ゼノブレイドクロス Definitive Edition プレイ日記その7 第8章 調査率46.68%

この記事は約15分で読めます。
スポンサーリンク

仲間がそこのレストランで出されるはんばーがーと呼ばれる物体をリボルタントしてしまいましてね、倒れてしまったのですよ。まったく。ボルタント以外の不純物に手を出すなど、愚かにもほどがあります。

ザルボッガ人 シラトン

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

アヴァランチの兵

 ダグさんから合同ミッションに誘われました。

 ずいぶんと報酬がいい割にクエストボードで見た覚えのない仕事だと思ったら、なんと統合政府の職員さんにギャンブルで大勝ちして、掛け金代わりに公示前の任務の情報をリークしてもらったんだそうです。
 原生生物の討伐ミッションなのですが、報酬相応に目標数がメチャクチャ多くで、本来ならそれなりの人数を集めて挑むべき内容。ところがダグさんは1人あたりの取り分をできるだけ増やそうと考え、自分のチームにすら内緒でエルマチームに持ちかけたんだとか。うちのチーム、たった3人しかいないのに最近じゃエース扱いですもんね。

 私はこの人、ブレイドの誰よりもマジメな人だと思っているんですが、ときどきこうやってしれっと悪ふざけみたいなことをやりだすんですよね。
 さすが、あのラオさんと長年コンビを組んでいられただけあります。バランスを取るのがうまいというかなんというか。

 ミッション自体は予め打ち合わせしておいたキルゾーンに一昼夜ほど断続的に銃弾をバラまくだけで終わりました。
 NLAに来たばかりのころの私なら徹夜ってだけで涙目になっていたでしょうが、最近はもうすっかり慣れたものです。我慢するのが眠気だけならむしろ楽。機械の体って便利。

 あらかた片づいた後でふと見渡すと、一際大きかった個体のところに小型の原生生物が集まっていることに気がつきました。たぶん、親子だったのでしょう。
 以前、NLAの近くでも似たようなシチュエーションに遭遇したことがありました。普通に考えるならこの場で仕留めるべきです。後々大きくなったらまた脅威になるんですから。

 ただ、今日はリンさんがいるんですよね・・・。
 この子にはあんまりこういうことする姿を見せたくないっていうか、うん、まあ、そういうこと考えちゃう時点で私自身意外と罪悪感を持ってたんだろうなあって感じ。都合よくリンさんを子ども扱いするのよくない。
 でも、うーん、どうしたものかなあ・・・、と照準を合わせたまま逡巡していると、すぐ横にいたダグさんが淡々と処理してくれました。

 「さてと。任務は終わった。俺は先に戻ってるぜ。NLAで合流しよう」

 正直助かった・・・んですが、ダグさんの横顔を見るといつもより苦み走っていて、ちょっと申し訳なかったかなとも思いました。

 NLAに帰って、ミッションが公示された瞬間に達成報告して、鳩が豆鉄砲食らったような顔していたヴァンダム司令官の話を肴にささやかな打ち上げ会をしていたら、――何がきっかけだったかな。なんとなくダグさんの身の上話を聞く流れになっていました。

 ダグさん、話を聞くかぎりだいぶろくでなしな父親のもとで育ったんだそうです。働けるようになったかならないかくらいのころにその父親が急死して、天涯孤独になったダグさんに残されたのは莫大な借金。
 本当なら相続放棄したっていいはずなのに、ダグさんはお金を貸してくれた人に悪いからって、自分からその借金を背負い込むことを選んだんだとか。

 今いるここは惑星ミラ。そして、お金を返さなきゃいけない債権者さんたちは白鯨には乗れなかった。
 だけどダグさんはお金を稼ぐ。今日みたいにちょっと小ズルいことをしてでもたくさん稼ぐ。
 本来なら背負わなくてもいい借金を背負ったくらいなんだから、たとえ返す相手がいなくなったとしても、この人は返すんだ。

