ローラ。決めるのはあなたです。
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「やる気大決戦! 輝け! トロピカルパラダイス!」
Lead Character:がんばったひと
プリキュア
Major Happening:大きなできごと
世界を破壊しようと必死だったバトラーを倒し、愚者の棺も停止させ、奪われていた全てのやる気パワーを世界中に返した。バトラーのやる気だけが戻らなかった。
Sub Questions:小さなできごと
チョンギーレたちの回復
「元々やる気なんてないから」というしょうもない理由であっさり戦線復帰。バトラーを止める助けとなった。
プリキュア・スーパートロピカルパラダイス
絵面が全力でふざけている、トロピカル~ジュ!プリキュアの最終技。見た目は悪ふざけそのものだがまなつたちはいたって真剣。
やる気パワー・スーパーウルトラアメイジングカムバック
ついに起動してしまった愚者の棺を、フツーにいつものやる気パワーカムバックで完封してしまうという冗談みたいな展開。もちろんローラたちはいたって真剣。
選択権
グランオーシャンが遠くに場所を移すということで、ローラはこのまま地上に残ってまなつたちと暮らすか、故郷に帰って次の女王になるための修業を始めるかのどちらか一方を選ばなければならなくなった。女王様は今回も決定の自由をローラに与えてくれた。
楽しい“今”がこれからもずっと続くのか、それとも終わってしまうのかはローラ次第。
Battle Depiction:どんなバトルだったか
バトラーが終始シリアスに戦っていた一方で、プリキュア側の絵面にちょくちょくふざけた描写が目立つ。この対比により“破壊の魔女”の遺志を継ごうとするバトラーの本気がいっそう伝わってきた。
しかし、実際のところ魔女の本意が“破壊の魔女”ではなく“あとまわしの魔女”としての一面にこそあったのだということを私たち視聴者はすでに知っている。彼の鬼気迫る勢いのやる気が、このままでは仮にプリキュアに止められずとも無為に終わってしまうのだろうと、切なく思わずにはいられない。
翻って、一見ふざけているように見えるプリキュア側もまなつたち自身の思いはいたって真剣であることはしっかり描かれている。“今”のためにがんばること、それ自体がいかに健全な在りかたであるか、バトラーとの対比と合わせて改めて思い知らされる。
Like It Here !:ここ好きポイント
参考定価41000円
ドシリアスな最終カットを伝説の歩ける寝袋スタイルで迎えるまなつ。
ちなみに、最近の歩ける寝袋は両腕が稼働し足裏までカバーする着ぐるみ構造へと進化しており、意外と悪くないビジュアルの製品が市販されているらしい。
今話でまなつとローラの未解決課題も全部消化するんだろうと予想していましたが、そのあたりは最終話まわしのようです。今話ではバトラーが発揮したようなやる気がどれほど無為なものであるかを示す物語が展開されました。
なかなか手厳しい描写でしたね。それが望ましいものだろうと望ましくないものだろうと、何かのために努力する人の姿は平等に美しく見えるものですが、そのうえでなおバトラーの“やる気”は痛烈に批判されてしまいました。
『トロピカル~ジュ!プリキュア』の物語が推奨するのは“今”をがんばるやる気であって、“昔”のためのやる気ではありません。過ぎたことに囚われた努力は非生産的です。どうせ努力するなら楽しく、自分の成長や幸福のためにやる気を出していってほしいですもんね。
これを踏まえたうえで、さて、次回最終話ではいよいよ“今”の終わりが描かれます。
“今”が一番大事。それはすでに明らかです。だけど、私たちの生きる時間の流れは過去と現在と未来とに分かれていて、私たちは“今”にだけ留まりつづけることはできず、いつか“未来”へと踏み出していかなければなりません。これもまた現実です。
そうなったとき、まなつたちが“今”のために一生懸命がんばってきたことは、果たしてムダになってしまうのでしょうか? 泡沫の夢のように消えてしまうのでしょうか? 今話のバトラーのやる気が空回りだったように?
