超人女子戦士ガリベンガーV 第27話感想 がんばるあなたは美しい!

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生徒役:電脳少女シロ、斗和キセキ、夜桜たま

先生は努力家だあ。

出演バーチャルYouTuber

電脳少女シロ

「仕上がってるよー!」

 マッチョメンと共演するにあたって当然のようにボディビル大会のかけ声ネタを仕入れてくるプロフェッショナルタレント。そしてお気に入りネタになったら番組外でもあっちこっちで連発する幼児マインドの持ち主でもあります。最近は清楚な言葉づかいもお気に入りの様子。元々清楚ですが。
 やたらと語録が豊富、そしてやたらと逸話も豊富。というのも彼女は多趣味・多芸なうえ、やたらと柔軟な発想力も持ちあわせ、ついでに傍若無人な性格なため、自由にさせると大抵常人に理解できない奇矯な言動をしはじめるからです。彼女の動画を見てなんともいえない気持ちになったときは「シロちゃんの動画は為になるなあ」と、とりあえず納得しましょう。彼女はあなたが為になることを望んでいます。
 まるでアブない人のようですが、そして実際アブない人なのは確かなのですが、こう見えて彼女は共演者をよく見ています。聡明です。共演者の対応力を推し測り、ギリギリ捌ききれる程度のムチャ振りを仕掛けるのです。おかげでいつのまにか人脈の輪がずんどこ広がってきました。タチが悪いったらありゃしない。

斗和キセキ

「え、もう完全に魂宿ってません? ヤバいんだけど! スゴいんだけど! うらやましい!!」

 Twitterで大爆発して完全勝利した系女子。だいたいいつもワケワカンナイことに巻き込まれているか自らワケワカンナイことをしています。エゴサーチが達者だとは聞いてはいましたが、当然のようにウチのブログも捕捉されていました。夜桜たまに続いて2人目です。
 普段の活動では、バーチャルYouTuber文化に縁の薄いオッサンたちとお喋りしたり、スタッフにタブレット端末を運んでもらってぷらっと旅行したりしています。やたら実写映像が多いことが彼女の動画の特徴です。
 彼女の魅力はなんといっても盛り上げ上手に聞き上手。彼女は自分の知らないことを素直に「知らない」と言える人物です。知らない話題にムリに合わせようとしたり、知ったかぶったりせず、相手の話を聞いての感想を等身大の自分の感覚のまま素直に返します。他人の領分をムヤミに侵さず、自分は自分のままサラッと寄りそってくれるコミュニケーション。その距離感が心地よくて、ついつい話を弾ませてしまいます。

夜桜たま

「『お見せします』? え、先生? 先生!? 実演なんだ・・・」

 人より多くの恥と向きあって、人より多くの誇りを抱いてきた、まっすぐな人。「自分なんて大したことない」と嘯きつつも、「これを譲ったら自分じゃなくなってしまう」根拠付きの自信を確かに持っています。
 バーチャルyouTuberとしてのメインコンテンツはとにかく麻雀。麻雀と名のつくものであればなんでもござれ。対局すれば4面打ちもソツなくこなし、実況すればあらゆる打牌の意図を解説することができます。その一方で女子力は皆無。葉物野菜の区別がつかなかったり醤油とポン酢の違いがわからなかったりとやたら大雑把ですが、本人はまったく悪びれません。
 なんだか麻雀を知らない人お断りって印象を受けますが、実際のところ彼女の配信は麻雀を知らない私が見てもとても楽しい。彼女がクレバーな人物だからです。“夜桜たま”というキャラクターがどういう視聴者層にどんな期待をされているか逐次分析しつつ、どうすれば楽しんでもらえるかをいつも工夫しています。意外とプロデューサー寄りの才覚じゃなかろうか。今日も今日とてまずは自分をプロデュース。

授業構成おさらい(+ 補足事項)

超難問:筋肉の謎を解明せよ!

