このブログ、実はアクセスの大半が リンクルストーンの由来について の記事に集中してまして。
(魔法つかいプリキュア!第1クール時点) もしこの辺境ブログが皆様の興味に少しでも応えられているなら喜ばしいことです。
そんなわけで、今度はそれぞれのリンクルストーンが物語の中でどういう描かれ方をしたかといった視点で、それぞれの石を見ていこうと思います。相変わらず主観で。全50話網羅済み。
中心の輝き
リンクルストーン・エメラルド
5月の誕生石
初登場話数:20話
精霊:花(48話)
魔法陣の位置:12時(守りの第1位)
花魔法:プリキュア・エメラルド・リンカネーション
エメラルド! 生命のリンクルストーンモフ!
フェリーチェ・ファンファン・フラワーレ!
あまねく生命に祝福を!
「絶大なる力」として闇の魔法つかいたちが狙っていた石。生命を投げだそうとした校長や敵に捕らわれたはーちゃんと一緒に日常へ帰りたいと願うプリキュアの思いに応え、魔法界に姿を現しました。一時はドクロクシーに取り込まれてしまいましたが、プリキュアの誰かとつながろうとする思いに呼応してはーちゃんごと分離しました。
キュアフェリーチェの変身アイテム。プリキュア・エメラルド・リンカネーションはたくさんの花を芽吹かせ、それらの力を統合して撃ち出すというもの。リンカネーションの言葉にちなんでか円環と(DNA配列を模した)螺旋状の演出が取り入れられています。パワーストーンといい、口上といい、総じてテーマ性の色濃いプリキュアですね。
オープニングpart2に登場する(レインボーキャリッジから発現する)魔法陣上の位置は守りのリンクルストーンと同格に配されています。
精霊は自分と違う誰かとの繋がりを力とするプリキュアのあり方を認め、レインボーキャリッジに宿りました。
愛の石として有名です。母が子を慈しむ心、夫婦が互いを思いやる心などをパワーに変えて、思い人を幸福にしてくれます。愛しあう人々の結びつきを固くするパワーもあります。つまり、このパワーストーンはあなたが大切な誰かを祝福すればするほど、あなたの世界をまるごと幸せにしてくれるのです。
古くエジプトでは愛の石であると同時に繁殖と生命のシンボルとしても扱われていました。意味合いとしては先述のものとそれほど大きく変わりません。夫婦をつなぎ、子を育て、さらにその子がまた伴侶と結ばれて子を育んでいく。人が愛を失わない限り、生命は永遠に続いていきます。
マザー・ラパーパが生命を慈しむ心、それを継承して手に手を取りあう生命たちの象徴として、これほどふさわしい石もありません。
パワーストーンの視点からは外れますが、錬金術においてはその奥義がエメラルドタブレットに記述されています。「下のものは上のもののごとく、上のものは下のもののごとし」 外的宇宙(世界)と内的宇宙(人の心)は結びついている、といった意味合いだそうな。
オズの魔法使いにおいて緑色は中央の国、エメラルドの都のイメージカラー。この都を治めるオズはペテン師ですが、彼のペテンは人の心を少しだけ善い方向へ歩ませるために行われる、善良なものでした。
守りの輝き
リンクルストーン・ダイヤ
4月の誕生石
初登場話数:1話
活躍話数:1,2,4,6,8,14,21,22,26,27,31,35,40,44,48,50話,春映画,秋映画
精霊:帽子(48話)
魔法陣の位置:2時(守りの第2位)
金魔法:プリキュア・ダイヤモンド・エターナル
キラキラに輝く力を感じるモフ。ダイヤ。光のリンクルストーンモフ。
永遠の輝きよ、私たちの手に!
フルフルリンクル!
ふたつの世界に分かれて存在していた石。ひとつはみらいの家のお店の商品にいつの間にかまぎれ込んでおり、もうひとつはリコの家に代々受け継がれていました。1話にてほうきの落下事故の際に力を発揮し、モフルンと並んでふたりが出会えた奇跡を強固に後押ししてくれたアイテムです。
戦闘では基本フォームとしての位置づけ。いつものプリキュア。プリキュア・ダイヤモンド・エターナルが敵のビームや突進を受け止めて跳ね返すという演出なので、個人的にはやや防御よりな印象があります。銀魔法を扱えるのもダイヤだけの独自性ですね。
はーちゃんのコスチュームは白いユニコーン?
