ゼノブレイド3 プレイ日記 第2話 “神なき世界”と戦う。

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ノアはランツたちが死んでもいいも? 戦わないってことは死ねってことも。死んでよくないなら、生きるも。生きるためには戦うしかないも。自分だけは――とか、それは卑怯も。ま、気持ちはわかるけども。

達観した顔つきのノポン族 リク

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

第2話 ネメシス

Lead Character:がんばったひと

ノア

Major Happening:大きなできごと

火時計を破壊する

 大剣の突き立つ大地を目指すノア一行はフォーニス地方にて“白銀のエセル”率いるコロニー4に接近遭遇、有無をいわさず戦闘となった。エセルはケヴェス軍最強の戦士であり一角の人道家であり、幼少のノアたちを救ってくれた恩人でもあったが、現在は赤い瞳の影響によりノアたちを正しく認識できずにいた。
 ノアたちは兵士たちの命を食い荒らすメビウス・ケイともどもコロニー4の火時計を破壊、エセルと兵士たちをその支配下から解放することに成功した。

Sub Questions:小さなできごと

種族

 ノアはホムス、ランツはマシーナ、ユーニはハイエンター、ミオはマンイーター(グーラ人)、セナはブレイド、タイオンはリベラリタス人と、それぞれ過去作に登場した種族を彷彿とさせる姿をしているが、いずれも見た目だけで機能的にはほとんど変わらないらしい。たとえばランツの肉体成長ペースが常人の1/100だったりはしないし、セナが不死だったりもしない。
 機能的に同一である以上、種族として区別する必要性も感じないのだろう。なにせ男女の性別すら区別しないくらいなのだから。
 この世界で一種族として認知されているのはノポン族くらいのもののようだ。

 アイオニオンの人々は生まれつき瞳に特別な機能を有している。これは個人用情報端末のようなものであり、同コロニーの兵士や近くにいる仲間などと通信して情報を共有することができる。
 また、メビウスはさらに高性能の瞳を持っているらしく、索敵に利用したり、兵士たちを赤い瞳の支配下に置いたりしている。ウロボロス化したノアたちの瞳も機能拡張されており、絆を深めた仲間とクラスを共有できるようになった。

黒い霧

 瞳の機能を阻害する自然現象(?)。阻害する機能は通信や索敵などに限定されるらしく、赤い瞳の支配が解けたり、クラスチェンジが無効化されたりはしない。

魔剣ラッキーセブン

 幼いころノアがリクから譲り受けた細身の長剣。ノポン族の名匠が鍛えたもので、ウロボロスの力をもってすら破断できない火時計の装甲をたやすく斬り裂くことができる。防御無効アーツの効果をそのままストーリーで発揮するな。ノポンは自分たちがマスコットキャラクターでいつづけるかぎり何をやっても許されると思っている節がある。(※ 実際許すが)

 シリーズ恒例の主人公特権は今作も絶対あると思っていたが、思ってた以上に早く出てきた。でもたぶんもうひとつくらい何かあるはず。ノアのブレイドだけ赤いことへの言及まだだし。

因果と火時計

 「ああ、強え強え。因果の流れってのは強烈だなあ。まんまと目覚められちまったぜ」

 第1話の大ボスとして立ちはだかったメビウス・ディーが言います。

 「この世界の全ては彼らが存続するために生み出されたもの。自らが生み出した存在であるが故、それらの思考や行動、未来の姿は彼らの手中にある。それが因果律であり、未来視なんだ。ザンザの思惑どおりに人は生き、そして死ぬ」(『ゼノブレイド』第17章)

 ゼノブレイドの世界において因果を決めるのは神様です。トリニティプロセッサの絶大な力は因果律の支配すらも可能とし、それゆえに神様はあらゆる生命の運命を一方的に決定づけることができました。

 ただし、その神様はただの人間の手によって討ち滅ぼされました。神様が決定した因果律は人間によってあっけなく覆されてしまいました。
 人間にもまた、モナド――因果律を決定する力が備わっていたからです。
 神様の持つ力は絶大でしたが無限ではなく、そして人間の持つ力は矮小でしたがけっしてゼロではなかったんです。

 「さあ、シュルク。選び取るときだ。ザンザの世界か、君たちの世界か」
 「そんなこと最初から決まっている!」
(『ゼノブレイド』第17章)

 神様の因果律に拮抗したその人間は、全て最初から決まっていたはずの己の運命に抗う際、「最初から決まっている」と言いました。“決まっている”運命に刃向かう身であるにもかかわらず。
 これこそが神様ではないただの人間にもモナドが備わっている何よりの証拠です。

 人間は、己の運命を自ら決定できる能力を備えている。

 そして神様を討ち滅ぼしたその人間は、自らが新たな神様に成り代わることは望まず、ひとりひとりが自分の未来を決定できる“神なき世界”を創造しました。

 「そんな! 攻撃がはじかれた!?」
 「なんて頑丈なの!」
 「ほほほ! む、無駄なことを! 命の火時計は人の命。いわば生きようとする意志の塊。そうそう簡単に砕けるわけないでしょう」

