようになった昴、みたいな感じですが、いろははいろはでそのことによる喜びも苦労も両方経験しているんですよね。結局どちらにせよ他人(こむぎ,ガオウ)の気持ちというのはままならないものです。

    3. 与方藤士朗 より:

      時がたつにつれ、回を重ねるにつれ、(フォークグループの)アリスの世界観(=谷村新司さんの世界観)が色濃く出ているように思えてなりません。

      谷村新司作詞作曲の WILD WIND ~野生の疾風~ という歌がありますが、まさにその世界を体現しているのが、ガオウ本人ではなく人間の昴さん。
      そしてこの期に及んで、まさに、アリス全盛期の名曲チャンピオンの歌のとおりといってもいいような話になってしましました。
      かのチャンピオンが若い挑戦者に敗れ行くその時の声、

      おお神よ、彼を、すくいたまえ

      当時の子どもの中には(まあ私もですが~苦笑~、当時ブルートレインブームのなか年長者らから「ブームに乗った低次な読者」と鉄道雑誌上で罵倒されたような年代です~汗)、そこをテレビで聞いて、

      オオカミよ、彼を、すくいたまえ

      と勘違いしていた子が一定数いたようです(私も最初、なんでここでオオカミなんか出てくるのかと不思議でならなかったが、よく調べると、神様だったということで)。

      しかし当時の少年が50代になって同級生には孫も居始めている頃になって、まさか女児向けアニメで、あの勘違いの言葉通りの展開になるものが出てきたと思うと、感無量といいましょうか、何とも言えないものを感じます。
      アリスのデビュー当時(関西で軟弱フォークと揶揄されていた)をリアルで肌身で知らないぼくらの勘違いが、こういう形で具現化するとは…。

      そういえば、悟といろはの関係も、その軟弱フォークと揶揄されたデビュー曲「走っておいで恋人よ」のイメージと類似して入るなと思いついた今日この頃。
      いろはのいう「特別なワンダフル」というのは、まさにあの歌の世界かな、と。

      それはともあれ、昴さん、結局、オオカミさんに救われた形になったとも言えなくはないです。

      あ!
      昴って名前の歌もあったぞ!谷村新司サンの名曲(アリスとしてではなく)~苦笑。

      へびのあし
      悟少年にとって、いろはクンの瞳はやっぱり、一万ボルト?
      彼女はひょっとして、21世紀のジャンヌダルク?!
      オルレアンではなく、アニマルタウンの、だけど(苦笑)。

      • 疲ぃ より:

         私も『ドラゴンクエスト』か何かで勘違いしていた記憶がありますねえ。「おおかみよ」。
         中学生くらいになって語源を調べるという知恵をつけてから、そんなに間違ってなかったじゃん!って自己擁護までしていたものです。

         昴の場合はこちらから見るぶんには『チャンピオン』ほど古強者って感じじゃなかったですが、それでも「オオカミたちのための復讐」なんて変な気負いを脱ぎ捨てたことで、やっとただの男としてガオウたちに向きあえるようになったというのはなかなか皮肉が利いた話です。

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