精霊は別れの気配の中でそれでも未来を信じるプリキュアのあり方を認め、レインボーキャリッジに宿りました。
(特に原石の)ダイヤモンドは、天と地のエネルギーを統合するパワーストーンとされます。天にあるもの、地にあるもの、あるいは善いもの、悪いもの、おおよその物事が宿している二面的な性質を、二面性を保ったままに増幅します。特に人の思いや絆に強く働きかけるようですね。単純にありのまま増幅する分そのパワーはきわめて強く、使い方を誤らなければそのパワーは未来を切り開く助けとなるでしょう。
ナシマホウ界のみらいと魔法界のリコ。なにもかもが正反対のふたりが出会うことで、それぞれ初めから持っていた良いところと、互いに持っていなかった良いところ、そのふたつともを伸ばしていく物語の起点としてこれほどふさわしい石もありません。
彼女たちは立派に成長を果たし、別れの時が来たことを知ってなお未来を信じられる、輝かしい心の強さを獲得しました。
金魔法の由来は石言葉の「永遠の絆」あたりかと。
オズの魔法使いのモチーフとしては・・・少し迷いますが、私ならドロシーの故郷、色あせたカンザスの風景を連想しますね。灰色の世界で暮らす家族の中で唯一笑顔を絶やさないドロシーは、思えば初めから大切なものを持っていたわけです。異邦人として色彩豊かな魔法の国を旅しながらも結局一貫して故郷へ帰ることを望みつづけたほどに。
自分がどれほど祝福を受けていたかをひとつづつ再確認していく序盤の物語は、どことなくオズの魔法使いのテーマとリンクしますね。
リンクルストーン・ルビー
7月の誕生石
初登場話数:3話
活躍話数:3,5,9,12,18,20,24,30,34,37,41,46話,秋映画
精霊:リンゴ(34話)
魔法陣の位置:8時(守りの第4位)
金魔法:プリキュア・ルビー・パッショナーレ
熱い想いを感じるモフ。情熱の炎が・・・。あれは・・・!
紅の情熱よ、私たちの手に!
フルフルリンクル!
魔法商店街に古くから伝わっていた永年炎。闇に包まれ輝きを失った街の人々に希望と情熱をもたらしたという伝説が残っています。大切な人々の住む街を傷つけられたリコの激情に呼応して、炎の中から現れました。
戦闘ではプリキュア伝統の重量挙げ担当。つまりパワータイプ。伝統の重量挙げはふたりで力を合わせているというのがよく伝わる描写なので、絆が強まる物語と相性が良いですね。
はーちゃんのコスチュームは赤いドラゴン?
精霊は情熱が自分たちを成長させるというみんなの気持ちを認めてレインボーキャリッジに宿りました。
パワーストーンとしては熱狂を呼び肉体を強化するということで、歴史的に戦争と縁深い石。もうちょっと柔らかくいえば魔法商店街の言い伝えどおり情熱のパワーってことでいいんじゃないでしょうか。情熱とは自分のなかに秘めていた力を外側に向けて爆発させるための着火剤なのです。
自分の力が劇的に外側へあふれ出す経験は、きっとあなたにあなた自身を信頼させてくれるでしょう。
石言葉としてもそのまま「情熱」を表すので金魔法の由来もこれですね。ちなみにパッショナーレはイタリア語綴り。
オズの魔法使いで赤色は南の国のカドリングたちのイメージカラー。厳密にはこの国の中ではありませんが、ここを目指す道中でライオンは王として君臨することになる森に巡り会いました。ライオンが求めたのは勇気。そのくせ道中では自分より強大な敵に立ち向かうことにばかり活躍するのがこの童話のらしいところ。
魔法商店街で炎が灯されていたのは猫の銅像。正直ライオンを赤色と結びつける発想はこれがなければ思いつかなかったと思います。
リンクルストーン・サファイア
9月の誕生石
初登場話数:7話
活躍話数:7,10,13,16,19,25,28,33,36,39,43,47話,春映画,秋映画
精霊:貝(36話)
魔法陣の位置:4時(守りの第3位)
金魔法:プリキュア・サファイア・スマーティッシュ
サファイア! 穏やかな気持ちのリンクルストーンモフ!
青き知性よ、私たちの手に!
フルフルリンクル!
人魚の里に古くから伝わる巨大貝。かつて空を泳いで他の種族と交流していた人魚たちがそれをやめたとき、彼女たちの心を表すかのように口を閉じました。外の世界からやってきたみらいたちの言葉と行動に憧れを抱いた人魚たちの思いが、巨大貝の口を再び開かせました。
戦闘では人魚たちの伝説に似て、自由に空を駆け回ります。さらには身のこなしが早いスピードタイプ。空中を高速で飛び回り、追いかけっこからのカウンターを主な戦術とします。賢さ要素が戦い方に反映されていますね。
はーちゃんのコスチュームは青い人魚?