ここに、今を全力で生きるまなつとローラだからこその最後の試練が訪れます。
愚者よ眠れ
「やめとけ、バトラー。もうやめとけよ」
「魔女様はそんなこと望んでないと思うわ」
「そうだよ」
「もういいだろ、バトラー」
「そうだよ。魔女様はもういないんだし」
「次の仕事を探しましょう」
この戦いは魔女を“破壊の魔女”として慕うバトラーと、“あとまわしの魔女”になった彼女を認めるチョンギーレたちやまなつたちとの対決でもありました。
無論、本当に魔女の望みを叶えたいと願うなら、“今”の魔女のありかたであった“あとまわしの魔女”としての彼女の思いを汲むべきです。ですが、バトラーは“昔”の魔女のありかたであった“破壊の魔女”を敬愛していました。
バトラーにとって、自分の主人は何百年経過しようと変わらず、あくまで“破壊の魔女”ただひとりでした。
バトラーが愛した魔女はもうこの世のどこにもいません。
それは肉体が消滅したというだけの意味に留まらず、そもそも生前の魔女その人が他者への愛に目覚め、“破壊の魔女”だったころの自分に決別していたという事実を含みます。
ヌメリーやエルダが言うように、今バトラーが為し遂げようとしていることを喜ぶ人はこの世のどこにもいません。たとえ仮に、魂となった存在を含めたとしてなお、どこにもいないんです。
今が一番大事。“昔”じゃなくて、“今”こそが。
「私、その子の名前も聞かなかった。だからどこの誰かもわからなくて。――だから、私は決めたんだ。初めて会った人には最初に名前を聞こうって。いつでも“今、一番大事なこと”をやろうって」
「じゃあ、今私たちがこうやって話したことも女王様の記憶からは消されちゃうの? 私の記憶も? 私がまなつやさんご、みのり、あすかと過ごしたことも!? 私が女王になっても!? ――そんなのひどい! 私は嫌! みんなのこと忘れたくない! そんなの、絶対嫌!!」(第37話)
――けっして、過ぎたことなんてどうでもいいっていう意味じゃないんですけどね。
まなつが過去を教訓にしたように。
ローラが過去を忘れることを拒絶しているように。
過去は過去でもちろん大事なものではあるんですが、“一番大事なもの”って話になるとやっぱり今のほうが大事で、そもそも過去が大事なのは今をより良く生きるため、という位置づけです。
バトラーのように、“今”をないがしろにしてまで、今の魔女の姿を見ず昔の魔女のありかたに固執してまで、過去を大切にしようとする姿勢は、はっきり言ってナンセンスです。
「か、かくなるうえは最後の手段。愚者の棺に捧げましょう、私のやる気パワーを! 世界よ滅びてしまえ!!」
だから、今は眠れ、愚者よ。
あなたの主人が隣人への愛を自覚するまで数百年の時間を要したように、いつかあなたが“今”に目を向けられるようになる、そのときまで。
そういうささやかな“あとまわし”くらいなら、きっと許されることでしょう。魔女もそうでしたから。
「いつかあのおじさんたちも、みんなと一緒にトロピカれる日が来るといいね」
“今”の黄昏、“未来”の黎明
「みのりん先輩。悩んでたラストシーンはもういいんですか?」
「うん。今のまま、『みんな仲よくいつまでも一緒に暮らしました』って終わりかたでいいと思う」
そんなものはファンタジーです。
いいえ。みのりの物語の文脈からするとむしろリアル。いかにもそれらしい、無難で、陳腐で、退屈で、それでいて意外と起こりえない現実。
「あすか先輩がいなくなると寂しくなるね」
「でもまた新入部員が入ってくるから」
「うううー。・・・はっ、そしたら私も先輩!?」
「そうだ。頼んだぞ、まなつ“先輩”」
いくら永久に続く“今”を望んだところで、現実に時間の流れは止めることができません。“永遠のあとまわし”なんてものは実現不可能でした。
間もなくあすかがトロピカる部からいなくなります。まなつやさんごは2年生に上がって先輩と呼ばれる立場となり、さらに来年になったらいよいよみのり自身も卒業です。
あすかは近場のフェニックス女学院に通うので、まだはっきりとしたお別れには猶予があるでしょう。けれど、いずれ終わりは訪れます。あとまわしの魔女と伝説のプリキュアのように、あとまわしにするだけではどうすることもできない現実にいずれ向きあうことになります。
