やったね、しおりん! 今日の部活も大成功!! 私たち最高にトロピカってる!!
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「晴れわたれ! キラキラ流星群の夜!」
活躍したひと
仲川さん
2学期に入ったばかりという変なタイミングで新しく天文部をつくろうとした1年生。1年生にしてはずいぶん行動が早いともいえるが、当然ながらこんな時期に部員が集まるわけがない。それでもトロピカる部が流星群観察イベントを成功させてくれたおかげで創部に必要な人数が揃ったようだ。
トロピカる部
要はイベント系サークルみたいなことをしている部活。これまでの活動を通して培ってきたノウハウ・コネクション・名声をフル活用して、今回も天文部(仮)の流星群観測イベントをプロデュースした。
トロピカってたもの
晴天祈願の儀式
天体観測だって言ってるのに学校の敷地内で焚き火しよったあすかのお父さんの特技。炎を焚けば効果が倍、太鼓を叩けばさらに倍々になるらしい。観測イベントを成功させるために必要不可欠な儀式だったが、それ抜きに考えてもこれ自体見世物として見応え充分すぎる存在感を放った。それは認めるから焚き火消せ。消防車来るぞ。
うまくいかなかったこと
天文部の立ち上げに必要な人数が集まらなかった。
そもそも天体観測の面白さがほとんど知られていなかった。
たくさんの生徒に天体観測を体験してもらうためには学校の許可が必要だった。
天体観測イベントを開くことを学校のみんなに知ってもらう必要もあった。
「星くらい家からでも見られる」「星とかよくわからないから楽しめるか疑問だ」と二の足を踏む生徒たちにも興味を持ってもらう工夫が必要だった。
流星群接近当日は曇りの予報だった。
おまけにゼッタイヤラネーダまで現れた。
やりきれたワケ
まずは天文に興味を持ってもらうために流星群観測イベントを企画した。
実質的実行委員たるトロピカる部に星空のロマンをレクチャーしてツボを押さえてもらった。
桜川先生と校長先生を説得して学校としての協力を取りつけた。
校内放送を活用して生徒たちに広くイベント情報を周知した。
目立つ被り物とのぼりで校内を練り歩いたり、夜の学校でピクニックできるなど付加価値をアピールしたりして、天文への興味が薄い生徒たちにも魅力が伝わる工夫をした。
当日晴れるようにあすかのお父さんを呼んで晴天祈願の儀式を執り行ってもらった。
ゼッタイヤラネーダはいつもどおりやっつけた。
やっていることが大学のイベント系サークルすら超えてもはやプロの広告代理店のソレ。今回の実績をアピールするだけでも電通とかあのあたりに就職できちゃうんじゃなかろうか。手慣れすぎてて草生える。
最初から見返してみると、そういえば今回の発端ってあくまで天文部の部員が集まらないっていう悩みだったんですよね。悩みを聞いているうち「流星群!? 面白そう!」ってまなつが気付いてからトントン拍子に話が進展していっただけで。それでいて最終的にきっちり入部希望者が集まる結果にしてみせたあたり、トロピカる部ってばマジ野生のプロ。
あとは顧問と部室と部費を確保するだけですね。そのあたりは仲川さんガンバレ。生徒会長は以前空きがないとか言ってましたが、なあに、中学校の文化部なんて仲のいい先生に顧問の兼任を頼んで、その先生が鍵を管理している特別教室か倉庫を借りて、あと必要機材なんて全部私物で賄えばどうにでもなるもんです。天体望遠鏡? 担当教科の準備室にでも置かせてもらえ。
トロピカる部みたいに専用の部室を持っているほうがよっぽど特殊例。校内見渡してみると体育館の機材倉庫で演劇部が活動していたり、理科実験室を手芸部と将棋部とで仲よく共有していたりするものです。あとは本当にやる気次第。
小さな太陽
「星といえば、南乃島で見たわね」
「ホントきれいだったよね」
「だよね! いいよね、星! わあ! わかってくれる人がいて嬉しい!」
「・・・実はみんななかなか興味を持ってくれなくて。せっかく今度すごい流星群が来るっていうのに」
「すごい」「流星群?」
「うん。こんなにすごいのは50年に一度っていわれてるの」
「それって今しか見られないってこと?」「見たい!」
「本当!? 興味を持ってくれたのはあなたたちが初めてだよ!」
「その流星群、みんなで見ようよ!」
「え?」
「私たちトロピカる部に任せて!」