 辛そうな顔で原生生物の子どもを処理していたことといい、ダグさんってもしかして――。

 「お。はっきり言うねえ」

 ダグさんは愉快そうに笑いました。

 顔の前に思いっきり人差し指を突きつけて、あなたバカなんですね!!って声を張りあげて言ってやったんです。

 この人は率先して苦労を背負い込む人。不必要な苦労を生き甲斐にして生きる人。
 結果的に優しいけど、本質はあくまで自分らしく生きるためで。
 結果的にマジメだけど、本質はそうするのが好きだからそうしているだけで。
 不器用なんだかしたたかなんだかよくわからなくて、そういうところ、すごいバカ。

 ちなみに。ダグさんが先に払っておいてくれていたと思っていた今日の伝票、気がついたらテーブルの私のすぐ前に置いてありました。
 ・・・ちょっとやりすぎたかもしれません。

リボルタント中毒

 「聞いてください! 聞いてください! ゴルクァが壊れてしまったのです! ゴルクァは、この杖は、ザルボッガの創造主・ゴルボッガが与えてくれたものです。これを振るうことによってボルタントをリボルタントできるのです! おお! すばらしいゴルボッガ・・・!」

 何を言っているのかひとつもわからないこの人はザルボッガ人のトロイランさん。
 グロウスで使い捨て同然の雑用係をさせられていたところに私が声をかけ、NLAに来てもらいました。

 ザルボッガ人みんな例外なくこんな感じです。価値観がわかりにくい。文化がわかりにくい。風習がわかりにくい。というのも、この人たちみんな極端に説明がヘッタクソ!
 自分たちにしかわからない専門用語を初対面から平然と多用してきます。というか、自分たちが知っていることは他の人も知っていて当然みたいな顔して話しはじめます。ひとつひとつ説明を求めてみても、その説明にまた新しい専門用語が飛び出す始末。

 何回も会話を試みて、彼らからはすっかりソウルフレンドみたいな扱いになったころ、ようやく少しだけ彼らのことがわかってきました。

 彼らは有害物質に含まれる“有害性”という概念(ボルタント)を無害化(リボルタント)することを使命に生きています。
 驚くべきことに、実験の副産物として出た処分に困る産業廃棄物から、危険すぎて使いどころのないABC兵器、果ては半径数kmもあろう毒沼まで、彼らは手に持つ杖(ゴルクァ)を振るうだけで目の前の物質から“有害性”だけを抽出し、自分の体内に取り込んで中和してしまえるようなんです。
 彼らにとってリボルタントは食事のようなものであり、信仰のようなもの。それさえできれば生きていくことができて、それさえできれば彼らは満足な様子です。――だから、本来ならあまりコミュニケーションスキルを磨く必要性がないんでしょうね。皮肉とかじゃなく、普通にうらやましいかぎりです。

 最初はグロウスでのひどい待遇を見てこのままじゃダメそうだな、くらいの気持ちでNLAに招待したんですが、彼らはあっという間にNLAに欠かせない人材になりました。
 なにせリボルタント!
 今NLAにいる地球人って、もとは白鯨のクルーだったわけですよ。(たぶん私も含めて)全員が何らかの分野のスペシャリスト。そんな人たちが惑星ミラの新資源に出会って、特に研究者なんかはそれはもう、みんなぽんぽんぽんぽん次から次へと新素材や新技術を発明しているんです。
 それだけに、NLAでは彼らの活動を下支えするエッセンシャルワーカーが圧倒的に不足しています。いつぞやの浄水場なんかまさにそうでしたし、建設会社も、それから廃棄物の高度処理施設も。廃棄物処理課のライザさんなんて、明日にも死んじゃいそうな顔して働いていたんですから。
 そこにザルボッガのみなさんがやってきたわけですよ。破綻しかかっていたゴミ収集や処分の仕事を嬉々として引き受けて、あっという間に解決してくれたんです。
 もうね、私たちコンパニオンも諸手を挙げて大歓迎ですよ。工業エリアをまわるたび「どこかに求職中の人はいないのか」「そろそろ新しい生き残り見つかったんじゃない?」「というかあんた手伝ってよ」とか絶対言われるんですから。本っっっ当に助かりました。

