わんだふるぷりきゅあ! 第37話感想 好きと好きと好きと好きが集合した空間。

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僕はいつもの犬飼さんも、緊張している犬飼さんも、――好きだよ。

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「みんなで初デート!?」

大きな出来事1

メインキャラクター:いろは

目標

 初デートを成功させる。

課題

 悟とふたりきりでいることを意識するとなんだか緊張してしまう。友達として一緒に遊んでいたときも楽しかったんだから、恋人としてするデートはもっと楽しくなるものと想像していた。悟に申し訳ない。

解決

 悟は恋人らしい特別感を求めていて、いつもと違ういろはの様子をむしろ喜んでくれた。普段の自分も特別な自分も両方好きだと言ってくれる、そんな悟が好きだ。

大きな出来事2

メインキャラクター:悟

目標

 初デートを成功させる。

課題

 いろはに喜んでもらえるデートプランを考えたら、友達のころと変わらないプランになってしまった。これなら友達のままのほうがよかった、などと幻滅されたくない。恋人同士になったからには特別感があるべきだと思う。

解決

 やっていることがいつもと変わらなくても、いろははちゃんと恋人として意識してくれていたらしい。そんないろはのことが愛おしくてたまらない。

大きな出来事3

メインキャラクター:メエメエ

目標

 悟の大親友でありつづける。

課題

 悟がいろはと特別な関係になってしまった。このままではいろはに悟を独り占めされてしまうかもしれない。悟が今までのようなお喋りに付きあってくれなくなるかもしれない。
 大親友なら自分だけではなく相手の気持ちも考えてあげるべきだ。それは正論かもしれないけれど、気が気ではない。

解決

 実際のところ、悟といろはの関係が特別なものになっただけで、他のみんなとの関係が変化したわけではない。悟はそんなことでメエメエへの態度を変える人ではない。そう信じることで、メエメエの不安は解消された。

大きな出来事4

メインキャラクター:まゆ

目標

 いろはと悟の初デートを応援する。

課題

 まゆはいろはと悟が初デートすると聞いて、もしかしたら本人以上にウキウキしている。誰にも邪魔させたくないし、成功してほしい。
 デート中にガオガオーンが現れてしまったが、なんとか3人だけで浄化して、いろはたちのデートを中断させたくないと思う。

解決

 結局いろはたちは自分で気がついて、ガオガオーンとのバトルの場に駆けつけて来てしまった。とはいえ、デートそのものはうまくいった様子だ。
 ならばまゆは満足だ。まゆがふたりの恋を応援したいのは、ふたりがみんなの“一生懸命”を認めて、応援してくれるステキな人たちだからだ。
 ふたりならみんなのために一生懸命になってくれるだろうことは最初からわかっている。その気持ちを、今日は自分たちのためにも向けてくれたというなら、まゆとしては満足だ。

バトル

苦戦

 キリンのガオガオーンが相手。デート中のいろはと悟を呼び出したくないプリキュア側の都合に加え、いつもより一際体格の大きいガオガオーンのパワーにも圧倒された。

勝利

 普段はバトルを見守っているだけのメエメエが、今回はカートの山に埋まったこむぎとユキを戦線復帰させるため手伝ってくれた。
 まゆは戦えるメンバーが自分ひとりになっても臆さず最前線に立ちつづけた。
 そうしているうちにいろはと悟がかけつけ、悟のアドバイスのもとプリキュア4人で協力してようやく浄化することができた。

ピックアップ

今話の花言葉

 まゆが尊さに消し飛んだ心象風景及びメエメエがガチ恋勢として悟のライブに参加した妄想風景で吹き荒れていたのはサクラの花びら。花言葉は「純潔」「優れた美人」などだが、なにより春を代表する花なので、この演出を見て自然と「恋の季節」を連想する人は多いだろう。花びらの先に切れ込みが入っている姿をハートマークに見立てることも多い。

 砂浜でキャッキャするバカップル空間に添えられている花はポピー。花言葉は麻薬としての効能に由来する「いたわり」「なぐさめ」が有名だが、花言葉自体そもそも恋愛脳な文化なので「恋の予感」という意味も託されている。

 メエメエが妄想のなかで悟に手渡されたものは四つ葉のクローバー「幸運」という花言葉はきっと誰もが知っていることだろうが、その希少性から贈りものとして特別なメッセージ性を持つことにちなみ、実は「私のものになって」というドストレートにプロポーズな花言葉も併せ持つ。食うな。

 黄色いバラの花言葉は、メエメエが言ったとおり「友情」。黄色い花はユダを連想させることから全般的にネガティブな花言葉になるため、恋愛がらみの花言葉の塊であるバラですら恋愛から一歩遠のく。もっと直接的に不吉な花言葉もある。

