映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪! ひとまず謎かけ集のアンサー。

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私、王女様にもトロピカってほしいんだよね。

この記事はその性質上、割と大胆にネタバレを含みます。
映画を観てから読むことをオススメします。

 答え合わせに相当するはずだった感想文が予定よりも大幅に長くなってしまったので、答え合わせ部分だけ抜き出した記事を書くことにしました。

↓出題記事はこちら↓

トロピカル~ジュ!プリキュア関連

Q1.「トロピカってる」とはどういう意味だったでしょうか?

 「『トロピカるぞー!』っていうのはね、常夏の太陽みたいにキラキラ眩しい幸せな気持ちが、胸の奥からこう、ぶわーっ!って湧きあがってくるような感じ!」(第1話)

 心の内側から湧きあがるやる気パワーのことです。なんだか幸せな気持ちになるので今を大切にしようと思い、また、勇気が出るので新しいことにどんどん挑戦したくなります。

Q2.ローラにとってまなつはどういう友達だったでしょうか?

 「プリキュアは負けないわ! まなつのやる気は最強なんだから!!」(第10話)

 有り体にいえば似た者同士で、一番の友達で、それでいて憧れの存在でもあります。
 ローラはまなつと出会ったからこそ、あれだけ人魚であることに誇りを持っていながらも、人間の姿にもなってみたいと願うようになりました。

Q3.ローラはどうしてグランオーシャンの次期女王になりたがっているのでしょうか?

 「・・・ハッ! いい気になってる場合じゃないでしょ、ローラ! 私の目的は任務を果たして女王様に認められ、次の女王になることよ! そう。人間の子なんて私が女王になるための捨て駒!」(第1話)

 チヤホヤされたいからです。良くいえば「たくさんの国民に囲まれ、たくさんの国民に愛されている女王様に憧れた」という表現もできますが、それにしたって詰まるところ自分のためでしかありません。
 もちろん、ローラならなんだかんだで国民の幸せもちゃんと考えてくれる良い女王様になるでしょうが。

Q4.過去、現在、未来。まなつたちが一番大切にしているものはどれでしょうか?

 「そっか。わかった! 私たちの部活、何をやるかが。――今、一番大事なことをやる部だよ!」(第6話)

 「あやふやなんかじゃありません! 一度しかない今を楽しむ部活です。卒業生の先輩たちがペンちゃんのなかに宝物を入れたみたいに、ステキなことをいっぱい考えて、学校のみんなも一緒に楽しめたらいいなって」(第6話)

 もちろん現在です。けれどまなつにとっての“今”は必ずしも今この瞬間のみとは限らず、過去・現在・未来のあらゆる時間軸における一瞬一瞬全てが大切な“今”となります。
 過去と現在と未来はそもそも不可分なのだという見かたもできるでしょう。

ハートキャッチプリキュア!関連

Q5.希望ヶ花市に引っ越してきた当初、つぼみが心に誓っていたことは何だったでしょうか?

 「私、花咲つぼみ。お父さんとお母さんがお婆ちゃんの住む希望ヶ花市でフラワーショップを開くことになり引っ越してきたんです。性格は恥ずかしがり屋で引っ込み思案。でも、転校を機にこんな性格を変えようと思ってます。ていうか、変えてみせます!」(『ハートキャッチプリキュア!』第1話)

 『ハートキャッチプリキュア!』は今の自分を好きになれない女の子たちが自分を変えようとする物語でした。
 けれど物語の果てに彼女たちが昔の自分から180度変わったかといえばそんなことはありません。彼女たちはただほんの少し、今の自分を好きになるというかたちでだけ変わっていったのでした。

Q6.えりかにとってつぼみはどういう友達だったでしょうか?

 「私たちは最悪なんかじゃない。最高のコンビなのよ! 私はブロッサムが好き! 頭が良くていろんなところに気がつけるなんてステキだよ! きっと私たちはお互いの力が必要なんだよ!」(『ハートキャッチプリキュア!』第4話)

 初期のえりかはコンプレックスの塊で、トラブルメーカーで、自分がやらかしたことに気付いては後になって落ち込むような厄介な子でした。対してつぼみは引っ込み思案なものの思いやり細やかで、えりかが気付けない感情の機微によく気付く子でした。
 ふたりは力を合わせることで初めてお互いの良さを引き出せるベストパートナーだったのです。

Q7.ダークプリキュアはどうして生まれ、そしてどのように消えていったでしょうか?

