ぐらんぶる 第8話感想 友人選びもまた自分の本性を映す鏡である。

たしかにあいつは俺たちと縁を切ると言った。けどな、まだ俺はあいつを信じたい。

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(主観的)あらすじ

 沖縄合宿の費用を稼ぐためにバイトをしなければなりません。
 それはそれとして、オサレなふいんき(何故か変換できる)のバーでコントをしました。
 それはそれとして、今にも捨てられようとしている友人の童貞を死守しました。

 番外編での伊織の言動は色々と発想がユニークで楽しいのですが、それ故に全然共感できなくて困ります。完全に私の知らない世界です。こういう場の空気を吸っている人間がどこまで正気なのか肌感覚でわからないというか。なんか皮膚呼吸した瞬間壊死しそうというか。コント感覚でハタから見る分には超面白いんですけどね。

とりとめなく

 「そりゃお店で飲んだらそうなるよ」
 焼鳥盛り合わせ600円に冷や奴250円なら、チェーンの居酒屋よりかもう少し安いくらいですね。ちなみに参考までに伊豆市の引っ越しスタッフの求人を調べてみると、だいたい時給1300円くらいが相場のようです。8時間働くとして日当10000円程度って感じでしょうか。
 ふむ。・・・飲み過ぎだバカヤロウ。
 そういえば普段古手川さん家のショップでやってる宴会って、費用的にはどうなっているんでしょうね。何気にビールサーバーが置いてあったり、ジョッキも大量にあったり、奈々華さんが給仕してくれたりしていますけれども。この言いかただともしかして酒代の実費だけ? 色々手伝ってもらっているにしても気前がいいなあ。いい人だなあ、古手川のお父さん。

 「20万円になります」
 内訳:ビール中6杯36000円、ウイスキーロック2杯54000円、モスコミュール1杯10000円、ジンライム1杯20000円、アイスウオーター1杯10000円、おつまみ1皿10000円、テーブルチャージ料60000円。
 ボッタクリバーなので金額の内訳にはツッコまないにしても、この人はこの人で飲みすぎなんじゃないですかね・・・? おつまみとチャージ料が1件ずつということは、1人でこんだけ注文したということになるわけで。その手のバーのおつまみってどうせミックスナッツとかスナック菓子でしょ? むしろ1人前ですら酒の量に対して足りなくない?
 まあ、Peek a Boo式の飲み会に慣れている伊織だとこの酒量でも全然控えめなんでしょうけれど。

 「よし! 私はスクリュードライバーで!」
 実はルーツ的には間違っていません。オレンジジュースさえ・・・オレンジシュースさえ入っていれば・・・!
 ケバ子はケバ子でシェイカーに憧れがあるくせにステアのカクテルばかり注文しよってからに。
 それにしてもこのお店、ジンライムがあってギムレットがなかったり、ウォッカ・マティーニがあって普通のマティーニがなかったり、謎の多いメニュー構成です。

 「このまま寝られたら何があっても知りませんからね」
 ギャグなので別にいいのですが、同性愛者=レイパーのイメージが付いたのってどうしてなんでしょうね? 自分だってそこらに美人の女性がいたとしてもいきなり襲いかかったりはしないでしょうに。
 学生時代は演劇サークルに所属していた関係もあって、同性愛者のかたともよくお酒をご一緒したものですが(芸術系の業界人はいろんなマイノリティが多い)、フツーに恋愛トークで盛り上がったものです。「このなかでなら誰がタイプ?」とか「ラテックス派? ポリウレタン派?」とか。・・・恋愛じゃねーや。シモネタだわ。
 ちなみにこれも誤解されがちなのですが、昔ネットで流行った『くそみそテクニック』もちゃんと同意のうえでセックスしています。というかあのガタイのいい阿部さんはそもそもネコです。なのになぜか巨根でセックスアピールするのだけれど。『くそみそテクニック』と入れ替わるようにして流行するようになった例のAVに関しては私に動画サイトを見る習慣がないので知りません。

 「たまにふと思うんだが・・・、なぜ俺にはカノジョができない」
 まず前門のエロDVD、後門のYES / NOクッションって、その呉越同舟的な部屋のレイアウトをどうにかしろ。

 「わ、悪い。15分・・・いや、30分後に連絡するから」
 この生々しい童貞感よ。
 いやね。そりゃたしかに30分もかければ装填済みの1発や2発撃ち尽くせるでしょうともさ。20代の若人ですし。ですが一言忠告しておきたい。セックスのメインはおしゃべりにおさわりに、まあ要はイチャイチャであると。30分で終わると思ったら大間違いです。というかシングルベッドだと狭いうえ乙女の憧れもあって十中八九終わったら腕枕することになるでしょう。撃つだけ撃って一旦ベッドから抜け出すという選択肢すらおそらくありえません。相方を夢から覚ましてしまったら愛まで冷めかねませんですハイ。ベッドから抜け出て冷えた体でもう一度触られることがまず不快ですし。

 「優くん。来ちゃった(はぁと」
 ミックスボイスでカラオケひとりデュエットができる人は割と見ますが、しゃべりでもちゃんと女性の声に聞こえる人はめったにいませんよね。この人この才能一本で食っていけるんじゃないかな。(ミックスボイスは地声以上に加齢による劣化が早いので普通はムリです)

 「そこまでいうなら信じてあげてもいいけど。もう。スマホの電源切ってね、優お兄ちゃん」
 そもそもこういう品のないことをする悪友とツルんでいるカレシだと知ってなお冷めないこの子は大したタマだと思うんだ。どんだけ愛が深いんだ。それともこういうダメ人間だと知ってあえて選んだのか。ダメンズウォーカーか。(古い)
 原作での描写を見るに、後者のような気がしないでもない。

 「俺たちやっぱり親友だ!」
 ここの感性だけは本気でわからないんですよね。ダメ人間はダメ人間なりに裏切り者に怒りを覚えるものだというのはわかるんです。けれどそれはあくまで裏切られたからだと思うんですよ。ヤツの正体がダメ人間の同胞じゃなかったから怒るのではなく、ダメ人間のお仲間であるはずの自分たちを裏切った不誠実な行為にこそ腹が立つんです。メイビー。
 だったらこの場合、この不誠実な態度を見たとき湧きあがるのは親近感ではなく、むしろいっそうの軽蔑ではなかろうかと。
 この裏切られた悲しみを超越するレベルでの「他人の不幸で飯が美味い」という感性は私の引き出しにはないものです。残念なことにまったく理解できません。私もしょせん若造。まだまだ人生経験が足りませんわ。(わかってていってる)

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