ヒーリングっどプリキュア 第18話感想 ひなたが失敗しなかった日。

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ほら。ニャトランの大切なもの、無事だったよ!

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(主観的)あらすじ

 ニャトランが恋の病にかかりました。お相手はすこやか市に引っ越してきたばかりだという織江さん。一目見た瞬間心にズッキュン来たそうです。
 すわ、プリキュア交代か!? ラビリンたちは気が気ではありません。けれど渦中のひなたはどういうつもりか、むしろ応援する気満々なようです。

 織江さんは新しくできたばかりのアロマショップの店長さんだそうです。ひなたはニャトランの気持ちを汲んで、織江さんのお手伝いをすることにしました。引っ越しのお片付けからお店の宣伝まで、ひなたから積極的に提案していきました。
 それは嬉しいのですが、ニャトランとしてはどうしても自分自身で織江さんの役に立ちたい、織江さんに気持ちを伝えたいという思いが強くありました。そこでまたひなたがひとつアイディア。お店を飾りつけるためのビーズアクセサリをつくって、お手紙と一緒にプレゼントすることを思いつくのでした。

 そこに今日もメガビョーゲン襲来。戦いのさなか、流れ弾がニャトランのつくったプレゼントの方へ。ひなたが身を挺して守ります。
 傷つくひなたのことをニャトランが心配すると、ひなたはむしろ嬉しそうに微笑み返します。ひなたにとって、ニャトランと出会った日に言ってもらえた言葉、「お前のなかの好きなものや大切なものをお前の手で守るんだよ」はとても励みになるものでした。今回は特に、その守りたいと思えるものまでニャトランからもらえたのです。ニャトランの織江さんへの一生懸命な思い。それを、ひなたはちゃんと自分の手で守ることができたのです。最高に嬉しいことでした。
 ひなたとニャトランは改めて友情を確かめあい、のどかたちとも協力してメガビョーゲンを浄化するのでした。

 ちなみに織江さんは人妻でした。

 織江さん、妙に線が細くて幸薄そうで、ダメな女のニオイがぷんぷんしてましたね。あれはニャトランみたいな自分が引っぱっていきたいタイプの男性だと間違いなく引っかかる。ひなたみたいなお人好しも引っかかる。コワイ。
 第15話に登場したハーブショップもエッセンシャルオイルの抽出器具(感想文では圧搾機と書いてしまいましたが、正しくは蒸留器ですね、アレ)を持っていたので、お店のジャンルは割とダダ被りなことが予想されますが、キャンドルなどのグッズをメインで推したり価格帯で差別化したりして、どうにか共存していただきたいところ。私ならたぶんオッサンのお店でハーブティーやポプリだけ買って、エッセンシャルオイルは織江さんのお店で流通品のを買う。

 そして次話、キュアアースがぬるっと参戦してくるようです。

愛はあっちこっちに遍在する

 「こんなの初めてなんだ。あの人を見た瞬間、心にズッキュン来ちゃったぜよ!」
 「・・・ズッキュンってどういう意味かな?」
 「たぶん、キュンよりもずっとキュンってことじゃないかしら」
 「プリキュアは心の肉球にキュンと来た人と組むラビ!」
 「つまり、キュンよりもズッキュンの人と――」

 いや、好きって感情、そもそも他と比較してベストなものをひとつだけ選ばなきゃいけないって類いのものじゃないから。これまでよりもっと好きな人ができたからって、今まで好きだった人への思いが消えてしまうようなものじゃないから。
 万一ニャトランが不貞(※ この場合の不貞とは?)をはたらいたならそれは裏切りだろうけど、そうじゃないなら好きな人が複数いることなんて人間として全然おかしなことじゃない。
 たとえニャトランが織江さんのことを好きになったとしても、彼がひなたを好きだって気持ちも変わらず続くはず。