 学んで楽しい。見て美しい。番組の尺のたぶん8割以上に何かしらの筋肉が写っていたであろう Muscle Carnival 第2回です。筋肉を巡る終わらない冒険へ、いざ旅立ちましょう。大丈夫。筋肉は恐くない。

 バズーカ岡田先生は日本体育大学の准教授であり、オリンピックチームにも参加した理学療法士兼アスレチックトレーナーでもあります。研究者としての専門は腰痛と筋肥大、減量。トレーナーは指導力だけではなく実践力もあるべきだ、との信念のもと、自身が培ってきたトレーニング知識を自ら実践して近年ボディビルダーとしてデビューを果たしました。
 肉体美のインパクトがとっても強烈な先生ですが、実は研究者、指導者としての下地があったうえでのボディビルディングなんですね。説得力がすごい。

トピック4:人間が最も発達している筋肉は?

 「心の臓! 心の臓は大切!」
 「トイレをしないように我慢するための筋肉です!」
 「人間、生きてたらご飯って食べると思うんですよ、絶対。だからお口の周りの筋肉とかかなって」

 この番組もうひとりの隙あらば筋肉先生(樋口先生)ならそういうインナーマッスル方向の出題をしたかもしれませんが、バズーカ岡田先生の専門はアウターマッスルです。ここで問われていたのはシンプルに一番ボリュームのある筋肉でした。

 正解は大臀筋。お尻にある、股関節を動かすための筋肉です。
 ここが発達しているのは二足歩行している人間ならではの特徴です。人間は歩くとき、片方の足で地面を蹴ると同時に、もう片方の足を地面から持ち上げて次の一歩に繋げています。前に歩くための推力を稼ぐと同時に、片足立ち状態の身体を支えもしなければならないため、股関節には常に大きな負荷がかかっているんです。これを支えるために太い筋肉が必要だというわけですね。
 これが四足歩行の動物だと、基本的に片足立ちになってしまう瞬間というものがありません。常時二足以上が地面に接地しているため身体のバランスが取りやすくなっています。地面を蹴るのもどちらかというと前足の仕事。例外は走るとき(ギャロップ)くらいでしょうか。だから、人間と違って股関節の役割がそこまで大きくないんです。

 いやあ、それにしてもボディビルダーは体脂肪が少ないおかげで筋肉の見本として便利だなあ! 全身くまなく鍛えてあるのでボリューム感も比較しやすいし! 歩く人体模型図って感じだなあ!

トピック5:なぜマッチョは胸の筋肉を動かせる?

 「やっぱり、筋肉と仲よくして筋肉からの好感度が上がっているので、自分の指令に応えてくれるんですよ」
 電脳少女シロの説が完全正答。「マインドマッスルコネクション」という用語こそ使われないものの、芸事の世界でも当たり前に語られている話なので、元々知識を持っていてもおかしくありません。もちろん、完全に大喜利のつもりでたまたま正解しただけなのかもしれませんが。

 人間は身体を動かすとき、必ず筋肉を使っています。
 歩くとき。ジャンプするとき。何かを持つとき。まばたきするとき。呼吸するとき。――あらゆる身体動作は全部筋肉の働きによるものです。大部分が無意識のまま動かしているというだけで。
 だって、「爪先に力を入れて」「踵を持ち上げて」「同時にもう片方の足の太ももを持ち上げて」「股関節でバランスを取りつつ」「身体が前に倒れてきたら上げていた方の足を降ろして」「また爪先に力を入れて」「踵を持ち上げて」「今度は最初のほうの足の太ももを持ち上げて」・・・とか、いちいち細かく指示出ししていたら歩くだけで頭がパンクしてしまいます。なので、人間は基本動作のほとんどを無意識に一括して行えるようにできています。コンピュータの自動制御プログラムみたいなものですね。

 ただ、たとえば歌ったり、踊ったり、楽器を演奏したり、普段の生活であまりしないような身体の使いかたをするときは一動作一動作を意識的に指示してあげないと筋肉が動いてくれません。プリセットが登録されていない状態です。
 そして、その指示を出すべき私たち自身があいにく無意識下の自動制御に慣れちゃっています。だから、どういうふうに指示すれば筋肉が思うように動いてくれるのか、なかなか感覚を掴めないものなんですよね。

 これを思うように動かせるようになるには、目当ての筋肉が動く日常動作を何度も繰り返し、しかもその際に筋肉の動いている感覚をしっかり意識するようにして、感覚をつかむまでたくさん練習するしかありません。
 たとえば声量の細やかな調整力を求められる歌手は腹筋が。たとえば手足の先まで美しく動かすことを求められる舞踊家は四肢が。たとえば精緻で力強い指捌きを求められるピアニストは指先が。プロフェッショナルの肉体はそれぞれの分野に合わせてよく鍛えられているものですが、それは単純に筋肉が必要だからというだけでなく、筋肉を思うように動かすため繰り返してきた練習の副産物ともいえます。

