超人女子戦士ガリベンガーV 第20話感想 珍兵器とセガハードはどうしてこうもオタク心を鷲掴むのか。

生徒役:電脳少女シロ、八重沢なとり、北上双葉

ばいん! バイーン! ばいん! バイン! バイン! ばいん! バインバインバインバインバイーン!

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→ TVerアーカイブ配信(放送後1週間限定)

→ 未公開シーンが投稿されているYouTube公式チャンネル

出演バーチャルYouTuber

電脳少女シロ → YouTube公式チャンネル

「電気はたしなむ程度で、メインは我々、コトウゲ教官と同じ楽屋弁当だよっ」
 戦場でフラッシュバン&スモークグレネードを投げ込まれても一切動じず陽気に歌を歌っていた(そして敵を仕留めた)、自称ビビリ女子。最近は魔王少女になって、ポストアポカリプスな世界にイルカとパインとお豆腐さんをまき散らしもしました。あとに残るのはおほほいだけ。(なんだこの文章・・・)
 やたらと語録が豊富、そしてやたらと逸話も豊富。というのも彼女は多趣味・多芸なうえ、やたらと柔軟な発想力も持ちあわせ、ついでに傍若無人な性格なため、自由にさせると大抵常人に理解できない奇矯な言動をしはじめるからです。彼女の動画を見てなんともいえない気持ちになったときは「シロちゃんの動画は為になるなあ」と、とりあえず納得しましょう。彼女はあなたが為になることを望んでいます。
 まるでアブない人のようですが、そして実際アブない人なのは確かなのですが、こう見えて彼女は共演者をよく見ています。聡明です。共演者の対応力を推し測り、ギリギリ捌ききれる程度のムチャ振りを仕掛けるのです。おかげでいつのまにか人脈の輪がずんどこ広がってきました。タチが悪いったらありゃしない。

八重沢なとり → YouTube公式チャンネル

「えーと。ブルー・タートル・――キャノン」
 今月早くも『ぴのらぼ』第2巻が発刊される新進気鋭のイラストレーターにして、アイドル部きっての司会進行役、またあるときは全力でソウルを叩きつけてくるパワー系シンガー。而してその実態は――いっつもふにゃふにゃとろけている姿を全世界に向けて垂れ流している、ツッコミ待ちのフーキーインチョ。
 彼女の最大の持ち味はなんといっても親しみやすさでしょう。イラストが上手かったりリズム感が優れていたり、何をやらせても器用にこなす優等生のはずなのですが、なぜだかいつも隙だらけ。自分から罰ゲームを提案しておいて、いざ罰を受ける段になるとぶーたれてみせたりね。おかげで視聴者からの反応のたぶん8割くらいはツッコミとイジリになっています。アレですね。誘い受けってヤツですね。
 ちなみにスカートの話は取り締まり対象なのでご注意を。万一「短い」と口にしようものならすぐさま稲穂のムチと風紀ビームが飛んできます。そのくせ本人が率先してスカートの話題を出したがる。これは罠だ!

北上双葉 → YouTube公式チャンネル

「顔も変わるんだよ。ほらー。そうだよー。いいでしょー」
 先月で17.002歳になりました。見た目も中身もゆるふわスイーツガール、ただし太ももには隠しナイフ、クリスマスケーキはゾンビ入り。今回真っ先に武装性基準で回答していたことからも察せられるとおり、ゆるふわなキャラクターに反して意外と嗜好はゴリゴリの攻撃力特化です。
 今はやりのASMRを得意としており、kawaii癒やしボイスと、それを生かす音響ノウハウによって、聞く者の脳を甘くとろけさせます。声という絶対的なアドバンテージを持つ彼女ですが、一方でその歩んできた道はけっして平坦ではありませんでした。人より多くのトラブルにぶつかり、人より多くのことに悩んできました。挫折し、膝をつき、けれどそのたびに凜と立ち上がる姿はまさにアイドル。
 そんなわけで外見から受ける印象とウラハラ、意外と精神的には成熟していたりします。気がついてみればいつの間にか貴重な常識人枠に。大食いとオッサンみたいなセクハラトークはご愛嬌。

授業構成おさらい(+ 補足事項)

超難問:戦闘機の謎を解明せよ!

