魔法つかいプリキュア!! MIRAI DAYS 第3話感想 十六夜の夜は少し憂鬱。

この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク

はーちゃん、どこに行ったのかなあ?

↓ABEMAで最新話無料配信中!↓

↓dアニメは毎週水曜日に最新話追加!↓

↓YouTubeチャンネル限定コンテンツも配信中!↓

「刻の魔法」

大きな出来事

メインキャラクター:みらい

目標

 絶望の未来を覆す。

課題

 アイルに見せられた未来のビジョンが現実のものになってほしくない。
 アイルの服装から察するに、彼は魔法つかいではなくナシマホウ界の住人のはず。
 まだまだわからないことだらけだが、とにかく、みらいとリコは望まぬ未来の到来を防ぐため手当たり次第調査することにした。

未解決

 アイルにもう一度会うことはできた。
 未来や過去の映像がたびたび見える不思議な現象は、どうやらアイルに分け与えられた力によるもので間違いないらしい。ただ、彼も一連の出来事の全てを把握しているわけではないようだ。謎は深まるばかり。

ピックアップ

刻(とき)

 この漢字の原義はあくまで“きざむ”という意味でしかない。
 日本では昔から、1日の長さを何等分か(※ 分けかたは何パターンかあった)したものを時間の単位としていたため、時は刻むものだという認識があった。また、時間の単位のひとつとして「刻(こく)」という言葉も広く使われていた。
 このことから「刻」という言葉自体を“とき”の意味で使うことがある。漢和辞典にもたいがい収録されているはず。また、あくまで当て字ではあるが、たまにこうやって「刻」と書いて「とき」と読ませる人もいる。

 『刻の大地』とか好きでした。

「私とリコが倒れて、ひーちゃんがあの人に捕まってて――」

 ひーちゃんは捕まっているのではなく、杖を片手に立ち向かっているように見えたけど・・・?
 たぶん、ひーちゃんを守らなければという責任感で若干の思い違いをしているのだろう。

成長

 前作のはーちゃんはバブバブ期→ヨチヨチ期→トコトコ期→キラキラ期(14歳相当)という4段階で成長していた。
 ひーちゃんは今話で成長期(10歳~)に入ったようだから、トコトコ期とキラキラ期の中間かもう少し上ということになる。次話で第二次反抗期(一般的に11~17歳ごろ)に入るのなら早くもキラキラ期相当に届くか。

ケイ

 一番手前の子。

 魔法学校1年生の春、みらいとリコと一緒に補習を受けていた3人組の1人。
 のんびり屋さんで忘れ物と遅刻が多かったが、みらいの発案で絵カードを用いた生活習慣改善を行ったほか、自分でもまめにメモを取る癖をつけることでそのあたりの問題は改善している。
 もともと噂話好きだったことに加え、だんだんメモを書くことが楽しくなってきたそうで、いつの間にか相当な情報通になっていた。将来は取材をする仕事に就きたいと語っていた。

みらいのお婆ちゃん

みらいが魔法学校に通っていたことを知っている唯一の家族。
中学生のときほうきに乗って飛んでいる校長先生を目撃し、それ以来どんな突拍子のない話でもまずは真剣に聞いてみることにしている。
みらいに負けず劣らず好奇心旺盛で、前作では絵画教室に通うなどアクティブに老後を楽しんでいた人なのだが、今はさすがに衰えを感じつつあるようだ。

リコの部屋

 新しい家族が増えでもしないかぎり、部屋が空いたからって実際わざわざ片付けたりしないよね。
 朝日奈家は屋根裏に大きな物置き部屋(はーちゃんが使っていた部屋)があるから、収納スペースにも困らないし。

メールアドレス

 なにその00年代の女子高生みたいなメールアドレス・・・。

 あのころは割引の関係で2年ごとにキャリアを乗り換えたほうがおトクだったうえ、大半の人がキャリアメールを利用していたので、みんな使い捨てのアクセサリ感覚で変なメアドを量産していたものでござる。

キュアスタ

 ・・・トラがバス停に!?

