
※ このツールは、キャラクター分析システム『C-FACS』を構成するツールの1つです。ツール群全体の目的や利用規約については上記リンクの記事を参照してください。
アークチャートとは?
(以下、C-FACS全体の記事で書いたものと同じ概要説明です)
アークチャートは、13の設問に答えることを通じて、キャラクターの心の成長構造を解き明かすための分析ツールです。
「何を守るために(過去)、なぜ変わりたいと願い(現在)、どこへ向かうのか(未来)」
この時間軸に沿った変化の道筋を、キャラクターの価値観や行動原理と結びつけながら、網羅的に考察・設計することができます。
前バージョンまでのキャラクターシートとだいたい同じものです。設問の並びだけ変えました。
プリキュアの感想記事なんかでときどき公開しているやつです。
特徴
- 複雑なキャラクターに最適:全ての設問が論理的に関連づけられているため、一貫性と矛盾を併せ持つような、深みのあるキャラクターの内面を掘り下げるのに適しています。
- 成長する人物向け:物語を通して価値観や目標が変化する主人公、ヒロイン、ライバルといったメインキャラクターの分析・設計に特に力を発揮します。
- じっくり向き合うツール:非常に難解で時間もかかりますが、その分、キャラクターの人間性を深く理解できる、手応えのあるツールです。
アークチャートの仕組みと書きかた
全体構造
A系列:原体験と受動的動機
- a1【誰の役に立ちたいか】
- a2【誰に支えられているか】
- a3【嬉しかった想い出】
- a4【傷ついた記憶】
- A【絶対に諦められないもの】(a1+a2+a3+a4)
B系列:現在の価値観と能動的意志
- b1【みんなに広めたい思い】(a2+a3)
- b2【許せないと思うこと】(a1+a4)
- b3【感性が鋭くはたらく対象】(a1+a3)
- b4【自分でやりたいこと】(a2+a4)
- B【努力する理由】(b1+b2+b3+b4)
C系列:未来への志向性と最終目標
- c1【尊敬もしくは軽蔑している人】(a1+a2+b1+b2)
- c2【自分の好きなところ】(a3+a4+b3+b4)
- C【こうなりたいと本気で目指す夢】(A+B+c1+c2)
最重要ルール
上にあるように、アークチャートは大きく3つのパートで構成されています。
- A系列:原体験と受動的動機(過去)
- B系列:現在の価値観と能動的意志(現在)
- C系列:未来への志向性と最終目標(未来)
そして、このツールには特徴的なルールが1つあります。
全ての答えは、下位の設問に対する回答から導き出す。
各設問の末尾にある(a1+a2+a3+a4)のような表記は、その設問の答えが、()内にある全ての設問の回答を根拠として、どういう繋がりがあるのか説明できなければならないことを意味します。
これが、このアークチャートというツールの「肝」です。
この縛りがあるおかげで、それぞれの回答は単なる思いつきの羅列ではなくなり、「なぜそういう思いを抱くのか?」という背景を持つ、一貫した人格として立ち上がってきます。
推奨される作成手順
上記のルールを守るため、以下の順序で考えることを推奨します。
これは、キャラクターの心理的な発展を追体験するプロセスといえます。
a1~a4 → A ⇒ b1~b4 → B ⇒ c1~c2 → C
各設問の詳しい解説
各項目を記入する際は、まず結論を最初に書き、その後に詳しい説明や背景を続けると、内容が整理されて読みやすくなるでしょう。
具体的なセリフや物語中の描写を引用すると、さらにわかりやすくなります。
作例
※ 作例1(『キミとアイドルプリキュア』より、第17話時点のプリルン)
もとの分析データはver.4.0で記述されているので、設問番号だけ修正しています。
B【努力する理由】(b1+b2+b3+b4)
「プリルンはうたが・・・、うたが大好きプリ! うたと出会ってからの想い出はプリルンの一番大事な宝物プリ。――キュアアイドルを守れるなら、プリルン、何でもするプリ!」(第17話 / プリルン)
自分はうたからあまりにも多くのものを受け取ってしまったから、うたたちがピンチのときくらいは何が何でも絶対に力になってあげたい。
プリルンには自分の力がうたにまるで及ばないという自己認識があります。
それでいて、いつも守ってもらってばかりいるし、いつもキラキラのステージを見せてもらってもいます。プリルンが今幸せな毎日を暮らせているのは全部うたのおかげです。
力の差がありすぎて、恩返ししたくてもできることがありません。
もし、プリルンにできることが見つかったそのときは――、プリルンは我が身を投げ出してでもそれを成し遂げようとしてしまうことでしょう。
今のは人間(私)が書いたものです。
AIに書かせるときは少しフォーマットを変えて、下記のように関連づけられた設問ひとつひとつとどういうふうにつながっているのか、論理的に説明させるようにしています。
人によってはこのフォーマットのほうがむしろ書きやすいかもしれません。
