プリンセス・プリンシパル EDテーマ『A Page of My Story』を日本語訳してみる。

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 前もって書いておきますが(2回目)、私の高校生時代の英語の成績は5段階評価の2でした。
 ましてただでさえ好き勝手な解釈を交えたフリーダム意訳になっていますから、その文法的正確さたるや、ねえ?

※ 原詞は載せないのでお手元の歌詞カードをご参照ください。

(怪しげな)意訳

もしも違う人生を歩めていたなら。
そんな私がどうしているかなんて、ちっともわからないわ。
想像してみましょう、笑えている私がいたとして、今ごろ何しているのかなって。

きっと私は大通りをお散歩してるわ。
それから真っ赤なロンドンバスに乗るの。
神様も見守っていてくれるかもね。

なんだかお空に浮かんでくみたい。
心がほぐれるステキな夢ね。
わかるでしょ?

この景色こそ私の・・・。
繰り返し夢見るわ。
ティータイムにも、今このときにも。

優しく頬なでる木立ち。
穏やかに差し込む日差し。
ここなら私は自由なのね。

楽しいもの嬉しいものみんな全部に
今なら手が届くわ。

(お出かけしましょう)
日曜の朝にはお日様の光。
(朝日が私を照らしてくれる)
私は高いお空を見上げるの。
(見渡してみて。ここから全部が見えるわ)
怖いものの代わりにお日様が見えるわ。
(お日様がまぶしいわね)
私は「今」を楽しんでいいのね。
(お空に連れてって。私は自由なのよ)

これが私という物語の1ページ。
甘やかで明るいのよ。

この目に映る世界は
全部が思いやり深くて
優しさとともにあるのよ。

やがて目を覚ましたなら
こうして夢見た幸せを
私の手でホントにしたい。

だってステキだったんだもの。
まるで世界が生まれ変わったみたいに。

(お出かけしましょう)
日曜の朝にはお日様の光。
(朝日が私を照らしてくれる)
私は高いお空を見上げるの。
(見渡してみて。ここから全部が見えるわ)
怖いものなんて忘れて楽しく笑って。
(お日様がまぶしいわね)
私はお空を飛びまわって、また帰ってくるのよ。
(お空に連れてって。私は自由なのよ)

私は孤独で、光にも見放されている。
(あなたはひとりぼっちの泣き虫さんね)
この世界に正しいものがひとつもないというのなら
(正しいものがないと思うからひとりぼっちなのよ)
苦悩と苦難こそが
(ひとりぼっちで歩けばいつかわかるわ)
私の物語を宝物みたいにしてくれるわ。
(すぐにでもあなたは空を自由に飛べるのよ)

(お出かけしましょう)
日曜の朝にはお日様の光。
(朝日が私を照らしてくれる)
私は高いお空を見上げるの。
(見渡してみて。ここから全部が見えるわ)
怖いものの代わりにお日様が見えるわ。
(お日様がまぶしいわね)
私は「今」を楽しんでいいのね。
(お空に連れてって。私は自由なのよ)

いつかまた夢見るそのときまで
うまく騙してみせるわ・・・。

簡単な考察

 ・・・重いよ!!
 テレビで断片的に単語を聞き取っただけでも、なんだかメルヘンっぽい詞を「Just a page of life in my story」で締めくくったあたりで、・・・うん? って思ったけどさ!

 というわけで、アンジェの「嘘」をうたった歌ですね。
 第2話で彼女が「私が騙してあげる。あなたも、世界も、そして私自身すらも」と語っていたのは、つまりこういうことなんでしょうか。
 ありえない幸せを思い描き、自らそこに耽溺し依存していく少女の姿。もしもステキな「夢」を現実のものにするため努力するなら、それは「希望」と呼ばれるものに変わるでしょう。けれど悲しいことに、この詞の物語は「I’ll get by…」で結ばれています。

 OPテーマでもそうでしたが、なんだかこの詞も「嘘」を批判的なニュアンスで語っているように感じますね。
 これが嘘つきアンジェを待ちうける運命のかたちだとは思いませんが・・・。

 ちなみに詞に出てくる「a red double bus」はちょっとしたダブルミーニングになっています。このギミックはこの歌単体では成立しないので、ここではシンプルに「真っ赤なロンドンバス」と訳しましたけど。
 実はこの歌とOPテーマのカップリング曲である『Drive My Fate』とを対比させる象徴的なモチーフとして、それぞれにおいて互いに真逆のニュアンスで描かれているんですよね。こちらがほのぼのしたイメージなら、さて向こうは・・・? これがまた切ないんだ。買おうぜ。

 ほんと、アンジェには幸せになってほしいです。あの子はスパイである前に、どこにでもいる普通の女の子なんですから。

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    コメント

    1. 匿名 より:

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      PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
      すごく切ない歌詞ですね

    2. 疲ぃ より:

      SECRET: 0
      PASS: 83849cf6295498c96deb555e00f4c759
      > すごく切ない歌詞ですね

      ですねえ。こんなかわいらしい夢を見る子が、現実を騙さなきゃ幸せになれないと思い込んでいる様はなんとも・・・。
      「あなたは空を自由に飛べるのよ」と言ってあげたい。

    3. 匿名 より:

      SECRET: 0
      PASS: f96ef5e490e5f1819fb17eac995a5bfe
      アンジェとシャーロットどっちの嘘でどっちの本音だったんでしょうかね…

    4. 疲ぃ より:

      SECRET: 0
      PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
      > アンジェとシャーロットどっちの嘘でどっちの本音だったんでしょうかね…

      ふたりとも同じ夢を抱き、同じように血の滲むような努力をしてきたようですからね・・・。
      そのうえで現在のふたりはそれぞれ少しだけ違っているのがまたステキ。違っていればこそ、嘘にも本当にもお互い影響しあえる気がして。

    5. 匿名 より:

      5人ともパパが、残念だから(´;ω;`)

      • 疲ぃ より:

         出自に比してものすごくタフな子たちですよね。
         映画のほうは上映館が生活圏になくてまだ見れていないんですが、TV放送のラストシーンは本当に彼女たちらしい決着でした。あの穏やかな当たり前の時間を自力で勝ち取ったんですから。

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