
えーと。楽しくて、涼しくて、でもってとってもおいしいところ!

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「新たな怪盗!? にこにこキャンプでごわす!」
Lead Character:がんばったひと
みんな
Major Happening:大きなできごと
みんなでキャンプ場に遊びに行った。荷運びにテント設営、炭起こし、ごはんづくりと、手間のかかる仕事が多くて大変だったが、その苦労自体が最高に楽しい体験! みんなで眺めた星空もきれいで一生ものの想い出になった。
Sub Questions:小さなできごと
ボクセル化
ぱっと見だと何がしたいのかよくわからないが、当人がロボットであること、バトル中の発言と合わせると、要するにごはんを食べるという行為自体がムダだから台無しにしたいらしい。
実際こんなことが起きたら子どもはむしろ喜びそう。
Battle Depiction:どんなバトルだったか
新たなブンドル団、怪盗スピリットルーが現れた。なんというかひょうきんでケッタイなブリキ野郎だが、どういうわけかデリシャストーンを搭載しており、強さはホンモノ。みんなで協力して攻撃チャンスをつくり、ゆいのごはんへの思いがこもった新技で撃退した。
I’m curious !:気になるポイント
3個目のデリシャストーン
出所不明のブンドル団の切り札。てっきり現在ブラペが使っているものが以前盗まれたという石だと思われていたが、実は奪還されておらずそのままブンドル団が所有していた? ブラペのは単にクックファイター時代のシナモンが使っていたものを引き継いだだけ? あるいは他のルートからの流出?
ひっどい事実錯誤だったので訂正。以前奪われたのはレシピボンでした。
シナモンルートの可能性が薄いということは、デリシャストーンの出処は十中八九クッキングダムに潜む内通者ということになるか。逆に、レシピボンを盗み出せたのも、ブンドル団がこのルートを使えたからという可能性も浮上してくる。
もっとも、プリキュアシリーズはこの手の謎かけでまともに推理できるような伏線の張りかたをしないので、あんまり真剣に考察してもしかたない。
天才発明家ナルシストルー
セクレトルーから預かった虎の子のデリシャストーンを新兵器開発までのつなぎ扱いしているわけだが、なんでこいつ懲戒くらわないんだ。普通は建前でもこっちを本命に使うだろ。
2000kcalパンチ
ついに中学生女子の一日あたり必要摂取カロリー量に到達。とはいえ、ゆいのように活動量の多い子ならあと400kcalくらい食べられる。
「キタキタキターッ! レシピッピの気配でごわす!」→明らかに下りられそうにない崖
どうしたナルシストルー。狂ったか? ・・・平常運転? それもそうだな。
というわけで新しい敵キャラのお披露目回です。ナルシストルーの撃破イベントではありませんでした。
というかこのタイミングで新キャラってことは、例年9月の新アイテムでやられる役はスピリットルーになりそうですね。ナルシストルー、あれだけヘイトを買っておいて意外にしぶといな。もしかして最後まで生き残る路線か。私は密かに好きなので嬉しいんですけど。
ジェントルーが食事をする楽しみを奪い、ナルシストルーが食事で得られた想い出を奪い、という流れで、今度のスピリットルーは食事体験そのものを奪う役どころのようです。
時制的に現在→過去→と来ていたので、私は未来要素として栄養を奪うみたいな敵が来ると予想していたんですが、どうやらそういう意味合いじゃなさそうです。
今話がキャンプ体験を扱ったお話だったことからもわかるように、スピリットルーが奪うのは食事で得られる栄養ではなく、あくまで食事に関する総合的な体験のほう。手間暇かけてごはんをつくったり、ゆっくり味わって食べたりするのは時間の無駄でしかないという立場なわけですね。
また新しい物語展開が生まれそうで楽しみ。せいぜい1ヶ月か、長くても2ヶ月ちょっとのお付きあいでしょうがよろしくお願いします。
おいしい体験
「ねえ。せっかくの夏休みだし、みんなでどこかに行こうよ」
「どこかとは?」
「えーと。楽しくて、涼しくて、でもってとってもおいしいところ!」
今話におけるキャンプ体験のニュアンスはこんなところです。
おいしいごはんを食べられるうえ楽しさと気持ちよさがくっついてくるよくばりセット。幽霊騒ぎとか準備の苦労とかも描かれていますが、本題はこっち。あくまで食事体験。