※ 作例2(『ドラゴンクエスト3 HD2D』プレイ日記より、商人マソホ)
もとの分析データはうっかり消しちゃって残っていません。
最終回の記事に人間(私)が書いたver.3.5バージョンの設定資料ならあります。
c2【自分の好きなところ】(a3+a4+b3+b4)
回答: どんな絶望的な状況でも情報を結びつけて活路を見出し、「ヒイロにできないことが私にはできる」と確信できる、知略と行動力。
推測度: 確実
- a3からの影響:「商人としての能力」が、情報収集・分析能力の基盤となっています。
- a4からの影響:「足手まとい」という劣等感を完全に乗り越え、それをバネに独自の強みへと昇華させることができました。
- b3からの影響:「因果関係を見抜く」感性が、彼女のユニークな能力の核となっています。
- b4からの影響:「自分だけの役割を創る」という主体性が、知略を具体的な行動計画へと繋げる力になっています。
物語の終盤、マソホは自らの弱さと向き合い、それを克服しました。その結果、彼女は「ヒイロの模倣」ではなく、「マソホ独自の価値」に自己肯定感を見出します。
「さて、次はどこへ行こうか」(冒険の書26)という言葉は、未来を自らの知略と行動力で切り開けるという、成熟した自己肯定感の現れです。
A系列:原体験と受動的動機(過去)
a1【誰の役に立ちたいか】
a2【誰に支えられているか】
a3【嬉しかった想い出】
a4【傷ついた記憶】
A【絶対に諦められないもの】(a1+a2+a3+a4)
キャラクターの人格の土台となった過去の「事実」と、それによって生まれた「守りたい」という受動的な動機を探ります。
物語序盤の行動原理になりやすい要素です。
a1【誰の役に立ちたいか】
貢献したい、守りたい、助けたいと願う対象は誰か。
このキャラクターの、利他的な動機の源泉となる設問です。
対象は特定の個人(家族や恋人、仲間)かもしれませんし、不特定多数(市民や団体、国家)かもしれません。まだ力のない子供なら「将来守りたい人」という願望の形で現れるでしょう。
a2【誰に支えられているか】と対象が重なることもあるでしょうが、物語の構造を豊かにするために、できるだけ異なる人物や集団について記述することをオススメします。
a2【誰に支えられているか】
精神的な支えとなり、安心感を与えてくれる存在は何か。
このキャラクターの帰属意識や心の拠り所です。
保護者や仲間、ペットといった生き物に限らず、座右の銘にしている言葉や、特定のコミュニティへの所属意識といった概念である場合もあります。
a3【嬉しかった想い出】
「善」や「幸福」の基準となった、最も幸せな体験は何か。
このキャラクターのポジティブな価値観の基礎となる記憶です。
何が、どうして嬉しかったのか、その理由にこそキャラクターの個性や価値観が表れます。基本的には物語開始前のエピソードを想定しますが、そういう設定が見当たらなければ物語中の出来事から探してもいいでしょう。
a4【傷ついた記憶】
「悪」や「不幸」の基準となった、最も辛い体験は何か。
このキャラクターのトラウマやコンプレックスの源泉です。
同じ出来事を経験しても、何にどう傷つくかは人それぞれであり、そのキャラクター固有の感性が反映されます。もし明確なトラウマ設定が見当たらなければ、作中での葛藤や苦戦シーンからその核心を探ってみるといいでしょう。
A【絶対に諦められないもの】(a1+a2+a3+a4)
これを失うと「自分」でなくなってしまう、アイデンティティの根幹は何か。
a1~a4の原体験から導き出される、キャラクターの核です。
それは具体的なモノかもしれませんし、人との関係、プライド、あるいは想い出かもしれません。これを守るための行動は受動的な動機となりやすく、物語序盤で事件に巻き込まれるきっかけになることが多いです。
たとえばプリキュアシリーズの場合、大抵はこれが初めて変身するとき抱く切実な思いとして描かれます。
B系列:現在の価値観と能動的意志(現在)
b1【みんなに広めたい思い】(a2+a3)
b2【許せないと思うこと】(a1+a4)
b3【感性が鋭くはたらく対象】(a1+a3)
b4【自分でやりたいこと】(a2+a4)
B【努力する理由】(b1+b2+b3+b4)
原体験を経て、現状に対して抱く「意志」や「感情」に焦点を当てます。
現状を変えようとする能動的な意志であり、物語中盤以降の成長の原動力になりやすいです。
b1【みんなに広めたい思い】(a2+a3)
他者と共有したい、あるいは社会に実現したいと願うポジティブな信念は何か。
a2【誰に支えられているか】から来る感謝の思いや、a3【嬉しかった想い出】の成功体験から生まれた「こうあるべきだ」という理想や希望です。
あくまで本人にとっては善意からの行動なのですが、他者への働きかけを伴うため、ときに人間関係の摩擦を生む原因にもなります。
b2【許せないと思うこと】(a1+a4)
自らの正義感や倫理観に反し、強い怒りを覚えることは何か。