 なるほど。この世界、アイオニオンは確かに『ゼノブレイド』の世界とつながっているんですね。

 命の火時計は人間のモナド。神様の因果律にすら抵抗せしめた無二の力。だから、ウロボロスからの干渉ごとき受け付けることがない。そういうことなんでしょうね。
 シュルクの望んだ世界のありようが、今回、ノアたちの前に立ちはだかったという構図なわけです。

 そんなものをあっさり斬り裂いた魔剣ラッキーセブンなんなの。

 「たしかにこの刀はすさまじい力を持ってるも。その気になればたくさんの命を奪えるも。だから、その怖さを知る者だけが持つ資格があるも」

 いやまあ、力を行使したのはあくまでノアの意志なので、ノアのモナドが既存の因果律を覆した(=『ゼノブレイド』のラストバトルを再演した)と見るのも間違いじゃないはずなんだけども。
 ノポンさあ。

 まあそれはともかく、メビウスが執政官として命の火時計を掌握していながらも、なお“因果の流れ”に抗おうとしているのは気になる話ですね。
 命の火時計を手中に収めただけじゃ人間たちが決めた因果律を支配したことにはならないってことでしょうか?

 というか、彼ら神様にでもなるつもりなんでしょうか?

黒い霧と赤い瞳

 まだまだこれらが何を意味しているのかは見えてきませんが、とりあえず備忘録として。
 過去作でずっと正体をはぐらかされてたので気になってしゃーない。

 あの黒い霧、おそらくは『ゼノブレイド Difinite Edition つながる未来』に登場した霧と同じものでしょう。(※ あとたぶん『ゼノブレイド2』の瘴気も同じもの)
 となると、あれは一種のエーテルということになるはず。

 「霧乃王と霧乃獣はテレシアが発声させるエーテル場の影響で皇都から出てこられないようなんです。エーテル場はテレシアがエーテルを吸収する過程で発生します。そして霧乃王と霧乃獣からは大量のエーテルが放出されているのです」
 「なるほど。その大量のエーテルを吸収するためにテレシアが集まり、その結果皇都を守るかたちに」

 「それで、どうすればよいのだ。霧乃王を倒すためには」
 「霧乃獣にはエーテルの攻撃が効いて、霧乃王には効かなかった。それはエーテル濃度が足りなかったからなんだ。(中略)テレシアより高濃度なエーテル場を発生させれば霧乃王に攻撃が効くんだ」
(『ゼノブレイド Difinite Edition つながる未来』)

 テレシアはエーテルの流れを知覚する能力があり、エーテル濃度の強い場所に惹き寄せられる習性があり、また、場合によってはその地のエーテルを枯渇させてしまうほどに根こそぎ食らい尽くします。
 そのテレシアが集まっていたんですから、素直に受け取るならあの黒い霧は異世界かどこかから流れ込んできたエーテル亜種ということになるはず。なんでそんなものが侵略めいた意志を示したのかはさておき。

 通信や索敵が阻害されるのはあの霧がジャマーになっているということだと考えられ、すなわちアイオニオン人のあの瞳はエーテルを検知するための受容体だと推測されます。なんだお前ら。実はテレシアだったのか? (※ 人間もエーテルを操れます)

 まあ、そもそも“エーテルとは何なのか?”という肝心の部分がうろ覚えなので、霧がエーテルだからどうしたっていうと何も考察できないわけですが。巨神や機神の体内を流れるエネルギーだってことしか覚えてない。そういや黒い霧とは別にアイオニオンの大地にもエーテルは流れているようですね。

 とりあえず、いざというとき対処する方法はあるということだけ覚えておきましょうか。ノアたちに教えてあげられるわけじゃありませんけど。

ゲーム的なこと

 第2話はほぼほぼキャラクターカスタマイズ要素の解禁に終始した印象です。ストーリー的にはさほど大きな展開もありませんでした。代わりに旅したマップの広さはめっちゃボリュームあったので、ゲーム的には大満足ですが。

 あれですね。今作ストーリー中のチュートリアルだけでだいたいのシステムは把握できるようになっていますが、チェインアタック周りの仕様だけはTIPSもよく読んだほうがいいですね。背面特効アーツとか範囲バフアーツとかが位置無関係に全体化される仕様は見逃してました。(サークルアーツはさすがに全体化されません)

 あとデフォルトでディフェンダーが2人いる理由を思い知りました。回復全然足りない。ある程度HPが減ったら交代させてあげなきゃいけない。まさかディフェンダーでこそハイドスタンスが輝く日が来るとは。

 今回一番の目玉はクラスチェンジシステムの解禁でしたが、私はノア以外デフォルトと違うロールで育てていくつもりです。
 タイオンをアタッカー、ユーニとセナをディフェンダー、ランツとミオをヒーラーにしていこう。
 ノアだけ今後もアタッカー。どうせ何かアタッカーに有利な専用システムが来るだろうから。
 ただまあ、わかっていましたがこれウロボロスに変身することを考えたら不効率でしかないですね。ウロボロス・ランツがタゲ取れないから全然役に立たない。ウロボロス・ユーニがヒーラーじゃなくてもアーツで蘇生できるところには多少夢がありますかね?

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