 のどかだけ危機感を持っていなかったのはそういうことでしょうね。
 この子の場合、入院中はいろんな人から好意を向けてもらえるのが当たり前のことで、自分も病気が治ったら同じことを当たり前にしてみたいと憧れた子だったので、そもそも好意に序列がつくという発想自体がありません。病院で優しくしてくれたお医者さんにも当然家族くらいいるわけですし。患者である自分はお医者さんの奥さんや子どもより愛されているか?とか、ヤンデレでもなければ普通は気にしない。
 好きは好き。他に好きな人がいたとしても好きは好きのままであっていい。

 そういう純粋な子だからこそ、自分が悪いことをしたわけじゃないのに一方的な悪意を向けてくるビョーゲンズの気持ちを理解できないのですが。

 「そりゃズッキュン来ちゃうよね。うんうん。織江さんと仲よくなれるといいね!」

 それはさておき。ここに純粋な子がもうひとり。
 ひなたの場合も、自分が不出来で失敗ばかりしているのに周りの人たちは優秀だからみんな気にせず優しくしてくれる、という捉えかたをしてきた子なので、このあたりの感性についてはのどかに似ているんですね。
 「ひなた。お前ならできる。ていうか、俺はお前と組みたい!」(第4話)
 ひなたにとっては周りの人みんないい人ばかりで、そのなかでも特にニャトランは、何もできなかった自分を何かができるプリキュアに変えてくれたヒーローです。すごい友達です。
 だから、そんな人がまた別の誰かを好きになるのはきっといい結果を生む。応援したい。

 「ええっ! ウソ、優しい! めっちゃいい人!」(第1話)
 「わー! 知ってる、知ってる! 昨日のめーっちゃ優しい子!」
(第2話)
 「もしかして拾ってくれたの!? わー! ネコちゃんありがとう! 賢い! 優しい! かわいい!」
 「みなぴ。りなぽん。ありがとう! 優しい! またウチのジュースごちそうする!」
(第4話)

 ひなたの対人関係にはいつも根底に尊敬の思いが篭もっています。

 「私、ちっちゃい頃から水泳も体操もピアノもダンスも、お兄やお姉のマネしてがんばっても同じにできないの。何してもぜーんぶダメ。そういうのテンション下がるじゃん。だから続かなくなっちゃって」(第13話)
 ずっとずっと、失敗ばかりを繰り返してきました。
 自分は不出来だから。
 「ねえ、そのジュースどう? ――ほら! ほらね! お姉の味には届かないんだよ、私がつくると!」(第13話)
 だけど、すごくて優しい周りのみんなみたいになりたいって憧れを諦めきれなかったから、何度失敗しても、何度心折れても、もう何もするもんかという気持ちにだけはなりませんでした。
 自分には何もできないんだとしても、何かがしたい。

 ずっとずっと、失敗ばかりを繰り返してきました。

 「じゃあ、会いに行こっか! 手当てしてもらったお礼しなきゃ。で、お近づきになっちゃお!」

 平光ひなたは粗忽者。
 今日もまた気安いノリで、失敗するかもしれない何かを始めます。

魔法の時間

 とはいえその話は第13話でとっくにやりました。ただでさえコロナ禍で話数圧縮が迫られているなか、わざわざ同じ展開を繰り返すことはありません。
 今回、珍しいことにひなたが提案したことはことごとく成功します。
 織江さんとお近づきになること。引っ越しの片付けを手伝ってあげること。お店の宣伝をすること。お店を飾るプレゼントづくり。その全部。

 「私はさ、ひとつのことに集中するのって苦手じゃん。だから何かを特別に好きっての、わかんないんだ」

 そう言いながら、今日はひとつひとつのことを最後までやり遂げることができました。

 「――だって、一生懸命なニャトラン、カッコよかったもん」

 どうして今日に限って全部うまくできたのか振りかえってみれば、そこにあるのはやはり誰かへの憧れ。

 「カッコいいのはスパークルニャ! 今日だっていっぱいアイディア出して、ひとつのことに満足しないで、グングン進む、すげーやつだって思ってたニャ!」

 満足しないのも当然でした。だって、いくらがんばってもニャトランが物足りなさそうだったから。
 ひなたはいつも自分のためではなく周りの誰かのために行動します。お人好しだからです。ひなたの尊敬する人たちはみんな、何のお返しもできない不出来な自分を助けてくれていたからです。
 彼らにあやかりたい。
 だから、ニャトランが満足するまで行動をやめるわけにはいかない。
 別にひなたがすごいんじゃありません。ニャトランのためを思うとそこまでやるしかないからやったまでです。