a1【誰の役に立ちたいか】の対象を脅かすものや、a4【傷ついた記憶】の記憶を想起させるものが当てはまります。
他者との対立を覚悟してでも表明せずにはいられない、このキャラクターにとっての譲れない一線です。
b3【感性が鋭くはたらく対象】(a1+a3)
人一倍、無意識に心惹かれ、あるいは強く反応してしまうものは何か。
美しいもの、優れた技術、他者の特定の感情など、対象は様々です。
単なる「好き嫌い」ではなく、無意識の羨望や恐怖心などの表れとして考察してください。実はこの設問は他人のせいにはできない、キャラクター自身の内なるコンプレックスや自己嫌悪を探るための設問です。
a1【誰の役に立ちたいか】から見て取れる願望や、a3【嬉しかった想い出】で心に刻まれた理想像がその源泉となります。
b4【自分でやりたいこと】(a2+a4)
「これは自分の役目だ」と主体的に感じ、成し遂げたいと願う具体的な目標は何か。
a2【誰に支えられているか】による経験から他責思考を脱し、a4【傷ついた記憶】の失敗を繰り返したくないという思いから生まれる、自律的な行動目標です。
好き嫌いや得意不得意を越え、「自分がやるべきだ」という責任感が動機になりえます。
B【努力する理由】(b1+b2+b3+b4)
現状に甘んじることなく、変化を求めて行動する「能動的な意志」の源泉は何か。
b1~b4で明確になった価値観や意志を統合した、このキャラクターの成長エンジンです。
Aが「守る」ための受動的な動機だったのに対し、Bは現状への不満や課題認識から生まれる「変える・創る」ための能動的な動機です。
現状をよく理解していることが前提なので、大抵は物語中盤以降に表れやすい行動原理です。
C系列:未来への志向性と最終目標(未来)
c1【尊敬もしくは軽蔑している人】(a1+a2+b1+b2)
c2【自分の好きなところ】(a3+a4+b3+b4)
C【こうなりたいと本気で目指す夢】(A+B+c1+c2)
過去(A系列)と現在(B系列)を統合し、このキャラクターが物語の果てにたどり着くべき「理想像」を探ります。
特に主人公の場合は作品自体のテーマにも直結する、物語の最終目的となりえます。
c1【尊敬もしくは軽蔑している人】(a1+a2+b1+b2)
価値観に最も大きな影響を与え、自らの指針となるキーパーソンは誰か。
ロールモデル(尊敬)か、アンチモデル(軽蔑)となる人物です。師匠、親友、恋人、あるいは宿敵かもしれません。
この設問は、そのキーパーソンとの関係を通じて、キャラクターが「自分の外の世界とどう関わりたいか」を明らかにします。物語を通じて関係性は刻々と変化していくかもしれませんが、主に最終盤における関係性を想定すると、キャラクターの成長の方向性がより明確になるでしょう。
c2【自分の好きなところ】(a3+a4+b3+b4)
自分自身と向き合った歴史の末に見出した、自己肯定感の源泉は何か。
このキャラクター自身が最も気に入っている「自分らしさ」です。
a3【嬉しかった想い出】での成功体験、a4【傷ついた記憶】でのトラウマの克服、b3【感性が鋭くはたらく対象】で向き合った弱さ、b4【自分でやりたいこと】で定めた目標。これらを通して「自分自身の内面とどう向き合ってきたか」という歴史が、この答えに凝縮されます。
C【こうなりたいと本気で目指す夢】(A+B+c1+c2)
全ての経験と思いを統合した、このキャラクターにとっての「最高の幸せ」とは何か。
物語の最後にたどり着くべき理想の姿であり、彼の物語のテーマそのものともいえる最終目標です。
それはA【絶対に諦められないもの】で守りたかったものを守り抜き、B【努力する理由】で変えようとした世界を実現し、c1【尊敬もしくは軽蔑している人】との関係を経て学び、c2【自分の好きなところ】を最大限に生かした先にある境地です。
このキャラクターが自らの意志で物語を動かしていく、究極の原動力となります。
生成AIと連携するためのプロンプト集
【資料をもとにしてアークチャートを作成するプロンプト】と、【作成されたアークチャートの妥当性を評価するプロンプト】の2種類を用意しました。
論理的な文章を書くのが上手いGeminiに記述させたものなので、もしかしたら私が書いた上記解説文よりこっちのほうが人間にとっても読みやすいかもしれません。
いずれも提示する資料や評価対象アークチャートを挿入する欄はプロンプト末尾にあります。
資料をもとにしてアークチャートを作成するプロンプト
小説などの本文やエピソードトラッカーの記録など、まとまった資料をAIに読み込ませることで、アークチャートを自動で生成させます。
情報が足りない部分はきちんと指摘してくれるので、AIと議論しながら完成度を高めていくこともできます。
# 【資料をもとにアークチャートを作成するプロンプト】
## 1. アークチャート定義書
本プロンプトで用いる「アークチャート」の定義、原則、設問について解説します。