・・・たとえローラのことを抜きにしたとしても。
「あんただって言ってたじゃん! 『大人になったら何になるかなんてわからない』って。『今が一番大事』だって。エルダ、聞いてたんだから!」
「そう! いつだって今が大事だよ! だから、私は大人になったら――、大人になったそのときの私が一番なりたいものになる!」(第34話)
わかっていたことです。
彼女たちなりに前向きに捉えていたはずのことでもあります。
たしかに“今”と“未来”は違う時間かもしれません。けれど、未来には未来の“今”がある。だったら「今、一番大事なことをしよう!」、その考えかたを変える必要はない、はずでした。
「まずは私のもとで女王としての作法を学んでもらいます。女王になる決心ができたら明日の出発までにここに戻ってきなさい。けれど、もし。もし、あなたがこのまま人間の世界でお友だちと暮らしたいなら、それも構いません。女王の座を辞退して、ずっと人間の世界に留まるのもいいでしょう。――ローラ。決めるのはあなたです」
それでも、現在の“今”と、未来の“今”とは、やはり違うものでした。どちらも大切なものであることは間違いありませんが、だからといって必ずしも全く同じものというわけではありません。
過去と現在と未来は連続こそしていますが、それは変化がないという意味ではありません。バトラーの慕う“破壊の魔女”が、チョンギーレたちの仕えた“あとまわしの魔女”に変わっていったように。“あおぞら中学校に通うローラ”と“人魚の女王になるローラ”は、どうやら同時に共存しえないものだったようです。
「テニスが好きなあすか先輩。本と物語が好きなみのりん先輩。女王様目指してがんばっているローラ。何でも今好きになったものに全力で一生懸命になれるまなつ・・・。みんなすっごくキラキラしてる。好きなもの、やりたいことを見つけて。それに夢中で。――『でも自分は?』『私は何がしたいんだろう?』『本当に好きなのは何なんだろう?』 そう考えたら少し恐くなっちゃって」
「なんで? さんごだってすごいじゃん! かわいいものが好きで、メイクも得意だし」
「得意っていっても本気で勉強したわけじゃないから」
「さんご・・・」
「でも、私もみんなみたいにキラキラしたい。もっと心からトロピカりたい。・・・だから、一度試してみたいと思ったんだ」(第39話)
わかっていたはずです。
いつかこんな日が来るってこと、見えていたはずです。
だって、まなつたちがこれまでがんばってきた「今、一番大事なことをしよう!」は、「永遠のあとまわし」とは真逆の考えかただったはずだから。
まなつたちは“今”を一生懸命に生きました。たくさん楽しい想い出をつくって、たくさん成長していきました。さんごや、みのりや、あすか。過去に後悔を背負っていた子たちはその後ろ暗さを払拭し、今やキラキラとまぶしく輝くほどに。
このたった1年間ですら、最初の“今”と現在の“今”は明らかに異なっているんです。
「トロフェス、このままやらずに終わらせられないもんね」
「ああ。他にもまだたくさんある。高校に行って、またテニスをはじめて」
「もっとたくさんの『かわいい』をみんなに届けて」
「もっといろんな物語を紡いで」
「みんなでめいっぱいトロピカれる街を取り戻す! それが私たちの、今、一番大事なこと!」
まなつたちは永遠に同じ“今”に滞在しつづけることができません。
今日の“今”は、明日には“昔”に変質してしまうことでしょう。
けれどそれは、まなつたちにとってもけっして悪いことではなかったはずです。毎日“今”に一生懸命向きあうまなつたちは、日毎にキラキラと輝きを増していきました。どんどんできることが増えていきました。誰もが羨む、自分自身も自分を好きになれる、それはそれはステキな女の子になることができました。
昨日の“今”は、今日から見ると“昔”。時間が流れるからこそまなつたちは日々成長できています。
「ローラ。あなたは本当によくがんばりました。女王候補としての役目を立派に果たし、グランオーシャンを守った。その功績によりあなたを正式に次期女王に指名します」
今こそ、そんな幸福な時間の流れを受け入れるとき。