 だから。
 今日のひなたは失敗することなく全部をうまくやり遂げることができました。
 因果が逆転したような話ですが、事実そのとおりだから仕方ない。

 「うへぇ。まだこんな・・・」
 「――くっ。――よっ」
 「無理しないほうがいいペエ」
 「見つかったら大変ラビ」
 「それでも、手伝いたいんだよ!」

 本当は途中で投げだしたくなった瞬間がありました。
 それでも最後までやり遂げることができたのは、やっぱりニャトランががんばろうとする姿を見せてくれたおかげ。

 今日、ひなたが全部うまくできたのは、ひなたがすごいからではありません。
 ひなたは本来何もできない子。なのにできたというのなら、すごいのはニャトランであって、自分はニャトランを支えるためにたまたまいつもよりがんばらなくちゃいけなかったというだけです。

 今日はいい日でした。

 「えへへ。ニャトラン、私に言ってくれたじゃん、プリキュアになるとき。『好きなものや大切なものを守るんだよ』って。――守りたいんだ。ニャトランの気持ち」

 だって、ニャトランのため! ・・・って思ってがんばってみただけなのに、いつもと違って、ずっとできるようになりたいと思っていたことが次々うまくできたんですから。
 だから、あのときプリキュアに誘ってくれたニャトランは、そして今も自分の傍でがんばるお手本を見せてくれるニャトランは、ひなたにとって、誰よりもカッコいいヒーローでした。

できた!

 「なあ、ひなた。俺と一緒にプリキュアにならないか。あの怪物。ビョーゲンズから地球を守るんだ。お前のなかの好きなものや大切なものを、お前の手で、守るんだ。ひなた。お前ならできる。ていうか、俺はお前と組みたい!」(第4話)

 あのとき、叶えるのがとても難しいはずのことを「できる」と言ってくれた人がいました。
 他の人になら簡単にできるのかもしれませんが、自分に限ってはどんなにがんばっても難しいとわかっていることです。周りと自分とを比べていつも辛い思いをしてきました。なのに、諦めることだけはできずにいました。できないくせに。
 あの人は「お前の手で守るんだ」と言いました。「お前ならできる」と言いました。
 できないはずなのに。他の誰でもない、私自身ができないと理解しているはずなのに。
 なのに、その日出会ったばかりの人が、私の代わりに私を信じてくれました。

 「えへへ。ニャトラン、私に言ってくれたじゃん、プリキュアになるとき。『好きなものや大切なものを守るんだよ』って。――守りたいんだ。ニャトランの気持ち」

 本当に、できました。

 「私はさ、ひとつのことに集中するのって苦手じゃん。だから何かを特別に好きっての、わかんないんだ。でも、ニャトランの特別な“好き”を守ることはできる。それがすっごく嬉しいの! だって、一生懸命なニャトラン、カッコよかったもん!」

 正直な気持ちを言えば、今だって自分が「できる」子だとは全然思えません。あくまでニャトランが一緒にいてくれるからできたんだと思っています。
 でも、できたんです。
 ニャトランのおかげだけど、それでもできたんです。「私の手で守る」ってことを。「私にならできる」って言ってもらえたことを。
 私には信じられなかったことを。
 私の代わりにニャトランが信じてくれたことを。

 それがすっごく嬉しい!

