
生きつづけるがいいワン。時の連鎖が外れた場所で。――過去で!

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「それぞれの世界」
大きな出来事
メインキャラクター:みらい
目標
石になった人たちを元に戻す。
課題
壮太やはーちゃん、さら――。やりようによってはクロノウストが石に変えた人たちを元の姿に戻せることがわかってきた。この調子で石にされてしまった人みんなを元に戻したいと思う。
ただ、石にされた人(=幸せな過去に閉じこもっている人)が本当にそれを望むかは正直わからない。彼らは今の時間に戻された後の生活を受け入れられるのだろうか?
失敗
クロノウストは先手を打って大量の傀儡を送りこみ、魔法界の人全員を石に変えてしまった。個別のバトルでいくら勝利しようときりがない。
魔法文字
ケイの手紙の封印

K
記者になってからも「フリーライター K」を名乗っていて、昔から長く愛用しているトレードマークだったようだ。
メモ好きになったことは前作第30話(魔法学校2年生の夏休み)でもみらいに話しているから、このシーンはそのすぐ後くらいの時期だと考えられる。
ピックアップ
「壮太、バイト先でお客さんに話したでしょ。ソースはそこから」

第7話で壮太のバイト先はバーの看板を出していた。ケイがカクテルを飲んでいたのがそのバイト先だと思われる。
エミリー

魔法学校1年生の春、みらいとリコと一緒に補習を受けていた3人組の1人。
怖がりな性格で魔法のほうきで空を飛ぶのが苦手だったが、補習が終わるころには他の2人に比べても一際巧みな運転技術を身につけていた。そこで自信をつけ、夏休みまでに魔法の絨毯の運転免許まで取得。
一方で将来の夢は魔法やみらいたちとの交流と関係なく、ヘアスタイリストになることだった。この髪型をしているくらいだから納得の話ではある。
なお、3人組は動くモフルンや妖精時代のはーちゃんと面識があり、プリキュアの存在も知っているが、その正体がみらいとリコだということは知らない。また、妖精のはーちゃんと花海ことはが同一人物だということも信じていない。
勝木さんやまゆみとは、前作第16話で仕立屋のフランソワさんにくっついてナシマホウ界に遊びに来たとき偶然知りあい、一緒にショッピングを楽しんだ仲。
闇の魔法つかいたち

元々は闇の魔法つかいドクロクシーの手下。全員それぞれプリキュアの力を受けて元の生物の姿に戻っていた時期があったが、その後バッティ,スパルダ,ガメッツの3人はデウスマストの眷属のムホーで復活。
スパルダとガメッツは一時協力関係にあったデウスマストの眷属に反逆し、再び元の生物の姿に戻された。
バッティは協力する気になれず出奔しており、戻されることを免れた。
ヤモーはそれとは関係なく、ドクロクシーへの忠誠心を糧に、なんか自力で元の姿に戻った。
ドクロクシー

校長先生の旧友クシィの成れの果て。
予見されていたデウスマストの襲来に備えて強力な魔法を求め、禁忌である闇の魔法に傾倒してしまった果てに、死後も闇の魔法への執着心だけがこの世界に留まりつづけた。クシィであったころの記憶はすでになく、闇の魔法を完成させることだけを目的としていた。
バッティ,スパルダ,ガメッツの3人は彼の強い力を追い求める思想に共鳴して付き従っていた。ヤモーはドクロクシーという人物そのものに心酔していたようで、他の3人とは忠誠のかたちが少し違っていた。
つながる魔法よ、いずこ
今話は淡い希望を抱いていたみらいたちに現実を突きつける物語。
クロノウストが召喚するモンスターをやっつけて、ひとりひとりにしっかり呼びかけてあげたら、過去に閉じこもってしまった人に戻ってきてもらうことも確かに不可能ではないようです。
ですが、それをやるのはあまりにも時間がかかりすぎ、一方クロノウストの手数は無限に等しい。今話でみらいたちは一気に追い詰められてしまいました。みらいたちはやりかたを根本的に間違えているわけです。
ひとつ気になるのはクロノウストが攻撃対象を魔法界に切り替えてきたことです。前話まで攻略していたナシマホウ界ではなく。どうして突然矛先を変えたのでしょう?
「我々皆が一丸となれば、クロノウストを止め、石になったナシマホウ界の人々を戻せるやもしれん」

