デリシャスパーティプリキュア 第4話感想 一目惚れと初恋のミラクル。

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あなたに会えてよかった。私、ここに残る。あの子と一緒にまたおいしいパンが食べたいの。

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「ふくらむ、この想い・・・キュアスパイシー誕生!」

Lead Character:がんばったひと

ゆい

Major Happening:大きなできごと

 コメコメを助けてもらったことからここねのことが気になっていたゆいだったが、ここねは自分たちと住む世界が違うお嬢様なんだともっぱらの評判。それでもやっぱり仲よくなりたくて距離を詰めていくゆいを見て、ここねも友達と一緒に過ごすことの喜びを知った。

Sub Questions:小さなできごと

パムパムの一目惚れ

 第3話でここねと運命的な出会いを果たしたパムパム。今はまだここねがどういう子なのか深く理解できているわけではないが、まずは容姿が気に入ったらしい。自信家なところがあるパムパムだからこそ、素直に憧れられる相手を見つけて貴重な刺激を受けたのだろう。

Battle Depiction:どんなバトルだったか

 3体のレシピッピを取り込んでいつもよりパワーアップしたウバウゾーを相手にゆいはひとりで立ち向かい苦戦する。だが、そこに新たなプリキュアとして覚醒したここねが参戦して逆転勝利できた。

Like It Here !:ここ好きポイント

「仲よくなれるといいね」

 クラスメイトの「芙羽様」呼びにうまく形容できない違和感を感じるゆい。その違和感の正体をすぐさま理解して「仲よくなれるといいね」と返すゆいのお母さんの、このお母さんぢからよ。

 ここねにもレシピッピ見えてた!!

 前話の感想文でも書きましたが、孤食の問題と子どもが傷ついているかどうかはまた別のお話です。子どもがコミュニケーションに乏しい食生活に身を置いてしまうのは教育その他様々な観点から是正されるべき問題ですが、それはそれとしてひとりで過ごす時間が好きだという子の個性もまた尊重されるべきです。子どもたちが健やかに幸せに育っていける環境を整えるのは大人の務めですが、一方で何が幸せなのかを決めるのは子どもの側でしょうから。

 今話はこの2つの論点のうち、前者を取りあげました。
 ここねはゆいと出会い、友達と分けあってごはんを食べる幸せ、力を貸しあえる強さを学びました。
 ですが、それはそれとしてひとりで過ごす穏やかな時間が好きだというパーソナルな部分が否定されたわけではありません。ゆいはむしろ尊重し、気づかってくれました。
 でもそれって素直に考えると矛盾しているんですよね。友達と一緒にワイワイする時間と、ひとりで静かに過ごす時間なんて、どうやったって同時には並立できませんから。そのあたりの二律背反は次話で語られるんじゃないでしょうか。

 逆に、多少の自己矛盾に目をつぶっていうのなら、ひとりでいる時間が好きな子でもグイグイ距離を詰めてくる友達のことを好きになれる余地はあるということです。むしろ全然アリ。
 本当にそのへん、当事者の感覚的には全然別のお話なんですよね。

ハートストーミング

 「新しいクラスはどう?」
 「うん。知ってる子も結構いたよ。あ! マリちゃん。この前街で会った子を覚えてる? 芙羽ここねさんっていうんだけど、あの子とも同じクラスになったの! ・・・でもね、みんなあの子のこと『芙羽様』って呼んでたんだ」

 自分でもうまくまとまらない思いがありました。

 「芙羽様も同じクラスだったんだ」
 「『芙羽様』?」
 「芙羽ここねさん。頭脳明晰の超美人。おまけにスタイルもバツグンで、なんとお父さんは高級レストラン『デュ・ラク』のオーナー! ま、私たちとは住む世界が違うお嬢様だよ」
 「へー!」

 友達のわかなの言葉に悪感情はないように思えました。変なやっかみとかわだかまりとかはなく、単純にすごい子なんだって心から思っている気持ちが伝わってきました。
 なのに、ゆいはどうにも違和感を感じます。

 「なあ、声かけてみようぜ」
 「お前が先行けよ」
 「――あ。行っちゃった」
 「芙羽様が俺たちと喋ってくれるわけないかあ」
 「・・・うん?」

 みんなが芙羽様芙羽様と呼んでいます。憧れているような目を向けています。「芙羽様」はけっして悪意が込められたあだ名ではないはずです。
 だけど、何かが違っている気がします。
 誰もおかしいと思っていないことを、ゆいだけが、なんだかおかしいと感じてしまいます。

 どうして?