 ラストシーンでここぞとばかりに細かく描き込まれていたのは、プリキュアシリーズ常連のコスモス。いくつもの花言葉を託されている人気の花のひとつだが、この場では悟に名前呼びをせがんだいろはの心情に沿って、第35話と同様「乙女の真心」と解釈するべきだろう。
 長いことプリキュアシリーズに登場しつづけているコスモスだが、こういうふうに恋心の象徴として用いられたのは意外と初めてかもしれない。

ポンちゃん

 第5話以来の再登場。当時はお散歩とリードを付けることが苦手で、困っていた飼い主にいろはが「一番大事なのはえまちゃんがポンちゃんと仲よくなることだよ。リードは信頼の証だからね」とアドバイスしていた。

推しカラー

 アイドルグループには通常各メンバーを象徴する色があらかじめ決められていて、ステージイベントのとき、ファンは手持ちのスティックライトの色をパフォーマンスごとの主役の色に切り替えたり、シンプルに自分の推しの色にしたりして応援する。
 このステージ、舞台上に5人も立っているのに観客全員悟のプリキュアカラーでライトを振っているとか・・・、怖・・・。

メロンソーダ

 昭和レトロの代名詞のひとつ。グラスに注いでアイスクリームを浮かべる、クリームソーダスタイルは日本独特のものらしい。
 初めて販売したのは大正13年の資生堂パーラーだったとされる。ただし、当時は本物のメロン果汁を使っていて、庶民が手を出せる飲み物ではなかった。
 一般に普及したのは戦後、昭和35年ごろ。かき氷などにも使われるメロン味のシロップ(無果汁)が開発され、これを炭酸水で割るスタイルのメロンソーダが全国の喫茶店などで広く提供された。なぜメロン味だったのかを解き明かした資料は少ないが、同時期に人気品種のプリンスメロンが登場し、国内でメロンブームが起きていたため、これに便乗して一気に普及したものと推察できる。

キリン

 頭に角のような突起が生えているが、これを武器として使うことはない。キリンの武器は長い首をしならせ叩きつける横薙ぎと、これまた長い足を生かし遠心力を効かせた回し蹴りだ。蹴りの一撃でライオンの頭蓋骨を粉砕することも珍しくない。
 キリンの足がそれほど脅威的なのにも関わらず、今回悟が足を狙うようアドバイスしたのは、キリンは一度体勢を崩すとすぐには立ち上がれないためだ。ライオンなどの天敵に襲われてもすぐに迎撃できるよう、自然環境下でのキリンは睡眠時間を1日20分ほどしか取らない。子どものキリンは大人に比べてかなり簡単に狩られてしまうのだが、それも子どものキリンは自力でエサを食べることができず、体力節約のため頻繁に座りこんでしまうせいだ。

 「みんなで」のタイトルにふさわしく、いろはと悟以外にもたくさんのキャラにとって大きな意味があったデート回。
 このブログでは各話ごとに主人公を見出してストーリーを整理する試みを4年ほど続けていますが、「大きな出来事」をその4まで書いたのはたぶん初めてです。他に、こむぎにとっても(予想していた、いろはの一番じゃなくなる云々の展開はありませんでしたが)大きなストーリー進展がありましたね。ただまあ、こむぎ自身にその認識がまだ無いのもあって、今回は省略しました。

 さて、何から書きはじめたものかな。

“一番”を取られちゃった

 「悟くんはちゃんと私の話を聞いてくれたお友達。悟くんは私の、私の大親友。・・・なのに私を差し置いて、いろは様が悟くんを独り占めなんて――!!」

 「『悟のマブダチは俺だぜ』だって」
 「でしたら大親友の私の気持ちもわかりますよね!? 悟くんと遊びたいですよね!?」
 「『相手の幸せを願う――。ダチってそういうもんだろ?』だって」
 「うう・・・」

 メエメエでこの話をここまで掘り下げるってことは、もしかしたらこむぎでは同じ話はやらないのかもしれませんね。

 メエメエが感じている問題意識の論点を整理してみましょう。

 メエメエにとって一番の問題は、今後悟がメエメエの話を聞いてくれなくなるかもしれないという危機感です。
 メエメエは悟と恋人関係になりたいわけではありません。あわよくば今いろはが得ている立場に自分が成り代わりたいと考えてはいますが、それでいて別に悟と恋愛がしたいわけではないのです。
 ただ、これからも悟といつでもお話しできる関係を保ちたいだけ。これからも悟と一緒に遊べる関係でありつづけたいだけ。
 そのささやかな(?)願いにおいて、悟といろはの関係性の変化が脅威に感じられただけであって。