 ボディビルディングの場合は、何かに使うためではなく、より効率的に目当ての筋肉を鍛えるため、筋肉を動かす勘所を養います。歌手や舞踊家やピアニストの場合とは手段と目的が逆になっているわけですね。実践的な筋肉は美しい。

トピックex1:最強の筋トレ

 逆立ち腕立て伏せが推奨されました。
 バズーカ岡田先生が言うように、肩のボリュームをアップさせると全身のシルエットが美しく見えるからというのも理由のひとつ。ただ、「最強の」と呼ぶ理由にはもうひとつ根拠がありそうです。

 自宅で行う筋トレは自重トレーニングが基本になります。要するに自分の体重をウエイト代わりにして、腕立てや懸垂などにより大きな負荷をかけるトレーニングですね。
 逆立ちすると自分の全体重が肩の筋肉にのしかかってきます。ダンベル等の器具を使わないのなら、これが身ひとつでつくれる最大の負荷となります。そういう意味でも「最強の筋トレ」

トピックex2:ボディビルを学ぶ

 ボディビル大会では各選手が7種類(主催団体によっては8種類だったりもっと別だったり)のポージングを披露し、その筋肉の付きかたを審査されます。

フロント・ダブル・バイセップス
 バイセップスというのは上腕二頭筋、いわゆる力こぶのことです。両腕を大きく曲げて力を込め、上腕二頭筋の大きさをアピールするポーズとなります。また、正面に向かって威風堂々と胸を張るポーズでもあるため、ボリューム感ある肩からキュッと引き締まった腹筋までの逆三角形、身体全体のシルエットの美しさも堪能できます。

フロント・ラット・スプレッド
 ラットとは背中の筋肉のこと。それを広げるポージングです。腰周りに拳を当て、腋の下からなだらかに広がる悠久の大地のような筋肉に思いを馳せるひとときです。

サイド・チェスト
 みんな大好きサイド・チェスト。チェストというのは胸のこと。張りのある胸回りを中心に、たっぷりとした全身の厚みを側面から品評するためのポーズです。丸太のような腕やふとももも要チェック。

バック・ダブル・バイセップス
 ダブル・バイセップスのお背中バージョン。フロントのときよりもやや後ろに反らしたポージングとなります。腰より上の岩山のようなゴツゴツ感、それから下半身に目を向けるとリンゴのようにぷっくりと実ったふくらはぎの筋肉も味わうことができます。

バック・ラット・スプレッド
 ラット・スプレッドのお背中バージョン。バック・ダブル・バイセップスとはうってかわってなだらかな、しかし果てしなく広い、まるで北海道道東の国道沿いを思わせる開放感あふれるポーズです。ジャスコ釧路店まで直進110km。駐車場収容台数4000台。

サイド・トライセップス
 トライセップスとは上腕三頭筋のこと。上腕二頭筋とは逆に腕を伸ばしたときに浮きあがる、腕の内側の筋肉です。並みの人間ではマシュマロのようにふにふにになりがちな部位ですが、体脂肪を極限まで絞るボディビルダーならこんなところまで逞しく魅せることができます。

アブドミナル・アンド・サイ
 アブドミナルは腹筋、サイは脚です。6つに割れた腹筋のカットの深さと、ボリュームとカット両方で味わい深い脚のスペシャルコンボ。マッチョメンのセクシーさを最大限に楽しめるよくばりセットです。

 ひとつひとつのポーズ自体が美しく、なおかつ全身の筋肉をひととおりアピールすることもできるプログラムとなります。
 どこかひとつでも貧弱な筋肉があると悪目立ちしますし、バランスの取れないいびつな筋肉の付きかたをしているととたんに不格好に見えてしまいます。筋肉は嘘つかない。ポージングは正義。厳正に筋肉をジャッジメントします。