 先生は航空ジャーナリストです。自身もパイロットの資格を持っており、その専門性を武器に、ライター・カメラマン兼任で取材して回っているようです。
 今回の授業テーマは戦闘機。戦闘機というか、今回のテーマをリクエストしたコトウゲ教官の興味がどちらかというと空母艦載機に向いていたこともあって、軍用機全般が話題として扱われましたね。
 また、さすがジャーナリストというだけあって、今回の授業は現行技術の数々を広く紹介する内容となっていました。原理や理論を重んじる大学教授がたとはまた違った刺激的な授業でしたね。映像資料も非常に豊富で、元々知識がある人にとってもワクワクできる内容だったのではないでしょうか。

トピック1:戦闘機はどれ?

 最初のトピックでは、まず軍用機のカテゴリについて勉強しました。
 “戦闘機”という言葉の定義って、そっちの知識がない人にとってはイマイチピンとこないんですよね。戦闘機=軍用機(輸送機や偵察機を除く)ってイメージしがち。私も初めてウォーシミュレーションゲームをプレイしたとき(※ プレイステーション用ソフト『パロウォーズ』でした)は、どれが対空向きでどれが対地攻撃できるのかわからなくて苦労したものです。

 “戦闘機”とは、敵の軍用機を撃ち落とすことを主任務とした対空軍用機のことです。英語でいうとFighter。ドッグファイトをするファイターですね。敵と撃ちあいをするので、音速を超えるスピードと細やかな運動性が要求されます。
 「小回りが戦場で利くって大事な気がして」
 クイズには正答できなかったものの、電脳少女シロはいつもながら良い視点を持っていますね。

 超高速で飛行するということは、イコールものすごい力で周辺の空気を押し出すということでもあります。空気が押し出された空間は瞬間的に気圧が下がる(※ “圧力”のかかる“空気”がなくなるわけですからね)ため、天気予報でよく聞く低気圧と同じで雲ができます。これがベイパーコーン。
 「スカート履いてるみたい」
 ところでなぜ八重沢なとりは隙あらばスカートのネタ振りをしてくるのか。下段キックとソニックブームで前ジャンプを誘ってくる待ちガイルのごとく。

 地上の軍事施設などに爆弾を落とすのは“爆撃機”。写真ではわかりにくいですが、何トンも爆弾を積む必要があるのでサイズがとても大きくなっています。動きは当然鈍い。
 昔は同じく対地攻撃を専門とするもう少し小柄な軍用機として“攻撃機”というカテゴリもあったのですが、現代では対空ミサイルなども積めるようになって、対地対空両方できる便利屋さんとして扱われています。“戦闘攻撃機”などと呼ばれることが多くなりました。

 “輸送機”は、その名のとおり人員や物資を運ぶための軍用機。災害派遣などでもよく活躍していますね。
 特にオスプレイのような垂直離発着機はヘリコプターと同じく滑走路のない被災地でも使用することができ、しかもヘリコプターと違って早く・たくさん・遠くまで人や物を運べるので、日本ではどちらかというとそちらでの活躍を強く期待されています。なぜか妙な世論誘導をされてしまったせいで、気軽に出動させられなくなっているのがもったいない。

 “偵察機”は、その名のとおり敵地を偵察するのが仕事。常識的に考えてたいへん危険な任務なので、現代では無人化が進められています。実際、最近もアメリカの無人偵察機がイランに撃墜されて国際問題になりました。もしあの偵察機にアメリカ国民が乗っていたら国際問題どころかただちに武力戦争になっていたかもしれません。
 「薄すぎて戦えなさそうな気がします」
 八重沢なとりの見積もりどおり、基本的に武装はしていません。ただし偵察のための電子装備を積みに積みまくっているので小さいわりに高価です。だいたい200億円ほど。それでも教練に死亡補償に人道的にとコストがかさむ人間の兵士ほど高くはないですが。

トピック2:空母に着艦する方法は? / 空母から発進する方法は?

