ゼルダの伝説BotW 英傑たちの詩 ほのぼのにっき その2

 ハイラル大忘年会シリーズ第1席を務めるは、4英傑で最も疾く、最も高く、最もイヤなヤツだったアイツの赤っ恥。

 ところで前回テキトーに記事タイトルを決めたせいでどうやってほのぼのさせていこうか今すっごい困っているわけですが、私は私で赤っ恥。

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※ 注意:このブログは基本的にネタバレに配慮しません。

 村一番の戦士でありながら驕ることなく、黙々とさらなる強さを追い求める高潔なる英雄。
 そんな彼が神獣に乗ることを決めたのは、いったいどういう心情だったのか。だって神獣を操るには強力な力が必要だとはいうけれど、それは操れたからって別に今より強くなれるという意味じゃない。

 「やってやるのも悪くない・・・。神獣を操って厄災を倒せば、この力を世界に示すことができる」
 私は戦士ではないので彼の心情の本当のところは半分もわかってあげられないのかもしれないけれど。
 ああ、彼は結局のところ、この世界に自分の生きた証を刻みたかったんでしょうか。
 村一番の戦士。リトの村にはもはや彼を上回る男はおらず、せっかく高く飛んでもその証を刻みつけるべき幹もなし。
 ゲームでいうならせっかくベストスコアを叩き出したのにカンストしちゃって正確なスコアがわからない、みたいな。そういえばスコアアタックするタイプのゲームってすっかり廃れちゃいましたね。

 そんな彼なら、ゼルダ姫の気高さを気に入るのも得心のいく話です。
 「この大地に住む生きとし生ける者全てを、厄災の魔の手から守らなければなりません・・・」
 口にするのも小っ恥ずかしいような大望は、高みを目指す彼にはこれ以上なく魅惑的なステージだったことでしょう。彼女とともにいれば、他のどこにいても決して刻むことのできない高みへ、自分の名を残すことができる。
 まして彼女は努力家で、強くなりたいと心から願っていて、彼にとっても共感できるところが多かったようですし。

 リンクに対してやたらとケンカ腰でいたのも、それだけリンクの実力を認めていたからこそだったんですね。
 「ああ、後悔先に立たず・・・。君と僕とは100年前に戦っておくべきだったよ。リトの村に現れた君とこの僕の一騎打ち! それはつまり、ハイラル最強の騎士とリト族一番の戦士による世紀の大一番! ってことになるんだぜ?」
 戦って、勝てば、ゼルダ姫がくれるステージとは別口で名誉が得られる。負けたら負けたで新たな目標ができる。きっと漠然と修行するよりかはずいぶん張りあいのある生き方ができたかもしれません。
 残念ながら当時のリンクは極端な朴念仁で、彼の気持ちを慮ってやることができなかったようだけれど。
 でもね。そんなリンクも、当時の能面の裏では、あなたが見せつけた威風堂々たる飛翔を100年もの間記憶に刻み続けていたんですよ。

 「ところでさ・・・。君、リトの村に行ったよね? 様子はどうだった? ――あれから100年経っちゃってる。僕を知ってるやつはもういないだろ」
 彼のように名を上げることを尊ぶ人物にとって、忘れられてしまうことは最も堪えるものなのでしょう。
 けれど安心してください。あなたは今も村中の人々に愛されていますよ。
 特に現代における村最強の戦士・テバのあなたへの尊敬たるや。
 「自力で垂直に上昇することはできない・・・昔のリト族はそれが当たり前だと思い込んでいた。だが、その思い込みを打ち砕いたのがリーバル様だ」
 「戦闘において即座に相手の上を取れることがどれだけ有利なことかはお前にもわかるだろ? そんなことができるヤツに俺は勝てる気がしない。・・・だが、今に俺はリーバル様を越えてみせる」

 あなたの名は、100年経った今もリト族の戦士たちのはるか高みで燦然と輝いています。
 あなたが残したあの赤っ恥満載の日記を読んだはずの人が、それでも真顔で語っていたんですから間違いない。

 リンクの想い出に、リト族の高みに、それからゼルダ姫の記憶のなかに、今も英傑リーバルの猛き名はずうっと刻まれています。

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 うん。姫に聞くまでもなく全部知っちゃったんだ。ゴメンね。

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