えんどろ~! 第9話感想 女は行動力!

まあいいじゃん。メイちゃん嬉しそうだし。

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(主観的)あらすじ

 今日はみんなでカルタード祭りに参加しました。カルタードオタクのメイが言うにはこのうえなく貴重な機会だそうですが、それはそれ。不思議な体験に見たこともない光景の数々。驚いたり拍子抜けしたりして、なんにせよとても楽しいものでした。
 お祭りのメインイベントである野生のレアカルタード狩りにも参加させてもらって、全力で挑みました。途中でもうダメだと思う場面もありましたが、メイは決して諦めず、みごと逆転優勝。カルタードへの本気の愛がメイたち自身を楽しませ、祭りを大いに盛り上げるのでした。

 純然たる日常回。なんだかんだいって結末へ向けてしっかり物語を積み重ねているっぽい『えんどろ~!』ですが、今回ばかりは(たぶん)本当に何もなし。日常アニメにも日常回ってあるものですね。これはこれで良き。(ただしブログに書くことに困る)

カルタード

 「カルタードは人間が生みだした人工物ではなく、大地が育んだ自然物なんス」
 ところでこうなると旅具とか武器とかを収納しているカルタードってどういう扱いなんですかね? 満漢全席のカルタードみたいに最初からそういう品物を召喚するカルタードとして生えてくるんでしょうか。
 でもそうなると今度はユーシャの聖剣のカルタードのレアリティが気になるところ。カルタードのレアリティ、実は星の数と関係ないみたいなんですよね。

※ 参考
 「せーの。――レアカルタード“メガブリザード”っス! しかもクラスは星5っスよ」
 「ワシのカルタードをよく見るがいい」
 「うおお! それは伝説レアの“ドラゴンブレス”じゃないっすか!」
(第7話)
 この“メガブリザード”と“ドラゴンブレス”が両方とも星5です。それからユーシャたちの武器カルタードや、マオちゃん先生を時空追放したカルタードも星5。
 実はローナ姫が持っている神話レア“紫黒のフェイクルース”ですらも星5だったりします。これだけデザインが若干特別仕様ですが。
 星1なのはときどき使っている初級魔法と、旅具や保存食などの日用品カルタードくらい。第4話で使った“水中呼吸”は星3でしたね。

 「・・・突然変異っスかね」
 「何落ち着いてるの、こんな珍しいカルタードを前にして! これだったらキングになれるかもしれないじゃない!」
 「うーん。たしかに珍しいっスけど、これ星1のノーマルカルタードじゃないっすか」

 レアリティでの区分とは別に、星の数が多ければさらに価値が上がる、くらいの意味なんでしょうか。
 絵柄にレアリティを判断する情報が見当たらなく、というかそもそも人工物じゃないので特定の種類だけ意図的に生産量を絞るみたいなこともできないでしょうし、・・・カルタードのレアリティの基準ってもしかして純粋な市場流通数だったり?

 勇者の聖剣のカルタードなんて世界に1つきりだと思うんですが、アレって神話レア扱いにはならないんですかね?

秘祭

 「大変っスよ! 自分、カルタード祭りに参加できることになったんス! 世界で唯一カルタードを生産しているタルカ族が年に1度行うカルタードのお祭り! 部外者は参加できない内輪のお祭りで、その内容は文献にしか載っていない秘密のお祭りなんス!」
 現実には知る人ぞ知るローカルなお祭りなんてどうせ大したことないです。(夢もへったくれもない)
 たとえば青森県の西の方にも4年に1回しか催されないなかなかレアなお祭りがあるんですが、ぶっちゃけ予算がなくて毎年やれないだけだったりします。なにぶん観光映えしないもんですから。経済効果皆無ですから。
 これまでカルタード祭りに参加した人間がいないというのも、観光向きじゃないと判断してタルカ族が積極的に誘ってこなかっただけなんでしょうね。

 「みなさんあっという間に仲よしっスね・・・。自分は・・・何ヶ月もかかったっスよ・・・」
 たぶん、タルカ族と仲よくなること自体はそこまで珍しい光景でもないんでしょうね。だってタルカ族についての文献が色々あるということは、少なくとも彼らと仲よくなって話を聞いた人間は何人もいたということなんですから。そもそもが人間の街に商売に来るくらいには友好的な種族ですし。

 けれど正直そんな落ち込むほどのことじゃないと思います。かつてカルタード祭りに参加した人間がほとんどいなかったのは確かなことのようですから。
 ユーシャたちのようにタルカ族と仲よくなった人間はたぶんたくさんいたんじゃないかと思います。けれど、その人たちもカルタード祭りには呼ばれなかったわけですよ、メイ以外。だってタルカ族にとってはあくまで内輪のお祭りだから。あえて村の外の人を誘うほどのお祭りではないから。
 ところがメイは誘われました。たぶん、メイの方から行ってみたいと意志表示したんじゃないですかね。そのくらいしか誘われる理由が思いつきません。タルカ族の方はメイが来ても来なくても困らない様子でしたし。

 「『君たちも来ちゃいなよ』だって」
 「そんな軽い感じでいいんスか・・・?」

 だから、メイはもっと自分を誇っていいと思います。おそらくメイがいなければユーシャたちはカルタード祭りに誘われなかったでしょう。単に街で仲よく遊んで終わりだったでしょう。カルタード祭りがタルカ族にとって大したことないお祭りであればこそ。

 自分の気持ちを伝えることって、簡単なようですごく特別なことだと思います。
 タルカ族と仲よくなるのがうまいのはユーシャたちの方でした。けれど、カルタード祭りに誘われたのはメイ。その違いを分けるものが、たぶん自己表明の有無なんだと思います。
 「――というわけで、付いてくるのもここまでっスよ」
 「ええー!?」

 あとになってユーシャたちもお祭りに誘われます。けれどそれも、タルカ村入口まで付いてきてやっと、自分たちも行きたいという気持ちを表明してみせたからこそ。

 ちゃんと気持ちを伝えることって大事だと思います。
 伝えるか、伝えないか。たったそれだけでその後の運命が大きく変わってしまう瞬間って、案外たくさんありますから。
 ちなみに私は超苦手。自覚があるだけでもこれまで山ほどチャンスを逃してきました。
 損ですよ、そういうの。
 私は自覚したうえでなおも自分の性格を矯正できずにいますが、そういう自分を棚上げしてでも、あなたにはそういう生きかたをしてほしくないと考えています。

 その意味で、メイって何気にすごい子ですよね。
 オタクなのにアクティブ。自分の趣味のためにちゃんと自分から行動する。もうそれだけで私は彼女を尊敬します。

 「それに、カルタードキングになれなくてもせっかく憧れのカルタード祭りに参加してるんス。時間切れまでがんばって、この夢のような時間を、自分、めいいっぱい味わいたいんス!」

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