ID:INVADED 第2話考察 本堂町のイド

これは自殺です

イドの主:本堂町
現実における犯行手口:頭部右にドリルで穴を空けて自殺未遂
世界の姿:カエルちゃんの死体をドリルで潰すだけの荒野
被害者の立ち位置:不在
カエルちゃんの死因:足首を縛り、首を吊っての自殺?
ジョン・ウォーカー:未観測

見られることが前提

 本堂町のイドの世界はシンプルでした。首を吊ったカエルちゃんがいて、そこにドリルが降りてくるだけ。
 カエルちゃんは自殺だと明言されていて、名探偵が解くべき謎すらありません。
 井戸端のスタッフたちもモチーフの解釈に頭をひねる必要がなく、必要な手がかりは全てドリルに映っていました。現実の本堂町の姿。現実の犯行現場。

 これは本堂町が意図的につくりだした世界と推察するしかありません。
 井戸端に自分の所在を伝える機能しか持たない世界。
 イドは無意識の世界だとのことです。そのなかでも特に殺人衝動の部分に絞って構築されているようですが。
 ・・・無意識って、自分の意志で自由にできるものなんですかね?
 よしんばこれが本堂町本来の無意識のかたちだとしても、なんでこの人の心のなか、こんなにも殺風景なんでしょうか。

 カエルちゃんの死因も特徴的といえば特徴的。
 自殺です。穴空きのイドで胸を刺されていたのとは違い、現実の本堂町の殺人衝動と正しくリンクしています。ご丁寧に、拘束されている状態で、という部分まで再現済み。

 カエルちゃんを殺したのは本堂町ですね。
 ここは本堂町のイド。本堂町の殺人衝動がかたちとなった世界なんですから、“自殺という殺人”を行う動機を持っているのは彼女以外にありえません。

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