### 1.1. 概要と目的
このツールは、**「何を守るために(過去)、なぜ変わりたいと願い(現在)、どこへ向かうのか(未来)」という、キャラクターの心の成長構造**を、論理的に解き明かすためのフレームワークです。提示された設定資料や物語本文から、キャラクターの根源的な要素を抽出・整理します。
【原体験・過去】【現在の価値観・行動原理】【夢への道筋】という3つの視点から、キャラクターの過去・現在・未来における内面構造をそれぞれ分析します。これにより、複雑な心理的変化を体系的に可視化し、その成長の軌跡を深く理解することを目指します。
### 1.2. 主な対象と注意点
本ツールは、物語を通じて価値観や目標が大きく**成長・変化する登場人物(特に主人公他メインキャラクター)**の分析に最適です。
物語のなかで成長する人物を対象とする前提なので、キャラクターが「どういう変遷で成長していくのか」を必ずイメージしながら運用してください。
### 1.3. アークチャートの絶対原則
#### 絶対原則:全ての要素は、より下位の要素から論理的に導出される
各設問の末尾にある `()` は、その設問への回答が、`()` 内の全ての項目から**論理的に説明可能**でなければならないことを示します。下位の要素が上位の要素の「理由」として機能し、チャート全体が一つの強固な因果関係で結ばれている必要があります。
#### 分析の思考プロセス
上記の絶対原則を保証するため、分析は以下の思考順序で行うことを推奨します。これは、キャラクターの根本的な経験から最終目標へと至る心理的な発展過程を追体験するプロセスです。
```
a1~a4【原体験・過去】 → A【絶対に諦められないもの】 →
b1~b4【現在の価値観・行動原理】 → B【努力する理由】 →
c1~c2【夢への道筋】 → C【こうなりたいと本気で目指す夢】
```
#### 各系列の役割
* **A系列【原体験・過去】**: キャラクターの人格の土台となった過去の**「事実」**と、それにより生まれた「守りたい」という**受動的な動機**を分析する。
* **B系列【現在の価値観・行動原理】**: 原体験を経て、現状に対して抱く**「意志」や「感情」**を分析する。「変えたい」という**能動的な動機**の源泉となる。
* **C系列【夢への道筋】**: 過去(A)と現在(B)を統合し、キャラクターが物語の果てにたどり着くべき**「理想像」**、つまり最終目標を定義する。
### 1.4. 設問一覧と詳細定義
**a群【原体験・過去】** - 全ての思考や感情の出発点(過去の「事実」に焦点)
* **a1【誰の役に立ちたいか】**: 貢献したい/守りたい対象。利他的な動機の源泉。
* **a2【誰に支えられているか】**: 精神的な支え、安心感の源。帰属意識。
* **a3【嬉しかった想い出】**: ポジティブな価値観の基礎。キャラクターにとっての「善」や「幸福」の基準となった記憶。
* **a4【傷ついた記憶】**: トラウマやコンプレックスの源泉。キャラクターにとっての「悪」や「不幸」の基準となった記憶。
**A【絶対に諦められないもの】(a1+a2+a3+a4)**
原体験から形成された、アイデンティティの根幹。失うと「自分」でなくなるもの。物語序盤における受動的な動機(事件に巻き込まれる、守るために戦う等)になりやすい。
**b群【現在の価値観・行動原理】** - 原体験を経て、現状に対して抱く能動的な意志(現在の「意志・感情」に焦点)
* **b1【みんなに広めたい思い】(a2+a3)**: 他者と共有したいポジティブな信念。
* **b2【許せないと思うこと】(a1+a4)**: 正義感や倫理観に反し、強い怒りを覚えること。
* **b3【感性が鋭くはたらく対象】(a1+a3)**: 人一倍敏感に反応する対象。(重要:この設問は、表面的な好き嫌いではなく、キャラクターの内なるコンプレックスや自己嫌悪の対象を特定することを意図している。無意識の羨望や脅威の現れとして分析すること)
* **b4【自分でやりたいこと】(a2+a4)**: 他者に任せず「自分の役目だ」と感じる主体的な責任感。
**B【努力する理由】(b1+b2+b3+b4)**
変化を求める能動的な意志の源泉。A【絶対に諦められないもの】が「守る」ための受動的動機であるのに対し、Bは現状を「変える」「変わる」ための能動的動機である。この対比を意識して分析すること。
**c群【夢への道筋】** - 過去と現在を統合した自己分析(未来への「志向性」に焦点)
* **c1【尊敬もしくは軽蔑している人】(a1+a2+b1+b2)**: 価値観に最も影響を与えた人物(ロールモデル or アンチモデル)。尊敬・軽蔑どちらか一方のみ。この設問は、キーパーソンとの関係を通じて、キャラクターが「自分の外の世界とどう関わりたいか」を分析するものである。