 「・・・でもね、みんなあの子のこと『芙羽様』って呼んでたんだ」
 「仲よくなれるといいね」
 「――うん!」

 その違和感の意味は、お母さんがさらっと解き明かしてくれました。

 そうだったんだ。
 私は友達になりたいと思っていたから、「芙羽様」という呼びかたに距離を感じてイヤだったんだ。

 「芙羽さん! 一緒にご飯食べよ――」
 「あの子ならもう行っちゃったよ?」
 「うう・・・」

ファーストラブ

 「ゆい。パムパムもここねって子に会いたいパム。あんなきれいな子、初めて見たパム。髪もつやつやで、いい香りもして。パムパム、あの子とお友だちになっていっぱいお喋りしたいパム」
 「喋っちゃダメでしょ」
 「わぁう・・・。でも、パムパムもコメコメもお世話になったし、ちゃんとお礼したいパム」

 パムパムが言っていることはクラスメイトたちのここねへ向ける気持ちと大差ありませんでした。
 接点の薄い、まだよく知らない相手に感じる好意なんてのは大抵そんなものなのかもしれません。

 「パム・・・」
 「また不思議な鳴き声。あなたも浮いたりして。あのピンクの子みたいに」
(第3話)

 実際一目惚れでした。
 パムパムときたら、一切の誇張なくマジで初めてここねの横顔を一目見た瞬間から彼女に惹かれていました。君さ、普通はせめてもうちょっと納得感のあるワンシーンを挟んでからスロー再生空間を展開するものでしょ。芋けんぴでもいいからさ。いったいいつの時代の少女マンガだよ。

 もちろんお礼をしたい気持ちもウソではありません。でもそれはお為ごかしです。順序としてはむしろ逆で、会いたいからお礼を言う機会を得たいというのが本音でしょう。

 ちなみにゆいはというと、まあ、こちらも似たようなもの。
 ゆいもパムパムと同じで、すなわちクラスメイトたちとも同じで、ここねと友達になりたいという思いにさしたる理由はありませんでした。
 単純にステキな子だなと思ったから。いいなと思ったから。たったそれだけの理由でお近づきになりたいと思ったのでした。

 友達になりたい理由なんてのは普通そういうもの。

 「私、ひとりが楽だった。静かなひとりの時間が好き。人と関わるのは面倒だし、すごく疲れるから。でも、あの子と一緒だと心の中で温かいものが、今まで知らなかった思いがどんどん膨らんでいく」

 なんでこんなところを掘り下げるのかというと、今話時点ではまだここねが友達というものを重く考えすぎているからです。ゆいという存在を特別で得がたい貴重なものだと受け止めてしまっているからです。

 そうじゃない。
 ゆいは普通の子です。周りにいる他の子たちとそこまで大きな違いはなく、ただ、ほんの少しだけ他のみんなよりも先にここねに深く踏み込んでみせただけです。
 ここねがまだ気付いていないだけで、クラスにいる他の子たちもみんな、本当はゆい予備軍なんです。本当は誰もがここねと友達になりうる。彼女はこれから、そういう身近にあふれている幸せの可能性を見つけていかなければなりません。
 キュアスパイシーは「分けあうおいしさ」のプリキュアだそうですから。

 「あなたに会えてよかった。私、ここに残る。あの子と一緒にまたおいしいパンが食べたいの」

 あなたが今回体験した奇跡は、ほんのささやかなありふれた好意でできている。

アイスブレイク

 「お婆ちゃん言ってた。『人の力も出汁も合わせるのが味噌』だって。――一緒にやればきっとできるってこと!」

 手っ取り早く打ち解けあうには共同作業をするに限る。

 迷い仔ウサギの件を経て、ここねとゆいは友達になることができました。
 友達と一緒に行く最初のランチでカレーパンをチョイスするのはいささか豪の者のような気がしないでもないですが、ゆいもそんな細かいところをイジる性格ではないのでオールオッケーです。てか、自分でも食べるし。

 「ステキなお店だね。よく来るの?」
 「うん。静かで穏やかな空気がいつも満ちてる。ここで過ごすひとりの時間が好きなの」
 「あ。じゃあうるさくしちゃったね。ごめんね」
 「・・・別に」

 不思議と、向こうが慌てるほどには気になっていませんでした。そもそもこのお店を選んだのからしてここねだというのもあるでしょうが。

 ひとりの時間が好きでした。
 いちいち羨望の目を向けてくる学校の人たちが煩わしかったというのもありましたが、ひとり黙々とおいしいパンを味わう時間も本当に好きでした。レシピッピは料理のことを心から大切に思っている子にしか見えません。
 人前ではなかなか笑顔になることができないここねでしたが、ひとりでいるときなら微笑むことができました。それこそ、おいしいパンを食べたときとか、かわいい動物やレシピッピを見つけたときとか、あとは思いだし笑いとかも。