精霊はみらいとモフルンの思い出から繋がる絆を認めてレインボーキャリッジに宿りました。
パワーストーンとしては人の内面に強く働きかける石となります。意志を固くし、思考を豊かにし、心を清らかにします。つまり新しく何かをはじめる人向け。これから外の世界へ飛び出そうとする人魚たちにぴったり。スピードタイプなのは思考力を育むからでしょうか。頭の回転が速いキャラは身のこなしも速いのがバトルアニメのお約束。
内面の問題というのは根深いものです。だから人がサファイアのパワーを借りたいと願うのは、得てして過去にやり残してきた試練と向き合うとき。逆をいうなら内面の強さは過去を愛する気持ちによって醸成されるものということです。心の地盤を固めることこそが、未来への跳躍を手助けするサファイアのパワーの本質です。
石言葉は「慈愛」「高潔」「徳望」など。実はこれらは全て聖職者のイメージから来ています。サファイアの青は大空の青、そして空の向こうには神が坐す、とかそういう連想だそうな。サファイアスタイルが空を飛ぶのはおそらくそのイメージからですね。
ちなみにサファイア自体に水と結びつくイメージはありません。ただ、リンクルストーンでもデザインに用いられている雫の形、ブリオレットカットはサファイアに用いられることが多い加工です。本来は空の色とはいえ、やはり青色には雫の形がよく似合いますね。
オズの魔法使いにおいて青色は東のマンチキンたちのイメージカラー。カカシは彼らの手によってつくられ、その衣装も当然彼らの青い衣装です。カカシが求めたのは脳。けれど彼はよく観察し、よくものを考え、ドロシー一行の頭脳として活躍します。
魔法商店街の猫の銅像と違って、人魚の里の巨大貝は残念ながらカカシのエピソードと結びつきません。なにせオズの国にはそもそも海がありませんから。川のまんなかに取り残されたことはありましたが。
リンクルストーン・トパーズ
11月の誕生石
初登場話数:10話
活躍話数:11,15,17,23,29,32,38,42,45話,秋映画
精霊:バナナ(32話)
魔法陣の位置:10時(守りの第5位)
金魔法:プリキュア・トパーズ・エスペランサ
トパーズ。ワクワクのリンクルストーンモフ!
金色の希望よ、私たちの手に!
フルフルリンクル!
特に伝説も縁もなく、ただ駅の床に落ちているというあまりにもぞんざいな初登場。その後もあっちこっちに移動を続け、最終的に第一中学校校庭でモフルンのワクワクを守りたいという気持ちに応えます。どうやらカラスやらトラックやら猫やらに運ばれてナシマホウ界中を旅していた様子。まさに「探し求める」。
戦闘ではワクワクの言葉どおり動きの読めないトリッキータイプ。ふたりそれぞれ2つづつ光球を持ち、武器や盾など変幻自在に変化させて戦います。秋映画での応用のさせかたには誰もが驚きました。
はーちゃんのコスチュームは黄色いカミナリ様。
精霊ははーちゃんが自分や壮太のワクワクを大切にしようとする気持ちを認めてレインボーキャリッジに宿りました。
トパーズの語源はギリシャ語で「探し求める」。産地である島が濃霧の発生しやすい地域にあったためたどり着くのが大変だったとかなんとか。本編中では別の意味でたどり着きにくかったですね。この語源から、パワーストーンとしてのトパーズには創造性、感受性という意味が託されています。要するに冒険する心、ワクワクですね。
同時に、その小麦のような黄色は豊穣のパワーをも秘めています。お菓子をあしらったデザインといい、多彩な攻撃スタイルといい、まさしく豊穣。見ていてワクワクしますね。ただしトパーズは黄玉という和名に反して多様な色のものがあり、色によっては全く違うパワーを持つので注意。
石言葉は「希望」「豊穣」「永遠」など。やはり色によって大きく変わります。エスペランサは「希望」を意味するポルトガル語。日本にはキリスト教とともに入ってきた言葉なので、信仰上重要なワードになっているとか。
オズの魔法使いで黄色は西のウィンキーたちの色。手先の器用なウィンキーたちは魔女との戦いで傷ついたブリキの木こりを修理し、その縁で彼を王として迎え入れます。ブリキの木こりが求めたのは心。本人の自覚はありませんが、人一倍涙もろく、うっかりするとすぐ顔をさび付かせてしまうのでした。
特別な象徴を持たないトパーズはもはやオズの魔法使いとの関連を探る以前の問題ですが、一応機械文明のナシマホウ界は魔法界と比較してブリキっぽくはあるかな・・・とか。
支えの輝き
リンクルストーン・アクアマリン
3月の誕生石
初登場話数:5話
活躍話数:6,26,31,35話
使い手:キュアマジカル
精霊:雪だるま(39話)
魔法陣の位置:3時(支えの第2位)
銀魔法:氷の魔法
氷のリンクルストーン、アクアマリンモフ!