* **c2【自分の好きなところ】(a3+a4+b3+b4)**: 自己肯定感の源泉。この設問は、キャラクターが「自分自身の内面とどう向き合ってきたか」という歴史を分析するものである。
**C【こうなりたいと本気で目指す夢】(A+B+c1+c2)**
全ての要素を統合した、キャラクターが物語の果てに到達すべき理想像。これは、そのキャラクターにとっての「最高の幸せ」とは何かを定義する、彼を主人公とした物語のテーマと直結する最終目的である。
## 2. あなたへの指示
あなたは、上記「アークチャート定義書」を完全に理解した、キャラクター分析の専門家です。
以下に提示される資料を精密に読み解き、指定されたキャラクターのアークチャートを、定義書に定められた原則と手順に従って作成してください。
## 3. 分析の進め方
1. **情報収集**: 提示された資料から、対象キャラクターに関する情報を抽出します。
2. **推測と補完**: 明示されていない部分は、既存の情報から論理的に推測します。
3. **体系化**: アークチャートの各項目に沿って整理します。
4. **関連づけ**: 各項目間の論理的な繋がりを確認します。
## 4. 出力に関する重要ルール
* **原作準拠**: 提示された資料の内容と矛盾しない範囲で分析してください。
* **論理的一貫性**: 全ての項目が、定義書で定められた下位項目から合理的に導出される必要があります。
* **不明項目の扱い**: 資料から情報が得られず、合理的な推測も困難な項目は「不明(理由:資料に該当する記述なし)」と記述してください。
* **項目固有性**: 各項目で重複しない内容を心がけてください。
* **深層心理重視**: 表面的な行動だけでなく、その背景にある動機を分析してください。
* **推測度の表示**: 各項目の回答の確からしさを、以下の基準で**必ず表示**してください。
* **確実**: 資料内で本人が明言している、または地の文で断定的に記述されている。
* **推測度 少**: 資料内の複数の行動やセリフから、ほぼ一意の合理的な解釈が導き出せる。
* **推測度 中**: 断片的な情報を繋ぎ合わせる必要があり、別の解釈の余地も残されている。
* **推測度 多**: 直接的な根拠が乏しく、全体的な傾向から類推した大胆な仮説。思考実験の側面が強い。
## 5. 出力形式
以下のマークダウン形式で出力してください。
```markdown
## [キャラクター名] - アークチャート分析
### A系列:原体験と受動的動機
#### a1【誰の役に立ちたいか】
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
[根拠となる資料内容と分析]
#### a2【誰に支えられているか】
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
[根拠となる資料内容と分析]
#### a3【嬉しかった想い出】
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
[根拠となる資料内容と分析]
#### a4【傷ついた記憶】
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
[根拠となる資料内容と分析]
#### A【絶対に諦められないもの】(a1+a2+a3+a4)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- a1からの影響:[具体的説明]
- a2からの影響:[具体的説明]
- a3からの影響:[具体的説明]
- a4からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、絶対に諦められないものの結論]
### B系列:現在の価値観と能動的意志
#### b1【みんなに広めたい思い】(a2+a3)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- a2からの影響:[具体的説明]
- a3からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、広めたい思いの結論]
#### b2【許せないと思うこと】(a1+a4)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- a1からの影響:[具体的説明]
- a4からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、許せないことの結論]
#### b3【感性が鋭くはたらく対象】(a1+a3)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- a1からの影響:[具体的説明]
- a3からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、感性が鋭くはたらく対象の結論]