「これはそんなお話。それが私たちの物語。最初はバラバラだった5人が出会って、仲よくなって、それぞれの大切なものを見つけるってお話」(第41話)
どうか勇気を出して、ずっとあとまわしにしてきた大事なことを。
今、一番大事なことをしよう。
コメント
今日のトロピカル~ジュプリキュアは最終回の1つ前の話でした
私はお母様は3回面白いと口にしました
私個人の感想としては、滝沢 あすかが「頼んだぞまなつ先輩」と主張したことで、私は日本では1番人気がある野球ゲームのことがダブります
でもって最終回の予告は今年もキュアプレシャスの登場シーンや、戦闘シーンなどは1回も出回りませんでしたね
これは2015年に始まって2016年に終わるGo!プリンセンスプリキュアから始まっているような規則と回律なので、壊せないんでしょう
いちおう今でもサプライズ扱いなんでしょうね、最終話での次の主人公のお披露目。プリキュアの場合、メイン視聴者が一定周期で入れ替わるので、実際驚く視聴者さんも毎年いるでしょうし。あえてパターンを崩す必要もない部分かと。
とはいえ毎週土曜日のアニメイトの記事では普通にネタバレするんですけどね。
バトラーの結末(まだあと1話分ありますけど)は、子供たちに「己の理想的な生き方くらい自分で決めなさい」という誰もが生涯かけて『今いちばん大事なこと』を示したメッセージなのかな? と思いました。
やる気がないから敵に対抗できるネタ、情報公開当時はちょこちょこTwitterで見かけた気がしますが……忘れた頃になって最終決戦の見せ場にするとは。
言ってることはしょーもないけど彼ら史上最高にカッコいいチョンギーレとヌメリーでした。
エルダも前回に引き続き頑張りました。
次回、やはりローラの決断が気になるところです。
とりあえず女王様に直談判して記憶消去を無くしてもらうあたりが妥当ですかね?
まあ正直、常にこちらの予想斜め上を行く子なので最後まで見逃せません。
たぶん最終話の敵はバトラーのやる気パワーになるんでしょうね。過去に縛られた怨念って意味でも、未来と向き合う物語展開に相性いいですし。バトラーシャドウ!
とはいえまなつとローラの最後の試練が丸々残っている以上、ここからまたバトラーを深掘りすることも無いでしょうけど。バトル後にやる気パワーが戻ってバトラー回復くらいはあるかなー?くらい。
私の想像どおりであれば、記憶を消す掟は人間の友人より長生きしてしまう人魚自身のためにあるんでしょうから、将来自分が辛くなるかもしれないことを受け入れる強い覚悟を示せば、女王様も認めてくれるんじゃないかと。むしろ人生経験の量で負けている子どもが大人に勝つには意志力で勝負するしかないっていう。
掟の問題さえクリアできれば、いつぞやまなつと話していたとおりお互いときどき遊びに行く、で女王の修行とまなつたちと遊ぶことを両立できますからね。がんばっていただきたいところ。
中原麻衣さんの役名が「キュアオアシス」ではなく「トロピカルパラダイス」であるところをみるに、この「トロピカルパラダイス」ってキュアオアシスの姿を模した“山車”みたいなものなんでしょうか。ねぶたみたいな。
まあ、もしキュアオアシスことアウネーテが「あなた(魔女)が破壊を続けるなら、私はあなたを倒すしかない」などとシリアスモードで泣きながら戦うのではなく、「踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃソンソン!さあ魔女もバトラーもコワスンダーもご一緒に!!フィーバーフィーバーハイハイハイハイ!!!!」言うて踊り明かしていたら、事件は数百年前の時点で全て解決したようにも思われ……。うん、実に強烈なメッセージだなこの最終決戦。
ところで、世界規模のやる気パワー強奪で倒れちゃった人とピンピンしてた人の違いは何だったんでしょうね。夏海夫妻は平気だったのに「炎の晴れ男」滝沢父兄はダメだった理由は。
とりあえず、異変を伝えるTVニュース中継が途切れなかったのは「TVクルーのやる気パワーをなめんじゃねえ!」という朝日放送スタッフの意地の顕れだったんでしょうか……。
