トロピカル~ジュ!プリキュア 第21話感想 夏休みって特別!

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実は私も眠れそうになかったの。みんなと旅行って初めてだし。

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「夏休み! トロピカる部の合宿計画!」

活躍したひと

みんな

 普段から毎日トロピカっているはずだが、明日から夏休みだと思うと時間が足りなくなるくらいやりたいことがたくさん思い浮かぶ。本質的に女の子はいつでも忙しい。やりたいことがありすぎる。だからこそ、今、一番大事なことをやろう。

トロピカってたもの

夏休み

 夏休みというのは特別に楽しいもの。もちろん学校は学校ですっごく楽しいのだが、夏休みには普段やりたくてもなかなかできないことがいろいろできる。いつもと同じことをしていてすらもなんとなくどこか違った感じがしてくる。それが特別で、それが楽しい。

うまくいかなかったこと

 夏休みにやりたいことが山ほどあって、計画を詰めこみすぎたり、夜も眠れなかったり、荷物が増えすぎたりした。

やりきれたワケ

 それだけ楽しみがたくさん待ってるってことだからオールオッケー。

 来週からオリンピックが始まるらしいです。
 個人的にはスポーツイベントというものに一切興味がないのでそこはどうでもいいのですが、オリンピックのために特別な連休が組まれているのでそっちが楽しみです。もう2年くらいずっと楽しみに待ち望んでいた、とあるオンラインライブがようやく開催されるんですよ。それも連休の真ん中というすごくいい日程で。仕事のことを頭からどかして、お酒でも飲みながらくつろぎながら、ゆったりのんびり全力投球で楽しみたいと思います。
 うん。今年ほどオリンピックに感謝したことはないかもしれません。むしろ人生で初めてオリンピックを歓迎しているかもしれません。
 まあ、スポーツイベントの常としてプリキュアの放送はなくなってしまうのですが。

 今話はそういうエピソードです。

 別に夏休みだからどうだというわけじゃないんです。いつもの日常もすっごく楽しいんです。別にどちらのほうがより楽しいとかそういう話じゃないんです。較べられる話じゃないんです。だけど、夏休みは特別だから楽しみなんです。いつもと違うことが楽しめるから。
 夏休み期間は学校に行くことができません。それはちょっと残念。だけど、その代わりに別の楽しみなことがたくさん待っているんです。そっちでどうせ忙しくなっちゃうので、どっちにしろ学校に行く暇はなかったかも。
 ハレとケの概念とでもいいますか、ううん、別にいつもの日常はケじゃないのでそういういいかたにも語弊がありますが、とにかく夏休みには夏休みにしかできない特別な楽しみがいっぱいです。ハレバレ、いつもと違う特別なハレの大攻勢。やりたいことがいっぱいありすぎて全部は楽しみつくせないかもしれません。そのくらい忙しい日々がやってきます。

 だから、学校に行けないことはそんなに残念なことじゃないんです。
 まなつたちの毎日はいつも全力で楽しくて、だけど夏休みにはまた別の楽しいことが待ってる。両方とも楽しみたい。だからしばらく学校はお休み。いつもとは違う、今しかできない今一番大事なことに今の全力でがんばっちゃおう。
 学校がつまらないわけじゃありません。学校も夏休みと同じくらい楽しいです。でも、だからこそ、今しかできないことを楽しむために、いつも楽しみにしていることはちょっとだけお休み。
 今、一番大事なことをやろう。

1日が720時間くらいあればいいのに!

 「合宿の栞はつくれた? どれどれ。起きたらすぐにランニング? へえー。その後はスクーバして、貝拾いして・・・、ええっ!? あらあら。大忙しね」
 「やりたいことがたくさんありすぎて・・・」
 「詰めこみすぎですよね、やっぱり」

 夏休み、あなたはどういうふうに過ごしていましたか?
 私は朝から晩までゲームやってマンガ読んで、それ以外の本もたくさん読んで、毎日だらだら過ごしていました。楽しかったです。
 やること自体は別に平日でもできることばかりでしたが、夏休みをそうやって過ごすのはまた格別なひとときでした。
 いつもならやってられない面倒なやりこみプレイとかできますしね。全巻通しで読むとかも。まとまった時間があると未開拓のジャンルに手を出してみる気分にもなれますし。いつもと同じことをしているようで、どこかちょっと違っていました。

