わんだふるぷりきゅあ! 第21話感想 緞帳の向こう、まだ見ぬ人たちがいる広い世界へ。

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いろはとケンカして、悲しかったけど、もっと仲よくなれたよ! 私といろははこれからもずーっと一緒! ね。

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「まゆとユキのスクールライフ」

大きな出来事

メインキャラクター:ユキ

目標

 学校でもまゆを守る。

課題

 まゆと同じ学校に通えるようになった。それだけでユキは満足だ。
 だからユキは多くを望まない。学校で新しい友達をつくろうとも思わない。

 前の学校で、まゆは目の前のことに集中しすぎてしまう悪癖のために、仲よしだった友達をなくす経験をしている。ユキとしては二度と同じことを繰り返してほしくない。だから、まゆにも自分にも新しい友達なんか要らないとユキは考えている。

解決

 いろははありのままのまゆを受け入れ、むしろ尊敬までしてくれる。こむぎは何も考えていないようで、本当はケンカしてもまた仲直りできることを知っている。
 このふたりならまゆの友情を裏切ることはないだろう。そう考えると、なんだかユキ自身までふたりと仲よくなりたいと思えるのだった。

バトル

苦戦

 パンダのガルガルが相手。いつも眠っており、睡眠中は周りの人の眠気を誘う謎の波動を放つ。眠くなるとかえって元気いっぱいになるこむぎ以外みんな眠らされてしまった。

勝利

 パンダといえばタイヤ。キラリンキツネの力でこむぎをタイヤの姿に変身させ、ガルガルといっぱい遊んで目覚めさせた。でも「今よ!」の時点でまた寝ていた。

 起こす必要あった?

ピックアップ

羊田さん

 ・・・という名前のようだ。
 いろはの前の席で、こむぎ転校初日の奇行をニッコニコして眺めていた子。

国語

 右は杜甫の詠んだ五言絶句(無題)。左は同じく杜甫の五言律詩で『春望』。
 ・・・普通、生徒に漢文を板書させるなら書き下し文か口語訳じゃないかな!?

美術

 中学校でやる人物画ならだいたいスケッチだろ! 目の前にいる人を描け! 全部私服じゃねーか!

体育

 普通の学校に置いてある文部科学省指定規格のとび箱は8段。まず12段も置いてあるわんにゃん中がすごい。ちなみにこれで高さは約140cm。

家庭科

 普通の学校で刺繍なんて習・・・ったわ。私もエプロンに何かよくわからない空想上の葉っぱ刺したわ。(花にすると色数が増えて面倒くさそうだったから)

白い花

 初夏の花であることや花が丸ごと落ちる様子からするとナツツバキだと思われる。ただ、ナツツバキの花言葉は「控えめ」「儚い美しさ」で、ストーリーと今ひとつ噛みあわない。(とはいえ花がポトリと落ちるわびしさだけでも演出として充分ではある)

 花言葉を重視して考えるなら同じツバキ科のサザンカという見立てもできる。こちらの花言葉は「ひたむきさ」「あなたは私の愛を退ける」。ただし、この花は晩秋の花だし、劇中描写と違って花びらが1枚ずつ散る。

パンダ

 より正確にはジャイアントパンダ。今でこそパンダ=ジャイアントパンダみたいな扱いだが、もともとレッサーパンダが先に見つかっていたため、古い文献で単に「パンダ」と書かれているときはレッサーパンダを指す場合もある。
 丸一日笹を食べるか寝るかして過ごしている。というのも、内臓の構造からすると本来肉食に近い雑食性のようで、植物のなかでもとりわけ繊維の固い笹や竹をエネルギーに変換するにはまったく向いていないためだ。1日あたり4200kcal分(参考:ヒグマの1日あたり摂取カロリーは2400kcal程度)もの笹を食べるわけだが、そのうちまともに消化できているのはわずか20%ほどだという。体に合わないものを無理に主食にしているから、一日中食べつづけては食休みし、起きてまた食べてという生活を送っているわけだ。竹林にはパンダの天敵がいないことも幸いしている。
 ちなみに動物園では普通の野菜や肉を与えているらしい。山盛りの笹なんて毎日用意できるものじゃないしね。