だいたいこのあたりまでで今話の課題全解決。残る問題は信頼と実績のトロピカる部に業務委託してしまえば勝手に全部片付けてくれます。
今話はトロピカる部が得意分野で経験の蓄積を活かすお話です。最近そんなのばっかですが、物語的にはあんまり語る部分がありません。細かいところを語ろうとすると広告業の仕事風景実況みたいになっちゃう。
あえてひとつ語るのなら、一番肝心なトロピカる部の協力を取りつけることができたのは、あくまで仲川さんの情熱のおかげでした。
トロピカる部は別に報酬を受け取ってお仕事しているわけではないので、そのやる気を引き出すには「面白そう!」という感情が鍵になります。仲川さんの楽しそうな語り口はまなつたちのやる気に火をつけるのに充分だったということですね。その点、仲川さんは誇っていい。
一旦火がついてしまえばあとはもう全部トロピカる部の領分。仲川さんのやる気がまなつのやる気を引き出し、まなつのやる気がトロピカる部全員のやる気を引き出し、トロピカる部のやる気が学校全体のやる気につながっていく。今話はたったそれだけのお話でした。これまで本当にもう何度も繰り返されてきたやる気の伝播。だからこそ、種火を務めた仲川さんのやる気パワーはとても尊い。
何かを企画するとき、一番難しいのはそれを実現するためのプロセスを組み立てることだとよく語られます。思いつくだけなら誰でもできる。そこに力強い実行力が伴わなければ何もかたちにならない。
けれど、実際にそういう企画を数多くプロデュースしている人の話を聞いてみると、意外と最初の企画発案が一番難しいと言う人も多いんですよね。プロセスを考えるだけならノウハウがものをいう世界。充分な経験さえあればいくらでも応用が利く。だけど最初の提案だけは経験だけじゃどうにもならないんだ、と。
そこにあるのはきっと、思いつきではなく情熱です。「これならやれる」「これはやってみたい」関わる人みんなにそう思わせることができる、見る人の心にまで炎を灯すことができる、巨大な心の灯火。
「『トロピカるぞー!』っていうのはね、常夏の太陽みたいにキラキラ眩しい幸せな気持ちが、胸の奥からこう、ぶわーっ!って湧きあがってくるような感じ!」(第1話)
「そうです。心の中にきらめく太陽を持った人間と私たち人魚の心が通じあったとき、カギが現れるでしょう」(第1話)
まなつは自分のなかにあるやる気パワーを太陽に例えました。
人魚の女王様も、プリキュアになるための資格は心に太陽を抱くことだと言っていました。
それはまさしく、こういうことだったのでしょう。
「とびっきりの奇跡を!」「全てを照らす魔法を!」「そして暖かな幸福を!」「今、私たちの手で!!」(『魔法つかいプリキュア!』第49話)
かつて太陽魔法を完成させた『魔法つかいプリキュア!』の3人もそうでした。
初めは力なく、頼りなく、せっかくプリキュアの力を授かっても大人の助けがなければ一緒に暮らすことすら叶わない、儚い子どもたちでした。
けれどいつしか力をつけ、みんなの中心に立つことが多くなり、たくさんの人を巻き込んで大きな願い事を叶えられるほどの人物へと成長していきました。
彼女たちの願いは、みんなの願いとなりました。
「まなつちゃん。それにみなさん。私だけじゃこんなに人を集めるなんて絶対できなかった。ありがとう、トロピカる部!」
「ねえ、詩織ちゃん。私、天文部入ってみようかな」
「俺も興味出てきた」
「私でも入れる?」
「――もちろん! あ、そうだ。よかったら望遠鏡覗いてみて!」
今回、流星群観測イベントの実現に際して一番がんばったのは間違いなくトロピカる部です。
だけど、それでも、今回のこのイベントは仲川さんがいなければ催されませんでした。
あなたは自分のやる気パワーを誇っていい。
今回集まった入部希望者たちは、間違いなくあなたの心の灯火に惹かれて集まった人たちです。
コメント
プロの広告代理店ばりのイベント企画能力をみせるトロピカる部。うん、まなつ達の就職先は○通よりADKエモーションズが良いんじゃないかな。
(こういう本作制作体制ネタをいちいち捩じ込みたくなる厄介オタク気質)
ところで、父·兄·妹の三人家族だという滝沢家の母が不在の理由は「死別」なのかはたまた「あんな旦那に愛想尽かして三行半突きつけちゃった」からなのか……。(あの父親の面構えが“熱血系”というよりどことなく“スピリチュアル系”なのがまたどうにも)