 「ゆり。すまない。私はお前を苦しめるためにダークプリキュアをつくってしまった。キュアムーンライトを倒すためだけに存在する、心のない人形。もういいんだ、ダークプリキュア。・・・もう、いいんだ。――私は娘同士を戦わせてしまった。ダークプリキュア。お前は私の娘だ」(『ハートキャッチプリキュア!』第48話)

 ダークプリキュアはゆりの細胞からつくられた、いわばゆりの妹のような存在でしたが、彼女を製造した差バーク博士は当初、そういうつもりではありませんでした。純粋にキュアムーンライトを倒すためだけにダークプリキュアを生みだしました。
 けれど、最後の最後の瞬間、サバーク博士はダークプリキュアへ注ぐべき父親としての愛を取り戻し、彼女は幸せな思いとともに消えていくことができたのでした。

Q8.つぼみたちはデューンに対し、どうして愛の力で戦ったのでしょうか?

 「――でも、私はあいつが憎いのよ。あいつのせいで私はコロンやお父さんを失ってしまった。憎しみが力になるのなら、私はそれでも構わないわ!」
 「情けないこと言わないでください! お願いです。憎しみのまま戦えばきっと負けてしまいます。悲しみや憎しみは誰かが歯を食いしばって断ち切らなきゃダメなんです。・・・私たちががんばってプリキュアしてきたのは何のためなんですか? コロンやお父さんがゆりさんに託したものは何なんですか? ――月影ゆり!! 私が憧れたキュアムーンライト!! あなたが何をしたいのか。何をするべきなのか。そして何のために戦うのか。自分で考えてください!」
 「・・・私たちは憎しみではなく、愛で戦いましょう」
(『ハートキャッチプリキュア!』第48話)

 憎しみで戦ってもそれは連鎖するだけで何度でも蘇ってくるからです。憎しみの権化であるデューンに対抗するには、それでは意味がありませんでした。
 憎しみを断ち切るためには当事者がそれを我慢する必要がありましたが、それは大変に難しいこと。誰かが傍にいて分かちあうことで可能になるような難しい課題でした。だから、彼女たちは愛で繋がりあうことを選んだんです。

映画本編関連

Q9.雪国というのは楽しいところでしょうか? それとも恐ろしいところでしょうか?

 「氷点下の友達。雪原に響く笑い声。“ウキウキ”が、“わくわく”が、キラキラの結晶に変わるよ! 『大好き』をこの一球に込めて」(挿入歌『大好きのSnowball』)

 とても楽しいところでした。少なくとも、まなつたちにとって、シャンティアという国は。
 たとえどんな恐ろしい敵との戦いが待ち受けていたとしても、シャンティアで遊んだ時間が楽しかった事実が変わることはありません。

Q10.誰かとケンカしてしまったとき、どんな人が傍にいてくれると嬉しいでしょうか?

 「『大切』と触れあう心に日だまりのような希望が灯る。奏でましょう、風に乗せて。ぬくもりに羽ばたく喜びの歌」(挿入歌『シャンティア~しあわせのくに~』)

 友達です。もしかするとケンカしてしまう相手が当の友達である場合もあるかもしれませんが、それでも関係ありません。お互いにお互いを大切だと思える相手がいること。そういう相手がいると信じられることそのものが心を支えてくれます。
 たとえすれ違いがあったとしても、きっと友達はあなたのためを思って行動してくれることでしょう。できれば後からでもちゃんと仲直りしたいところです。

Q11.シャンティアは幸せの国です。どうしてでしょうか?

 「私は誓います。国のため、国民のため、力を尽くすことを」

 女王であるシャロンがそういう国にしたからです。彼女がどういう思いでそれを実現しようとしていたかは関係なく。
 まなつたちはシャンティアがステキな国であることを自分自身の体験として知っています。まなつたちがそう思うのですから、まなつたちにとってそれは疑いようのない事実です。

Q12.シャンティアは幸せの国です。誰にとってでしょうか?

 「私、この国が大好きだよ。シャロン。私、あなたに笑ってほしい。この国を笑顔でいっぱいにするために」

 シャンティアを知るみんなにとってです。それほどに楽しく、ステキな国でした。
 シャロンが起こした行動は、本人の意志にかかわらず、そういう結果をもたらしました。
 続けてローラたちは、今度はシャロンにもシャンティアを改めて好きになってほしいと願うでしょう。シャロンがしたことはそれだけステキなことであり、彼女はたくさんの人に愛されるにふさわしい女王様でした。
 いつかシャンティアは誰にとっても幸せの国になるでしょう。

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