ちなみにキャンプで食べるものといえば、昔は現地での下ごしらえが要らないバーベキューが定番でしたが、最近は流し場・ゴミ捨て場があって当たり前だったり、グランピング施設が増えたりしたこともあり、もう少し手間のかかる料理も許容されるようになりました。
今回出てきたパエリアなんかも実は定番メニュー入りしています。調理スキルが要求されないうえ、地物野菜や魚介類を取り入れられるので町興しにちょうどいいんですよね。
「火を点けるって案外難しい・・・」
「普段は当たり前だと思っていたことがこんなに大変だとは」
「そういえばお婆ちゃん言ってた。『おむすびはコメだけにしてならず』って。お米だけじゃなく、ごはんを炊くお鍋も、火も、お水も、お塩も、全部に感謝しないとって」
そういう手間も苦労も特別感も、全部コミコミで、
「キャンプってなんだか面白い!」
「うん!」
「外で食べるごはんって、なんか特別おいしいね」
「ああ」
ひとつの楽しい食事体験。
体験の価値
「お前さんらに勝ち目はないでごわす! レシピッピ集めの邪魔をせんでもらおう!」
「邪魔をしてるのはそっちだよ! みんなのおいしい笑顔を奪うなんて!」
「うん? “おいしい”? そもそも、食べることそのものが時間のムダ! 1分1秒を惜しんで前進あるのみでごわす!」
キャンプでごはんを食べるのが楽しいってことはわかりました。
でも、それって何か意味あるの? というのがスピリットルーの言い分です。
今話はこれに対する反駁として、プリキュアたちやブラックペッパーの連携と、キュアプレシャスの新技で対抗しました。
「みんなの思いを受け止めるのよ!」
「『おむすびはコメだけにしてならず』! このパンチはみんなの熱い思い! 2000kcalパンチ!!」
ただ幸せなだけじゃない。ただ想い出に残るだけじゃない。食事体験は、たとえば一緒に食べたみんなの仲を深めることができる。
そりゃあもちろん食べるのに時間は使います。そのぶん他のことをやる時間は少なくなってしまうでしょう。でも、そうして得た友情や絆は、絶対にあらゆることの役に立つ。ムダなようで少しもムダなんかじゃない。
今話はそういう論点から食事体験の具体的な価値を提示してみせました。
「はうー! 写真撮るの忘れてた! みんなの初キャンプスーパーメモリアルごはんだったのに」
「遊んでるときもみんなで写真撮ればよかった」
「写真がなくても大丈夫。こんなに盛り盛りでステキな一日、大人になってもずっと忘れないものよ」
「ふふ。だといいなあ」
これは“体験”でしか得られない価値。しかも一生心に残るもの。
「ごはんは笑顔」の意味が、物語が進むたびどんどん多面化していきます。
コメント
スピリットルー、どっちかというとドクター・トラウムの発明品感が。
カヌレだの何だのほざいてたナルシストルーの趣味とはずいぶんと程遠いですけど、制作段階で一体何があったというんでしょう?w
見た感じ、料理が料理ではなく、ブロックのおもちゃ的なやつになってしまう……という流れですかね。食べたらお腹壊しそうです。
『精神』『霊魂』を意味するspiritがおそらく由来な割に、なんとも即物的な発想といいますか。
それはともかく新キャラ投入は喜ばしいですし、精一杯楽しませてもらいます。
で、次回はやっぱり来ましたか、苦手な野菜克服のエピソード。
今回バーベキューの串にピーマンが刺さってましたけど、繋げてくるんですかね。
追記
以前盗まれたというのは、デリシャストーンではなくレシピボンですね。
スピリットルーを除くブンドル団メンバー3人の誰か、あるいは全員がクッキングダム出身ということ……だと思うんですけどどうなんでしょう?
所有者を選ぶ石なので、仮に盗んだとしてあんな風においそれと使える可能性は低そうですが。
ひっどいところ勘違いしてましたね・・・。訂正しました。
逆に、普通なら使うために資格が要る石だからこそわざわざ専用ロボットを製作したということでしょうかね。ブラペ用済み説。
デリシャストーンはクックファイターに支給される武装のようなので、クッキングダムのなかでも真っ先に疑うべきは騎士団・・・。
絶対ナルシストルーの趣味じゃないと思うんですけど、でもあの人お玉にしゃもじをくくりつけたモットウバウゾーとかつくっちゃう人なんですよね・・・。あんまり思い入れのない作品には美学も入れ込まないタイプ?