 空母の滑走路は約300m。陸上の空港の約1/10しかありません。
 空港だって必要があって長い滑走路を設えているわけですから、当然これっぽっちの長さしかないのでは普通なら飛行機が離発着することはできません。

 そこで、短い滑走路で飛行機を着艦させるために用意されている装備が“アレスティング・ワイヤー”。
 発想自体は電脳少女シロの言っていた、
 「エアバッグみたいに、着陸するときにトランポリンがポヨヨーンと出てきて――」
 これとだいたい同じです。要は飛行機の勢いをムリヤリ殺せばいいわけですから。
 ただしトランポリンのように正面から受け止めてはね返す構造だと、行きと帰りと二重のGが一瞬のうちに両方かかるので、おそらくパイロットの体がバラバラになります。

 アレスティング・ワイヤーの場合は油圧で弾力性を調整されたワイヤーを飛行機に引っかけることで、トランポリンよりは多少マシな程度の急制動をかけています。
 なお、アレスティング・ワイヤーは引っかけやすいよう同時に4本ほど張られますが、万一4本とも引っかけそびれた場合に飛行機はとっさにもう一度飛びたつ必要があるため、着艦するときはエンジン全開で突っ込んできます。本当にトランポリンよりはマシって感じ。でもそのマシなぶんのおかげでパイロットは五体無事に生還できています。

 さて、逆に空母から発進するときのための装備もありまして、こちらは“カタパルト”と呼ばれています。こちらの方が比較的有名でしょうか。
 こちらも原理としては単純なもので、ゴムパチンコや大砲と同じノリで飛行機を砲弾みたいに撃ち出します。飛行機というものはある程度速度が乗りさえすればあとは空力で空を飛べるので、初速さえなんとかすれば長い滑走路が必要なくなるんです。

 ・・・ということは、アニメなんかで明らかに空力を利用する構造になっていない人型ロボットを飛ばすときや、そもそも空気自体がない宇宙空間でわざわざカタパルトを使っているのって、いったい何のためなんでしょうね?
 (カッコいいからいいんだよ!)

 「双葉はー、パタパタしながら垂直に降りてくると思います」
 「あ、ホバリング? ホバリングだ!」
 なお、そもそも滑走路が必要になるのは飛行機というものが空力によって揚力を稼ぐ(あるいは殺す)必要があるためなので、最近出てきた垂直離着陸機なら滑走路どころかアレスティング・ワイヤーもカタパルトも必要ありません。
 ただし、垂直離発着を可能にするためには推力(エンジンのパワー)に対して機体を相当軽くしなければなりません。鳥だって白鳥のように体が大きい種類は助走しないと飛べないんです。垂直離発着機は普通の軍用機に比べて積載量や武装の面でどうしても不利になるため、今後も主流にはならないでしょう。

トピック3:空中で燃料がなくなったら?

 「燃料がいっぱいいっぱいある飛行機が隣に来てもらって、なんかこう、コードみたいなやつをプシュンとつなげて分けてもらう」
 これも有名ですね。八重沢なとりが予想したとおり、空中給油機と接続して空を飛びながら給油します。ただし、映像を見ただけでもわかるとおり難度の高い作業なので、普通は事前に追加の燃料タンクを持たせるなどして給油の必要がないようにします。基本的には想定外の事態に対応するための緊急の作業ですね。

 “プローブアンドドローグ方式”は、簡単にいうとホースで給油する方式です。ホースが風(というか気圧というか)の影響をモロに受けるため、給油を受ける側のパイロットに繊細な操縦技術が要求されます。

 “フライングブーム方式”ではホースじゃなくてまっすぐなパイプで給油します。パイプの向きを給油機側で調整することができるので、そちらのスタッフの技量が充分ならパイロットの負担は比較的少なくなります。また、パイプがしっかりしているので単位時間あたりの給油量も多いです。ただし給油を受けられる機種はプローブアンドドローグ方式よりも限定されます。

トピック4:この機体の愛称は?

 “フライングパンケーキ”は第二次世界大戦期に開発されていた艦載戦闘機で、「機体全体を翼にしたらエンジンがしょぼくても落ちにくいだろ!」というパワー系な発想から生みだされた逸品です。生みだされたというか、開発が難航しているうちにそもそものエンジン技術の課題が解決してしまったため、未完成のまま計画破棄されてしまいました。

 軍用航空機は伝統的に現場兵士から愛称をつけられることがやたらと多く、たとえばアイドル部の牛巻りこの名前はF2A“バッファロー”、猫乃木もちはF6F“ヘルキャット”という戦闘機の愛称を元ネタにしています。

 「コントローラー太郎。ゲームのコントローラーみたい」
 ドリームキャストのコントローラーですね。「LRキーがやたら壊れる」だの「メモリーカードのセーブデータがすぐ消える」だの、当時話題のネタに事欠かなかった、こちらも相当な逸品です。ただし握ってみればコントローラーとしての使い心地自体は意外と良かったとか。
 電脳少女シロさん、1歳児のくせにときどき敬虔なセガファンみたいなことを言います。

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