 案の定終わりませんでした。

君が涙のときには僕はポプラの枝になる

 「ユキ。せっかく学校に通うんだし、私以外の人ともお友達になってみたら」
 「必要ないわ。私がここにいたいのはまゆと一緒にいたいから。そして、まゆを守りたいから。人の姿になって、まゆとずっと一緒にいれて、うれしい」
 「・・・うん」

 まゆにとっても、気持ちがまったくわからない話ではありませんでした。
 第1話のこむぎが今のユキと同じようなことを思っていたように、飼い主は四六時中いつもペットと一緒にいられるわけではありません。どうしても家の外に用事ができるし、どうしてもペット以外のたくさんの人と知り合いになりますし、だから、どうしてもペットにはさびしい思いをさせてしまいます。
 ペットが自分に懐いてくれる姿を見れば見るほど、少しだけ後ろめたい気持ちになるというのはペットを飼っている人誰もに共通する思いでしょう。

 ただ、だからこそ人間の姿のセンパイとしてはもったいなく思います。
 家の外にも世界は広がっている。飼い主以外にもたくさんの人が暮らしている。勇気を出してそこに飛び込んでいくのはやっぱり楽しくて、刺激的で。大好きなこの子にも同じ気持ちを体験してほしい。
 とはいえまゆも家の外の世界を心から楽しめるようになったのはごく最近のことです。ずっと、ユキ以外の友達がいない日々を過ごしてきました。
 そんな自分でも今はこういうふうに感じているんですから、うん、焦らなくたっていい。まゆはそうも思うのです。

 「誰かにプレゼントするって思うとやる気が出るかも! ねえ、刺繍したハンカチみんなで交換しない? 私とまゆちゃん、こむぎとユキちゃんで交換するの。どうかな?」
 「・・・そんなことしないわ。絶対に」

 そんなまゆの気持ちが、今のユキにはまだわかりません。

 あるとき、まゆが泣いて帰ってきました。
 学校でいかに辛いことが起きたか、どれほど後悔することになったか、言葉を話せない、ただ傍にいてあげることしかできない猫の自分に、切々と吐きだすまゆを傷ましく思いました。
 狭い世界しか知らない自分だけがまゆの味方だというなら、たくさんの人が暮らす世界がまゆをひとりぼっちにするというなら、そんなものそもそも必要ないんじゃないかと思いました。
 少し前までユキは家の外の世界のことをほとんど知りませんでしたが、自分とまゆにとって必要ない場所だということだけは知っていました。

 「私、交換したいな」
 「まゆ!?」

 だから、びっくりします。
 まゆの気持ちが全然わかりません。

 「まゆは昔からものづくりが大好きだけど、つくったものはほとんど人にあげてしまったでしょう。時間をかけて一生懸命つくったものを全部あげちゃう。喜んでもらえるのが嬉しいからって」(第19話)

 ユキだってまゆがプレゼント好きだというのは知っているはずです。いつも傍にいて、お母さんとか、最近だとこむぎとかのために心を込めてプレゼントをつくる姿を見ていますから。
 それなのに驚くんです。
 そのプレゼントのせいで、まゆがどんなに傷ついたかも見ているから。

 「私は、まゆにこれ以上傷ついてほしくないの。傷つけるなら最初から近づかないでほしい。まゆをいずれ傷つける“友達”なんか、いらない」

 まゆは優しい子。
 その優しさのおかげで私は今ここにいる。
 まゆの優しさを尊いものだと私は思う。

 優しさに報いたい。
 優しさに報わなければならない。
 私ならそう思う。切実に、そう願う。

 なのに、そう思わない“友達”って?