雪と氷に覆われたヒャッコイ島のオーロラから現れた石。みらいとリコが初ケンカを乗り越えたときに現れ、リコが姉のリズへのわだかまりを解消したとき初めて力を発現しました。
初戦闘ではヨクバールが吐き出す水をノズルごと凍らせる活躍。その次も吹雪を起こして凍結。なにかと使い出がありそうです。
はーちゃんのコスチュームは水色の雪だるま?
精霊はふたつの世界の友達を繋ごうとするみらいの気持ちを認めてレインボーキャリッジに宿りました。
パワーストーンとしては物語中でのエピソードどおり、自己表現を助け、円滑なコミュニケーションを取り持つパワーがあります。少しずつ素直になって、ひとつひとつ自分の本当の気持ちを自覚していくリコの物語はとてもステキ。
精霊の試練では円滑なコミュニケーションを取り持つパワーの方をピックアップ。どんな生命もルーツを辿ればみんな母なる海から生まれたひとつの家族です。だからきっと、喧嘩していてもお互いをよく知らなくても、いつか必ず仲良くなれる。そういう穏やかな願いを司る石です。
本来氷ではなく水や海を象徴する石なのですが・・・たぶんその辺は気にするだけヤボってやつです。だいたいあってる。
リンクルストーン・ピンクトルマリン
10月の誕生石
初登場話数:8話
活躍話数:8,26,27,31,37,38,39,40,41,43,44,45,46,47,48,50話,秋映画
使い手:キュアミラクル→キュアフェリーチェ
精霊:モモ(44話)
魔法陣の位置:7時(支えの第5位)
銀魔法:癒やしの魔法
ピンクトルマリン! 花のリンクルストーンモフ!
森の動物たちが集う癒やしの花から現れた石。ペガサス親子の再会の涙に反応して姿を現したように、優しい気持ちを司るようです。
初戦闘ではヨクバールに合成された親ペガサスの心に働きかけ、ヨクバールから分離させました。心あるものの持つ絆の力に働きかける、今作らしい魔法です。
フェリーチェが使用するようになると、闇の力を癒やしの力で相殺する花の形のバリアに変化。弾丸を跳ね返したりドラゴンを優しく受け止めたりと融通の利く性能で、フォームの影響なく銀魔法を使えるフェリーチェの特性と相まって、とても便利な銀魔法となりました。秋映画では久しぶりに浄化の効果も披露。44話ではさらに花の嵐を巻き起こす魔法にも。
はーちゃんのコスチュームは桃色の花?
精霊は周りを巻きこもうとする敵から大切なみんなを守ろうとするはーちゃんの気持ちを認め、レインボーキャリッジに宿りました。
パワーストーンとしては磁性、帯電性から連想される効能が多い石です。すなわち、身体を健康にする、ストレスを和らげる、周囲を浄化するなど。ぶっちゃけマイナスイオンがもたらすといわれる効能を想像すればだいたいそれで合致します。みらいや仔ペガサスの傷を癒やし、親ペガサスをもヨクバールから解放した万能っぷりはある意味トルマリンのイメージそのもの。
他に人と人とを結びつけるパワーなんてものもありますが、これもやはり磁性からの連想でしょう。癒やしの花に集う動物たちという形で作中でもしっかり描かれていますね。
リンクルストーン・タンザナイト
12月の誕生石
初登場話数:12話
活躍話数:14,22,31,40話
使い手:キュアミラクル,キュアマジカル
精霊:流れ星(40話)
魔法陣の位置:5時(支えの第3位)
銀魔法:輝く星の魔法
タンザナイト! 宇宙のリンクルストーンモフ!
星空から降りてきた石。気負いすぎていたリコが自分と周りの見方を変えたときに現れました。
初戦闘ではリンクルステッキから星形の光を照射し、ヨクバールの目くらましに活躍しました。2度目の使用では照射した光線でヨクバールの光線をはじき返しました。キュアマジカルが使用した4度目ではムホーのつくり出した混沌の空間を打ち消しました。
はーちゃんのコスチュームは藍色の宇宙人?