目の前で料理がオモチャに変わったら子どもは絶対喜びますって! 私だったらポケットに入るだけ詰めに詰めて持ち帰ります。まあレシピッピが戻ってきたらポケットのなか大変なことになるんですけどね。
今日は私の誕生日翌日のプリキュアで、キャンプすることになった話でした
和実 ゆいが「でもって」と言ったのは、女児向けプリキュア史上2回目となるシックリ着て感慨深いセリフですね!!☆☆♬
拓海も「ゆいの母さん」と口にしたことで、女子寮の寮長(プリキュア=キュアバドミントンギャンブラー)の小学校の時の男子の同級生が、女子寮の寮長のお母様のことを「○○の母さん」と言うので、プリキュア的に感慨深いセリフでした!!☆☆♬
そしてキュアヤムヤムがキュアプレシャスに「プレシャス。イっちゃえ!」と言い放ったのも、シックリ着てプリキュアの主要メンバー的に感慨深かったです!!☆☆♬
次回は芙羽 ここねの野菜嫌い克服話ですね
ドキドキ!プリキュアではキュアエースの人参嫌いがありました
話は変わりますが、1027,8世紀の時、キュアチェリーブロッサムは小5の時に、ビーナスプリキュアが、幼少の頃,お姉様と一緒に視ていたの当時の女児向けアニメよりずっと好きで、そのビーナスプリキュアも毎回毎回野菜嫌いを克服する女児向けプリキュアでした
>で、プリキュアとは完全に無関係なことで言いたい雑談は
今年の8月25日は私の誕生日の前祝いということで、広島県で外食するテラ銀だこで、赤スタンプカードとぜったいうまいたこ焼き8個入りを交換しました
でもってお母様に食べてもらうと、「美味しい」と言ってくれて、食べてもらった買いがありました!!☆☆♬
それなのに私個人としては銀だこのたこ焼きも毎回毎回普通ぐらいの味わいなので、今度買い食いした時は、旨味を感じられるようになると、そっからずーっと普通以上に、出来ればより一段ずつ旨味を感じられる銀だこのたこ焼きを食べたいものです!!(厳→咲→輝)
『ドキドキ!プリキュア』は愛を示す側に立つ物語だったので、第37話のニンジン克服回も農家や料理人の愛情に惹かれて食べられるようになったんですよね。自分もニンジンを愛せる人になりたいという気持ちが前提にあったのもあって、あとはほんと、ほんの少し背中を押してもらうだけ、みたいな話のつくりでした。
『デリシャスパーティプリキュア』はこのあたり直球でまずごはんをおいしく食べるってことをしなきゃいけないので、いかにしてピーマンをおいしく感じるかが鍵になっていくんでしょう。実食しておいしくなかった経験をいかに塗りかえていくのか。
和実ゆいが忘れていった鍋を品田拓海クンに届けさせた和実あきほサンは、娘と拓海クンをくっ付ける気満々なんだろうな(むしろ既に婿養子扱いしている感)とか、華満らん特製・楽ちん帽子1号のポンコツぶりからいって、転倒してもラーメンがこぼれないスグレモノ・出前5号も、1号~3号辺りは悲惨な結果に終わっていたんだろうなとか、いろいろ想像させる小ネタが散りばめられた今回のエピソード。
で、メインディッシュの新怪盗・スピリットルーは「食の楽しさを理解する心(スピリット)を持たないロボット」ということで、「心が無いブリキの木こり(オズの魔法使い)」辺りが元ネタなんかなぁと思ったりもするんですが、「スピリットと言えば蒸留酒。蒸留酒と言えば芋焼酎。よし薩摩弁だ!」と発想する東堂いづみの思考回路はショート寸前ぶりに「うん、深読みするだけ無駄だな」となってみたり(いや、ひょっとしてデリシャストーンは精神部分を担っているだけで、動力源はバイオエタノール燃料とか?)。
ただ、洗脳によって生み出した“操り人形”ジェントルーに続いて、今度はブリキ人形を部下にするナルシストルー氏は――――そんなにお人形遊びが好きなのかアンタ……。
そういやジェントルーってかなりマリオネット感の強いデザインなんですが、菓彩あまね/キュアフィナーレの方はアンティークドール然としたデザインで、いずれにせよ“人形”感の強いキャラクターだったりする。――――その事がナルシストルーに目をつけられた(気に入られた)理由、とか?
楽ちん帽子みたいな謎便利グッズ、夏休みの工作でつくりますよね。(※ つくった)
スピリットルーの元ネタは私も考えないことにしました。どういうキャラクター性を目指しているかだけ想像できればムリに掘り下げなくても充分ですしね。
私はスピリッツといえばジンですねえ。ときどきウイスキー。焼酎はあんまり飲まないですが秋田の米焼酎Black Stoneが吟醸香華やかでいい感じです。
あまねはね・・・。そもそもあの子、嗜虐心かき立てるタイプの性格なのよね・・・。