 それだけに・・・、ゴルクァ?が壊れちゃったというのは一大事。トロイランさんの命がまず心配ですし、ひいてはNLA全体の危機にもつながりかねません。
 他の人に同じことが起こったときに備える意味でも、早急に修理の手配方法を整える必要がありました。

 腕のいい修理屋といえば真っ先に思いつくのはフォジムアさんとサステナサさん――、とはいえあの兄弟はブレイド隊専属でやりたいって言ってますから、後々のことを考えるとザルボッガ人にとっては少々頼みにくい相手かもしれません。

 工業エリアに先進技術に造詣が深い職人さんがいると聞いたので、今回はそちらにお願いしてみることにしました。ルルデュさんといいます。
 マ・ノン人らしく好奇心旺盛なかたで、初めて見るザルボッガ人の道具を興味深そうに、今にも舐めまわしそうな勢いで解析していました。この人ならうまいこと修理してくれそうです。
 うん、一安心。私はトロイランさんにルルデュさんの連絡先を伝え、その日はブレイドホームに帰りました。

 ところが、後日。

 トロイランさんから緊急の連絡が入りました。
 聞くと、ルルデュさんが修理したゴルクァをこっそりNLAの外に持ち出して、自分でリボルタントを試しちゃったんだそうです。
 ゴルクァというのはあくまでボルタントを抽出するだけの道具。それをリボルタントするのはザルボッガ人自身が持っている種族特性です。毒の泉をリボルタントしようと実験したルルデュさん、あっという間に中毒を起こしてその場に倒れてしまったんだとか。

 幸い、私がトロイランさんを連れて急行したのが間に合って、ルルデュさんは辛うじて一命を取り留めました。
 危うく死にかけてすっかり意気消沈してしまったルルデュさん。

 「ルルデュさん・・・。ボルタントがそんなに欲しかったんですね。元気になったらボルタントについて語りあいたいですね」

 しかし、ここでトロイランさんがザルボッガらしいコミュ障っぷりを遺憾なく発揮。
 どうやらルルデュさんがゴルクァを持ち出したのはボルタントが好きすぎたせいだと盛大に勘違いしたらしく、彼のことをボルタント愛好家の同志と認識。毎日ルルデュさんのお店に寄っては、選りすぐりの「クラッとくる」有毒ゴミを少し分けていくという日々が続いているんだそうです。
 身から出た錆とはいえ、・・・うーん。

 とりあえず、私からできる最大限のフォローとして「せっかくなのでこの調子でときどきゴルクァの調子を見てあげて、よかったら修理のノウハウをまとめてください。レポートにしてくれたらコンパニオンで高く買い取りますよ」って言っておきました。
 久しぶりに人間じゃないものを見る目で見つめられました。

弔い

 NLAには最近バイアス人も住んでいます。
 グロウスの基地に侵入するとよく見かける、タツのことを食べようとしていた、あのバイアス人です。
 厳密にはまあ、グロウスに加担している人たちとは別の部族なんだそうですが。

 考えてみれば、同じ星出身の人たちを2つに区別つけるのって初めてかもしれません。マ・ノン人もオルフェ人もザルボッガ人も、みんな故郷の星での人種とか国とかの話、全然してこないですし。
 もっとも、それは地球人も似たようなものかもしれません。私は覚えていませんが、地球を脱出する直前なんかは地球丸ごと1つの統合政府のもとで運営されていたらしいですし。NLAでも同じ民族同士で固まって暮らしている人、あんまり見かけませんし。
 宇宙に旅立つくらい文明が発展していくと、だんだん身近にあるちょっとした違いなんかは些細なことになっていくのかもしれませんね。それがいいことと思うか悪いことと思うかは人によるでしょうけど。

 それはさておき、今日はバイアス人の女性からの依頼です。

 「このテアっていうのはバイアスいちの踊り子でね。昔はその踊りで集落中の男たちをトリコにしてたもんだよ。・・・それなのに、あれから一度も踊ってないんだナ。ホント、もったいない話だよ」

 この人たち、ちょっと前までグロウスの基地に捕まっていたんですが、扱いが相当悪かったらしくて、その間に何人も亡くなっているんだそうです。
 テアさんの婚約者さんもそのうちのひとり。テアさん、そのことを今もうまく受け入れられないでいるみたいで、心配した家族の人が少しでも救いになればと婚約者さんの弔いを依頼してきました。