ソルシエール先生

 前作春映画に登場した人物。
 母親同然に慕っていた魔法の先生が“究極の魔法”を伝授してくれないまま亡くなってしまい、愛憎入り交じる感情のはけ口を求めて死者蘇生の魔法薬を調合しようとしていた。
 みらいとリコが先生にソルシエールへの深い愛情があったことを解き明かしてくれたことで憎しみから解放され、その後は魔法学校の教員として子どもたちに魔法を教えている。
 歌声に乗せて広範囲に展開する魔法を使うことができる。

怪物が出たときのネットにあった写真

 いったい撮影者はどこにいて、アイルも何のつもりでカメラを見つめているんだ・・・。

 リコとひーちゃんのセリフでわざわざアイルの服装に注目させているあたり、今後は着ている服で彼のタイムトラベルの時系列を考察しろということだろうか。
 たとえばこの画像ではYシャツ+カードホルダーにエプロンを身につけているが、みらいの未来視では同じ服装でエプロンだけ脱いでいる。前話にあった絶望の未来では見慣れたジャケット姿だった。

「みらいがスマホにメモしてたモフ」

 私、セリフ1個書き起こすのに毎回3回とか4回とか聞き直しているんですが。
 みらいの記憶力はすごいなあ。えらい。

はーちゃんの部屋

 はーちゃんの部屋は壁紙から家具まで、全てはーちゃんの魔法で無からコーディネートしたもの。はーちゃんがいなくなって魔法が解けたのだろう。

 本来“無から”魔法でつくったものだったので、古びた木製家具が残されている理由はちょっとよくわからない。(もっとも、これは前作第49話の時点でこうだったのだけれど。当時Twitterでツッコミを入れていた人がいた記憶があります)

 オープニングでアイルのハートが張り裂けているのって、ひょっとしてそういう意味だったの・・・?

過去視

 「君がどんな未来を見たのか僕にはわからない。君たちがどんな未来や過去を見るのか、それは僕にはコントロールできない。そこは君たち読者に委ねてる」

 要するに、アイルもみらいやリコと同じく、自分の主観視点でしかビジョンを見ることができないという話でしょうか。
 また、みらいとリコと同じで、おそらく断片的にしか過去と未来を覗くことができないのでしょう。

 アイルは過去の世界で自分が具体的にどういうセリフを言ったか把握していませんでしたが、そのとき自分がみらいたちに力を授けたことだけはすでに知っていました。
 みらいのことは今このときまで名前すら知らなかったくせに、これからタイムトラベルする過去世界ではみらいの家の近くでクマのぬいぐるみを暴れさせることができていたのも、断片的な未来視(過去視?)によるものなのでしょう。

 なかなか不便な力を使っていますね。
 まあ、ムホーなんて本来は人の手に余るものなのでしゃーない。なにせムホーを人の手でも扱えるように改変したものが、前作の敵が使っていた闇の魔法であり、その闇の魔法ですら使用者であるクシィの肉体と意識を滅した危険な力だったわけですしね。
 案外、ムホーを直接行使しているのはあの犬あたりで、アイルは借りものの力で使い走りをしているだけなのかもしれません。

 「今、数日前を見てきたよ。14時間と4分後に出会うって話も彼女たちにしてきた」

 ひとつよくわからないのが、みらいとリコは過去を見ることしかできないのに、アイルはタイムトラベルして過去に干渉できているっぽいところなんですよね。
 自分と同じ力を授けたんじゃなかったの? それとも、みらいたちも使いかたさえ理解すれば過去に干渉できるようになるとか?

 そういえば前話の感想文から茶々を入れていますが、みらいの見ている過去映像って厳密には設定矛盾を起こしているんですよね。
 前話のカタツムリニアでの会話は前作第2話の流れに組み込む余地がありませんでしたし、今話で出てきたはーちゃんの部屋には前作第24話のリフォーム前に存在しなかった謎の古い家具が転がっているっていう。
 もしかして演出上のウソとかじゃなくて、ちゃんと意味があって意図的に張ってる伏線だったりします?
 実はすでにみらいは無意識のまま過去改変をしていた、みたいな。(※ ちなみに私がやるこの手の展開予想は当たったためしがありません)

