ゼノブレイド2 プレイ日記 第5話「軛」

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レックスは強い子だ。困ったときはまとめて全部肩代わりさせちまいな。

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

軛と書いてキズナと読む。(読まない) つながりが生む幸福と軋轢を見せる物語。

(主観的)あらすじ

 法王の招致に応じ、法王庁・アーケディアへの道を進むレックスたち。
 途中でレックスの故郷・イヤサキ村に逗留し、そこでホムラはレックスの内側に触れました。パートナーとの絆を改めて実感するとともに、彼のために自分は姿を消した方がいいのではないかと思い悩むホムラ。そんな彼女に周りの人たちは、彼を大切に思うならもっと彼を信頼しろと助言します。
 法王庁にたどり着いて間もなく、レックスたちはスペルビア帝国の兵器が何者かによって奪われ、インヴィディア烈王国との開戦工作に利用されたとの報を受けます。直ちに現地に急行するレックスたち。そこに待ち受けていた者はイーラの首魁・シンでした。彼との戦いは一見してレックスたちが優勢と思えましたが、しかし一転、レックスはまた仲間の死ぬ瞬間を見ることになるのでした。

感想

 話数で管理されている分比較的小さめに区切られていますが、それでもやはりゲームはアニメに比べていくつもの物語軸が同時に大局的に展開していきますね。レックスの再びの精神的敗北。ホムラの秘密と迷い。シンの戦う理由。戦争の道具として見られてしまうブレイドの不幸。人間と違って記憶を継承していくことを許されないブレイドの悲哀。あと亀ちゃん。
 観る分には楽しいんですが、感想を書こうとするならほどほどに視点を絞っていかないと難しい感じ。ところでそもそもこれは感想とかプレイ日記とかと呼べるものなんだろうか。

 「記憶は蓄積され、やがて人を、生物を変化させる。変化こそ進化」
 「確かに人も死ねばそこまでだ。だが、個としては刹那であっても、集団として、文化として、記憶は受け継がれ進化していく」

 社会化し共有と継承をつないでいくことが人間という集団を一個の永遠存在たらしめる、という哲学はオタク文化圏においても耳馴染みのあるものです。私はたしか柴田亜美のマンガ『ジバクくん』あたりで初めて触れました。もう20年近く前の作品ですね。・・・おおぅ。
 子どもだった当時はものすごく画期的な発想に思えてずいぶんと刺激を受けたものですが、多少年齢を重ねて色々な作品に触れていくにつれて、意外とあっちこっちで語られている話なんだと知るようになりましたっけ。語り方や付随する考え方はそれぞれちょっとずつ違うけれど。
 たぶん、世の創作者たちもどこかで誰かが同じことを語っているところを見て、咀嚼して自分なりの言葉に変えて、また世に送り出して、そうして私たちの元に届けられているんでしょうね。
 これも記憶の蓄積。集団としての永遠。
 20年前から私がずっと大好きだった哲学のひとつです。ゼノブレイド2はこれをどういうかたちで語っていくのか、楽しみです。

 さて。レックスがぼちぼちいっぱしの主人公を演じはじめたことで、前話あたりからやっとホムラがヒロインらしくなってきました。
 具体的にいうと「この子なんにも自分のことを話してくれないな。まあ相手がレックスならしゃーない」から「この子なんにも自分のことを話してくれないな。なかなかメンドクサイ子だな」に印象が変化しました。私にとってメンドクサイは萌えポイントです。
 「あんた何があったのか知らないけど、何でもかんでも背負い込むんじゃないよ?」
 「彼を認めるならあなたの全てを話しなさいな。それができないのなら、あなたは彼のブレイドでいるべきじゃない」

 ホムラが総ツッコミ食らっているところを見ると私はとてもキュンキュンします。

 だってこれ、どう見ても主人公が突き破るべき心の壁ですからね。楽園を目指すなんて物質的な目標よりか、こういう観念的な目標の方がずっと私好みです。いいなあ。ヒロインしてるなあ。
 まあ本来ならホムラが成長して自分から暴露できるだけの心の強さを示すのが正道なんでしょうけどね。でも別に周りの誰かの成長に助けられるのでもいい。だって人と人とはつながっているんですから。
 全ての問題の全てを全て自分ひとりの力で解決しなくたっていい。代わりに周りの誰かの問題を手助けしてあげれば、それで釣りあいも取れるじゃないか。
 私はそう思います。主に今年のプリキュアの影響で。

 そもそもヒロインとはそういうものです。そういう権利を持っていて、そういう機能を期待されています。ヒロインが抱える問題は大抵、主人公を成長させるための試練です。
 がんばれ、レックス。がんばらせろ、ホムラ。ふたりで力を合わせて物語を主導しろ。やたら魅力的な設定をひけらかしはじめたシンに負けるな。

 うん。やっぱり机すらない実家のベッドの上でノートパソコンポチポチするより自分の部屋で紅茶すすりながらカタカタ書いた方が筆がノるなあ。(親不孝者)

 ちなみに現在プレイ時間およそ97時間。そろそろゼノブレイドのクリア時間と並びます。あっちは最終的に4周ほど遊んだので総プレイ時間はまだまだですけどね。
 何にそんな時間かかっているかって、そりゃこのプレイ日記とお散歩ですよ。私がRPGをプレイするとプレイ時間の半分は無意味に街をブラブラする時間で占められます。メインシナリオそっちのけで別のことをしていることが多いのでナナコオリイベントもコンプリートしました。改めて見るとこの子スキル性能がとんでもないですね。

 ついに待望の厨二病お兄ちゃんがパーティインしたのでとりあえず手持ちのレアとエピックを全部ぶち込んだのですが、まさかの空振り。傭兵(イデア上げ)要員集めがてらコモンと同調していたらやっと“体は本でできている――”シキさんが来てくれました。シキも事前情報で一番楽しみにしていたブレイドなのですが・・・、でもレアブレイドがもうひとり来てくれるまではお預け。なかよくベンチウォーマーしててください。
 イベントでおむすびころころ・ムスビさんのコアも手に入れたのですが、この子はレックスに。今ジークに欲しいのはアタッカー。・・・雷属性がライコと被っちゃったのだけ想定外(不注意)。

 バトルではオーバードライブしてまでメレフに持たせたカサネが予想以上の大活躍。ヘイト獲得&範囲攻撃&多段ヒットの戦独楽がやたらとステキ。プレイヤーキャラとして愛用しています。
 ・・・まあ主人公特権のあるレックスを操作してトラあたりにタンクさせといた方がずっと安定するのだけれど。
 うるせえ! いろんなキャラを使わずしてこの手の大所帯ゲームが楽しめるか!

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