 「カッコいいのはスパークルニャ! 今日だっていっぱいアイディア出して、ひとつのことに満足しないで、グングン進む、すげーやつだって思ってたニャ!」

 ニャトランはそうじゃないと言います。今日一日うまくできたのは私のおかげだって、自分の力じゃないって言います。
 本当かどうかはまだわかりません。でも、ニャトランは本気で言っているようです。
 私にはこんなにもカッコよく、こんなにも助けになってくれているニャトランの姿が、どうやらニャトランにはそうでもないように見えているようです。

 でも、あのときニャトランが見出してくれた「できる」私は今日実現した。
 あのとき私が感じたニャトランの頼もしさも本当だった。

 だったら、これからもニャトランから見た私、私から見たニャトラン、その両方とも、またいつか本当のことになるのかもしれない。
 いい日だった今日がこれからもずっと続いていくのかもしれない。

 「やった! 私たち両想いじゃん!」
 「あったりまえだぜ!」

 一緒にいられるかぎり、ずっと。

 ひなたにとって最も信用できない存在は自分自身でした。とにかくあらゆることがうまくできない。どうしてこんなにもできないのか理解できない。
 けれど、信頼のおけるパートナー・ニャトランの助けを得られたなら、「できない」が「できる」に変わります。ニャトランがいれば信用に足る私へと変身することができます。

 今はとりあえずそこまで。
 ひなたの自己肯定感は初期に比べてずいぶん改善してきましたが、それはあくまでニャトランが一緒にいてくれた場合の話です。
 本当はニャトランの言うようにものすごくカッコいい子に成長してきているのですが、ひなた自身はまだそこまで自分を高く評価することができません。カッコいいのはあくまで自分を導いてくれたニャトラン。だけど、ニャトランを通してなら自分を信じてあげられます。
 いつかお別れの日が来るであろうことを考えるともう1ステップ成長しないといけないでしょうが、まあ、まだまだそんなに急ぐ必要もないでしょう。今はまだ一緒にいられるんですから。あと半年、ゆっくりステキな子に育っていけばいい。

 「ミラクルっと Link Ring! 世界中広がる虹色の夢カバンに詰めて出かけようスペシャルデー! ミラクルっと Link Ring! ひとりじゃないから何だってできる。繋いだ手を離さないで、ぎゅっと」(EDテーマ『ミラクルっと Link Ring!』)

 誰かと信じあい視野を共有することで、多様な視点を持つことができ、自分だったり、他の人だったりの違った側面を知ることができるようになっていきます。これまでは信じられなかった誰かを信じることも、理解不能だと思っていた誰かとわかりあうことも、いつかはできるようになるかもしれません。
 今の彼女たちはパートナーと一緒にいられるのだから。一緒にいて、一緒に成長していけるのだから。
 きっとこの毎日のなかで学んでいったことは、今よりもっと大きな問題に取り組まなければいけなくなっても、あるいはいつかひとりになってしまったとしても、絶対にあなたの助けとなってくれるでしょう。

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    コメント

    1. ピンク より:

      あらすじの最後の一文に凄くセンスを感じましたw
      なんだかんだ言っても、そう簡単に全部うまくはいかないからこそ世界は面白いものです。

      やっぱりひなたは全部だめなんじゃなく、自分のために努力するのが他者と比べてとても苦手な子なんですね。
      逆に親愛なる人やもののためならどこまでも伸びる子。
      プリキュアになったばかりの頃まごついてたのは、突然地球がどうとか言われても困ってしまうからでしょうか(考えてみたらそれが当たり前)

      とまあ、初期戦士たちのことが多少わかってきたタイミングでいよいよキュアアースお披露目ですか。
      加入フラグが極めて少ない追加戦士は珍しいので、今後の展開にワクワクします。

      • 疲ぃ より:

         なるべく短い文でまとめたいとはいつも思っているんですよ。
         こんな感じでスパッと要点だけ示したほうが面白さも出ますし。ただ、難しい。センスが要る。