 出不精な私は夏祭りとかほとんど行きませんでしたし、家族旅行にも乗り気じゃありませんでした。直接顔をあわせる機会が少なくなるぶん、友達を誘って遊ぶことすら学校がある日より減っていたように記憶しています。
 そんな私でも、夏休みは私なりに楽しみでした。

 夏休みというのは、もはやそれ自体が特別なものだったのかもしれません。

 「予定をしっかり決めなくてもいいんじゃないかな。だって南乃島よ? も、ホントにのんびりしたところだから。砂浜に座って、風に吹かれてるだけでも気持ちいい島だからね。まずは島に行って、それから考えてもいいんじゃないかな」

 夏休みにしかできないこともたくさんあるでしょう。
 いつもと同じことをするのでも、夏休みにやるというだけでまた違った体験に変わることもあるでしょう。

 夏休みです。

 何をするにも特別で、つまり、とりあえずなんでもかんでも普段と違う特別な時間。
 さあ、何をして過ごしましょうか。
 予定を詰めこむのもありです。
 あえて何も決めておかなくてもありです。
 絶対に欠かせないことだけ厳選してみるのでもありでしょう。
 きっと、どうしたって楽しいことがいっぱいです。そして、予定を詰めこんでおこうと何も決めずにおこうと、どっちにしろ1日は24時間で、夏休みは1ヶ月きり。たぶん、どうがんばったって夏休みにしかできないこと全部をやり尽くすことなんかできません。普段の日常でさえやることいっぱいなんですから。

 だから、今、一番大事なことをやろう。
 今しかできないことをやろう。

 「夏の新作コスメいっぱい持って来ちゃった! 島に着いたらみんなで試そうね! うふふふふー。・・・なんだけど、やっぱちょっと重すぎて体力の限界――」

 「この夏は全100巻の小説を読むって決めてたから持ってきた。あと、みんなにオススメの本も」

 「悪い。待たせちゃったな。こっちはお弁当。これつくってたら遅くなっちゃったんだ。フェリー乗ってるときみんなで食べようと思って」

 「サマーのトランクの中身ってメロンパンとおもちゃばっかりじゃない」

 冷静に考えたら、お化粧なんていつでも楽しめます。本なんていつでも読めます。お弁当なんて毎日食べてます。おもちゃだって、遊びたかったら毎日遊んだらいいじゃん。別に夏休みにしかできないことじゃありません。
 なのに、夏休みにやりたいことを考えていたら自然とこうなっちゃいました。夏休みならではの楽しみを厳選して厳選して、それでもこのしょうもない大荷物。

 だって、夏休みなんです。
 正直今話の感想文は雑に夏休み連呼しとくのが一番ふさわしいと思ってわざとやってます、これ。

 夏休み。
 何をやったって結局全部大事な想い出になるであろう、特別な時間。

 それが夏休みなのさ!

1日が720時間あっても701,280時間分のやりたいことにはまだ足りない

 「明日から夏休みだー! きゃっほーう!」
 「それの何が嬉しいのよ! 私はちっとも嬉しくないわ! ・・・せっかく人間の学校に通えるようになったのに、いきなりお休みなんてどういうこと?」

 夏休みは学校がありません。
 それを残念に思う子も当然いるでしょう。

 特に、プリキュアは日常を愛するヒーローです。
 何気ない毎日が持つ価値を誰より信じ、それをくだらないとあざ笑う敵と日々戦ってきました。世界征服なんかよりも断然チョコパフェです。

 だったら、年に一度しか来ない夏休みなんかより、毎日通う学校のほうがよっぽど大事じゃない?
 今、一番大事なことをしよう。

 詭弁っちゃ詭弁。こんなヘリクツ誰が聞いたって詭弁でしかないでしょうが、それでもこれは大事な話です。
 ローラのように、つい最近まで当たり前のことを当たり前に享受できずにいた子にとっては、なおさら。

 これまでずっと、自分の思う一番大事なことをやるためにみんながんばってきました。
 それは「将来女王様になるため今は遊ばず使命だけに専念する」みたいな、一番大切なもののために他の何かを我慢するような話ではありません。何が大事かは今の自分が決める。
 “夏休み”が大事だと思うのならそれでもいい。だけど、“学校”だって大事に思っていたはずだ。夏休みが大事だからって学校が大事じゃなくなるのは本意じゃない。どっちも大事にしたい。だけどどうやら両立できないらしい。
 だったらどうしたらいい?
 どうしたら“学校”を大事に思っている自分が、その気持ちを裏切ることなく“夏休み”も大事にできる?