 人の恋路を邪魔するヤツは馬に蹴られて死んじまえ。
 恋人同士という関係はどうやら神聖にして不可侵のものであるようです。本人同士がふたりきりの時間を望むのはもちろんのこと、たとえばまゆとか、大福みたいに、周りの人たちも彼らの関係を尊重し、配慮し、彼らが仲睦まじくするのを暖かく見守るべきもののようです。
 別に、メエメエはいろはみたいに悟と恋人になりたいわけではありません。メエメエと悟の関係は本来、いろはと悟の関係には何の関係もないはずです。なのに、配慮してあげることを要請されてしまうわけです。
 なんというか、空気感に。あるいはまゆや大福からの物理的な圧力に。

 それがイヤでした。
 それがどうしても耐えがたい、理不尽であるように感じられました。

 メエメエは悟の大親友です。悟が幸せになること自体はもちろん大歓迎。いろはが恋人になることでそれが実現されるなら、それ自体はメエメエにとってもけっして悪い話ではありませんでした。
 もしこれがそれだけで収まるシンプルな出来事だったなら、メエメエだって素直に祝福できたことでしょう。

 メエメエは悟との関係を変えたくないだけ。現状維持したいだけ。
 なのに、悟のほうが勝手に変わってゆくのです。
 変わりゆく余波が自分との関係にまで変化を強いてくるのです。
 それが、つまるところそれだけが、イヤなのです。

Don’t be angry at me for long and don’t lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.
 たくさん怒ったり、罰で閉じこめたりしないで。君にはぼく以外にも居場所とか、楽しみなこととか、友達関係とかあるでしょ。でもね、ぼくには君しかいないんだ。

『犬の十戒』(全文は第7話感想文にて)

 人間がペットを飼うときは、彼らの長い生涯全てに責任を持つことが求められます。変わることのない愛情を惜しみなく注ぎつづけることが求められます。

 なぜならそれは、彼らは飼い主を選べる立場になく、また、万一飼い主に見捨てられたときの代替先を、彼らは他のどこにも得られないからです。飼い主と違って。

 メエメエは悟に飼われているわけではありませんが、構図としては同じです。
 メエメエにとって大親友と呼べる存在は唯一、悟だけ。
 万一悟との関係を失ってしまった場合、その代わりになってくれる人は他のどこにも存在しません。

 だからこそ怖れるのです。
 関係性の変化を。
 極端なほどに。

 この問題はどのように解決すればいいでしょうか?

 「今日は私の――、私の大親友の初デートなんです!! 大親友の幸せは、大親友が、守るんです!」

 ひとつ考えられる方法としては、とにかくメエメエが我慢すること。諦めること。

 本来ならメエメエと悟の関係に、いろはと悟の関係はまるで関係がありません。
 メエメエさえ我慢してくれたら全てが丸く納まります。

 ただし、これは涙が出るほど辛い選択です。
 メエメエの立場からすればおそろしく理不尽な話でもあります。
 お話としては美しくありますが、現実として考えるなら私は推奨しません。応援なんて絶対にしません。考えなおすよう強く説得するでしょう。本当にどうしようもない場合でもなければ。

 まあ、これを読んでいるあなたが思うように、実際はこんなの、ここまで深刻に考えなきゃいけない話でもないんですけどね。

 ということで、はい。もうひとつの解決。

 「悟くん。私とも遊んでくださいね」
 「もちろんだよ」

 たったこれだけでいい。

 だって、メエメエが望んでいるのは、悟との関係性がこれからも変わらないこと。ただその一点なんですから。
 変えなきゃいい。
 ひとりで不安がってないで、悟にも相談して。

 別に、悟といろはが恋人関係になったところで、本当ならメエメエと悟の友情には関係なかったはずなんですから。

 延々大げさに話を盛ってきましたが、本当にそれだけです。

 ちなみに。
 今話のストーリーとはあまり関係ありませんが、この件についてはもうひとつ別の解決方法も考えられます。

 「いろんなお店がいっぱい! あ、ひらひら! いろはが着てたお洋服みたい! わー!」
 「着てみればいいんじゃない?」
 「いいの!? わあー、かわいい!! えへへ」

 他に代替先が無いから、たったひとつの関係性にしがみつかなきゃいけなくなるんです。
 たったひとつの喪失が、自分にとっての全ての喪失に感じられてしまうんです。

 自分の世界を広げたらいい。

 たとえ世界で一番大事な関係性だったとしても、他にも大切なものを色々得られた人なら、ひとつ失っても自分を見失わず強くいられるでしょう。人生は長く、険しく、楽しい。

 たぶん、今後こむぎとユキにとって大事な意味を帯びてくる話だと思うので、とりあえずここに備忘録として。

お互いの世界観

 「いちおうデートプランは考えてきたんだけど、犬飼さんが喜んでくれそうなデートにしようって思ったら、結局いつもどおりになっちゃって。今までどおりに遊ぶだけじゃ友達と変わらないって、犬飼さん思わないかな・・・?」