 けれど、それはそれ。

 「もしかして・・・見えるの?」
 「あなたも?」
 「うん! すごーい! うれしい! ・・・っととと」

 また気を使ってくれます。うれしい。
 だけど本当のところは全然気にしていません。一緒に力を合わせてひと仕事し、共通の秘密が見つかり、相手の人柄もだんだんわかってきて、ここねはいつもと違うにぎやかなランチタイムがむしろ心地よくなっていました。
 静かな食事とにぎやかな食事は普通に考えたら両立しえないはずのものですが、今、ここねにとっては両方ともが好き。

 「和実さん!」

 ここねにしては珍しく大きな声で呼び止めます。

 さっきロールパンサンドをシェアしてもらったときはすごくおいしくて、嬉しかった。ひとり静かに食べるときには体験できない楽しさがあった。またやりたい。今度はこっちから、さっきのお礼代わりとして。
 分けてもらったロールパンサンドをおいしく食べたら嬉しそうにしていた。もしカレーパンをシェアして、おいしそうに食べてもらえたら、自分もやっぱり嬉しく感じるんだろうか。
 自分から声をかけるには、ひとりで食べるだけなら必要のない勇気が必要になってしまうけれど、勇気をふりしぼればひとりで食べるときには体験できない幸せな時間を過ごすことができる。ほんの少し、勇気を出すだけで。

 今、友達と一緒に食べるひとときが、楽しい!

 「これ――!」

レボリューション

 「早く逃げてパム! ・・・ごめんなさいパム。パムパムが会いたいなんてワガママを言わなければこんなことに――」

 楽しいランチタイムを奪っていったのはブンドル団というんだそうです。
 ゆいは今そいつらと戦っていて、どうやら自分はその戦いに巻きこまれてしまったようです。
 パムパムが泣いています。自分が悪いのだと。迷惑をかけてしまったと。こんなこと、起きるべきではなかったと。

 違う。

 「あなたに会えてよかった」

 今日は奇跡が起きた日。

 「私、ここに残る。あの子と一緒にまたおいしいパンが食べたいの」

 ずっとひとりで静かに過ごす時間が好きだった自分が、友達とにぎやかに過ごすひとときのことも好きになれた日。

 「私、ひとりが楽だった。静かなひとりの時間が好き。人と関わるのは面倒だし、すごく疲れるから」

 こんな楽しいことがあるなんて自分ひとりでは気付くことができなかった。教えてもらうまで知ろうともしなかった。

 「でも、あの子と一緒だと心の中で温かいものが、今まで知らなかった思いがどんどん膨らんでいく」

 だから、これは奇跡。パムパムとゆいが運んできてくれた、芙羽ここねという存在にとって本来ありえなかった転換点。

 「私、守りたい。大切な場所を、あの子と!」

 迷惑なんてあるものか。後悔なんてさせるものか。誰であろうと、今日起きたことを否定なんてさせてやるものか。

 「だって、どんなことも一緒にやればきっとできるって、もう知ってるから!」

 今日はいい日なんだ!

 プリキュアは自分たちの日常を守るヒーローです。
 ここねがプリキュアに変身してでも守りたいと願った今日この日は奇跡の産物で、どちらかというと非日常。だけど、これからは日常になっていくはずです。日常にしていきたいと、他でもないここね自身が望みました。

 「スパイシー! やったね」
 「一緒だからできたの。それに私、ずっとあなたに伝えたかった。――ありがとう」
 「えへへ。こちらこそありがとう!」
 「これからはずっと一緒パム!」

 ひとつのカレーパンをシェアして友達とわいわい食べられる日常が始まります。
 ちなみにカレーパン1個あたりのカロリーはだいたい400kcal。もう1個2個はいけそうな感じです。

コメント

  1. ピンク より:

    なんか「ちびまる子ちゃんの花輪クンってめちゃくちゃコミュ力高いのかも」とか思った次第です。

    例えばお嬢様学校在籍だったらまだ精神的に楽だったんですかね。
    まあ地元の飲食店の経営者的な家だと、娘を下手に私立行かせるよりは公立の方がなにかと勉強に……って感じでしょうか?