まあ少なくとも、チョンギーレ達あとまわし家使用人トリオがピンピンしてた理由が「もともと奪われるようなやる気がなかったから」というのは、間違いなくカッコつけるためのジョークで、「普段かったるそうにしている昼行灯がここぞという時に発揮するやる気こそ、最高にトロピカってるやる気パワーだ」というメッセージだと解釈したんですが、私は。
うん、さすがは最強の昼行灯・中村主水を生み出した朝日放送(最後はそこに行き着く)。
別キャラではあるんでしょう。衣装もノーマルのキュアオアシスより浮かれてましたし。
でも、浄化のあとトロピカルパラダイスさんがバトラーに優しく手を振っていたの、私好きなんですよね。アウネーテ的には友達を長年支えてくれたバトラーに悪い感情は持っていないでしょうし。あのシーンにはどうかアウネーテの感情が篭もっていてほしい。
実際あそこで魔女が勇気を出してアウネーテに会っていたら、たとえ戦うことになっても最後には解決できていた話だと思うんですよね。戦乱を仕掛けてきた「破壊の魔女」自身がもう破壊したくないと思った時点で、本当はほとんどの問題が解決済みだったわけで。
魔女が深海に引きこもりさえしなければアウネーテ側から対話の余地はありました。
チョンギーレたちね・・・。
エルダ「これが私の今一番やりたいこと!」 ←お前それがやる気じゃなかったら何なんだよ!!!!!
そんなわけで(制作陣が考えた設定はさておき)たぶんそれ、大正解です。
およそビジネスにおいて、交渉の余地のないものは、ない。
私の出身大学(岡山大学)の先輩のお言葉です。
ローラとメルジーヌ女王の交渉だって、おなじこと。
ローラは、あれだけ頑張って、そこまでの「譲歩」を引出しているのです。
~ここで先の大戦の話を持ち出すのは、やめておきましょう。うよちゃんに認定される可能性が高い、ってことでして(苦笑)。
さらに、落としどころはどこかという問題はありますが、最終回で、そこを、どう描けたか。
それにしても、私の娘(=隠し子)のみのりん、よく活躍してくれました。
親馬鹿覚悟の、あっぱれ!です。
先日亡くなられた水島新司さん、ドカベンの岩鬼が三振する姿を描いたはずが、なぜか、本塁打を打っていたという経験があったそうです。
~私の知人のノンフィクションライター氏は、あぶさんの名前の由来の件でひと悶着あって、水島さんの事務所から出禁を食らっていたそうです。
今回のプリキュアのおかげで、私も、水島さんの岩鬼事件?に近い経験をさせていただきました。
~な、なんと、メルジーヌ女王が人間界デビューして、私と一緒に、プリキュアに喝&あっぱれをするという、そんな企画になってきたわけです(苦笑)。
というか、それ、私がメルさんの喝♡の標的にされるだけのような気も、していますけどね(汗)。
~~個人的には、若作りの(?!)おばさん人魚より、裏番組の唐橋ユミさん(メガネおねえさま)のほうが~以下略。
やばい!メルさんから、また、喝♡が(”^ω^)・・・
まあその、こういうネタも、作れるようになってきました。
そういう出会いも、私の娘(=隠し子)のみのりんのおかげかもしれません。
昔自分で書いてたときは(※ もちろんただの趣味として)物語の要請に沿って割とガチガチにキャラを制御していたものですが、今書いたらもう少し自由に動いてもらえそうな気がしますね。テーマから逆算してキャラ設計する芸風なのでさすがに展開を塗りかえるレベルにまではならないでしょうけど。
ことここに至ると譲歩を求める意味での交渉は無いんだと思います。おっしゃるとおり、ローラはひたむきな向上心によって必要な譲歩をすでに全て引き出し終わっています。
以前自分の意志で人間世界に留まったときと同様、ここで求められているのは自立。親離れ。そしてローラが交渉によって引き出さなければならないのは女王様の子離れです。
なにしろローラは跡継ぎとして一人前になることを望まれているんですから。人生を左右する選択肢を握られてしまっている時点で親離れできているとはいえませんし、そのくせ女王様のほうは別に子離れを拒んでいない状況です。
ほとんどただの通過儀礼ではありますが、それでも意志は示さなければならないんだろうと思います。相手が優しいお母さんであればこそ。