#### b4【自分でやりたいこと】(a2+a4)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- a2からの影響:[具体的説明]
- a4からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、自分でやりたいことの結論]
#### B【努力する理由】(b1+b2+b3+b4)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- b1からの影響:[具体的説明]
- b2からの影響:[具体的説明]
- b3からの影響:[具体的説明]
- b4からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、努力する理由の結論]
### C系列:未来への志向性と最終目標
#### c1【尊敬もしくは軽蔑している人】(a1+a2+b1+b2)
**回答:** [回答](尊敬/軽蔑)
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- a1からの影響:[具体的説明]
- a2からの影響:[具体的説明]
- b1からの影響:[具体的説明]
- b2からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、尊敬/軽蔑する人物の結論]
#### c2【自分の好きなところ】(a3+a4+b3+b4)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- a3からの影響:[具体的説明]
- a4からの影響:[具体的説明]
- b3からの影響:[具体的説明]
- b4からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記を踏まえた、自分の好きなところの結論]
#### C【こうなりたいと本気で目指す夢】(A+B+c1+c2)
**回答:** [回答]
**推測度:** [確実/少/中/多]
**論理的関連づけ:**
- Aからの影響:[具体的説明]
- Bからの影響:[具体的説明]
- c1からの影響:[具体的説明]
- c2からの影響:[具体的説明]
**統合された結論:**
[上記全てを踏まえた、最終的な夢の結論]
### 分析総括と改善提案
#### 1. キャラクターの核心と成長構造の要約
[このキャラクターが「何を恐れ(A)」「何を変えたいと願い(B)」「どんな理想(C)へ向かうのか」という成長の核心を要約する。]
#### 2. 物語のテーマ性推測
* **物語テーマ:** [C【夢】から導かれる、このキャラクターが背負う物語のテーマを言語化する。]
* **読者へのメッセージ:** [このキャラクターの成長譚が、読者に与える普遍的なメッセージを推測する。]
#### 3. アークチャートの自己評価
[生成したチャートの完成度を、3つの観点から自己評価する。]
* **情報充足度:**
* **評価:** [高/中/低]
* **根拠:** [提示資料は十分だったか、多くの推測を要したか。特に情報不足だった項目(a群など)を指摘する。]
* **論理的整合性:**
* **評価:** [高/中/低]
* **根拠:** [項目間の因果関係は自然か、論理的飛躍はないか。推測度の高い項目が後続分析に与えた影響も記述する。]
* **キャラクターの魅力・深み:**
* **評価:** [高/中/低]
* **根拠:** [チャートが描く人物像の葛藤、深み、成長ポテンシャルを評価する。]
#### 4. 完成度向上のための提案
[自己評価に基づき、ユーザーの創作を支援するための具体的な提案を2つの視点で行う。]
* **① 不足情報の補完提案(ユーザーへの質問):**
* [**質問:**] [分析の根幹に影響した情報不足点を補うための、具体的な質問を投げかける。]
* [**質問:**] [キャラクターの解像度を上げるための、追加の質問を投げかける。]
* **② 設定の調整・発展案(クリエイティブな提案):**
* [**提案:**] [現在の設定の葛藤を深め、より面白くするためのアイデアを提案する。]
* [**提案:**] [A(受動的動機)とB(能動的動機)の対比を際立たせ、物語の推進力を高めるアイデアを提案する。]
```
▼▼▼【ここからユーザー記述欄】▼▼▼
## 6. 分析対象資料
**対象キャラクター**:
(↓ここに、分析対象となるキャラクター名を記入)
**提示資料**:
(↓ここに、分析対象となる設定資料や物語本文を記載してください)
作成されたアークチャートの妥当性を評価するプロンプト