 「大丈夫だよ、ローラ。学校はなくても夏休みは楽しいことがたっくさんあるから!」

 何も難しい話ではありません。

 単に、夏休みは特別なんです。
 いつもの日常とは少し違うかもしれませんが、いつもと違って学校もないかもしれませんが、その“いつもと違うこと”そのものが夏休みの魅力。

 「夏のスイーツもおいしいのがたくさんあるよ。かきごおりに、アイスに、ソフトクリーム!」
 「時間があるから本もたくさん読める」
 「部活なら夏休みに合宿したりもするけどな」

 夏休みにはいつもと違うことができます。
 夏休みにしかできないこともあるし、夏休みにやるだけでいつもと違う体験に変わることもあります。

 だから、学校を楽しみにする気持ちと、学校のない夏休みを楽しみにする気持ちとは、ちゃんと両立しえます。

 すっごい些末な言葉遊びみたいに聞こえるかもしれませんが、これが意外に大事な論点だったりします。

 「そろそろやる気パワーを集めに行ってくださらないと」
 「だってー。地上はエルダにとって暑すぎるんだもん。行きたくない」
 「そうよ。体にもよくないわ。お肌がカッサカサになっちゃうし」
 「やる気パワーを集める前にこっちがバーベキューになっちまうぜ」
 「ねえ、バトラー。夏はもうお休みにしようよ」

 自分にとって大事なことが“いつでもできること”ばかりになってしまうと、それは後まわし可能なものになってしまうからです。今やる気を出さなくても、あとからいくらでも帳尻合わせできるように思えてしまうからです。実際いつやる気を出すつもりなのかはさておき。

 その点、夏休みは特別です。
 なんといっても、別に夏休みだからといって必ずしも特別なことをする必要がないんです。
 夏休みというのはただそれだけで特別なので、いつもやっていることですらも特別な活動に変わります。
 もちろん夏休みにしかできないと思うことをやってもいい。
 今が夏休みだということを意識するだけで、何をやってもなんだかすごく楽しい時間であるような気がしてきます。

 「うおう! 街の人たちもバカンスモードでトロピカってる!」
 「ふうん。人間って夏休みがそんなに楽しいのね」
 「大丈夫。ローラもすぐにわかるよ」

 その特別さこそが夏休み。
 日常と地続きの非日常。
 大好きな日常をさらに色づかせてくれる魔法のスパイス。

 さあ。あなたにとって、今、一番大事なことって何ですか?
 これからしばらく楽しい夏休み期間です。
 精一杯、いつもと違う今を楽しみましょう。

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    コメント

    1. 亀ちゃん より:

      今日は1泊2日の四国帰りの日なので、愛媛県の新居浜駅前の東横インにて、2年前の家族旅行の時の分まで、ホテルの中でリアルタイム視聴した亀ちゃんです!!
      まなつが涼村 さんごに「こっち、こっちー」と呼びかけたのはシックリ着ました!!☆☆♬
      プリキュア的に感慨深さが続きました!!☆☆♬
      で、今秋のプリキュアの映画はハートキャッチのプリキュアとの共演であることを知りました!!☆☆♬
      これからも秋のプリキュアの映画では、コンパクトな人数である3,4世代連続のスターズ系の映画では絶対に実現しない共演系プリキュアの映画を、原作側でランダムでも構わないので、続けて欲しいですね!!
      こういうことが続くとSplash Starのプリキュアとの共演映画がけってーい!!となるとキュアベースボールギャンブラーもいくら高等学校の先生を続けているとはいえども映画館に見に行かなくなるワケにはイかなくなりますのでね!!♪
      で、次回は東京オリンピックでお休みですね
      ふたりはプリキュアの時から自分専用のプリキュアサイトの管理人は、オリンピックのことになるとどうでも良いを通り越してゴルフと同じようにうっとうしさを感じているでしょう

      >で、プリキュアとは無関係なことで言いたい雑談は
      愛媛県の銀のあんではふんわりたい焼きの作り置きの時間がかかり過ぎるとふんわり感がすごくシボんであんまり感じられず残念でしたが、レンジやオーブンなどで温め直して…ということですね
      東横インにはレンジがセルフサービスですし、正しい時間と温度で温め直すと、ふんわり感が出来立てホヤホヤの時のように復活することをすごく強く願いたいです!!