 バイアス流の葬儀は、地球人の感覚からすると少しぎょっとするんですが、故人の体を野生動物に食べさせるというかたちをとります。彼らは素朴で伝統的な営みを好みます。いつか命の終わりには自然に回帰するのが窮極の安らぎなんですね。
 ただ、惑星ミラと彼らの故郷の星とでは少し勝手が違うそうです。婚約者さんは忘却の渓谷の荒野のただなかで亡くなったんですが、この星の原生生物はバイアス人の遺体を積極的に捕食してくれないみたいなんです。かわいそうなことに彼は今もひとり野ざらしのまま。だから大型肉食獣が好むエサを故人に供えて、一緒に食べてもらおうってわけです。

 教わった座標で婚約者さんの遺体を見つけて、弔いの準備をしていると、ふと彼の懐にメモが挟んであることに気づきました。グロウスの基地近くにテアさんへの贈りものを隠したんだそうです。
 テアさんの家族に通信すると追加任務にしてくれるというので、私はそちらに寄って(ドンパチして)から帰還しました。

 彼の遺品は真っ赤な衣装でした。バイアス人の踊り子が着る伝統のものだそうです。
 細かい装飾なんかはミラで集めた素材だから本来のものと少し違うらしいんですが、婚約者さんはひとつひとつ鮮烈な色のものを選んで集めていたようで、私から見ても鮮やかでカッコいい衣装に仕上がっていました。

 きっと、窮屈な虜囚暮らしを耐え忍びながら、いつか何の気がかりもなく一族みんなでテアさんの踊りを楽しめる日を夢見ていたんでしょう。
 まるで黎明の空に差しこむ朝日をそのまま映したような、鮮烈な赤でした。

 赤が、何よりも雄弁にテアさんへの思いを語っていました。

 「・・・ええ。わかってるナ。だって、彼のことを世界でいちばん理解してるのは私なんだナ。――そうよ。誰よりも私の踊りを愛してくれたのは、あの人だった!」

 テアさんは毎日NLAのダイナーで踊っています。
 バイアス人に地球人、マ・ノンやオルフェ、たくさんの人たちの中心で、まるで地上に降りてきた太陽みたいに華やかに踊っています。

キラキラの果て

 実はNLAはノポン族と友好条約を結んでまして、街で商売するノポン族もどんどん増えている(※ トラブルいっぱい!)んですが、そんな彼らをまとめている(?)長老さんの調子が最近よくないらしいんです。
 私から見た印象、しょぼしょぼぷーいないじけ虫って感じ。うん。体調っていうか、気持ちの問題じゃないかな。それと人間関係。

 側近のンゴゴさんって人が、うっとうしいから花火大会でもやって元気づけてやりたいというので、私も手伝うことにしました。各地のキャラバンをまわって、花火をつくってもらえるようお願いする仕事です。
 ノポン族の交易網はNLAにとっても欠かせないものになっているので、この機会にどういう人たちがいるのか改めて見ておこうと思います。

 「ドドンガ・キャラバンの総力を挙げてすごい花火を打ち上げますも!――はい。これが契約書ですも。よろしくお願いしますも」

 夜光の森で暮らすドドンガ・キャラバンのリーダーのカカさん。
 このキャラバンは夜光の森の豊かな植物資源を活用して、主に花粉玉をつくって売っているんだそうです。ノポン族が大好きなおやつですね。

 ウチに居候しているタツさんのお母さんっていうこともあって、私が話を持ちかけるとすんなりまとまりました。
 カカさん、しっかり者でこういうときすっごく頼もしいかたなんですが、一方でノポンらしくちゃっかりしているところもあって、近所に展開しているランドバンクの人たちに体よくいろいろ手伝わせているらしいんですよね。ブレイド隊全体としては貸し借りトントンなのかもしれません。

