ユニコーンオーバーロード プレイ日記その7 エルヘイム解放まで

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ワシにとってのコルニアはイレニア女王陛下あってのコルニアだ。早逝して陛下の心に居座りつづけたあの王配の子など、どうでもいいわ。

“奸臣” ゲイリー

このブログはあなたがプレイ済みであることを前提に、割と躊躇なくネタバレします。

進軍履歴(+主な出来事)

精霊の森の神樹
  • ドルイドローブ飛竜の手綱魔封じの弓を調達。
冒涜の死霊術士
  • 今後バルトロが出てくるステージは専用の作戦が必要だなこれ・・・。(レベルアップで習得したスキルを外す以外、戦闘中の作戦変更を封印しているため)
  • メイジグローブラージエイドキットグリーンベレー2つを調達。一時期がウソのように軍資金に余裕が出てきた。
ヒルディの町解放戦
  • 円燐の杖カルナットシールドを調達。
古代の魔法陣 上級1
魔女の言の葉
  • 頭上から魔女を殴るだけのお仕事。
  • ウインドセプター蒼石のペンダント茨の棘剣茨の棘斧茨の棘弓茨の棘盾を調達。茨武器を使うかどうかは少し怪しい。

ユニット編成

アレイン隊

 混戦に強い主力部隊。飛兵と斥候にも強い。

  • アレイン(ハイロード / 盗賊騎士の大剣 / 羽狩りの小盾 / 一角獣の指輪 / 緋石のペンダント)
  • クロエ(サージェント / 白銀のトライデント / ゴールデンエッグ / 蒼石のペンダント / シルバーバングル)
  • ギルベルト(プリンス / 風断ちの刃 / ガントレット / エイドキット / 白鳥の羽飾り)
  • アラミス(ソードマスター / 飛竜の細剣 / 踊り子の曲刀 / 傭兵の眼帯 / 戦士のメダリオン)

 前回から変更なし。

 アラミスのリープスラッシュが思いのほかよく活躍している。チャージアクトを修得してAPの伸びもさらに安定。というかこのゲーム5回行動で打ち止めなのね。
 アラミスが自力で5回行動できるため、クロエのPPの使い道を他に考えなければならない。

クライブ隊

 キャバリエール重ねがけでの力押し。

  • アデル(グレートナイト / カルナットスピア / カルナットシールド / ガントレット / シルバーバングル)
  • グンディロ(ブラックナイト / カルナットアックス / 天翼騎士の盾 / クロエのお守り)
  • クライブ(グレートナイト / 名将の長槍 / 灼熱の盾 / ガントレット / シルバーバングル)
  • スカーレット(ハイプリーステス / 聖職者の守杖 / スカーレットのリボン / 緋石のペンダント / 魔除けのチャーム)

 無事3人中2人がクラスチェンジを果たしてカタログスペック的には頑丈になったが、なんか倒れやすい。(気軽に死地に投げ込みすぎ)
 リザレクション使いでもあるため、騎兵のくせにあまり遊撃せずいつも最前線にいる。

オーシュ隊

 魔法攻撃特化。

  • ホドリック(ホプリタイ / 大竜骨の槍 / 大竜骨の大盾 / ガントレット)
  • ミリアム(セイントナイト / 神殿騎士の剣 / 蒼紋の盾 / 蒼石のペンダント / シルバーバングル)
  • リナラゴス(エルフアーチャー / フレイムボウ / 使い魔のチョーカー / ブラウンベレー / シルバーバングル)
  • オーシュ(ウォーロック / クロロティック / 魔術師のメダリオン / 緋石のペンダント / シルクフード)

 ミリアムがクラスチェンジした以外、前回から変更なし。
 ファイアバースト不要説がますます強まる。

デルフィーヌ隊

 騎兵メタ。

  • デルフィーヌ(グリフォンルーラー / 鉄の斧 / シルクスカーフ / 達人の籠手 / リーフシンボル)
  • ヒルダ(ワイバーンルーラー / 竜騎士の戦槍 / 休息のショール / 緋石のペンダント / 飛竜の手綱)
  • フラウ(グリフォンナイト / 薔薇騎士の斧 / 飛竜の手綱 / 幸福のコイン)
  • セルヴィ(ドルイド / 魔障壁の杖 / 白鳥の羽飾り / 守りの指輪 / リーフシンボル)