誇りについて

 「先生にとってコレ、“筋肉とは”って、何になるんですか?」
 「いやあ、今やもう筋肉とは私にとって“人生”になっちゃいましたけど。でも僕は身体をつくりたいのはもちろんあるんですけれど、筋肉のことを知りたくてしょうがないんですよ。だから研究もするし、自分で実践もするし、なんかどうしてこんなんなるのか面白くて。だからやりつづけてるのもあって。やっぱ実践しないとわからないこともありますんで」

 私は“好き”という気持ちはすなわち“知りたい”ということだと考えます。好きなもののことはもちろんたくさん知りたくなりますし、たくさん知れたもののことは普通なかなか嫌いになれないものです。だから、“好き”と“知りたい”はきっとリンクする感情なんだろうと思っています。

 ただ、一方で世のなかには自分と相容れないものもたくさんあります。自分と違う意見、考えかた、感じかたもたくさんあります。いくら知ろうと努力してもどうしても好きになれず、理解すらできないものも。
 そういうの、正直に言うととても気持ち悪いです。どうしてわかってあげられないんだろう? どうして好きになってあげられないんだろう? 自分で自分のことがわからなくなります。他のことなら知れば知るだけ喜びの感情があふれてくるのに、どうしてコレに関してだけは、と。不安になります。自分が気持ち悪い。

 不思議なもので、そうして一度自分のことを嫌いになるところまでいってしまうと、今度は目に映るあらゆるものが好きになれなくなるもの。あなたも過去に一度くらいはそういう状態に陥ったことがあるんじゃないでしょうか。
 どうしてかな。たぶん、知るのが恐くなっちゃうんだと思います。何かを知るたび不快にさせられたんじゃ、何かを知りたいと思う気持ちが消えてなくなってしまうでしょうから。“知りたい”がなくなってしまったら、きっと“好き”もどこかに行ってしまう。
 自分に自信がなくなるって、そういうことなんでしょうね。“知りたい”が裏切られて、裏切られて、裏切られて、何も信じられなくなって、恐くなって、だから嫌い。自分も、みんなも、全部。

 ちょっとしたヨタ話として聞いた話なんですが、ボディビルダーって、元々自分に自信がなかった人たちが少なからずいるらしいです。大会とかのイメージもあって、とにかく他人に自分の肉体を見せるのが大好きな人たちって感じがあるのに。
 初めは自傷の代替行為として筋トレをやってみるんだそうです。(もちろんごく一部の人の話ですよ!) まあ「筋肉を虐める」って言いますもんね。自傷だと周りの人に心配されてしまいますが、筋トレなら健全なイメージで見てもらえます。どっちにしろ自分で自分を苦しめる行為なのには変わりないのに。そういうところが都合よくて、だんだん筋トレにハマっていくんだとか。
 それが、筋肉が太くなっていくにつれて、肉体が深く割れていくにつれて、だんだん自分を苦しめることより、純粋に筋肉を鍛えることそのものが楽しくなっていくんだそうです。
 「筋肉は嘘つかない!」
 「筋肉は資産だ!」

 まさにそういうことでして、自分の努力の成果を目で確認できるところがいいんだとか。ちゃんと自分はがんばったんだ。こんな自分でもがんばることができたんだ。そういうことを信じられるから。
 だから、筋肉を好きになる。

 「ボディビルってある意味芸術なんで。で、美しい且つ自分の強みを見せる。でも、7個もやらされるとどっか弱点が出てくるんスよ。弱点を見抜かれてしまうんですね。で、審査されていく。“強みを見せつつ弱点をさらけ出す”っていう男らしいコトなんです。実は」
 いくら自分の好きなものといっても、その全部が気分いいことばかりではありません。世のなか必ずしも私たちに都合よくできていなくて、好きになれるものと好きになれないものがごっちゃに入り交じっています。
 それでも、好きになれない、自分にとって都合の悪いものを受け入れられる瞬間ってあるものです。いつの間にか。なんとなーく。昔は好きになれないものがどうしても恐くて仕方なかったはずなのに。
 「じゃあ、あの、弱点があったら次回の大会はその弱点を克服して、そこ徹底的に鍛えて、ってやるわけですね」
 「そうなんです。またポーズして、隣の選手と比べて『ああ、俺ここ弱かったな』って思ったらソコ1年間かけてやるんですよ。で、またやって、またどうせ弱点出てくるんスよ。で、またやって・・・。で、そのまま一生を終わる。一生完成しないんですよ」