 「あれ? 急に緊張してきちゃった・・・」

 「ど、どうしよう。“いつもどおり”が全然できないよ――!」

 これまで悟が告白をためらってきたのは、“自分はいろはにとって頼れるような人間じゃない”という負い目によるものでした。

 けれど実際のところ、いろはは前々から悟のことをとても頼もしく思っていて、だから半ば成りゆきに引きずられてしまったような告白劇は、無事に成就する結果となりました。

 なんか今回も同じことをやります。

 悟はいろはに恋人としての特別感を提供したい。
 いろはは悟が好きになってくれた、いつもの自分らしさを見せてあげたい。

 チグハグで、ギクシャクします。

 本当はお互い、てんで反対のことを期待しているのに。
 本当はお互い、相手が期待しているその通りのものを渡せているのに。

 変な思い込みと、初恋ならではの初々しい義務感やら焦燥感やらによって、せっかくふたり一緒にいるのに全然違う世界を見てしまっています。

 だから、話そう。

 「ごめんね、悟くん。今日の私なんか変だったよね。落ち着きなかったっていうか。私、今日のデートすっごく楽しみにしてたんだよ。友達のころだって一緒に遊ぶの楽しかったから、きっともっと楽しいって。――なのに、一緒にいてくれる悟くんを見てたらね、急に、・・・急に緊張しちゃって」
 「僕は――、うれしかったよ。少し不安だったんだ。友達だったころと変わらないなら友達のままでよかったって、思われるんじゃないかって。だから、犬飼さんがいつもと違ってくれて、うれしい」

 ・・・そっか。

 いざ自分の気持ちを言葉にして、相手に伝えてみれば、なんてことはない、たったそれだけの話でした。
 本当に、それだけ。

 これは誰でも簡単に解ける問題。
 私たちにはそれぞれ違ったふうに世界のありようが見えています。研究家肌の人には、世界にいくつもの法則が組み合わさって動いている、メカニカルな姿が見えるでしょう。物語が好きな人には、世界にいくつもの美しいものが散りばめられていて、そのひとつひとつから新しい物語が生まれる、賑々しい姿が見えるでしょう。体を動かすことが好きな人なら、この世界は遊び尽くせないほど広大な遊園地。自己実現したい人の目には手つかずのチャンスがそこらじゅうに見つかるでしょうし、一生かけてやり遂げたいことがある人には一筋の光輝く道が見えていることでしょう。
 世界の姿は誰にとってもちょっとずつ違って見えています。私たちは主観のなかで生きています。客観的には全て同じ世界であるはずだという当然の事実は、私たちの目には、視神経には、脳には、心には、思いには、何の関係もありません。
 いろはの目に見えている世界の真実と、悟の目に見えている世界の真実は、実は全くの別物です。

 だから、話してみましょう。

 きっとお互い、たったそれだけで得るものがたくさんあるから。
 驚くべき発見が、新しい喜びが、自分とは違う人の目に映る世界にはきっとたくさんあふれているから。

 「いろはちゃん! 見て。ポンちゃんお散歩できるようになったの!」

 いろはは気づくことができません。ポンちゃんを見た瞬間から、自分があっという間にいつもの自然体に戻っていたという事実を。
 悟は知る由もありません。このポンちゃん、実は気難しい子であることを。第5話で初対面のいろはが仲よくなってみせたとき、飼い主にはずいぶん驚かれたものです。それと同じ、とても特別なことを、悟は今サラリとやってのけています。

 今日のデートはとても楽しいものでした。

 悟にとっては、いつものように。
 いろはにとっては、特別な日として。

ウキウキ耳年増さんの幸福

 「わあ。私じゃないみたい! まゆちゃんすごい! メイクもすごいけど、集中力もすごいね。ずっと一言も喋らずやってたよ。一生懸命やってくれてありがと!」(第4話)

 「犬飼さんたちならすぐ戻ってくるよ。――犬飼さんは猫屋敷さんのこと、『集中してすごい』って言ってたよ。大丈夫」(第21話)

 今、まゆがどうしてこんな意地なんか張っているのかといえば、そう。いろはと悟のことが好きだからでした。
 じゃあ、どうしてふたりのことをこんなにも好きになったのかな、と思い返せば、ふと蘇る記憶の断片。

 初めていろはと言葉を交わしたあの日。引っ越してきたばかりだというのに“また”集中しすぎてやらかしてしまったあの日。
 悟がいつにも増して優しい声をしていたあの日。昔やらかして友達をなくしてしまった刺繍で、今回もまたやらかしてしまったあの日。