         ひなたが最初ダメダメだったのは成功体験がどうしようもなく足りていなかったせいでしょうね。この子、せっかく他人のために色々がんばっていても、それで喜んでもらえるという結果に届く前に「やっぱりダメだった」って半端に打ち切っちゃってたんですよ。そういうところ実に粗忽。
         そりゃまあたしかに不器用さんなんで、周りの人と同じ時間だけ努力するんじゃなかなか成果に結びつかないんですけど、この子の強みはみんなに優しくしたいという熱意が人並み以上にあること。人より時間をかけてじっくり努力すれば、ちゃんと成果が出せる子なんですよね。これまで成功を知らず失敗ばかりだったので、そういう自分の長所について理解が足りていなかったと。

    2. 東堂伊豆守 より:

      「心にズッキュン来ちゃったんだ……」とのたまうニャトラン君。その時、彼の肉球は全く反応しておらず……つまり、「心にズッキュン来る」ことと「(パートナーの条件である)心の肉球にキュンと来る」ことは全くの別物なんですね。(ただ、織江さんのダンナの存在が明かされたときニャトランの肉球が”割れる”描写がされてて……正直これは演出家のミスだと思う。「恋心と肉球は全くリンクしていない」ことを演出上徹底すべきだったのでは?)
      で、この二つをごっちゃにして「心の肉球がズッキュン来ちゃった」と勘違いした沢泉ちゆ嬢のセリフが、ラビリンとペギタンをミスリードする格好になったわけですが……。これ、「心の肉球がキュンと来る」とはどういうことなのか、をテアティーヌ様が見習いアニマル達にきちんと説明しておれば防げた混乱なんですよね。「心の肉球がキュンと来た」相手でなければパートナーになれない理由も含めて、テアティーヌ様が説明責任を果たしていないことが現場の見習いアニマルに無用の混乱をもたらしていることは否定出来ない。そもそもパートナー探しの時点で、”選考基準”が分からない見習いアニマル達は右往左往していたわけで……。
      やーっぱりテアティーヌ様、現場スタッフにも明かせない”秘密”を抱えている、と勘繰らざるを得ないんですが……。そんな”疑惑の女王”のご息女・ラテ様は、流石に「心の肉球にキュン」と「心にズッキュン」の違いをわきまえていらっしゃるのか、「お手当て任務に支障をきたさない限り、臣下のプライベートには干渉しないラテ」と、我関せずのスタンスを貫かれた格好。
      なかなかの名君ぶり、とはいえ、見習いアニマルとプリキュアが着々と「公私に渡る親密な関係」を築き上げているのに対して、ラテ様が「臣下や人間界の住人とは一線を引いた関係」を保ち続けている姿は”王族の孤独”を感じさせ、いささかおいたわしく思えるところでもあります。
      次回、新メンバー登場エピソードで、ここら辺の「ヒーリングガーデン王族の孤独」に切り込んで来るのか、大いに期待したいところですが、さて。

      • 疲ぃ より:

         第19話でちょうどラテのそういうところが刺さる展開になりましたね。孤独かどうかはさておき、同じ思いのため一緒にがんばってくれるパートナーがいないという意味で。
         いつものプリキュアなら健気に努力した時点で何かしらイヤボーンが発動して状況が覆るところですが、今回はたまたま裏で行動していたテアティーヌ様のおかげでキュアアース登場っていう。歯に衣着せずいうなら、ラテの勇気は独りよがりでしかありませんでした。

         ニャトランのズッキュンがパートナー選びと別物だったのは、片想いだったからじゃないでしょうか。
         自分が相手を必要とし、相手からも求められているという実感があってこそのパートナーシップです。その点、織江さんは別にニャトランに一緒にいてほしいとは思っていませんでしたし、そもそもニャトラン自身も織江さんと一緒に何かをしたいと思っていたわけではありませんでした。そのあたり、やっぱりひなたとの関係性とははっきり違っていたんでしょうね。
         もっとも、もし両想いになれていれば、後々自ずと共同作業することに目が向いていくものなので、そのときには肉球が輝きだす展開もありえたかもしれません。ひなたと織江さんのどちらを選ぶか昼ドラですね。(無い無い)

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