 「どうせ見るなら違う過去がよかったんだけどね」

 もしそういう話だとしたら、アイルの最後の台詞の意味もかなり変わってきますね。

 まあ、そういう妄想99%な話はさておくにしても、今のところ過去視を起こす狙いがまったくわからないんですよね。
 みらいとリコの過去なんて新キャラのアイルには何の関係もありませんし。前作からのファンが美味しい新規映像をたくさん見られるだけであって。
 ここまでこれ見よがしに演出してくるんですから、何かしら意味はあるはずなんですが。

 「ひーちゃんを守る。私が見た未来を変えてみせる、絶対に! 私たちなら変えられるよ」

 いきなり悲劇的な未来を見せつけられたせいで今は未来視にばかり注目が集まっていますが、みらいたちはもう少し過去視にも目を向けてみたほうがいいのかもしれません。

 まあ、そういうのに気づくのはいつもだとリコの仕事か。
 リコ、まだ過去視1回だけしか体験していないんですよね。今後あと何回か体験するうちに何か違和感を見つけてくれるんじゃないかな。

 「みんなと別れてから初めてだね、十六夜。十六夜の夜に戻ってくるって、リコ言ってたのに」

 「――でも、必ず出会った。私たちの最初の出会い、それだけでも大きな奇跡なんだもの。だったらもう一度、強い思いを込めて願えば奇跡は起きる! また会える! 絶対に会いに行く!! 十六夜の夜に、ほうきに乗って。・・・だから、またね」(『魔法つかいプリキュア!』第49話)

 リコが言っていたというのはこのセリフのことですね。
 ちなみに前作第49話でもみらいが夜カーテンを閉めずに生活している様子が確認できます。

 未来に対する不安というのは、まあ、どうしてもあるものでしょう。
 いくら再会できることを確信してお別れの悲しみを乗り越えたのだとはいっても、あのときその思いを下支えしてくれるような具体的な根拠は何もなかったわけですし。
 ただ、運命を信じただけ。自分たちは世界に愛されていて、この世界はとても優しいんだって、知ってたから。

 そんな稀薄な根拠だけに縋っていては、何十回と巡る十六夜の夜に袖にされるたび、心がすり減っていくのも無理はありません。

 でも、ちょっと不思議に思わなくもないんですよね。
 その後みらいはリコとはーちゃんに無事再会できたわけです。再会できる運命を信じて、実際信じたとおりに再会できた。
 全部希望が叶った。信じてよかった。何度でも“また会える”ことを確信するような奇跡を体験した割に――。
 今のみらい、少し感傷的すぎるような。(※ 繰り返しますが、私の展開予想は当たりません)

 そういえば、前作第49話に起きた最後の奇跡は、どうして起きたんでしたっけ?

よろしければ感想をお聞かせください

    どういう記事が読みたくて来ましたか?

    読みたかった内容の記事でしたか?

    コメント

    1. ピンク より:

      はーちゃんが来る前は大量の段ボール箱がありましたね、屋根裏部屋。あれ結局どうしたんでしょう?

      一般人から見ればわけも分からずはーちゃんがいなくなったり、リコが突如留学を終わらせてたり、カタツムリニアが利用不可能レベルの距離になっただろう割に
      みんな平然としてる辺り、一応何らかの改変が行われたんかなと思ってますが。私なんか、てっきりナシマホウ界からリコたちの痕跡とか記憶が消えたんだとばかり……(失礼すぎる)

      アイルから見た一連の事件はどうも、SFの代表・タイムトラベルらしき何かのようで。
      なるほど魔法界とナシマホウ界を股に掛けるに相応しい題材だとは思います。

      • 疲ぃ より:

         段ボール、前作時点でいつの間にか半減していたので、どこかのタイミングで処分していたのかもしれませんね。ああいうのを居住スペースに置いておくのも衛生的によくなさそうですし。
         保管スペースがあればあるだけ増えていきますし、反対にスペースが足りなくなったらなんか自然と減っていきますよね、あの手の死蔵品って。

         プリキュアシリーズの一般人は妙に物わかりがいいので、私はなんか自然と折りあいがついていたんだろうなとふんわり思っていました。
         あんまりリアルに考えてしまうとエラいややこしい話になっちゃいますしね。勝木さんとか空飛ぶ魔法つかいを目撃しちゃったことがその後の人格面にも交友関係にも大きな影響をもたらしていましたし。

    2. 匿名 より:

      現状、観る限りはみらいはリコやはーちゃんとの別れの心の傷がまだ癒えてなくそこから動けてない。その上でその時期に再会の為に何も出来なかったことを悔やんでるのかもしれないですね。それで魔法ガール活動なんて始めたのかもしれない。まあ、自分も予想はほぼ外すので全然違うかもしれませんが(ちなみにひろスカのスキアヘッドはあからさまに言動が不自然だったので「自爆したように見せかけて、カイゼリンを誘導してるな」と、珍しく当たりました)。

      はーちゃん、リコと違って会いに来ようと思えば会いに来れるのに「最近は会ってない」のはどういうことなんでしょうね。アイルがはーちゃんのところに来たのは結構、前なんでしょうか。

      • 疲ぃ より:

         魔法ガール活動、今話でちらっと話題に上がっていましたが、意外とリコは何も突っこまなかったんですよね。すでにリコと話しあい済みだったのか、それとも物語的にさほど重要な設定ではない(メタ視点)のか。

         はーちゃんは前作での再会時点でまだ「魔法界とナシマホウ界が前みたいに近くなるようにがんばる!」と発言していたので、何かやり残していた仕事でもあるのかもしれませんね。カタツムリニアの所要時間を見るかぎりもうだいぶ近くなっている印象はありますけど。

    3. 亀ちゃん より:

      さっき魔法つかいプリキュアのMIRAI DAYSの第3話をTVerで見切った亀ちゃんです
      キュアミラクルが大学生になっていてプリキュアに変身しても「そんなの許さない」と言い放ち切ったあたり、許さねえでは許さないのないの部分を秋田弁で言うことになるからなんですかね?
      それからモフルンには第1話と同様にまったく以って漢字を読めず漢検の勉強もしていない証拠にもなるんですが
      そういう私は高3の時に漢検の3級を控えめ感覚で受けて、一発で受かることに成功しました!!☆☆♬
      でも私の中学校の時の女子の同級生で普通科でもある当時の生徒は落ちた人が多かったものでした!!(苦笑)
      とはいえ私の弟は漢検の2級も持ち合わせているほどで、いとこのお姉さんが1番最初に漢検の2級を受けた時はあと1点が足りなくて(汗)
      で、キュアミラクルが「そんなの」と言い切り始めるあたり、キュアミラクルと同じ下の名前であるプリチャンの桃山 みらいも「そんなに(以下省略)」と桃山 みらいの妹のワルガキみたいな女子の同級生2人は言い放ったのが、虹の咲さんは思い出すことがあり、そんなの直後の助詞は違えど日曜の8時30分から始まって10時30分までに終わる午前中のアニメの下の名前がみらいであるキャラクターが口にするセリフ的に聴き応えがありますね!!☆☆♬
      で、(キュアミラクルの朝日奈)みらいのお父様は相変わらず中学生の時と全く顔変わりしていないようなイケメン顔でした!!☆☆♬
      キュアミラクルのみらいとプリチャンの桃山 みらいは物語開始時点ではお互いに中2だったかな?
      自分自身の親御さんの呼称の対比もあり、妹の有無もあります
      で、魔法つかいプリキュアの第4話はひすいの反抗期
      今現在は自宅にある居間のテレビがまともに映らないような状態でもあるので、なおさらTVerでチェックするつもりマンマンですよ
      それと第2話を見ても、本当に大人向けにリニューアルしているのかな?と私は疑問めくところでもあります

      • 疲ぃ より:

         たぶん「許さねえ」と聞いて秋田弁だと思う現地人はいないんじゃないですかね。「ゆる゛さね」って濁音混じり+語尾消えの発音をしてやっとワンチャンあるかないか(たぶんない)。
         秋田弁らしい言葉づかいといったら何といっても「んだす(そうです)」ですよ。秋田弁って東北の方言には珍しく敬語表現があるんです。秋田に住んでいた時期軽く感動しましたよアレ。津軽人なんて目上の人相手でも平気で「んだじゃ」とか「んだでば」とかふてぶてしく言うのに。

         大人向け? HAHAHA、マーベルのヒーロー映画が大人向け扱いされてる世のなかですよ。そんな区分けなんぞ意味ない意味ない。

    スポンサーリンク
    タイトルとURLをコピーしました