 「ったく。しょうがねえも。最後くらいは花火で派手に送ってやるも。契約書を持ってけも! ハンパない花火を打ち上げてやるから期待して待ってろも!」

 忘却の渓谷で暮らすドリアン・キャラバンのリーダーのツムジさん。
 この地域は大型の獣が多く生息しているので、それを狩って生活しているようです。ノポン族は戦いが苦手だって聞いていましたが、ツムジさんたちは先代リーダーのドリアンさんをとてもリスペクトしていて、ワイルドな暮らしに誇りを持っているみたいです。
 武闘派なだけに、隙あらばグロウスの武器をくすねて転売する、なんて危ない橋も好んで渡っているようですよ。

 ここのキャラバンも意外と気前よく約束してくれました。長老さんへの敬意みたいなものは正直あまり感じませんでしたが、気っ風のよさが自分たちの美徳だと考えているみたいです。

 「わかったも! 契約書を書いてあげるも!時が来たらでっかい花火を打ち上げて、長老を励ましてあげるも!」

 白樹の大陸で暮らすドパーン・キャラバンのリーダーのクピィさん。
 以前コレペディアンに採取品リストを見せてもらったことがあるんですが、この大陸で採れるものって動物も植物も食用に向くものが少ないんですよね。面白い性質のものは多いんですが。俗っぽい性格の人が多いノポンにとってはあまり魅力的な土地ではないようで、このキャラバンにいるのは彼らのなかでもちょっと変わった感性の人たちみたい。ロマンチストともいう。

 ここの人たちはなんかすごく協力的でした。長老さんにも好感を持っているみたいで、言っていることが良識的。さすが変わり者集団。一周まわってノポンらしくありません。

 「うげー。聞くだけでも面倒な話だも」
 「ダメですも、ポテポテ。あのようなセクハラジジイでも長老。頼みごとは聞いてあげなければなりませんも」

 黒鋼の大陸は気候は厳しいし、グロウスの基地だらけだしで到底ノポン族が暮らしやすい土地とは思えないのですが、そんなところにキャンプを張っちゃったのがドロンゴ・キャラバン。
 なんか、リーダーのポテポテさんの気まぐれだったみたいですよ。参謀だというピッサさんが呆れていました。
 そういうリーダーだからかキャラバンメンバーもまとまりがなくて、キャラバンを守る仕事をしているはずの人がふらっとNLAに来てみたり、こっそりグロウスに内通して裏金をむさぼる人もいたり、みんな割と好き勝手してます。

 花火の話をすると少しだけ渋られましたが、最終的には長老の孫でもあるポテポテさんの顔を長老さんに見せてあげることとセットでOKをもらえました。この人を追い出す口実に使われただけのような気もします。

 主要なキャラバンをまわって長老さんのところに戻りました。
 ぐずぐずする長老さんをンゴゴさんと一緒になだめすかして、花火大会当日の特等席へ。

 花火が上がりはじめました。

 長老さん、ノポン族みんなでNLAに移住しようって呼びかけたとき大半のノポンが言うことを聞いてくれなかったことにショックを受けたらしいんですが、実際のところはこう。
 別に本気で疎まれているわけではないと思うんですよね。実際に会ってみて改めて感じました。ノポンの人たちにとっては“いて当たり前の存在”なんだろうなって。
 リンさんがよくタツにイタズラしているみたいな感じ。そう簡単に嫌われることはないと信じているからイジって遊ぶし、自分の見てないところでやることやってると知っているから普段は無闇に干渉しない。

 ドパーン・キャラバンのクピィさん、言っていました。

 「ヌン長老のことを悪く言うノポンはたくさんいるも。ワガママでせくはらじじいだけど、本当はノポンの将来をちゃんと考えてるも。NLAに行くのだって、グロウスからノポンたちを守るためだも。クピィたちはドパーン様から受け継いだキャラバンがあるから行かないけど、本当はちょっぴり怖いんだも」

 クピィさんが特別素直なだけで、本当はみんな同じことを思っているからこそ、花火は上がったのでしょう。

よろしければ感想をお聞かせください

    どういう記事が読みたくて来ましたか?

    読みたかった内容の記事でしたか?

    コメント

    スポンサーリンク
    タイトルとURLをコピーしました