 いろはは、悟は、まゆが自分では悪癖だと思っている集中しすぎるところを、まっすぐ賞賛してくれたのでした。

 世界が変わって見えました。

 ずっと嫌いだった自分のことを、もしあの子たちと一緒にいられるなら、好きになれそうな予感がしました。
 だから、大好きになったのでした。

 いろはや悟に比べて、まゆにできることなんてたかが知れています。
 自分は彼女たちみたいな特別な人間ではありません。できることなんて何にもなくて、ただ、やりたいという気持ちばかりあるだけで。
 プリキュアになれた今も、自信なんてない。全然ない。今この胸にあるなけなしの勇気すら、彼女たちが見つけてくれたプレゼント。

 だけど、もし――。

 「これ、ユキをモチーフにしたんでしょう。かわいいだけじゃない、『大好き!』って気持ちが伝わってくるもの。このコンパクトを持った人はみんな笑顔になるの。うれしくて、誰かに見せたくなって、見せられた人も笑顔になって、幸せがつながっていくの。――まゆはすごいわ。大勢の人たちを笑顔にする力があるんだから」(第19話)

 もし、お母さんが褒めてくれたような力が、わずかなりとも現実に自分のなかに眠っているのなら。

 「まゆは昔からものづくりが大好きだけど、つくったものはほとんど人にあげてしまったでしょう。時間をかけて一生懸命つくったものを全部あげちゃう。喜んでもらえるのが嬉しいからって。そういうまゆの優しい気持ちが、みんなの幸せを紡いで、つなげているのよ」(第19話)

 もし、お母さんの言うように、なんてことないちょっとした優しさが何かを変えられる力になってくれるとしたら。

 「今日のガオガオーンは私たちだけで助けたいの。・・・メエメエも知ってるでしょ!? ふたりとも、いつも誰かのためにがんばってる! だから、お互いのことだけを考えて、ステキなデートをしてほしいの!」

 私はまず、あの人たちを幸せにしてみたい。

 あの人たちが褒めてくれた、私の特別な力――。大好きなものに一本気すぎるくらいまっすぐのめり込んでいく、この“大好き”の思いを使って、大好きな友達のことを幸せにさせてあげたい。
 だって、あの人たちのことを思うだけで、この胸はこんなにもウズウズするのだから。
 ああしてあげたい。こうしてあげたい。背中を押したい。言葉をかけたい。ふたりきりにしてあげたい。そっと見守っていたい。全力で応援したい。徹底的に焚きつけたい。推しがいる空間の壁になりたい。気づかれないところでさりげなく支えになりたい。恋するふたりをずっと見ていたい。

 そのためならきっと、勇気はいくらでも湧きあがる。

 「大丈夫だよ――。ガオガオーン。私はあなたと仲よくなりたい!」

 まるでヤベえスイッチでも押しちゃったみたいに、あるときから急に友達の色恋ざたに脳を焼かれだした猫屋敷まゆ。
 暴走気味なキャラ変の理由が、好きなことのために一直線なあの性格にあるんだろうなというのはなんとなく想像していましたが、今話ではっきり示されました。

 いろはと悟は、まゆのコンプレックスを溶かしてくれた人。
 みんなのためにいつも一生懸命で、まゆ自身、そんな彼女たちに救われたひとり。
 好きで好きでたまらない大切な友達。もっともっともっと好きになりたい。
 そのために、自分にできること全部をやってあげたい。

 恋愛なんて未経験のくせに、目の前のふたりから入力されたときめきを、ただちに目の前のふたりへ出力してしまいたい!

 「特別なお出かけのときは、ステキな服を着て、いつもよりもっとステキな自分になるんだよ」

 自分の話じゃないけれど。

 ひとまず無事に結ばれたいろはや悟みたいに、もちろんこむぎにだってたくさん幸せになってほしいと願います。

 まあ、この子マジで一直線すぎて諸々見落としがちなので、今後もあと1回くらいは自分の不思慮さに打ちのめされてしまいそうだけれども。
 前話でいろはと悟をくっつけようとしてたとき、脇でちょろちょろしていたこむぎの気持ちは絶対頭からすっぽ抜けてたでしょ? 人間関係の話でユキがフォローに入るとかよっぽどよ。

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    コメント

    1. 亀ちゃん より:

      今日はいろはが初デートの話でした
      最年少のいとこの姪っ子はいつか太郎から愛の告白をされて、つきあうことを承認した際、これをDVDやブルーレイで確認することをおススメしたいですね
      で、本編の開始早々いろはが自分の部屋でひとまずお母様とふたりっきりでいると、お父様とメエメエが割り込んで来て「お父さん、メエメエ」と第一に言い放ち切った時は、遊戯王でも同じようなセリフがあって、土日に放映歴があるアニメ的に聞き応えがありましたね!!☆☆♬
      さらにその直後は「出て行って―」と追い出したのは私個人としては面白かったです!!☆☆♬
      私のお母様も後半は1回だけ面白さを感じましたが、前半は今まで知らないぐらい面白さを感じた回数がすごく多くて、内容はすべて覚えていない・忘れたと言ったところです(笑)
      で、いろはと悟は本物のカップル成立となり、最終回ではそのいろはと悟が結婚することになるシーンも放映される可能性はあるように思えますね
      魔法つかいプリキュアの最終回でもみらい(キュアミラクル)が(女子)大学生にまで成長したシーンもありましたし、印象的でしたから
      次回はこむぎがいろはに拾われる前の飼い主と再会する話のようですね
      いいキャラクターぽく見えましたし、やっぱりこむぎとは生き別れになった可能性があると今日の次回予告の時に初めて思えました

      ★与方さん
      阪神は今年、2位ですがクライマックスのファーストステージを以ってお疲れ様でした
      日本シリーズの連続出場はおろかファイナルステージにも出場は持ち越しになりましたが、特定のバッターコールの応援は本物のドラゴンズファンの私も好きですし、阪神特有の応援ソングは高校野球でもバッターを鼓舞する際に使われることもあるので、阪神百貨店のためにも、来年も勝利を目指して頑張って欲しいですね

      ★イガイガさん
      昨日は今年の秋の大会になって初めて岡山県内の高校野球を野球場・野球部グラウンドで3位決定戦の一部始終を以って最初で最後ですが現地観戦することが出来ました!!☆☆♬
      広島県府中市出口町250の首無地蔵菩薩では岡山東商に対する必勝祈願も今週の金曜は17時前に仕事が終わってからその道中のセブンイレブンで5円玉崩しのために1回立ち寄っただけで、そこに(ほぼ)直行もしました
      試合は5回の攻防で岡山東商の攻撃の時、ワンアウト三塁から8番・エースの打席でスクイズにこだわり過ぎた岡山東商の現監督はどうかと思って、もし3-2までのスコアで逃げ切られてしまうと、スクイズ大失敗が最大のジャンクションとなる試合でした
      9回の攻防になると内外野へのタイムリー(ヒット)と1番の押し出しで打線の切れ目を補いながら3点差を一気に追いつく粘りがありました!!☆☆♬
      しかし延長になると10回は先頭(バッター)の送りバントを皮切りにツーアウト満塁でも得点出来なかったことが11回の裏で岡山東商が力尽きたこの試合最大級のジャンクションでしたね!!(超大冷や汗)
      試合が終わると創志学園には「今年の秋の中国地区大会も勝(ち上が)ってセンバツ=春休みに開催される甲子園に連続出場しろよ」と声はかけましたが、岡山東商が今秋の岡山大会の3位決定戦では9回の攻防で同点に追いつくのが精一杯だったまま負けてしまって本当に、倉敷市役所のところの吉野家にカーテレビを使いながら向かっている道中でも残念な余韻が残りました!!(超大汗)
      岡山東商は旧年中の1年生大会で岡山一宮との岡山市内の岡山○○勢同士の対決で岡山一宮がメインの時は、当時の岡山東商のセンターの守備範囲の広さもあって、(コールドにおける)勝利を遂げたのに、私が今秋の岡山大会の3位決定戦ではメインで野球場にて現地観戦すると負けてしまった逆順当なパターンですね!!(大汗)
      香川県の高校野球では私立高松中央もそんな感じのチームですし、高松工芸もメインでどうしても見たくなるほど学校の名前にはトキメキを感じるので、その高松工芸をメインで観た時もいつか高松桜井さんと同じように勝利を遂げるところを観たいです!!
      あとアイプリなんですが結局は主題歌が半年たっても不動で、3月までこのままでしょう
      というワケで、アイプリは1年間ではプリパラと同じようにリニューアル以外では終わらないで欲しいですね!!
      最低限2年は放映して欲しくなりました!!
      それでも本編を視ている時は前半やっぱりトキメキを抱き締めていましたね!!☆☆♬

      >で、今度はこのサイトの閲覧者全員に向けて言いたい独り言はやっぱり外食産業グルメのことで
      なか卯は最初は行く気もなかったのですが、今週の水曜は18時55分からMOVIX倉敷にてアイドルマスターの映画を観るためのハラごしらえのためにあぶり系の肉の丼を食べました
      ポイント払いでもファミリーマートさんと同じように貯まるとは全然知るヨシもなかったワケですが、Tカードがスキャンしようとしても通らなくても、店員さんがサービス良くカバーしてくれて、炙り系の肉の丼も元気が出たりよりまた食べに行きたくなる意欲をソソるスパイスが効いていました!!☆☆♬
      なか卯はどこの都道府県にもあるイメージで岡山の近隣の都道府県でよくよく見かけるんですよね
      だから今度は広島県の福山駅前のなか卯さんでも今度は1杯400円のうどんを食べてみたいです