 騎兵がいないときは後衛を蹂躙する作戦にしていたのが今回たまたまアルチーナに刺さった。

ヴァージニア隊

 混戦用部隊その2。どちらかというと重装兵部隊が得意。

  • ヴァージニア(クルセイダー / 王家のサーベル / 青薔薇の盾 / 騎馬狩りの小盾)
  • ベレンガリア(ダークマーキス / 幻影騎士の斧 / 白騎士の大盾 / 白鳥の羽飾り / 戦士のメダリオン)
  • プリム(ビショップ / 双癒の仗 / 踊り子の腕輪 / シルバーバングル / とげとげリボン)
  • ヤーナ(ウィッチ / メルトセプター / 蒼石のペンダント / ルーキーエッグ)

 どうせマジックセイバーをかけるならベレンガリア自身の魔法攻撃も強くしたほうがいいかと思って幻影騎士の斧を持たせてみたが、攻撃力はむしろ激減。どうやらそういうものではないらしい。

リディエル隊

 飛兵メタ兼支援射撃係。

  • ジェレミー(ランツクネヒト / 祝福の直剣 / 蒼紋の盾 / 重装兵のメダリオン / 色褪せた賭博師のコイン)
  • ハンジ(スナイパー / 魔封じの弓 / 蒼石のペンダント / ラージエイドキット / 塔守のランタン)
  • リディエル(エルフアーチャー / 大樹の弓 / 守りの籠手 / 太陽と月のチャーム / ブルーグラス)
  • ハンネマン(スナイパー / カルナットボウ / 蒼石のペンダント / ブラウンベレー / 命のタリスマン)

 ジェレミーが柔らかすぎる。考えてみればユニットの性質上、相手取るのは手数の多い飛兵や剣士になるため、中途半端な防御力では簡単に抜かれてしまうわけだ。こっちの攻撃も当たらないし、ジェレミーをここに置く意味がない。(今さら)

ジュスティーヌ隊

 空飛ぶパシリ。

  • トラヴィス(シーフ / 天翼騎士の剣 / シルクスカーフ / 緋石のペンダント)
  • ニーナ(ウォーリア / グッドモーニングスター / 蒼石のペンダント / エイドキット)
  • ジュスティーヌ(グリフォンナイト / 蛮族の斧 / シルクスカーフ / 命のタリスマン)

 ボウガンを使えるステージではパシリが輝く。特に何の戦闘準備もしていなかったが、なんかレベルが1軍に追いついた。

印象に残ったことメモ

人間にだから従う臣下

 こういうこともやるシナリオなんですねこれ。

 「降霊術を目の当たりにして考えが変わったの。私が仕えたコルニア王・・・、ジェラール陛下のためよ。降霊術でアレイン王子の体に陛下を呼び戻す――。パレヴィア島に追っ手がつかないよう仕向けたのも全ては陛下のためよ」

 「ゲイリー。アタシを騎士団から追い出したあのときのことを覚えているか? 『コルニアを守るためならどんな不祥事も許さない』『女王陛下に使える資格はない』と、アンタはアタシにそう言った。コルニアのために尽くしていたアンタはどこにいったんだ」
 「・・・笑わせる。ワシは何も変わっておらんわ。――ワシにとってのコルニアはイレニア女王陛下あってのコルニアだ」

 エルヘイムに侵攻していたゼノイラ帝国南部方面軍を指揮していたのは、かつてコルニア王国に仕えていた忠臣・アルチーナとゲイリーでした。ふたりともゲーム冒頭でホドリックやルノーと並んでイレニアのユニットに参加していましたね。