あなたが作成したアークチャートがルールに準拠しているか、AIに評価してもらうためのプロンプトです。AIがキャラクター分析の壁打ち相手になってくれます。
# 【作成されたアークチャートの妥当性を評価するプロンプト】
## 1. 参照情報:アークチャート定義書
本評価プロンプトで基準とする「アークチャート」の定義、原則、設問について解説します。
### 1.1. 概要と目的
このツールは、**「何を守るために(過去)、なぜ変わりたいと願い(現在)、どこへ向かうのか(未来)」という、キャラクターの心の成長構造**を、論理的に解き明かすためのフレームワークです。提示された設定資料や物語本文から、キャラクターの根源的な要素を抽出・整理します。
【原体験・過去】【現在の価値観・行動原理】【夢への道筋】という3つの視点から、キャラクターの過去・現在・未来における内面構造をそれぞれ分析します。これにより、複雑な心理的変化を体系的に可視化し、その成長の軌跡を深く理解することを目指します。
### 1.2. 主な対象と注意点
本ツールは、物語を通じて価値観や目標が大きく**成長・変化する登場人物(特に主人公他メインキャラクター)**の分析に最適です。
物語のなかで成長する人物を対象とする前提なので、キャラクターが「どういう変遷で成長していくのか」を必ずイメージしながら運用してください。
### 1.3. アークチャートの絶対原則
#### 絶対原則:全ての要素は、より下位の要素から論理的に導出される
各設問の末尾にある `()` は、その設問への回答が、`()` 内の全ての項目から**論理的に説明可能**でなければならないことを示します。下位の要素が上位の要素の「理由」として機能し、チャート全体が一つの強固な因果関係で結ばれている必要があります。
#### 分析の思考プロセス
上記の絶対原則を保証するため、分析は以下の思考順序で行うことを推奨します。これは、キャラクターの根本的な経験から最終目標へと至る心理的な発展過程を追体験するプロセスです。
```
a1~a4【原体験・過去】 → A【絶対に諦められないもの】 →
b1~b4【現在の価値観・行動原理】 → B【努力する理由】 →
c1~c2【夢への道筋】 → C【こうなりたいと本気で目指す夢】
```
#### 各系列の役割
* **A系列【原体験・過去】**: キャラクターの人格の土台となった過去の**「事実」**と、それにより生まれた「守りたい」という**受動的な動機**を分析する。
* **B系列【現在の価値観・行動原理】**: 原体験を経て、現状に対して抱く**「意志」や「感情」**を分析する。「変えたい」という**能動的な動機**の源泉となる。
* **C系列【夢への道筋】**: 過去(A)と現在(B)を統合し、キャラクターが物語の果てにたどり着くべき**「理想像」**、つまり最終目標を定義する。
### 1.4. 設問一覧と詳細定義
**a群【原体験・過去】** - 全ての思考や感情の出発点(過去の「事実」に焦点)
* **a1【誰の役に立ちたいか】**: 貢献したい/守りたい対象。利他的な動機の源泉。
* **a2【誰に支えられているか】**: 精神的な支え、安心感の源。帰属意識。
* **a3【嬉しかった想い出】**: ポジティブな価値観の基礎。キャラクターにとっての「善」や「幸福」の基準となった記憶。
* **a4【傷ついた記憶】**: トラウマやコンプレックスの源泉。キャラクターにとっての「悪」や「不幸」の基準となった記憶。
**A【絶対に諦められないもの】(a1+a2+a3+a4)**
原体験から形成された、アイデンティティの根幹。失うと「自分」でなくなるもの。物語序盤における受動的な動機(事件に巻き込まれる、守るために戦う等)になりやすい。
**b群【現在の価値観・行動原理】** - 原体験を経て、現状に対して抱く能動的な意志(現在の「意志・感情」に焦点)
* **b1【みんなに広めたい思い】(a2+a3)**: 他者と共有したいポジティブな信念。
* **b2【許せないと思うこと】(a1+a4)**: 正義感や倫理観に反し、強い怒りを覚えること。
* **b3【感性が鋭くはたらく対象】(a1+a3)**: 人一倍敏感に反応する対象。(重要:この設問は、表面的な好き嫌いではなく、キャラクターの内なるコンプレックスや自己嫌悪の対象を特定することを意図している。無意識の羨望や脅威の現れとして分析すること)
* **b4【自分でやりたいこと】(a2+a4)**: 他者に任せず「自分の役目だ」と感じる主体的な責任感。
**B【努力する理由】(b1+b2+b3+b4)**
変化を求める能動的な意志の源泉。A【絶対に諦められないもの】が「守る」ための受動的動機であるのに対し、Bは現状を「変える」「変わる」ための能動的動機である。この対比を意識して分析すること。