      • 疲ぃ より:

         年ごろの女の子が着替え&メイクをしているんですから、そもそも野郎ども入ってくんなって話ですね。せめてドアの外で騒げ。
         最終話が結婚式っていうのは少女マンガ定番のやつですねえ。婚約に関してすったもんだする悪役令嬢ものが爆発的に増えたのもあって、最近またよく見かけるようになった気がします。

         ちなみに今はプリキュアシリーズも全作サブスク対応しているので、将来見せるならそっちがオススメです。音楽やゲームの入手環境を考えても、旧作がweb配信主流になる流れは今後も進んでいくでしょう。というか、あと10年もすれば家庭からディスクメディアの再生環境がなくなりそうで・・・。(私は最近それで困った)

    2. 与方藤士朗 より:

      まずは、亀ちゃん様。私宛コメントありがとうございます。
      実は、今回の悟少年向けの応援歌、元阪神の中野佐資(さとる)選手の応援歌を元歌にして作りました。

      ♪ もえーろ とやま 根性だ!
      男の意地だ 突撃 トヤマ
      男をさとる 男なら
      いろはのハートに 決めてやれ!♪

      この通りの結果になったようで何よりです。ってことで。

      さてさて、今回のメロンソーダの件、興味深く拝読しました。というのも、御記事の記述にある通り1960年頃に現在の形が成立したとなれば、その数年前からそのような兆候は既にあったのではないかと思われてならないのです。

      この年は日米安保改定反対のデモが国会を襲い、岸信介首相が成立と引換えに辞表を出し、代わった池田隼人首相が所得倍増計画を出し高度経済成長を後押しし始めた年。
      日本シリーズの始球式に出た池田総理は、国会を取巻くデモ隊に対し、それでも後楽園球場は満員であると切り返した、そんな年です(生まれていませんが~苦笑)。

      ちょうど今、その2年前の1958年の岡山県南部の軽便電車や国鉄の列車、さらに海水浴の風景を小説で書いているところでして、このメロンソーダ、そのうちどこかで使えないかとふと思った次第です。
      ~ 実際、プリキュアを毎週日曜に真剣に見るほどに、自分の創作に役に立つことがたくさんあります。今のわんだふるぷりきゅあもまたそうで、話の運びや小ネタなどの仕入れには大いに重宝しております。

      2年くらいの誤差なら、かき氷のメロンシロップ、海水浴の場で使えそうな気がしてきました。
      いろいろ気付きを与えていただき、ありがとうございます。

                わんだふるぷりきゅあ限定・藤本定義名代
                プリキュア御意見番・二代目喝御大

      • 与方藤士朗 より:

        ついでのおまけです。
        早速、メロンソーダではありませんがかき氷のシロップとして緑色のメロン味を1958(昭和33)年夏のシーンで使ってみました。
        一応、作のシロップという扱いで入れてみました。

      • 疲ぃ より:

         日本のメロン栽培の歴史は、大正期に大隈重信が海外からマスクメロンを持ち帰り、伊藤博文を初代会長としてマスクメロン協会が立ち上がったところから始まります。座組からお察しのとおり、当初は上流階級向けの高級フルーツという扱いでした。
         他方、マイシロップブランドで有名な明治屋が瓶入りシロップの販売を始めたのは昭和4年のこと。メロン味こそなかったようですが、当時すでにフルーツフレーバーのシロップもラインナップしていたようです。
         ・・・ということは、プリンスメロン登場前でもマスクメロンをイメージしてメロンシロップを作る人がいてもおかしくはないでしょうね。

         というか私、大隈重信とマスクメロンの話だけふんわり覚えていたので、てっきりメロンソーダはその憧れから来た代用品だと思っていたんですよね。改めて調べ直してみれば、むしろ安価で庶民向けなプリンスメロンと同時期だったっていう。

    3. 亀ちゃん より:

      明日はキュアホワイトソックスの32歳の誕生日である10月20日でこの日が日曜のプリキュアは2019年以来コロナ禍時代以降では初めてのプリキュアですね!!
      ですから私が阪神地区=関西帰り以後にTVerで、明日のプリキュアを観てみるとどんな感想が発生するか楽しみです!!☆☆♬
      私は明日、ほっともっとフィールド神戸では秋の近畿地区大会の大会2日目で第1試合に東洋大姫路(兵庫県1位)が登場するとあって、おかやま山陽高校がある地域から電車に乗って行きつけるとハラに決めたので、今週の火曜の時点からリアルタイムでのプリキュアは久々に返上とハラに決めたものです!!(厳→苦笑)
      それでも最年少のいとこの姪っ子には自分が視たいなら従兄妹伯父ちゃんにあたる私の分まで、視て欲しくて最年少のいとこのお母様であるお母様の妹のスマホには最年少のいとこのお姉様に向けて、LINEを発信するようお願いもしましたし、全国のプリキュアファンである女の子にも、大人のプリキュアファンもこの亀ちゃんの分まで、自分が視たいなら全員この私の分までリアルタイムでも視て欲しいです!!
      というワケで、明日はこむぎがいろはに拾われる前の飼い主と会うことになり、前週の日曜の次回予告でも良いキャラクターぽく見えたのも事実ですし、私は明日の関西帰り以後にTVerで視てどんな感想が発生するかを楽しみにしています