一方、娘のあすかは「晴天祈祷」そのものには肯定的で、ただ「父親の“あんな”姿を全校生徒に見られるのはツラい(思春期の少女にとっては相当苛酷な羞恥プレイ)」だけらしい様子なのは、「この父にしてこの娘あり」という感じで……うんまあ微笑ましい家族なんじゃないかな、ええ。
ともかく、流星群観察会を成功させるために“羞恥プレイ公開処刑”を耐え抜いた滝沢あすか。仲間のためにここまで根性をみせる彼女の性格に鑑みると、やはりそんなあすかが「仲間なんて要らない」とひねくれてしまった原因は「テニス部員達を救うために心身を削って奔走したのに、部員達に手の平を返された·梯子を外された」とかいう事情があったんじゃないかなぁ、と思えてしまうんですが、はて……。
あすか的にはまあまあ恥ずかしかったでしょうけど、現実として商店街の人たちに認められているという実績があるのでそこまで外面を気にする案件じゃなかったんじゃないでしょうね。校長先生も当然のように受け入れてくれましたし。
スピリチュアルといえど社会的な信用さえ得られたなら仏教や神道と何も変わらないですよ。占い師だって実績さえあればキワモノ扱いされることもなく、テレビで人生相談とか堂々とやれちゃうわけで。
あすか父に全部奪われましたw
むしろ部室棟が埋まるほど部活がある学校なのに無かったんですね、天文部……。
都会だからかなと思いましたが、正直あおぞら市って私から見たら都会らしくない気もしたり(失礼)
晴れてさえいればめっちゃ流れ星見える環境なわけですしね。
しかしあとまわし勢とローラが度々陸地や空に疎いの、そりゃそうなんですけど丁寧だなーってつくづく思います。
人間にはごく当たり前に存在してるものなので。
部室棟はほら、実質運動部用のロッカールームみたいなところがあるので・・・。学校によっては運動部10に対して文化部2つだけみたいな割合だったりしますしね。私が通った中学校の話ですが。
あおぞら市は・・・都会でしょう! 秋田駅前が大都会だと思った私が言うんです。間違いない。ちなみに比較対象は青森駅とか弘前駅とかです。
そういえば天体観測といえば学校の屋上みたいな思い込みがあったせいで、建物の上で焚き火してる!?とかしばらく困惑しました。
『人魚姫』でもみんな15歳の誕生日には嬉々として海の外の世界を見に行くんですが、すぐ興味を失って海底暮らしを愛するようになるってお話がありましたね。アンダー・ザ・シー、すばらsea。
どんなことにもいえることですが、興味を失うまでに対象の全てを知りつくすってことはまずないですもんね。たまに不意打ちを食らっちゃう。
今日は私が34になって初めてのプリキュア本編なのです!!☆☆♬
今日のトロピカル~ジュプリキュアはローラ・アポロドロース・ヒューギヌス・ラメールの「ちょとまなつ」というセリフにシックリ着ました
2019年の夏の広島大会にて福山市民球場にて開催された近大福山VS広島国泰寺の高校野球観戦記の中で、ツーアウト満塁の時、内野手のあるワンプレーで三塁ランナーに引き続き、二塁ランナーまでホームインを目指していることについて、的確な言葉が出ずキュアアイドルギャンブラーから
「ちょっと○○(亀ちゃんの下の名前)。近大福山(を)応援してるんだからボサーと見てないで」
と言われます
こっからトロピカル~ジュプリキュアでは現役のプリキュア同士の間で「ちょっと☆☆☆(他のプリキュアの名前)」という風に続いたので、プリキュア的に感慨深く感無量でもあります
話は変わりますが私のお母様も今日のトロピカル~ジュプリキュアを視ても面白さを感じることがありました
>明日はノドから手が出るほどイオン倉敷に行きたいけど
岡山にも再び緊急事態宣言が発令されたので、前回の時同様我慢します
一方、その便に新しく行く予定の岡山・広島中心展開のドラッグストア・Zag zagには、昨日警察署の直結地域の8番らーめんから自宅に帰る最中にて、左手にあったので、明日の分まで、プリキュアのティッシュも売ってあって、感無量なのです!!☆☆♬
初代『ふたりはプリキュア』第8話の印象強さもあって、プリキュアファンには名前呼びに強いこだわりを持っている人が多いですよね。
たまにはお店のラーメンとか食べに行きたいなあと思っていたんですが、そう思って近場のお店を調べてから早くも半年が過ぎようとしています。あと焼肉とかインドカレーとかも。(※ 緊急事態宣言とか関係なくただの引きこもり気質)