ナシマホウ界には校長先生がいます。みらいたちにとって一番頼りになる相談相手。
戦力としては意外と大したことはありません。プリキュア以外の人間としては図抜けた実力者で、闇の魔法つかいやデウスマストの眷属とも戦ったことがありますが、それでも敵に有効打を与えられたことはありません。実際、今話でもあっけなく石にされてしまいました。
プリキュアのことすらそこまで脅威に感じている様子のないクロノウストが、あえて彼を警戒する理由は薄いでしょう。
他に、多少なりとも戦える人といえばリコのお父さんやリズお姉さん、魔法学校の先生がたあたりでしょうか。
いずれもみらいたちがとても信頼している人たちです。ただ、戦えるといっても校長先生より数段格落ち、プリキュアとは比べるほどもありません。
そもそも前作の悪役組織の幹部格だった闇の魔法つかいですらクロノウストの前では歯牙にもかからなかったんです。戦力、とかそういう視点で考えること自体が不毛かもしれません。
それ以外で魔法界にいる主要な登場人物といえば、ジュン・ケイ・エミリーの補習トリオ、魔法商店街のグスタフやフランソワ、人魚の里のロレッタ先生や、妖精の里の女王様にチクルン――。

・・・戦えるわけではないとはいえ、こちらの世界には結構いるんですよね。
みらいたちにとって頼れる人。
「私たちで力を合わせて、石になった人たちを戻してみせます」
みらいの言う「私たち」とは、自分とリコ、はーちゃん、モフルンの4人のことです。
対して校長先生が言った「我々皆」とは、闇の魔法つかいたちをも含めた魔法界の人々全員のこと。
重ねていいますが、魔法界の人々ははっきりいって戦力にはなりません。プリキュアと並べたら十把一絡げ。
それでも、みらいたちは校長先生が言ってくれた言葉をとても頼もしく感じるのです。
前作『魔法つかいプリキュア!』はプリキュアが周りの大人たちに守ってもらう姿が印象的な物語でした。
プリキュアはその大人たちよりはるかに強い力を持った存在です。ですが、彼らにとってはそんなの関係ありませんでした。たとえ強かったとしても、自分は大人で、プリキュアは子ども。それだけで守るべき理由たりえました。
また、当時のみらいたちにとって最大の脅威は、悪の組織や怪物なんかよりもまず先に“悲しいお別れ”でした。それぞれ別の世界に生まれたみらいとリコは何度も何度も別離の危機に晒され、そのたびに周りの大人たちに便宜を図られ、それでようやく一緒に暮らすことを許されていました。
今作に入ってからずっとすっきりしない展開が続いています。
前作ではほとんど負けることが無かったみらいとリコが、今作ではもう何回も負け越しています。
それは何故か?
みらいたちが、昔ほど周りの助けを得られていないからです。
今作は敵の攻めかたも巧みで、たとえば第2話のようにしっかり周りの協力を得られたときに限って、空振りになるような罠を仕掛けられています。

かつてお世話になっていた人が老い、衰えはじめたのを見て、なおさら気軽に相談できなくなってきたところもあります。

最近魔法ガール活動を始めました。けれど匿名での謎めいた活動ゆえに、周りからの反応はただ一方的に助けを求める声、あるいは正体を探ったり怪しんだりするものばかり。

なにより、みらいたちは大人になりました。中学生のころみたいに何でも周りの大人に頼りっぱなしではいられないという自意識も、ひとつの障害になっています。

「大丈夫。私が誤解を解くから。ペンの力でみらいを救う! きゃー。“ペンの力”一度言ってみたかったの!」
「やつを呼んだのは闇の魔法。闇の魔法が利用されたのは許せません。落とし前は我々がきっちりつけさせていただきます」
本当は今だってみらいたちの助けになりたい人たちはいます。
ただ、なかなか声が届きません。みらいたちがなかなか気づいてくれません。
校長先生のような人が間に入ってくれるまで、みらいたちはうまく周りの人たちと協力関係を築けずにいます。
特に魔法界には、いつでもみらいたちの力になってあげたいと思ってくれる人がたくさんいたはずなのに――。
「ラパーパもどきが加わったところで止められないワン。数ならばこっちが上。圧倒的だワン」
今話は独力で戦おうとするみらいたちがクロノウストの繰りだす物量になすすべなく敗北し、協力してもらえる可能性があった人たちを根こそぎ奪われてしまった物語です。
とびっきりの奇跡
「石から戻っても全てが元に戻るとは思えないな。だって、壮太やみらいの大学の友達は、あのときとても幸せそうだった。戻ってきた人みんなが現実の世界を受け入れられるとは限らない。元の生活に戻れる?」
これを指摘するの、リコなんですね。
リコはもともと落ちこぼれだった子です。勉強は得意なのに魔法だけどうしてもうまくできなくて、魔法学校の生徒だったころは何度も何度も挫折を味わっています。
だからリコがこの点に気づくのは全然変なことじゃないんですが――。
でも、今作に入ってから辛い経験や挫折をたくさん味わってきたのって、むしろみらいなんですよね。
色々うまくいかなくて悩んだり落ちこんだり、昔はよかったなあって思ったりする気持ち、みらいだって充分共感できそうなものなのに。
まあね。現在進行形で落ちこんでいると、そもそも周りが見えなくなってしまうっていうのもわかるけど。
過去に閉じこもるほの甘い幸せ、これだけ事件に接していてみらいは一度も想像したことがなかったんでしょうか。
それとも、わざと考えないようにしてる?
もしみらいが過去に閉じこもる人たちに共感できていたら、たぶんリコの疑念の答えを導くこともできていました。
なにせ、壮太やさらは立ち直っているんですから。
あれ。それこそ助けたのがみらいたちだからですよ。
「怪物に襲われて、目が覚めたらみらいがいて。リコとはーちゃんも」
「変な夢から醒めたら友達がいて。――一緒の大学のみらいって子」
冷たい現実から逃げてぬくぬくとした夢に耽って、その夢を取り上げられて。
頭から冷や水をぶっかけられたような目覚めとともに彼らが最初に見たものは、みらいたちの顔。心配そうにこちらをのぞきこむ表情。