精霊は家族からの祝福を素直に受け入れ感謝するリコの気持ちを認め、レインボーキャリッジに宿りました。
パワーストーンとしては、持ち主の人生と意志を司ります。目の前に選択肢があればより良いものへと導き、過去に過ちがあればそれに由来する障害を克服する、幸せに生きようとする人のための強力なパワーです。目の前の道だけが全てではなく、周りを見渡せばもっとキラキラワクワクするものがたくさんある。私はたくさんの祝福に包まれて生きている。リコにとってみらいの世界観はまるでタンザナイトのように広く視野を照らしてくれたのでした。
宇宙との関連は正直よく分かりませんね。宇宙を司る石といえばラブラドライトなど、見方によって様々な色に変化する石が多く挙げられますが、タンザナイトにもそういった傾向があるのでそこから来ているのかもしれません。単に夜空の色だからってだけの可能性も否めませんが。
ちなみに4月末現在、未発売のエメラルドを除くと最も手に入りにくいリンクルストーンとなっているようです。唯一の入手先であるガシャポンが低排出率なんだとか。アニメ未登場のうちからうちのサイトの検索ワードにエメラルドと並んでよく現れていたので何ごとかと思いました。その手の情報は扱っていません。ゴメンナサイ。
リンクルストーン・ペリドット
8月の誕生石
初登場話数:13話
活躍話数:14,31,35話
使い手:キュアマジカル
精霊:メロン(46話)
魔法陣の位置:11時(支えの第7位)
銀魔法:若葉の魔法
ペリドット! 草のリンクルストーンモフ!
幸せの四つ葉のクローバーが変化した石。自分の手で幸せを見つけようとしたリコの気持ちに応えて姿を現しました。
初戦闘ではたくさんの若葉の群れがヨクバールにまとわりつき、身動きを取れなくしました。
はーちゃんのコスチュームは緑色のハーピー? 某ジュエルペットのペリドットに似ていますね。
精霊はみんながワクワクしているクリスマスを守ろうというみらいたちの気持ちを認め、レインボーキャリッジに宿りました。
かすかな光源でもよく輝くこの石は、夜闇のような恐ろしいものを払いのけ、太陽のような希望を示してくれるパワーストーンです。石言葉に「幸福」の意味を託されることがないこともありませんが、どちらかというと暗闇の中の光明、リコのように自ら幸福を探し求めようとする希望の心にこそ本質的なパワーを発揮します。
はーちゃんや勝木さん、それからみらいとリコにもそれぞれ悩みがあります。けれどそれはそれとして、毎日を明るく前向きに楽しもうとする気持ち、それこそが暗闇の中の光明。四つ葉のクローバーやクリスマスの夜、そういった特別なものは光明を見つけるための良いきっかけになってくれます。
和名を橄欖石、学名をオリビンというこの石の語源はオリーブ色から来ています。太陽を浴びてすくすくと育つ、オリーブの果実の色です。草のリンクルストーンとされた由来はここから取られているのでしょうね。
ちなみに太古の昔、エメラルドと呼ばれていた石は実はこのペリドットだったとか。美しい鮮緑色、まるで注がれた光を増幅するような輝き、そういった神秘性を魅せる石だからこそペリドット=エメラルドは魔法とともに語り継がれてきたのですね。バッティがエメラルドと間違えて探しに来たのも仕方なし。・・・彼らが間違えるのはいつものことか。
リンクルストーン・ムーンストーン
6月の誕生石
初登場話数:14話
活躍話数:21,22,31,48話,秋映画
使い手:キュアマジカル
精霊:月(33話)
魔法陣の位置:1時(支えの第1位)
銀魔法:丸い盾の魔法
ムーンストーン! 月のリンクルストーンモフ!
はーちゃんが地面に書いた花丸印に月の輝きが降りてきて現れました。苦手な数学を勉強したみらいも、花丸をいっぱい練習したはーちゃんもとてもよく頑張りました。
初戦闘ではバリアを発生させました。モチーフが同じキュアトゥインクルのそれのように、ドクロクシーの攻撃を防ぐだけでなく足場としても器用に活用しています。
はーちゃんのコスチュームは薄紫色のウェアウルフ? む、紫だと・・・?
