ファイアーエムブレム 風花雪月 プレイ日記 蒼月の章Ep.19「金鹿の願い」

来るさ。賭けてもいいぜ? 先生ならあいつを立ち返らせてくれる。あいつなら先生の檄に応えてくれる。なにより、あいつらの腕と器を見込んだ、俺の目を・・・俺は信じてるんでね。

なんてこった! フェリクスがキモい。

(主観的)あらすじ

 同盟のクロードから救援要請が届きました。グロンダーズ会戦で三国とも疲弊した隙を突き、元々の国力に余裕のある帝国が決戦を仕掛けてきたというのです。
 ディミトリはこの要請に対して即応。それは軍略上の損得勘定でもありましたが、なにより、旧友を見捨てようなどとは到底考える気になりませんでした。

 奇妙なすれ違いによってグロンダーズでは話す機会を得られませんでしたが、久しぶりに会ったクロードは昔のまま変わっていませんでした。油断ならない策士ながら、相変わらず気持ちのいい男。いいえ。むしろ当時滲ませていた厭世観がこの5年で剥がれ落ちたのか、いっそう晴れやかな表情をしているように見えました。
 戦場こそ苛烈でしたが、それでもまるで士官学校生だったころのような、束の間の穏やかな時間でした。

 クロードは同盟を解体し、王国と統合する準備を進めていました。
 同盟の兵力を吸収した王国軍は南進を再開、今度こそエーデルガルトの待つ帝都を目指します。

感想

 クロードの言動から妙に毒気が抜けているあたり、向こうも向こうで様々な苦労があったのでしょう。
 ただ、この時点ですでにこの大陸でやるべきことをすべて終わらせていたからでしょうか、スッキリと晴れやかな印象を受けました。釣られてなのか何なのか、ディミトリのほうもどこか5年前の口調に戻っていたような。
 厳しい帝国との戦争の日々にぽっかり空いた、まるで日だまりのような小節でした。

 「憎むべき仇といえど、皇帝はお前にとって古い友人であり、義姉なのだろう。・・・斬れるのか?」
 「・・・斬る。だがもし、彼女の理想とする世界が、俺にも正しいと思えるものであるのなら・・・。俺は・・・、彼女と手を取りあう未来があってもいい、とは思う」
 まだ士官学校生だった5年前。ディミトリは今話と同じようなことを言っていました。
 「ロナート卿は私欲のためではなく、己の奉ずる正義のために剣を取ったにすぎない。こうして彼らを斬って捨てずとも、何か別の方法で理解しあえたのではないか、と・・・。俺は・・・、そう思わずにはいられない」
 諸々の問題にカタがついた絶好のタイミングで昔の雰囲気を保っていたクロードに再会できたことで、ディミトリは士官学校生だったころの自分をいっそう取り戻していきます。そういえばこの子もたいがいキレイゴトが好きでした。

 「血と殺戮を好む、獣の顔。能天気で善良な、人の顔。・・・結局お前の本当の顔は、どちらだったんだ」
 「当たり前のことを聞くな。どちらも俺の本性だよ、フェリクス」
 なお、シンファニカからは臆病でわざわざ自分から周りと距離を取りたがる、寂しがり屋として見えていました。今もそうか。
 人にはいろんな側面があるもので、そして、あるべきだと私は思います。青いものが好きだからって、赤い服を着た人と絶対に仲よくなれないようじゃ息苦しくてたまりません。フレキシブルに生きましょう。
 あんまり柔軟すぎると、それはそれで今度はどこまでを好んでどこからを厭うか、自分のなかのあいまいな価値基準に思い悩むことになるでしょうが・・・。
 きっとそれは良いことです。一生かけて悩めばいい。自分を知ろうとする努力は悪いものではありません。一生懸命自分を知って、そして一生の終わりに納得できたなら上々。

 彼らがいくつになっても悩みつづけるのなら、シンファニカが戦場で教師を続けている意義もあるというものです。

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