 外の世界にはたくさんの人がいて、たくさんの出会いが待っています。
 ユキはその人たちのことをよく知りません。彼らと友達になることがどんなに楽しいことかよく知りません。
 だけど、少なくとも彼らはまゆを傷つけました。そのことだけは知っています。

 「――全然わかんない」

 呼んでないのについて来た、普段から何も考えてなさそうな犬が言います。

 呆れます。
 これがまゆの優しさを汚辱した、外の世界。

 「いろはと私は仲よしだけど、ケンカしたこともあるよ。ユキだってまゆとケンカしてたよね。――いろはとケンカして、悲しかったけど、もっと仲よくなれたよ! 私といろははこれからもずーっと一緒! ね」

 なのに。

 ユキより少し先に外の世界に飛び出した、人間の姿のセンパイは話すのです。
 ユキのまったく知らない世界の話を。小さな世界しか知らなかったユキの知る限り、悲劇でしかなかった物語の結末の、その先の物語を。

 楽しそうに。

 「明日ケンカするかもしれないからって、今日仲よくするのをやめちゃうのはさびしいよ」
 「・・・傷ついて、辛い思いをするよりはいい」
 「私はユキちゃんともっと仲よくなりたい。ケンカしちゃうかもしれないけど、それでも」
 「だって、一緒に遊んだほうがワンダフル! でしょ?」

 人間の姿のセンパイたちが、ユキの知らない物語を語り聞かせてくれます。
 まゆが直面した悲劇の先に続く物語。
 物語の主人公は――、ユキでもある。

 「私はあの子が言うから様子を見に来ただけ。あなたたちの邪魔はしない。それでいいでしょ?」
 「違うよ、ニャミー。私たちはあなたと仲よくなりたいの!」(第13話)

 そうだ。
 この子たちは、最初から私のことも見てくれていたんだった。

ファイト! 闘う君の唄を

 「リリアン! 大丈夫? リリアンも私を!」
 「ひゃい!」
 「この痛みでなんとか眠らずにいられる。でも・・・!」

 痛みを分かちあうことならできると思っていました。
 それでまゆが少しでも辛くならずに済むならそれでいいと思っていました。

 けれど、この先に展望はありません。

 お母さんの都合で引っ越してきたアニマルタウンで、まゆはやはり友達をつくることができずにいました。
 もとよりまゆは内向的な性格。前の学校で友達ができたのは、たまたまその子が積極的な性格だったおかげ。まゆは自分から友達をつくりにいけません。それができるなら前の学校でも友達と仲直りするなり、新しい友達を探すなりできたでしょう。
 それがわかっていてユキは――、何もしませんでした。

 まゆに友達をつくるよう促すくらいのことはアニマルタウンに来てからもやっていました。
 その程度じゃまゆの内気は直らないのをわかっていて、だけど、閉じた世界しか知らないユキにはそのくらいしかできなかったのです。
 八方塞がり。だけどまあ、せめて私がまゆの傍にいてあげられたらいいか。そこで満足してしまうのも悪い話じゃないと、自分で自分を納得させようとしていました。

 状況が変わったのは、こむぎといろはに出会ってから。

 「起きてー! まだ眠くなーい! おやつ食べるー! お散歩行くー! プリキュアするー!!」

 彼女たちはまゆにグイグイ来ました。
 まるで前の学校のときの友達みたいに積極的で、向こうからどんどんまゆに声をかけてくれて。だから、まゆは今度もすぐ彼女たちと友達になれました。
 ユキとしては複雑な思い。似たような友達なら、また似たような裏切りが待っているかもしれない。友達ができて喜んでいるまゆを応援しつつ、内心では不安を抱えこんでいました。
 2人がプリキュア活動にまゆを巻きこもうとしたとき不信感が爆発したのも、今思えばそのせいだったのかもしれません。
 別に悪気があってまゆを危険な目に遭わせたわけじゃないのはわかります。でも、前の学校の友達だって、別にまゆを傷つけたくて友達をやめたわけじゃないのを知っています。

 全然違う話だとはわかっていたけど、ユキにとっては同じことでした。――同じことと、単純化して捉えるようにしていました。

 友達なんてものは、まゆを傷つけるか、まゆを笑顔にするか、どっちかだ。
 だったら友達なんてもう必要ない。だって、まゆには私がいるから。私がまゆを笑顔にできるから。
 まゆがまた傷ついてしまうリスクがあるなら、これ以上無理に友達を増やす必要なんてない。