精霊はリコとその父親の互いを思いやる忍びやかな愛情を認めてレインボーキャリッジに宿りました。
名前どおり、月の力を秘めるパワーストーンです。恋愛脳なパワーストーンの世界でもひときわ恋に関連の深いこの石が、なぜ努力をテーマにした14話に登場したのかについては2説ほど。
ひとつ。ムーンストーンの作用する恋は奥ゆかしい恋です。自分から思い人に会いに行くような積極的なものではなく、自分の内面を磨きながら、いつか思い人がこちらを振り向いてくれる日を待ち続けて、毎夜月に思い人のことを祈るような恋です。直接的な恋愛成就ではなく、自分を磨く努力に作用することによって願いを叶えるわけですね。
もうひとつ。あまり知られてはいませんが、白いムーンストーンには「計画」の石言葉が託されることがあります。日々一定のペースで満ち欠けを繰り返す月のような計画性を得られますようにという願いです。大きな夢を叶えるために、日々コツコツと積み重ねなければいけない努力。計画性はその道のりを指し示してくれます。
33話を見る限り、どうやら前者の意図が強いようですね。みらいがリコに憧れて数学を頑張ったように、リコに宿る父への思慕がドンヨクバールを蹴り飛ばしたように、愛(恋ではなく愛として表現されていますね) はそこにあるだけであなたを強くしてくれます。
リンクルストーン・ガーネット
1月の誕生石
初登場話数:17話
活躍話数:21,26,31,40話
使い手:キュアミラクル
精霊:ニンジン(35話)
魔法陣の位置:9時(支えの第6位)
銀魔法:地面を隆起させる魔法
ガーネット! 大地のリンクルストーンモフ!
かつて魔法つかいを目撃したみらいのお婆ちゃんをはじめ、たくさんの思い出が刻まれたバラの公園を蝶の姿で飛び回っていました。
一度はガメッツに奪われましたが、たくさんの人の誰かを思う気持ちに支えられたプリキュアの手によって取り戻すことができました。
初戦闘では地面を波打たせて、2度目は地面から手を生やして、それぞれ敵の動きを封じました。
精霊はリコがゆうとくんの明確な目標に向かってコツコツ努力する姿を尊敬する気持ちを認め、レインボーキャリッジに宿りました。
ガーネットの紅色は血の色を象徴するといわれ、この石を恋人や友人と交換しあうことで永遠の友情/愛情を誓う願掛けをすることができます。いわゆる血の盟約ってやつに似たものですね。作中でバラの公園に刻まれた思い出たちの中から生まれたのは、そういった人の思いの永続性を望む願いから連想されたものだと思われます。
また、ガーネットはその名の語源を「種子」としているように、実りを象徴する石でもあります。原石がコロコロとした丸い種子のような形なんです。種子は大地に落ちて芽吹き、何年もかけてゆっくりと大きな樹に育ち、やがて大きな果実を実らせる。この石は実りをもたらすための勤勉な努力を育むともされます。大地のリンクルストーンとされる理由はここから来ていたんですね。
リンクルストーン・アメジスト
2月の誕生石
初登場話数:19話
活躍話数:21,31,48話,秋映画
使い手:キュアミラクル
精霊:ブドウ(42話)
魔法陣の位置:6時(支えの第4位)
銀魔法:転移の魔法
アメジスト! 扉のリンクルストーンモフ!
バッティとの戦いから助けてくれた巨大樹にはーちゃんがお礼を言うと、樹上にある開かずの扉から姿を現しました。
みらいたちを闇の魔法つかいたちのアジトへ導いた開かずの扉と同じく、初戦闘ではプリキュアふたりともを望む位置にワープさせました。秋映画では敵の攻撃をワープさせて躱すという応用技も。
精霊はみんなのチクルンを許し受け入れる気持ちを認め、レインボーキャリッジに宿りました。
神が注いだ葡萄酒の色、穏やかな青と情熱的な赤を併せ持つ色、などと表現される紫色のアメジストはとても強力なパワーストーンです。そのイメージどおり邪気を払い、心の働きを高次に調和させます。さらには発想力と直観力を育むため、高次に調和した心の働きと併せて、持ち主に新たな出会い、あるいは自身の中に新たな発見をもたらします。
また、調和ということで、対人関係の面においてもついつい相手の欠点を咎めたくなる気持ちを和らげ、協調する手助けをしてくれます。
相反するふたつの心を調和する、新しい自分を発見するなど、第2クールまでの物語を総括するようなパワーストーンですね。さらには新たな出会い。みらいとリコの内面がすっかり安定したところで、新たなプリキュアを迎え、「扉」の名のとおり外の世界へ大きく手を広げていくことを期待させてくれます。
新しい伝説
リンクルストーン・アレキサンドライト
(6月の誕生石)
初登場話数:31
マーク:虹
魔法陣の位置:針(中心)
虹色魔法:魔法つかいプリキュア!オーバーザレインボー / プリキュア・エクストリーム・レインボー
太陽魔法:プリキュア・エクストリーム・レインボー・サンサンジュエリーレ
奇跡の力を感じるモフ!
巡り会う奇跡よ! つながる魔法よ! 育まれし幸福よ! 今、私たちの手に!
とびっきりの奇跡を! 全てを照らす魔法を! そして暖かな幸福を! 今、私たちの手で!
奇跡の力を感じるモフ!
