三ツ星カラーズ 第5話感想 上野動物園のかわいゾウを救うため斎藤はいいから仕事しろ。

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けん玉――ッ!! けん玉そういうんじゃねえっつってんだろ!

本日のクソガキMVP

 三ツ星カラーズは5人のクソガキたちが大活躍するアニメです。
 ひとりは泣き虫外道の結衣。
 ひとりはわんぱくウンコマンのさっちゃん。
 ひとりは邪鬼眼に片足突っ込んでる琴葉。
 ひとりは己の真の実力を知らないののか。
 そして最後のひとりは、言わずもがな斎藤です。

 オメーよ。
 どうしてよりにもよってカラーズで唯一マトモ認定していたはずの結衣にイジワルするのさ。
 どうしてそんな本気っぽく「けん玉テメーッ!」とかシャウトできるのさ。
 どうして他人の貰い物のスーパーボールを失くして平然としていられるのさ。
 どうして子どもたちが仲よく遊んでいる隣でひとり遊びに興じられるのさ。
 というか善意の一市民さんからお叱りのお電話をいただいても知らねーぞ。

 なんなの? 結衣のこと好きなの?
 好きな子にはイジワルせずにいられないお年頃なの?
 なんなの? 琴葉のこと好きなの?
 好きな子にイジワルされると過剰反応しちゃうお年頃なの?
 なんなの? さっちゃんのこと・・・。
 さっちゃんは・・・そういや今までもろくな絡みがなかったなあ・・・。

 まったく斎藤はお子様だなあ。小学3年生メンタルだなあ。
 それに比べて、見なよさっちゃんを。
 「何が面白いんだアターック!」
 面白くない面白くないと言いながらケラケラ笑っていますよ。
 まるでへべれけに酔っ払った大学生みたいな感性です。つまらないものほど面白いの境地です。将来ヘソ曲がりのサブカルクソ女に進化しかねないなと私はちょっぴり心配です。

 小学3年生と酔っ払いの大学生。どちらがより大人かは自明ですね。(自明ですよね)

琴葉・ブレイド&バレット・ブラボー!

 けん玉カッコイイですよね。
 なんというか、武器っぽいですよね。だって、そのまま突き刺すこともできるし、アウトレンジに追撃することもできるんですよ。最強じゃん!
 「これはなかなかイイな。ムフー。気に入った!」
 わかる。私も子どものころは琴葉のようによくけん玉を振りまわしていました。不器用なので普通には遊べなかったし。
 あのカッコよさときたら。気分は剣にオーラを纏わせてトンデモ射程の斬撃を繰り出す勇者様ですよ。あるいはヌンチャクや鎖鎌を使いこなす東洋武術の達人。もはや「けん玉」なんてダッセエ名前はふさわしくありません。ソード&ボール・・・いやさ、ブレイド&バレットと呼ぶのがふさわしい。(呼んでた)

 私も小学校に上がる前からゲームにどっぷり浸かっていた子だったので、琴葉の気持ちはよくわかります。

 「とうっ」
 「破けちゃった」
 「あー」
 「ごめん。つい・・・」

 ついさっきまで勇者様気分ノリノリだったテンションが急落ションボリ。
 琴葉は繊細な子ですね。臆病ともいう。でもこういう子だからこそ前話みたいに友達のことをワクワクして待ち構えたり、大人顔負けの察しの良さを発揮できたりするんです。
 もっとも、ゲーマー特有の夢見がちな性質のせいでときどきこういう失敗もしちゃうのだけれど。

 そういうステキでちょっぴりメンドクサイ琴葉という人物を、結衣とさっちゃんはどのくらい理解しているんでしょうね。
 「いいよ。これよくわかんなかったし!」
 「わかんないのばっかだね」

 結衣とさっちゃんがどのくらい琴葉を理解しているのかは第三者視点の私には知る由もありません。ありませんが、とりあえずふたりのカラッとした人の良さは琴葉のような子にとってものすごく嬉しいものだということは想像に難くありません。
 つくづく良い友達です。

 「けん玉面白い?」
 「これはよかった」
 「琴ちゃん、貸してよー!」

 ・・・でも、そこまでナチュラルにパーフェクトにフォローできちゃうのは、それはもうさすがに大人顔負けの気の使い方だと思いますよ、結衣さん。さっちゃんさん。
 まあ気を使っているのとはちょっと違うのかもしれませんけど、なに、どうせ成長していくにつれて自分の善性を自覚していったなら、結局この手の原体験は気づかい上手へと昇華するものなのさ。自覚、無自覚、何の違いもない。

真面目ぶるほどダダ滑る

 「乾ゾウ肌だね。なんちゃって」
 「嬉しゾウだね。なんちゃって」

 まず「なんちゃって」をやめようか。ギャグのテンポが悪くなるうえに、「ここで笑え」的な圧迫感を与えかねないので。
 まあ、一番よくないのはハンパにひねったギャグセンスの方なんですけど。
 結衣はもうちょっとさっちゃんをよく観察するべきです。さっちゃんのギャグはだいたいいつもしょーもないですが、それだけにわかりやすいですし自然です。そういうところが存外不意打ち的に刺さるんですよね。偉そうに分析しておいて私のギャグセンスも結衣並みなのですが。

 だいたい結衣は真面目ぶりすぎなんですよ。
 「あわあわ。もう手遅れだと思うんだけど・・・」
 んなこたわかってらい。琴葉もさっちゃんもアレがオヤジの骨だなんて本気で思っているわけではありません。いつものカラーズの活動と同じ。だいたいおおむね虚構とわかったうえでのお芝居であって、まさか本当にトラと戦えるだなんて思っていませんよ。琴葉なんて店頭のスッポンにもビビるチキンハートなんですから、仮に100%本気で言っていたとしたらこんな強気でなんていられませんとも。
 真面目ぶっているときの結衣はいつもわかりきったことしか口に出しません。わざわざ脳みそを経由した迂遠な言葉しか使えません。エッジがいちいちナマクラで、鮮烈さに欠けています。
 そんなんじゃ斎藤くらいしか騙せません。

 この子の持ち味はもっと別なところにあります。
 「・・・何が面白いんだろ、これ」
 「オヤジ、子どものころ楽しくなかったって言いたかったのかなあ?」
 「ハシビロコ↑ウ? ハシビロコ↑ウ? ハ↑シビロコウ?」
 「にょろ! にょろにょろ! にょろほげー!」

 この子の場合は何気なく口をついた言葉こそ面白い。

 結衣は善人でこそありますが、見た目ほどマトモな性格ではないですし、むしろクソガキです。
 モラルの大切さを理解している風に見せかけて、「しょうがないなあ」で何でも都合よくひっくり返す自由人です。天然物の涙を使って無慈悲に人を操るパワープレイヤーです。有り体に言ってカラーズ最強の毒舌持ちです。真面目キャラにはほど遠い。
 そのあたりのダーティな個性を自覚すればもう少し狙ってさっちゃんや琴葉を笑わせることもできる気がするのですが・・・。

 でも、まあ、ハタから見ている私としてはそのマジメぶりっ子と外道感のギャップこそがかわいらしくて好きなんですけどね!

 結論。今日も三ツ星カラーズはクソガキ成分いっぱいで面白かったです。

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