      >で、プリキュアとは完全に無関係なことで言いたい雑談は
      吉野家はすき家より普通に考えて高いことが多くて、Vポイントも税抜価格で貯まるシステムだけどやっぱり牛肉の脂実の部分はいくらでも食べたくなる味わいですね!!☆☆♬
      というワケで、これからも今は株式会社サカイ岡山工場がある地域の管轄の警察署がある地域にはない吉野家がある地域に行く便に、その吉野家に行く機会があると、いくらでも旨味は感じずともいくらでも食べたくなる牛肉の脂実は継続は力なりの精神で全国のお客様のために頑張って丼物も作り上げて欲しいものです

    4. Overseas Reader より:

      このエピソードの4つの主要な視点(あなたが指摘するように、いろは、悟、まゆ、メエメエ)の織り交ぜ方はかなり良かった。
      また、このエピソードはメエメエではなく、こむぎが疎外感を感じていることを扱ったものだと予想していた。(あらすじが発表される前に)今週(第38話)のエピソードが、そのようなストーリーの締めくくりだと勘違いしていたほどだ。
      頻繁に、「わんぷり」は左に振れると思っていたら、右に振れた。そういう言い方もできるだろう。
      特に、いろはと悟のデートを応援するまゆゆの動機が良かった。彼女は大切な友達を大好きしている。そしてそれは、彼らが彼女を大好きしているからだ。美しい大好きのタペストリー。
      まゆのキャラクター展開を見ていると、よりにもよって「くまのプーさん」の直撮りビデオ作品からの引用を思い出す。
      「You’re braver than you believe, and stronger than you seem, and smarter than you think.」
      私はそれをVHSテープで持っていて、ほとんど熱心に見ていた。印象に残っていると言っていい(笑)

      あなたのピックアップから、日本ではポピーが「恋の予感」を象徴していることが興味深い。そして、私の簡単な調査によると、日本と中国(そしておそらくアジアの他の地域)においては、一般的に非常にポジティブな意味合いを持っている。
      ヨーロッパの文化は長い間、ポピーを眠り、平和、死と結びつけてきた。
      ローマ神話やギリシャ神話では、赤いポピーは死者への捧げものであり、ギリシャ神話の女神デメテルのシンボルのひとつがポピーである。
      また、popaver rhoeas(緋色のコーンポピー)は大地を乱すと自然に成長するため、ナポレオン戦争以来、激しい戦争と結びつけられてきた。当時の作家は、兵士の墓の上に赤いポピーが生える傾向があることを指摘している。
      そして、第一次世界大戦の凄惨な流血の後、欧米では戦時中に失われた命を追悼するために赤いポピーが使われるようになった。
      これは、カナダの医師ジョン・マクレイ(John McCrae)中佐の詩「フランダースの野に」(In Flanders Fields)によって広まった。最初の3行はこうだ:
      「In Flanders fields, the poppies grow | Between the crosses, row on row, | That mark our place; […]」
      ある場所では愛の象徴が、別の場所では死の象徴となる。でも、死者を偲ぶことは、たいていの場合、愛の行為でしょう?
      (憂鬱な展開になった)。

      メエメエは悟を祀る神社みたいなものを作ったのかな(笑)。Satoru Stan Number 1.

      日本の「クリームソーダ」は、翻訳者を少し困惑させるようだ。コンセプトはアメリカの「Ice Cream Soda」や「Float」に似ている。
      メロンが入っているのが日本的だが。

      これまでのストーリーではそれほど注目されていなかったが、こむぎ自身は第30話でいろはと一緒にプリキュアになったことで、あなたの言葉を借りるなら「世界が広がった」と語っている。新しい友だちができたり、普通の犬では経験できなかったことを経験できたり。残りの「わんぷり」のエピソードで、さらに掘り下げられていくことを期待したい。

      誰もが客観的な現実を主観的に認識しているというあなたの指摘は、スペイン語の常套句を思い起こさせる:「cada persona es un mundo」(人はそれぞれ世界)とその派生語である。もちろん、似たような考え方は他にもある。
      結局のところ、私たちが世界(つまり個人)を越えて橋を架けるために持っているのは、コミュニケーション行為だけなのだ。

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