巡り会う奇跡よ! つながる魔法よ! 育まれし幸福よ! 今、私たちの手に!
とびっきりの奇跡を! 全てを照らす魔法を! そして暖かな幸福を! 今、私たちの手で!
フル・フル・フルフルリンクル!
3人が互いに出会えた今を大切にする気持ちに応えて姿を現した、13番目のリンクルストーン。古き伝説を超えて紡がれる新しい伝説です。
魔法を侮るラブーを吹き飛ばし、奇跡の魔法の強さを証明しました。
プリキュア・エクストリーム・レインボー発動のために触れる輝きはキュアミラクルがエメラルドとダイヤ、キュアマジカルがサファイアとルビー、キュアフェリーチェがトパー ズ。守りのリンクルストーン5つを12時から時計回りに触れていくかたちになります。
太陽魔法は12のリンクルストーンの祝福によって、第49話にしてついに完成しました。
その究極の魔法はキュアフェリーチェにマザー・ラパーパ同等の力を与え、キュアミラクルとキュアマジカルには全フォームを同時に行使する比類なき力を与えました。世界中の生命たちの手を繋ぐ輝きにも後押しされ、混沌の化身たるデウスマストを、生み出す力の化身たる銀河の姿へと変えました。
その魔法の言葉は太陽の祝福を享受しながらもそれに甘んじることなく、自ら奇跡を、魔法を、幸福を生み出す意志を示します。
アレキサンドライトははじめエメラルド鉱山で発見されました。太陽光の下でエメラルドのような緑色、蝋燭の明かりの下でルビーのような赤色を示す奇跡のような特性を持ちます。
従って、パワーストーンとしてのアレキサンドライトが象徴するものは「二面性」。いつも元気いっぱいの人が実は寂しがり屋だったり、勉強ができると思ってた人が実は努力家だったり。この石はそういった本来のあなたらしさを守ってくれます。そしてこの二面性は同時にあなたの変化を望む気持ちにも応えます。変わりたいと思う気持ちもまた、あなたらしさなのです。
時々によって様々な輝きを見せるアレキサンドライトは私たちから見ると不思議な石ですが、アレキサンドライト自身からするとそれは当たり前の自分らしさでしょう。それと同じように、私たちはそれぞれみんな違う「らしさ」を持っています。アレキサンドライトの二面性を持つ輝きは、何よりもそんなあなたらしさを祝福してくれるのです。
見方が変われば世界も変わる。その違いがステキだって今なら言える。お互いに全然違う3人が影響しあい成長してきた物語の到達点としてぴったりな石ですね。
オーバーザレインボーはオズの魔法使いのミュージカル映画においてドロシーが歌い上げた名曲です。虹の向こうには子守歌で聞いた夢のような国がある。いつか私も行ってみたいな。そういうステキな空想に思いを巡らす、幸せな歌です。
ちなみに誕生石としては6月に位置づけられていますが、おそらくそこに意味を持たせてはいないと思います。まだまだ歴史の浅い石です。このすばらしい個性を持った石に託される願いはこれからも変わっていくことでしょう。
100年に一度の伝説
モフルンリンクルストーンハートフルリンクルストーン
(願いの石)
初登場話数:秋映画
精霊:なし
魔法陣の位置:なし
虹色魔法:プリキュア・ハートフル・レインボー
モフモフモフルン! キュアモフルン!
出会えた奇跡と、惹かれあう魔法と、そこから紡がれる幸せを、諦めないモフー!
100年に一度魔法界のどこかに現れ、最も大きく純粋な願い事を叶えるとされる伝説の石。みらいと一緒にいたいというモフルンの素朴な願い事に応え、モフルンリンクルストーンとなってモフルンを変身させました。
ダークマターとの戦いによって一度は破壊されてしまいましたが、クマタの孤独な心と魔力が分離した存在であるシャドウマターを止めるため魔法界中の人々が心をひとつにし、ハートフルリンクルストーンとして復活しました。
キュアモフルンは魔法のほうきを自在に操り、増やし、合体させるトリッキーなプリキュア。キュアミラクル・キュアマジカルとともにフォームチェンジも可能。あげくにはトパーズの光球を応用してプリキュアを増やし、魔法つかいプリキュア!4人オールスターズを実現させます。
公式設定ではありませんが、ここではこのリンクルストーンをインカローズだと解釈します。パワーストーンとしてのインカローズが象徴するものは「バラ色の人生」。持ち主に生きる意味や楽しみを与え、心の傷から解き放ち、自分や他人を好きになるための前向きなパワーをくれます。愛の石としても有名で、その効果はどちらかというと自分の内面よりも他人との関係性に強く働きます。
また、持ち主をソウルメイトと引き合わせるパワーも秘めています。前世から魂で繋がれているような、運命的な出会いのことです。
総じていうなら、バラ色の人生とは人と人との繋がりがつくるものなのかもしれませんね。
ぎゅーっと込められてた思い出
いちごメロンパン
(菓子パン)
初登場話数:50話
活躍話数:50話
使い手:はーちゃん
製造元:第一パン
エネルギー:260cal
花魔法?:思い出の姿に戻る魔法
魔法学校2年、朝日奈みらい! 魔法学校2年、十六夜リコ! 魔法学校2年、花海ことは! 魔法つかいとモフルンモフー!
