
自由な生き方なんてとっくに諦めた。妬まれるのにも求められるのにも慣れた。俺たちには自由に生きる権利なんてない。・・・そう思ってました。

(主観的)あらすじ
不自然すぎる流れで英雄の遺産を預けられ、また生徒の家族を殺めることになり、それでも生徒たちと一緒に誰かを救うことができました。
あと、教え子がひとり増えました。

近況
Ep.6最初の散策直後に課題出撃させられるというワナで悲しい思いをし(アレ実は散策中に突入しなくても月末になればいつもどおり出撃できます)、元々「思ってたよりヌルいな・・・」と感じていたところだったので、この機にハードモードでやりなおすことにしました。
もっとも、やってみるとハードモードでもヌルさは大して変わらなかったのですが。
生徒たちを育てる機会がないEp.1はともかく、それ以降はマップ難易度の上昇具合より生徒たちの成長速度のほうが上回るみたいです。特に日曜日に一度でも出撃すると月末が一気に楽になりますね。・・・やっぱりフリー出撃は縛ろう。クエスト関係はやるけど。
ふり返ると一番しんどかったのはチュートリアル戦だったかもしれない。(マップ開始直後エーデルガルトさんとクロードさんから武器を取りあげたせい)
さて。
ファイアーエムブレムはレベルアップで成長するパラメータがランダムに変わるゲームなので、同じユニットでも育てなおすと色々違う感じに成長します。
シンファニカ

どうせ(レベル上がりやすすぎて)自分じゃトドメ刺すこともめったにないんだから、とプリーストをやらせています。が、それでも全く問題なく力を伸ばしつづける恐ろしい人。これでメルセデスすらまだ持っていないリカバーを習得しているんだからタチ悪いことこのうえない。
ちなみに魅力がやたら高いのはお茶会ばっかりやってるせいです。みんな、ふたりきりでナイショ話語りあおうぜ!
ディミトリ

ノーマルモードでやっていたときより若干ヘタれました。それでも充分強いので、依然として前線の置物状態。壁役(削り役)に使おうにも反撃で倒しきっちゃうので経験値独り占めしがちなんですよね。
ドゥドゥー

ノーマルモードのときより速さが若干伸びました。相変わらず壁役として重宝していますが、敵が斧使いだと反撃で倒しきっちゃうこともしばしば。強いんですが、微妙に不便です。(←だったら「重さ-3」外せよ)
フェリクス

盗賊をやらせているせいもあって力が若干伸び悩み、代わりに速さで他のクラスメイトを圧倒しています。私がニガテなタイプの剣使いそのものですね。よく死にかけています。
メルセデス

HPがあり、魔防も高く、しかもリザイア(重くて威力も低い)を使える対魔法壁。とはいえ魔法職は足が遅いのでなかなか前線に出てこられないんですが。
壁として運用すれば個人スキル「奉仕の喜び」も生きるので、これからもこの方向に伸びてくれれば嬉しいです。
アッシュ

前回よりはマシかな・・・? としか言えないぱっとしない子。数字的には悪くないと思うんですが、活躍している印象がない・・・。
まあ、そもそも鍵開け係なので死なない程度にタフならそれで充分なんですけどね。
シルヴァン

ヘタれました。今のところ騎士団が本体です。お馬さんの機動力を生かして前線と後方を行き来し、神速の備えを使って味方の足並みを揃えさせたり、敵に奇襲を仕掛けさせたりするのが専らのお仕事です。
でもこの運用がすごく強いので、パラメータがヘタれている割にはよく活躍しています。
アネット

魔法専門のくせにシルヴァンやイングリットより力持ちになってしまいました。せっかく力が伸びているのに武器技能を一切育てていなかったので宝の持ち腐れ。そもそもHPと守備が少なすぎて近接戦闘に向いていません。こういうままならないところ、不器用なこの子らしい。
なお、魔力も充分すぎるくらいよく伸びているので、変なパラメータな割に戦場では大活躍しています。
イングリット

なぜか力より魔力が伸びてしまった、こちらも“らしい”子。使い道ないなあ・・・と、思っていたところにちょうどサンダーソードが手に入ったので、これからの活躍に期待できます。
あと魔防がよく伸びたので、メルセデスが間に合わないときはよく対魔法壁を受け持ってもらっています。
ドロテア

歌劇団出身かつ自己肯定感が低いということで、物語大好き&放っとけない人大好きなウチの主人公のツボにクリーンヒットだった子。ほとんどストーカーみたいにつけまわして根負けさせました。
でもウチの魔法職はメルセデスもアネットも充分優秀なので、せっかく招いておきながら割と使い道に困る子でもあります。射程3のトロンはそこそこ便利なんですけどね。ウチのクラスにはアーチャーがいませんし。
感想
私の主人公は基本的に人が死ぬのを好みません。死んだらその人の物語がそこで終わってしまうからです。死んだ人の口からその人の武勇伝を聞くことはできませんし、彼をよく知る人からも新しい想い出話を教えてもらうことができなくなります。それは悲しいことで、とても、とてももったいないことです。
何らかの夢を目指しているキャラクターがいたら、そのキャラクターを主人公に置く物語が終わるまでには何かしらの結果を見たい。伏線を引っぱるだけ引っぱっておいて、全然無関係な結末で唐突に終わる物語なんて納得いかない。起承転結でも序破急でもなんでもいいけど、とにかく広げるだけ広げた風呂敷を畳まないまま打ち切られるのはまっぴらごめん。
だから、本当は誰にも死んでほしくないと考えます。人の人生はそのまま物語でもあるはずだから。
ですが、現実に人の死はそうそう避けられるものではありません。
だいたい80年も生きれば(この世界だともっと短いかな?)人は何もされずとも自然に死にゆくものですし、まして戦乱の時代じゃ人の命は勿忘草より気軽に手折られがち。お伽話と違って人の人生は必ずしも因果が応報するとは限りません。
そういう現実がどうしても存在するのはわかりますが、でも、イヤです。イヤなものはイヤです。そんな物語はつまらない。
だから、もし死ぬにしても、その人にはせめて自分の人生に納得してから死んでほしいと願います。
死に顔が安らかであったなら、彼の物語は短くともしっかりとした完結に至ったんだと、そう考えることができるから。起承転結備わる彼の人生は物語として美しく、すなわち彼は自分の成すべき事を成せたんだと、敬意を払うことができるから。
彼の人生にはきっと大切な意味があったんだと、死を見届けるこちらにとっても納得することができるから。
教え子のひとり、シルヴァンの兄が死にました。
ろくでもない人物でした。自分勝手な都合でたくさんの人を苦しめていました。自暴自棄で、刹那主義者で、愚かで、何も成そうとせぬまま生きて、何も成せないまま無様に死にました。
それでも、その死を悲しむ人は確かにいました。
あの人の人生は理不尽だったと。生まれつきの運命というものがあの人をねじ曲げてしまったんだと。自分が代わってあげられたらもう少しマトモな人生を歩めただろうにと。
祝福されたはずの自分の人生を呪うほどに、その裏で犠牲となった者の人生に理不尽さを感じる人がいました。
死体の上を歩む自分はもう逃げられない。
あの人は、あの人らしい人生を歩めぬまま儚くなってしまったのだから。
だから私は、あるいはシンファニカは、あの哀れな悪党の死を侮辱する大司教レアに不信感を抱きました。
あの人の遺品を彼女にだけは預けたくないと思いました。
そして改めて思いました。
生徒たちには生きてほしいと。
せめて、自分の人生に納得できるようになるくらいの猶予を得られるまでは。
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