    何はともあれ、予想以上に可愛らしい仲間が増えて今後もますます楽しみになりました。

    • 疲ぃ より:

       フジテレビ・・・? 知らない局ですね・・・。

       芙羽様呼びはされなかったかもしれませんが、本人にとってはそもそも価値観が合う合わないとかの問題ではないので、あんまり変わらないかもですね。
       ただ、名門校だとイジメ以外で内気な子に積極的に干渉しようとする子の比率が減る(※ いろいろな意味で自立志向が高い)ものなので、その意味で楽かもしれません。

  2. 亀ちゃん より:

    今日は第4話でやっと2人目であるキュアスパイシーがデビューした話でした
    パムパムが芙羽 ここねに対して、「これからはずっと一緒パム」と言い放ったのはシックリ着ました!!☆☆♬
    これはいとこのお姉さんの次女にも直接感想として言える内容のセリフでもありました!!☆☆♬
    逆に4年前まで遡りどうしてもプリキュアに変身出来ない野乃 はなの代わりにはぐたんがオシマイダーを浄化させることに成功した話では、当時いとこのお姉さんの娘達にはとても感想を送れる内容ではなかったとインターネット上の別のプリキュアサイトでアップしました
    しかし今思えばとてもいとこのお姉さんの娘達には「さいごまでみてよかった」と言える内容ではないと今頃になって気づいてます(笑)
    これからは(以下省略)を生かしたセリフに関しては、キュアホワイトソックスがキュアアイドルギャンブラーに
    「これからは☆☆ちゃんも私のことは必ず○○○って呼んで」
    と言い放ったことで、女児向けプリキュアにも「これからは(以下省略)」と生かしてセリフ交えられたと思うと、本当にプリキュア的に感慨深いですね!!☆☆♬
    その一方で私のお母様は何回も面白いと口にしてその内の2回ぐらいは笑い出すほどでした!!
    私のお母様が面白いと口にしたことはいとこのお姉さんの娘にもよく感想をメールします
    さて、来週は3人目のデビューの前に、今度はプレシャス&スパイシーでウバウゾーを浄化する話
    物語開始時点で勢揃いのプリキュアが3人の時、その3人目が第6話以降にモツれるのも、2人目のデビューを前にたった一人でやられ役を浄化する話を挟んで、さらに2人目から3人目の過度期にて2人でやられ役を浄化する話を挟むのも、女児向けではこのデリシャスパーティプリキュアが初めての試みですね!!
    プリキュアちゃんねるという大人だからこそ観ることが許されるプリキュアサイトの自作小説・ギャンブラーズプリキュアは2015年に全国デビューすると、2人目であるキュアアイドルギャンブラーのデビューから3人目である女子寮の寮長プリキュア・キュアバドミントンギャンブラーのデビューにかけての過度期は、女子寮の寮長が実質第3話でクローズによってゼツボーグにされます
    さらに実質第4話ではクモジャキーによってデザトリアンにされます
    それでも第2話・第3話にて1人でやられ役を浄化する話の直後の第4話にて2人目がデビュー
    その後第5話では2人で何とかする話を交えるのは私が知っているプリキュアの話の中にはありませんね!!
    しかしその分、デリシャスパーティプリキュアは第6話以降になって遂に3人目であるらんらんがプリキュアデビューするはずなので、楽しみで仕方ないです!!
    もちろんらんらんのプリキュアデビューが第7話までズレ込む可能性も否定は出来ませんが、第5話では次回予告も特に見逃すワケにはいきませんね

    >で、今回,プリキュアとは完全に無関係な雑談で言いたいことは
    2016年の春の岡山大会の決勝では鳥取県開催である中国地区大会進出をかけて、私の母校であるおかやま山陽高校が、その高等学校の機械科の先生方にお父様の親友が機械科のOBである倉敷工と対戦しました
    するとおかやま山陽高校が逆転を遂げると、いつの間にかおかやま山陽高校の吹奏楽隊も、
    おかやま山陽高校 何が何でも 優勝しろ!!負けたら承知せんゾ!!(厳→咲)
    と言わんばかりの音感で音楽を奏でていました!!☆☆♬
    高校野球では甲子園を前にした大会でも、相手がリードしていても、いつしか逆転したり、逆転した挙句に尚も引き離すことに成功すると
    ○○高校・高等部 優勝しろ・勝て 負けたら承知せんぞ
    と言わんばかりの音感を繰り出せる吹奏楽隊は球場全体の雰囲気をそのチーム一色に染め上げるので、他校や対戦相手には脅威となりますね!!☆☆♬

    • 疲ぃ より:

       パムパムはここねのことが好きすぎる・・・。なにあの一目惚れからの押しかけ女房ムーブ。運命感じすぎ・・・。つよい・・・。

       今年は2人目3人目も追加戦士枠のノリで見るくらいでちょうどいいのかもしれませんね。加入前も加入後もエピソードたっぷり。

  3. ノエルフラワール より:

    三人目のプリキュアで楽しみです、これからもっと仲良くなるのたのしみです

    • 疲ぃ より:

       オープニングの食べ歩きシーンでここねがらんの言動にいちいちあきれ顔しているんですよね。あの光景が本編でも見られるようになるのを実は楽しみにしていたりします。

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