 いつの間にか。なんとなく。好きになれないものとも一生付きあえるおおらかさを自分が獲得していることに気付きます。
 好きなもののためだから。そして、今の自分ならたとえどんなに苦しもうと“何も信じられなくなる”なんてことには絶対ならないと確信できるから。

 「いつか『もういいや、筋肉は』って飽きるとき来るかもしれないでしょ」
 「絶対無いです。ありえない。一生トレーニングします」

 なぜならこの“好き”は、絶対に裏切らない。
 “好き”に向きあってきた年月の長さがその自信を保障してくれます。

 世のなか好きになれるものと好きになれないものが入り交じっていてメンドクサイです。好きになれそうだと思って向きあってみるとどんどんイヤなものが見えてきて苦しくなったり、後悔したり、全部投げだしたくなったりすることもあります。
 そういう気持ちに対する絶対的な処方箋が、結局“好き”を抱いていることなんだろうな、と私は思います。
 絶対に裏切らない“好き”があれば、それ以外でどんなに手痛く裏切られても立っていられる。前を向いていられる。きっと笑うことだってできるはず。
 嫌いなものにも向きあって、相容れないなりにうまく付きあって、いつか手を取りあうこともできるでしょう。自分の“好き”と異なる誰かの“好き”と出会える日もあるかもしれません。
 何かひとつでも夢中になれる“好き”がある人は、きっと一生を誇り高く生きつづけることができるでしょう。どんなに苦しいときも自分らしさを失わずに済むでしょう。
 だって、あなたはその“好き”を確かなものにするために、きっとたくさんの努力を積み重ねてきたでしょうから。たとえば、ほら、その好きなもののことを、あなたはどれだけたくさん知ってきましたか?

 あなたには自分の“好き”を誇りに思う権利がある!

 夜桜たまは以前、「筋肉って麻雀なんだなって思いました」と発言したことがありました。
 そんな彼女を、私は心から尊敬し、応援します。

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    コメント

    1. 匿名 より:

      こんにちは。いつも楽しく拝見させて貰っています。
      久しぶりに文章を読んで泣きそうになりました。いつも読みやすくていい文章を書くなとひっそり毎週楽しみにしていました。特に人物評のところが好きです。

      彼女の誇りは強かなものですし、
      彼女の努力は裏切らない確かな資産だと僕も思います。
      そう、筋肉のように。

      来週も楽しみにしています。

      • 疲ぃ より:

         コメントありがとうございます。

         実は私は生身の人間にヒーロー性だとかアイドル性だとかを見出さないことをモットーにしている人間です。(だって、勝手に理想を押しつけて、あげく勝手に幻滅するようなの、かわいそうじゃないですか)
         だから、いつものバーチャルYouTuber紹介はあくまでキャラクターコンテンツとして見た場合の評を書くよう心がけています。実在のタレントを語るというより、創作されたアニメキャラを語るように。演じている人の個性やクセを考察するのではなく、あくまで表に出ているキャラクターそのものを見るように。

         今回はちょっとだけ自分のモットーを曲げました。
         例の騒動を見て、好き勝手に他人の尊厳を侮辱する悪意を見て、どうしても彼女に私なりの善意と好意を伝えたくなってしまいました。
         あくまでここに書いたものは私から見た彼女の姿です。本気で彼女が誇り高い人だと思っていますし、本気で彼女が努力家だと思っています。ただし、実際のところ彼女自身の自己評価が私の知っているものと一致しているとは限りません。
         そこは私が負うリスクです。もしかしたら本当は間違っているかもしれませんし、今後彼女に幻滅して腐したくなる気持ちを必死に我慢するハメになるかもしれません。
         それでも伝えたいと思って書きました。あなたはこんなにもステキな人なんだと。あなたに自信を持ってほしいと願う人がここにいるんだと。元気になってほしいと。(もっとも、本当に見てもらえるかは知らないけれど)

         なのでまあ、もしよろしければ、あなたも私の文章に捕らわれることなく、今後どういうことになっても彼女を応援してあげてください。
         別に言うほど悲観的な状況ではないと思いますが、念のため。あれは外野が追い詰めなければ普通に笑い話に変わる話だと思っています。

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