 アルチーナの主君・ジェラールは先々代のコルニア王。当時はドラケンガルドとの戦争が激化しており、国王と宮廷魔術師が自ら陣頭指揮を務めるほどに切羽詰まった戦況だったようです。あげく、ジェラールとアルチーナは最前線で孤立。ジェラールはアルチーナを毒矢から庇い、戦死しました。
 アルチーナには真偽不明の噂がありました。実はジェラールの愛妾であり、その寵愛によって宮廷魔術師の地位を得たのだと。ジェラールが彼女を庇って死んだことでその醜聞は決定的となり、アルチーナは一度国を出ることになります。
 その後、ヴァルモア将軍(後のガレリウス皇帝)によるクーデターの知らせを聞き、ジェラールの娘であるイレニア女王を守るべくコルニア王国側で参戦。アレイン亡命のための目くらましである決死行にまで従軍しました。
 ところが敗戦後はゼノイラ帝国が保有する秘術に目が眩み、帝国と取り引きして自らの意志でエルヘイム侵略を手引きすることに。

 ゲイリーはアレインの母親であるイレニア女王に仕えていました。
 当時ドラケンガルドとはまだ停戦していなかったはずですが、文武に優れ、大過なく国を治めていた女王との評判ですから、戦線を落ち着かせることに成功し、内政に目を向ける余裕も戻っていたのでしょう。
 ゲイリーはその治世のなかで騎士団の綱紀粛正に力を注ぐなど、やや潔癖気味な仕事ぶりで国の秩序を守っていたようです。当時年若かったクライブなどには当然ながら評判が悪かったようですが、実際に処分を受けたベレニスは納得した様子であるなど、正義と愛国心を感じさせる人物ではあったようです。
 ヴァルモア将軍(後のガレリウス皇帝)のクーデターの折には最後の最後まで女王とともに抵抗を続けていましたが、首都陥落後は態度を一転させてゼロイラ帝国に恭順。南部方面軍で積極的に戦功を上げていました。アレインの前に現れたときの彼の姿はもはや卑怯な小悪党にそのもの。

 ふたりはそれぞれ自らの主君に心からの忠誠を誓い、だからこそ、主を失って以後のコルニアを顧みることはありませんでした。
 彼らにとって忠誠を捧げるべき相手はあくまでひとりの人間なのであり、“国”という無機質な概念のために働いていた認識は無かったようです。

 どこかで聞いたような話ですね。

 「僭越ながら申し上げます。姫がこの地に渡られてから長年お供させていただきましたが――。ドラケンガルド再興を目指す我々がいかにあなた様に鼓舞されてきたか、おわかりでしょうか、ヴァージニア姫。同じ年頃の亡国の姫が気高さを失わず生きている。ギルベルト様はその姿に胸を打たれ、剣を取り立ち上がったのです」(岩山に薔薇よ咲け)

 エルヘイム編のシナリオはどうやらドラケンガルド編と対になっていたようです。

 薔薇騎士団の残党が、リアが、あるいはドラケンガルド抵抗勢力がヴァージニアを支持したのは、けっして彼女がコルニア王家の正統な嫡子だったからというだけではありませんでした。
 皆、彼女の人柄を愛し、彼女の願いを助けたいからこそ馳せ参じた者たちでした。

 アルチーナとゲイリーの顛末は、ヴァージニアの進む道の先で起こりうる可能性のひとつの姿です。
 人間のかたちをした指導者に従うこと。それはつまり、人間のかたちを失った無機質な国には従う理由がないということでもあります。彼らは実利ではなく、信頼や愛着のために自らの命を捧げるのですから。

 「ふっ。お前の言うとおり、バカな考えね・・・。それでも、たとえ陛下に罵られようとも――。陛下と、もう一度、言葉を交わしたかった」

 「早逝して陛下の心に居座りつづけたあの王配の子など、どうでもいいわ。それにな、陛下を守らずに逃げたお前とは違う。・・・ワシは陛下を守り最後まで戦った。お前たちに非難される謂れは、ない」

 ふたりとも、主に対して主従の関係を越えた思慕の念を抱いていたようです。

 それゆえにアレインと敵対することになってしまったのは残念なこと。しかし、私は彼らの思いを悪し様に語ることは避けたいと思います。

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