 「そんなに元気なら――、ガルガルと遊んできなさい!」

 だけど。
 彼女たちは言うのです。

 「すごいね、まゆちゃん。周りの声も聞こえないくらい集中してるんだ。カッコいいなあ」

 かつてまゆの友達だった人とは違うことを言う彼女たち。
 ううん。最初はいろはだけだと思ってた。

 ユキが知る限りの外の世界の人々における“例外”。
 いろはになら、まゆを近づけていいと思った。
 まゆの昔の話を教えて、それでもし引かないでくれるのなら、いろはだけはまゆの友達にしてもいいと思ってた。

 でも、違ってた。こむぎもだった。

 明らかに何も考えてなさそうな犬っころ。能天気で、純粋で、自分を傷つける世界のありようなんて見たこともなさそうなお子さま。
 そんなこむぎですら、ユキの知らない世界の続きを知っていました。楽しんでいました。

 だから、ユキは預けます。

 まゆと、それからユキ自身の物語の続き。
 まだ自分の目でしっかり見定めたわけではなかった、家の外の広い世界へ続くドアを、まずはこむぎといろはと一緒に、今、開け放ちます。
 これから楽しくなりますように、と。

 「こむぎちゃんとユキちゃん、少し仲よくなったみたいだね」
 「うん。ユキ、楽しそう」
 「これからも、もっともーっと、仲よくなるよ!」

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    コメント

    1. 亀ちゃん より:

      前週の日曜のわんだふるぷりきゅあはユキが初めていろは達が最初っから通い続ける中学校に初登校する話でした
      ユキがいろはに対して「あの娘(小泉学園時代の同じクラスでもある元友達同級生)と(は)違う」と言い放ちきったことでアニメ本編をリアルタイムでは視聴していた時シックリ来なくても、私が好きになった二次元作品的な感慨深さはマジマジと感じ取れたものでした
      ある意味キュアアイドルギャンブラーも登場する二次元作品的にも感慨深さがありますね
      こむぎも「私といろははこれからも」と豪語したことで私がチェックしたことがある国語表現的な感慨深さがまたさらに続きましたね!!☆☆♬
      で、次回は犬のためのアトラクションに関する話
      最年少のいとこのお父様であるお母様の妹のダンナは犬が嫌いな時代もありましたが、最年少のいとこの姪っ子はわんだふるぷりきゅあを◯歳の時から視続けて犬も好きになったとわかるとなおさら最年少のいとこの姪っ子の分までますます張り切って視たいところですね

      ★与方さん
      今週の火曜は倉敷マスカットスタジアムで星野監督が日本シリーズに進出も経験した阪神VSドラゴンズもありましたが、私が生まれて初めての二日酔いになってしまって、しかも今週の月曜の時よりとっても症状がひどくて、実際に行っても入場は断固としてお断りされていたと思います
      それでも私が今年のプロ野球では今でも本物のドラゴンズファンであるがために、チケットをコンビニで買って2戦2勝になりましたが、今度はマツダスタジアムのドラゴンズ戦で3戦全勝になるかどうかは来年のことを言えば鬼が笑うも同然なんですよね
      ちなみに来年のことを言えば鬼が笑うということわざは私がPontaドリルを始めてから初めて出会ったことわざの一角です
      だから9月はチューハイを風呂上がりに1日1本350ml最近は月に2本を最低限飲むのは9月6日(年齢はここでは言えないけど私のお父様の誕生日でもある)までは自粛したいです
      また最悪二日酔いでプロ野球の現地観戦をパーにはしたくないですからね

      >今度はすべての閲覧者を絶対の対象にしたいプリキュアとは完全に無関係なことで言いたい雑談もあり
      高知インターから国道32号線を香川県高松市内方面にひた走り続ける道中にあった四国の道の駅では紫蘇ジュース(150円)は親に買ってもらって、これがお父様の方のおばあ様に私も兄貴も子供の頃までに作ってもらった紫蘇ジュースとまったく同じ味わいだったので、本当になつかしかったです!!☆☆♬
      さらに兄貴が親に買ってもらったアイスもお母様が味見すると、私のお母様は旨味を感じ取れました
      あと前週のわんだふるぷりきゅあは私のお母様は5回かそれ以上面白さを感じていたと思いますね

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