      • 疲ぃ より:

         秋映画、去年や3年前と違って初報の時点では『ハートキャッチプリキュア!』出演情報が出ていなかったのでちょっと意外でしたね。ああ、でも『キラキラプリキュアアラモード』秋映画に『魔法つかいプリキュア』が出演したときもこんな感じでしたっけ。ピックアップ方式の共演企画だと春映画よりスタッフや声優のスケジュール調整が楽なのかな、とか思ったり思わなかったり。
         個人的には去年みたいにしっかりテーマ的な関連性あっての共演だとうれしいところです。まあ『ハートキャッチプリキュア!』だと大概何にでも合わせやすそうですが。

         たいやきの温め直しは皮の水分保持がキモなので、焼きたてのうちにラップでくるんでおくとか、霧吹きで軽く湿らせてから温めるとかするといい感じです。
         しぼんでしまった場合はいっそ揚げてしまうとすごくおいしくなりますよ。青森県五所川原市の名物です。この場合、ふわふわの皮だと油を吸いすぎてしまって逆によくありません。

    2. ピンク より:

      30分〜1時間単位のスケジュール、まあ合宿らしいっちゃらしい気も。
      修学旅行なんかの集合時刻にまみれたしおりを読んで内心「興味ない場所に行かされる上にめんどくさいな!」と思ってた人間です(教育関係者の皆様ごめんなさい)

      中学の夏休み、私もまなつとは真逆にだいたい宿題か習い事か自宅でゴロゴロするかしてました。
      「真面目だ」「つまんなそうにしてる」と時折言われたものですが、そもそも積極的かつ社交的に遊ぶという考え自体が分からなかったんですよね。
      今思うと、とにかく体力が無さすぎたのが原因かもしれませんw

      とりあえずまなつは……社宅に帰ってから頑張りましょう、うん。
      ローラやさんごが写させてくれるなんて甘い期待は、最初から無いものとします。

      • 疲ぃ より:

         たまに気まぐれおこして自分で旅行に行くと、スケジュールどころか目的地すらノープランなのが私です。だいたい知らない土地のスーパー巡りとか駅前散歩とか地味なことしてご満悦。ひとり旅だからこそ許されることですね。
         意外と修学旅行は自由行動より全体行動のほうが好きでした。タイムスケジュールが細かいと、はぐれる心配がないのがいい。迷子になっても敷地から出さえしなければ大抵見つけてもらえます。もしくは呼び出してもらえます。班行動は悲惨でした。開始20分、駅から出た瞬間に班のメンバーを見失い、自由時間が終わるまでひたすら集合場所でひとり読書して時間を潰すしかなかったっていう。(それ想定して文庫本を3冊くらい鞄に入れていました)

         宿題は帰ってからで大丈夫、大丈夫。だって、どっちにしろ旅行先で勉強なんてするわけないですし。

    3. 東堂伊豆守 より:

      合宿の打ち合わせや旅装を通じて、トロピカる部部員の人となりについて掘り下げや再確認が行われた今回のエピソード。
      中でも圧巻だったのは「旅先でも営業活動に余念がないコスメ店主の娘」の涼村さんご嬢。ここまでくるともはや「コスメ販売の為に生み出された“サラブレッド”」というレベルで、そんなさんご嬢の母親に「娘を後継者にする気が無い」らしいことが不自然に思えてくるんですけど……。
      一方、必要最小限の荷物にまとめて旅慣れている様子を醸し出す滝沢あすか嬢は、元運動部員(推定)だけあって合宿や遠征に始終出ていた経験が活きているんだろうと思われます。
      さらにあすか嬢、「夏休み中は毎日筋トレする予定」と話していたんですが……もしかすると彼女「選手生活に未練があって、いつでも現役復帰出来るようにトレーニングだけは続けている」のかもしれません。
      そんな事実を白鳥百合子生徒会長が知ったら……思わず生徒会室で「ほらDo!Do!乙女のがんばり」ダンスを踊りだすかもしれん、よ。

      • 疲ぃ より:

         まあ、あの手の小売店をわざわざ次の代に継がせようってほうが稀なので・・・。
         正直、試供品だけ持ってこいよと思ったのはここだけの話。とはいえコスメ瓶もかわいいのが多くて会話の種になるので、できれば正規品も持ち歩きたいという気持ちはわからんでもないです。私もそんな感じの理由で、子どものころは遊ぶ予定のないゲームソフトや読む予定のないマンガ本を大量に持ち歩いていたものです。一度として役に立った記憶はありませんけれど。

         筋トレはどちらかというとインドア引きこもり系の趣味っていう偏見がどうしても先行してしまって、あすかが筋トレ好きっていうイメージがなかなか馴染まない私。

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