※ ネタ項目です
みらいとリコが出会った日やはーちゃんが帰ってきた日など、みらいたちが楽しい時をともに過ごした思い出のスイーツ。再会した彼女たちが思い出話のお伴として大量に買い込みました。みらいのイチオシは別添えのホイップクリームを乗せて食べる新商品。
20歳前後に成長したみらいたちを思い出の姿に戻し、再会の日をよりいっそうワクワクもんの時間に変えました。
一度はドクロムシーに奪われたものの、無事にプリキュアが取り戻し、みんなを笑顔にするため世界中に配られました。
ただでさえ販売エリアが限られているうえ、販売エリア内ですら入荷する店舗が少なかったらしく、ネット上ではその実在を疑う声が相次ぎました。実は私も食べたことがないんですよね。
クッキー生地にドライストロベリー(最近のドライストロベリーは安価なうえ美味しくなりました)とパールシュガー(ベルギーワッフルのカリカリ感の素ですね)が練り込まれているということで、子どもが喜びそうな楽しい食感のスイーツなんだろうと推察します。
イチゴの花言葉は「幸福な家庭」。ひとつの株からたくさんの果実をつけることに由来します。(絶対関係ない)
メロンの花言葉は「潤沢」「多産」。なにせ種がいっぱい入っていますからね。(もっと関係ない)
※参考
闇の魔法つかいの出撃話数
バッティ:1,2,5,9,13,19話
対ダイヤ2回,対ルビー2回,対サファイア2回,対トパーズ0回
スパルダ:3,6,8,10,12,15,16,43,44話
対ダイヤ3回,対ルビー2回,対サファイア3回,対トパーズ1回
ガメッツ:4,7,11,14,17,18,29話
対ダイヤ2回,対ルビー1回,対サファイア1回,対トパーズ3回
ドクロクシー:20,21話
対ダイヤ1回,対ルビー1回,対サファイア0回,対トパーズ0回
ヤモー:22,23,24,25,26話
対ダイヤ2回,対ルビー1回,対サファイア1回,対トパーズ1回
ムホーの出撃話数
ラブー:27,28,30,31話
対ダイヤ2回,対ルビー1回,対サファイア1回,対トパーズ0回
シャーキンス:32,34,38,40,42話
対ダイヤ1回,対ルビー1回,対サファイア0回,対トパーズ3回
ベニーギョ:33,35,37,39,46,47話
対ダイヤ1回,対ルビー2回,対サファイア3回,対トパーズ0回
オルーバ:36,41,45話
対ダイヤ0回,対ルビー1回,対サファイア1回,対トパーズ1回
デウスマスト:48,49話
対ダイヤ1回,対アレキサンドライト(全フォーム)1回
ヤミーの魔法つかいの出撃話数
ドクロムシー:50話
対ダイヤ1回
魔法陣上の位置関係
全体位置 | 石名 | 内外位置 | 誕生石 | 石登場順 | ミトメール順 |
12時 | エメラルド | 守り1位 | 5月 | 12番目 | 12番目 |
1時 | ムーンストーン | 支え1位 | 6月 | 9番目 | 2番目 |
2時 | ダイヤ | 守り2位 | 4月 | 1番目 | 11番目 |
3時 | アクアマリン | 支え2位 | 3月 | 3番目 | 6番目 |
4時 | サファイア | 守り3位 | 9月 | 4番目 | 5番目 |
5時 | タンザナイト | 支え3位 | 12月 | 7番目 | 7番目 |
6時 | アメジスト | 支え5位 | 2月 | 11番目 | 8番目 |
7時 | ピンクトルマリン | 支え6位 | 10月 | 5番目 | 9番目 |
8時 | ルビー | 守り4位 | 7月 | 2番目 | 3番目 |
9時 | ガーネット | 支え6位 | 1月 | 10番目 | 4番目 |
10時 | トパーズ | 守り5位 | 11月 | 6番目 | 1番目 |
11時 | ペリドット | 支え7位 | 8月 | 8番目 | 10番目 |
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