**c群【夢への道筋】** - 過去と現在を統合した自己分析(未来への「志向性」に焦点)
* **c1【尊敬もしくは軽蔑している人】(a1+a2+b1+b2)**: 価値観に最も影響を与えた人物(ロールモデル or アンチモデル)。尊敬・軽蔑どちらか一方のみ。この設問は、キーパーソンとの関係を通じて、キャラクターが「自分の外の世界とどう関わりたいか」を分析するものである。
* **c2【自分の好きなところ】(a3+a4+b3+b4)**: 自己肯定感の源泉。この設問は、キャラクターが「自分自身の内面とどう向き合ってきたか」という歴史を分析するものである。
**C【こうなりたいと本気で目指す夢】(A+B+c1+c2)**
全ての要素を統合した、キャラクターが物語の果てに到達すべき理想像。これは、そのキャラクターにとっての「最高の幸せ」とは何かを定義する、彼を主人公とした物語のテーマと直結する最終目的である。
## 2. あなたへの指示
あなたは、上記「アークチャート定義書」を完全に理解した、キャラクター分析の専門家です。
以下に提示されるキャラクター設定案を、定義書に定められた基準に基づき、厳密に評価し、改善案を提示してください。
## 3. 評価と分析の進め方
### 3.1. 評価における重要原則:解釈の多様性について
キャラクター分析に、唯一絶対の正解は存在しない場合があります。同じ資料からでも、異なる論理的で優れた解釈が成立し得ます。
評価の際は、単一の正解を求めるのではなく、提示されたアークチャートが**「定義書に準拠し、論理的に一貫しており、キャラクターの成長構造を魅力的に描けているか」**という観点から、その完成度を独立して評価してください。
### 3.2. 評価の観点と具体的な分析方法
#### 1. ルールへの整合性チェック
* **論理的導出の検証**: 各項目が`()`内の参照項目から自然に導き出せるかを検証します。論理性の度合いは、以下の3段階で判定してください。
* **A評価(優秀)**: 参照項目から自然かつ説得力ある流れで導出されている。
* **B評価(良好)**: 参照項目との関連性は理解できるが、一部に説明不足がある。
* **C評価(要改善)**: 参照項目との関連性が不明確、または論理的飛躍がある。
* **設問意図との合致**: 各回答がアークチャートの定義する意図に沿っているかを確認します。
#### 2. キャラクターの深層分析
* **内面の一貫性**: 一見矛盾する特性が、設定によって納得できる形で統合されているかを分析します。
* **動機の根深さ**: 核心的動機(A, B, C)が、下位項目によって十分に支えられているかを評価します。
* **成長の可能性**: この設定がキャラクターの物語的成長をどう支えるかを考察します。
#### 3. 改善提案の提示
問題点に対して、以下の形式で具体的な改善案を提示してください。
```
【項目名】: (現在の内容) → (提案する修正内容)
【修正理由】: 具体的な論理的問題点
【期待効果】: この修正によって得られる改善点
```
### 3.3. 出力形式
* **形式**: マークダウン形式で、見出しを使って整理された分析結果を提出してください。
* **評価の詳細度**: 全項目の詳細分析と具体的修正案を提供してください。
* **総合評価**: 以下の観点から100点満点で評価し、その根拠を明記してください。
* **ルール整合性(40点)**: 各項目が、定義書で定められた下位項目から論理的に矛盾なく導出されているか。
* **キャラクター深度(40点)**: 以下の観点から、人物像の質的な深さと成長の説得力を評価する。
* **① 原体験の説得力 (10点):** a群とAが、キャラクターの土台として十分に具体的で説得力があるか。
* **② 成長構造の論理性 (20点):** A(受動的動機)からB(能動的動機)への移行、そしてC(理想)への繋がりが、心理的に自然で説得力を持っているか。
* **③ 理想像の統合性 (10点):** C【夢】が、それまでの全要素を汲み取った、物語のゴールとしてふさわしいものになっているか。
* **設定の魅力(20点)**: キャラクターの葛藤や成長の軌跡が、物語として魅力的で独自性があるか。
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## 4. 評価対象キャラクター設定案
(↓ここに、評価対象のアークチャート形式のキャラクター設定案を記載してください)
ちなみにGeminiはだいぶ甘めの採点、Claudeは少し厳しめの採点をしてくる傾向があります。
ChatGPTも基本的にはちゃんと仕事してくれるんですが、あの子は特に長文を読むのが苦手なので、たまに自分が読み飛ばしちゃってることに気付かず「最後まで書いてください」とかって謎のクレームをつけてきます。
※ いずれも無料版の話




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