2人とも、強く印象に残っていました。
友達のあんな顔を見たから。自分は友達にあんな顔をさせてしまう存在だと気づいたから。だから、2人とも現実世界の冷たい温度に耐えられています。
みらいたちは大人になりました。
みらいたちが知っている大人って、周りの人を助けてあげられる人のことです。
あまねく生命に祝福を。はーちゃんが口癖みたいによく言っている、誰もがこの世界に生まれ落ちたというだけで無条件に優しくしてもらえる祝福、その祝福の担い手のことです。
子どものころはたくさんの大人たちに守ってもらっていました。
大人になったのだから、今度はみらいたちの番。
そういう自意識があるからこそ、昔みたいに素直に周りを頼れなくなってしまう側面もあるわけですけどね。

でも、ちゃんとできていますよ。
今でも充分、大人、ちゃんとできていると思いますよ。
だからこそ、壮太もさらも、助けてあげられたんです。
それがリコの疑念に対する答え。
「死は生命を生む無限の連鎖だワン。万物は皆混沌から生まれ、生命を育み、役目を終えて再び混沌へ――。それを永遠に繰り返すワン。その連鎖を断ち切り、生命が新たに生まれぬよう皆の時を止めるワン!」
「時が止まるのは生命が消えるのと一緒だよ。なんとかしなくちゃ!」
過去に引きこもるなら独りで耽溺するだけだけれど、みんなと同じ今の時間に生きてくれるなら、みんなお互い手を差しのべあうこともできる。
大丈夫。


ちなみに壮太もさらもみらいと同い年です。みらいが大人なら、彼らだってちゃんと大人です。
それって、大人も周りの大人たちに助けてもらっていいんだってことですよ。
そっちの視点からも、みらいたちにはもう少し周りの力を借りようとすることをオススメします。
魔法界の人たちはクロノウストに一旦退場させられてしまったけれど、ここにはまだナシマホウ界の人たちが残っています。
物量には物量を、です。
コメント
今日はバッドエンドでも大人向けにリニューアルされた魔法つかいプリキュアでは問題ない終わり方な話でした
ケイはたくさんの手紙に返事を書き続けることで、ナシマホウ界で記者になろうとハラに決めたこともわかったのは良かったです!!☆☆♬
しかし前半は現役のみらい達が登場せず、プリキュアでは今までなかったかもしれませんね
魔法つかいプリキュアの補習組のエミリーも顔つきはチャンピオンのマンガの世界一の軍需企業のご嬢令でアメリカのお嬢様でもあるエミリーとはやっぱり顔は似ても似つかず。それでも私が好きになっている二次元作品的に感じるものはありますね!!♫
で、ヤモーが登場した時「何故ここに?」というセリフはプリキュア的にやっぱりプリキュア的にも聴き応え大有りでした!!☆☆♬
>一方
平成生まれの私の現職の会社の後輩達と中国地区から甲子園で現地観戦するため、外野席のチケットも3人分買い込みに成功しています
来週の土曜の天気予報は広島県の後輩がスマホの天気予報アプリで見たところ8,9日以上先の天気予報もチェック出来て、当日は雨は降らない予報みたいでした
その便に大阪市内のプリキュアの店では、キミとアイドルプリキュア♪のバスタオルもあるものだと信じ込んでいます
でもってホットペッパーグルメのイタリアンでPontaドリルのアンケートにもある外食処では、株式会社サカイ岡山工場がある地域の管轄の警察署がある地域の市営住宅に在住し続ける後輩と一緒に食べに行く気もマンマンですし、私にも彼にも旨味を感じられることも願いたいです
セリフが同じでもそこに篭もる感情が違うなら参照する意味がないような・・・。
『アンパンマン』は正義と悪の立場がはっきりしている作品だけあって、意外と敵対感情剥き出しのセリフがぽんぽん出てくるんですよね。アンパンマン自体はすごく温厚なキャラというイメージがあるだけに、たまにあのアニメを見かけるとビクッとします。(空白期間を挟んでいるがゆえの)完全な解釈違い。